JPS6017835Y2 - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
- Publication number
- JPS6017835Y2 JPS6017835Y2 JP11376079U JP11376079U JPS6017835Y2 JP S6017835 Y2 JPS6017835 Y2 JP S6017835Y2 JP 11376079 U JP11376079 U JP 11376079U JP 11376079 U JP11376079 U JP 11376079U JP S6017835 Y2 JPS6017835 Y2 JP S6017835Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating
- heating chamber
- frequency
- food
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は支持用回転ローラーを有する回転受皿を備えた
高周波加熱装置に関するものである。
高周波加熱装置に関するものである。
高周波加熱装置は高周波の性質によって生ずる加熱室内
の定在波のために焼きむらがある。
の定在波のために焼きむらがある。
これを防止するために、食品を載せる受皿を回転させ食
品への均一加熱を行う方法が一般的にとられている。
品への均一加熱を行う方法が一般的にとられている。
この場合、食品および回転受皿の荷重を支えるための支
持が必要で、一般に回転ローラーが用いられている。
持が必要で、一般に回転ローラーが用いられている。
一方高周波加熱装置の加熱室に電熱ヒータを設け、焦げ
目をつけたりパンやクツキーを焼いたりする構造も多く
とられるようになってきた。
目をつけたりパンやクツキーを焼いたりする構造も多く
とられるようになってきた。
この場合、加熱室は高温となり、内部に用いられる材料
としては高周波損失の少いもの、耐熱性のあるものなど
、制約が生ずる結果となってきた。
としては高周波損失の少いもの、耐熱性のあるものなど
、制約が生ずる結果となってきた。
本考案はこのような高周波加熱装置において、効果的な
、信頼性のある回転受皿構造を得ることを目的としてい
る。
、信頼性のある回転受皿構造を得ることを目的としてい
る。
従来の高周波加熱装置は一般に回転受皿を用い、その支
持用回転ローラーに摺動回転性の良いフッ素樹脂などの
樹脂を材料としている。
持用回転ローラーに摺動回転性の良いフッ素樹脂などの
樹脂を材料としている。
又加熱室内に電熱ヒータを用いたものには、その耐熱性
を考慮し、特殊な耐熱樹脂材料にしているものもあるが
、耐熱性には限度がある。
を考慮し、特殊な耐熱樹脂材料にしているものもあるが
、耐熱性には限度がある。
回転ローラーの近傍に電熱ヒータを設けたり、更に高温
加熱を行う場合など、樹脂回転ローラーでは重い荷重を
加えたときに変形する欠点があり、更に耐熱性のある材
料を必要とする。
加熱を行う場合など、樹脂回転ローラーでは重い荷重を
加えたときに変形する欠点があり、更に耐熱性のある材
料を必要とする。
本考案はこのような欠点を改善するために耐熱材料を用
いるとともに、これに伴う他の問題点を解決する構造の
ものである。
いるとともに、これに伴う他の問題点を解決する構造の
ものである。
以下図に従い本考案の一実施例を説明する。
図において１は食品を入れ高周波加熱又は電熱ヒータ加
熱を行う加熱室、２は加熱室１へ高周波を給電する高周
波発振器であるマグネトロン、３はマグネトロン２より
発振された高周波電力を加熱室１へ導き給電する導波管
、５は食品５を載せ食品５を回転させながら高周波加熱
を行うための回転受皿で、高周波損失の少ない耐熱性の
ガラスで構成されている。
熱を行う加熱室、２は加熱室１へ高周波を給電する高周
波発振器であるマグネトロン、３はマグネトロン２より
発振された高周波電力を加熱室１へ導き給電する導波管
、５は食品５を載せ食品５を回転させながら高周波加熱
を行うための回転受皿で、高周波損失の少ない耐熱性の
ガラスで構成されている。
回転受皿４はこれに載せた食品５の加熱室１への出し入
れのため、着脱自在の構造にしておくと便利である。
れのため、着脱自在の構造にしておくと便利である。
６は回転受皿４を着脱自在で回転させるための金属回転
載置台で、回転受皿４を載せて回転する。
載置台で、回転受皿４を載せて回転する。
７は金属回転載置台６を回転させるための駆動モータ、
８は駆動モータ７の回転力を金属回転載置台６に伝達す
る回転路動軸である。
８は駆動モータ７の回転力を金属回転載置台６に伝達す
る回転路動軸である。
９は加熱室１の上部に固定され、加熱室１の雰囲気温度
を高めパンやクツキーを焼いたり、その他のオーブン料
理を行うための電熱ヒータで、食品表面にこげ目をつけ
る役目もしている。
を高めパンやクツキーを焼いたり、その他のオーブン料
理を行うための電熱ヒータで、食品表面にこげ目をつけ
る役目もしている。
電熱ヒータ９はシーズヒータ、赤外線ヒータなどが用い
られ、電源は加熱室１の外部から得る。
られ、電源は加熱室１の外部から得る。
このようなもので構成される高周波加熱装置において、
回転受皿４および食品５の荷重を支えるために、金属回
転載置台６と加熱室１底壁との間に回転ローラー１０を
設け、その材質をセラミックにするとともに、硬度を戦
くしたものが本考案である。
回転受皿４および食品５の荷重を支えるために、金属回
転載置台６と加熱室１底壁との間に回転ローラー１０を
設け、その材質をセラミックにするとともに、硬度を戦
くしたものが本考案である。
１１は回転ローラー軸で、回転ローラー１０が回転駆動
軸８を中心に回転しながら転っていくための回転ローラ
ー軸である。
軸８を中心に回転しながら転っていくための回転ローラ
ー軸である。
加熱室１内の雰囲気温度を電熱ヒータ９で高温にするた
めに、加熱室１内にある回転ローラー１０は耐熱性を必
要とする。
めに、加熱室１内にある回転ローラー１０は耐熱性を必
要とする。
図示していないが、構造によっては回転ローラー１０の
近傍に別の電熱ヒータを必要とする場合もある。
近傍に別の電熱ヒータを必要とする場合もある。
更に高温に耐える材料を必要とする。
一方高周波加熱装置であるため、高周波損失の少いもの
でなければならず、更に回転摺動性も要求される。
でなければならず、更に回転摺動性も要求される。
回転ローラー１０のこのような条件に対し、材質として
セラミックが適しているが、セラミックは、アルナでビ
ッカース硬さ１０００〜２３００、フォルステライト、
ジルコンで８００〜９００と一般に硬度が硬いためにこ
の点に配慮を必要とする。
セラミックが適しているが、セラミックは、アルナでビ
ッカース硬さ１０００〜２３００、フォルステライト、
ジルコンで８００〜９００と一般に硬度が硬いためにこ
の点に配慮を必要とする。
セラミックの中にもステアタイトのごとくビッカース硬
さ６５０のものもあるが高周波損失が大きく使えない。
さ６５０のものもあるが高周波損失が大きく使えない。
回転ローラー１０が転がり摺動する相手側は、加熱室１
底壁と金属回転載置台６で金属であるのが一般的である
。
底壁と金属回転載置台６で金属であるのが一般的である
。
電熱ヒータ９を備えた高周波加熱装置の加熱室１材料と
してはステンレスとかアルミコーティング鉄板などが考
えられるが、回転ローラー１０との回転摺動面としては
ステンレスが一般的に使われる。
してはステンレスとかアルミコーティング鉄板などが考
えられるが、回転ローラー１０との回転摺動面としては
ステンレスが一般的に使われる。
加熱室２に使われる金属板の硬度はビッカース硬さで２
００前後である。
００前後である。
このような金属板の表面を硬いもので、繰返し押しつけ
るかたたくと、表面が硬化し、組織が変化する。
るかたたくと、表面が硬化し、組織が変化する。
ステンレスであれば、表面のオーステナイト系がマルテ
ンサイト系に変化し、硬化するとともに体積膨張により
異常変形を起す。
ンサイト系に変化し、硬化するとともに体積膨張により
異常変形を起す。
回転ローラー１０は、回転受皿４および食品５の荷重を
受けながら金属回転載置台６と加熱室１底壁を回転して
いるので、結果として金属回転載置台６および加熱室１
底壁に、繰返しの押しっけ又はたたく力を加えているこ
とになる。
受けながら金属回転載置台６と加熱室１底壁を回転して
いるので、結果として金属回転載置台６および加熱室１
底壁に、繰返しの押しっけ又はたたく力を加えているこ
とになる。
この場合、金属板と回転ローラー１０のセラミックとの
間の硬度差が大きいと、大きな異常変形が金属板側に表
われる。
間の硬度差が大きいと、大きな異常変形が金属板側に表
われる。
このセラミックの硬度としてビッカース硬さ８００以下
のものを用いると、高周波加熱装置の実用的なものとし
て変形が押えられることが実験的に確認された。
のものを用いると、高周波加熱装置の実用的なものとし
て変形が押えられることが実験的に確認された。
本考案はこの硬度ビッカース硬さで８００以下のセラミ
ックを回転ローラー１０の材質として用いた構造のもの
である。
ックを回転ローラー１０の材質として用いた構造のもの
である。
耐熱性としては１０００℃以上のものも得られ、高周波
損失も少くて済む材質の回転ローラーが得られ、効果的
で信頼性のある回転受皿構造となる。
損失も少くて済む材質の回転ローラーが得られ、効果的
で信頼性のある回転受皿構造となる。
加熱室壁および金属回転載置台の摺動面に異常な変形摩
耗が発生せず、又回転ローラーの熱による変形の心配も
ない、堅牢な回転機構が得られる。
耗が発生せず、又回転ローラーの熱による変形の心配も
ない、堅牢な回転機構が得られる。
図面は本考案の一実施例を示す高周波加熱装置の縦断面
図である。 １・・・・・・加熱室、２・・・・・・マグネトロン、
４・・・・・・回転受皿、６・・・・・・金属回転載置
台、９・・・・・・電熱ヒータ。
図である。 １・・・・・・加熱室、２・・・・・・マグネトロン、
４・・・・・・回転受皿、６・・・・・・金属回転載置
台、９・・・・・・電熱ヒータ。
Claims (1)
- 内部に食品を入れ加熱調理する加熱室と、加熱室に高周
波を給電する高周波発振器であるマグネトロンと、食品
を載せ回転する回転受皿を具備したものにおいて、回転
受皿および食品の荷重を支える回転ローラーを設け、こ
の回転ローラーの材質をセラミックにするとともに、硬
度をビッカース硬さで８００〜６５０とし、金属面と当
接させたことを特徴とする高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11376079U JPS6017835Y2 (ja) | 1979-08-17 | 1979-08-17 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11376079U JPS6017835Y2 (ja) | 1979-08-17 | 1979-08-17 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5631492U JPS5631492U (ja) | 1981-03-27 |
| JPS6017835Y2 true JPS6017835Y2 (ja) | 1985-05-30 |
Family
ID=29346036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11376079U Expired JPS6017835Y2 (ja) | 1979-08-17 | 1979-08-17 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017835Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-08-17 JP JP11376079U patent/JPS6017835Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5631492U (ja) | 1981-03-27 |
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