JPS60178234A - 送風式冷暖房機 - Google Patents

送風式冷暖房機

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JPS60178234A
JPS60178234A JP59158088A JP15808884A JPS60178234A JP S60178234 A JPS60178234 A JP S60178234A JP 59158088 A JP59158088 A JP 59158088A JP 15808884 A JP15808884 A JP 15808884A JP S60178234 A JPS60178234 A JP S60178234A
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cooling
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孝 西田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は室内空気を循環させる竪ダクト付サーキュレ
ータに関する。
室内又は室外に設けた空気調節機によって冷暖房を行う
場合、暖房のときは暖気が天井近くに滞溜し、床近くに
は冷気が停滞して不快感を覚えるし、逆に冷房のときは
執務者の足元が過度に冷えて健康を損なうことは日常簿
々経験するところである。 そのため、室内にサーキュ
レータを設けて室内空気を上下循環させて室温を平均化
させることが行われている。 しかしながら、従来のサ
ーキュレータは慨ね天井近(に設置して室内空1((を
下方に吹き出して循環させるJl”ff造であるため、
空気がサーキュレータの付近で短絡的に循環してしまう
傾向があり、室内全体にまで循環作用を及ぼし得ない欠
点があった。 例えば暖房の場合には、サーキュレータ
周辺の狭い範囲では暖気と冷気がよく混合されるが、そ
の他の大部分の範囲では混合不充分で冷気が依然として
床上に停滞していたのである。
本発明の目的は従来の上記欠点を除去した竪ダクト付サ
ーキュレータを提供するにあり、そのため本発明は、フ
ァンを内蔵した竪ダクトの天井近(と床近くの一方もし
くは双方に吸気口を、また中間高さに吹出口を設け、暖
房時には下部吸気口より、また冷房I寺には上部吸気口
よりそれぞれ室内空気を吸入して吹出口より室内に吹き
出すことを特徴とする特 以下本発明の図示実施例について説明する。
第1図において、竪ダクト(1)は細長い長方形状をな
し、上部上面及び側面にそれぞれ上部吸気口(2a)・
(ハ)を、また下部正面及び側面にそれぞれ下部吸気口
(8a)・(8b)を有し、正面の中間高さに吹田口(
4)を有する。 吸気口(2a)と(8a)及び(2b
)と(8b)はそれぞれ互いに同じ大きさで、周囲に第
2図の如き一方が開放した差戸枠(5鳳)・(5b)が
固着され、これにそれぞれ共通のシャッタ(6a)l(
6b)(第8図)及び周知のエアフィルーー込んで、吸
気口(2,)及び(gb)と(8a1及び(8b)とを
交互に13[させる。
吹出口(4)には上下左右の風向を変える周知の案内羽
根(7)を設け、ダクトifl内には吹出口(4)の背
後に電動シロッコファン(8)を設け、暖房の場合は上
部吸気口(Sta)+ (2b)をシャッタ(6a)l
(6b)にて閉じ、下部吸気口C8m’) IC8b)
からエアフィルタを通して吸入した室内空気を吹出口(
番)から室内へ適宜方向に向けて吹き出させる。
逆に冷房の場合は下部吸気口(8慕)・(8b)を閉じ
、上部吸気口(2畠)・(2b)力ろ室内空気を吸入し
て吹田口(4)から案内へ吹き出させる。 (9)はフ
ァン(8)の手元スイッチである。
本発明によれば、ダクト(1)によって、吹出空気がダ
クト付近で吸入空気と混合することなく遠方まで吹き出
される。 その結果、天井イ」近の空気と床近くの空気
との混合作用がダクト(1)からかなり遠方にまで及び
、室内の広範囲においてと下Q度を平均化して快適な温
度分布を実現することができるのである。
本発明サーキュレータは室内に設けた空気調節装置にl
Vt接して併置することにより、空気調節機の吹出空気
と吹出口(4)の吹田空気との混合空気を室内に吹き出
させて、空気調節a屯独の場合においては通常さけ得な
い吹田空気の過湿又は適冷を緩和することができろほか
、空気調節機では室内空気が適温に混合されない遠方部
分に設置して、該部分から空気循環を促進することによ
り、室内全体の温度平均化に寄与させることもできる。
また、本発明サーキュレータは天井ダクトから噴気する
空気調節装置に併用して室内空気を混合させることによ
り、上記と同様の室温の平均化を実現することができる
次に本発明サーキュレータを室内の空気調節機と併用し
た場合における実際の室温変化の実験結果について説明
する。 第4図は実験を行った室の平面図で、約lO・
5m角、高さ2.9mの室内に暖房機00、事務机+I
I) l D’4・01、カウンタ04i・a19、キ
ャビネット醤、応接セット014.椅子01等が図の如
く配置されており、実際の執務状態でA −G点の室温
を測定した。 但し各測定点に記した上、中、下の文字
は測定高さを示し、それぞれ床から上はL5m(上部)
、中は1.8m(中部)、下はα2m<下部)を示す。
本実験では、第5図ないし箪7図の如く、暖房@oIの
両側に接したダクト(la)・C1k)の上部を暖房機
<11の上部に設けたファン室醤に連通させ、ダクト下
部吸気口<Bm)?(8a)から吸入した室内空気を暖
房機Q(Iの直上に設けた吹出口(4a)から室内に吹
き出させる。 暖房amは高さ1885、間口1800
、奥行505、吸気口(20)の冒さ800、吹田口(
2りの副さ1800 (屯位藺)であり、ダクトの上部
吸気口(支)a)−(2b)は閉じられている。
i゛、) s l、kUは外気、吸気口(8m)+K 
吹田口(4a)・gllにおける測定温度である。 フ
ァン(8)をほぼ13時に始動させ1こところ、吹田口
(4a)の温度は88°Cから28°C位に低下し、吹
出口0111の温度は13時以後上[変動しながら若干
上昇した(この変動原因は入口22の開閉によるものと
j1]:察される)。
74i 9図ないし!P、15図は測定点A −(kに
おける室温変化函であり、これらの結果を観察すると、
F・G点を除いたすべての測定点で13時以降上部、中
部の温度が約2〜4°C低下し、反対に上部の温度が8
〜91′Cも上昇したことが認められる。 そして暖房
機a1に近い測定I!F・Gでは中ご1(の)11ル度
変化が緩徐で、下部の温度が46e1m上昇しているの
に対し、暖房49 tmより遠い測定黒人・fcl・■
)の上部温度の低下と下部温度の上昇が上記の如く著し
いという結果が認められる。
上記結果から、ダクト(1@)t(lb)を用いたこと
による室内空気の循環作用が室の遠隔点まで効果的に及
び、床近く温度を18@c以上の快適温度に上昇させう
ろことが確認された。
なお上記実験とともに、測定点(C1・(DJを結ぶ腺
に沿って床上高さと室温との関係を測定した結果を第1
6図Fat−(blに示す。 図面+lLlは暖房機α
0のみを運転した11時80分の温度分布図であり、同
図ft、)は本発明サーキュレータ運転後の17時にお
ける温度分布図である。 この両図を比較すれば、本発
明により床上近くの室温が、室のほぼ間口全体に亘って
20’C以上に上昇し、逆に天井付近は約5″c低下し
ており、本発明の効果が顕著であることを認めることが
できる。
’r;’s i 7図+al −[b)はCB) −t
p+ −(Gl −+a+点に沿って室温を測定した第
16図1&] # (telと同様の図であり、本発明
による上部室温の低下と下部室温の上昇が;ル」瞭に1
元みとれる。
吹出口(4a)を1脱房穢吠出口C1,11の1α上に
設けずにダクト(1a)・ub)の上blsに設けても
、室内空気の上下n;〆l鵡1作用に格別の示達はない
から、上記実験結果と同イhlに上部室温の低下と下部
室温の上昇とをもlこらずことは容易に推測し得るとこ
ろである。 また吹出口(4a)とC21+との高さ[
]J係についても待に上記効果に大きく影響することは
ないから、同一4Ilq造の本発明サーキュレータを寸
法が異なる各種の暖房機と併用してもほぼ上記実験結果
と同じ混合作用を期待しうる。
冷房の場合は天井の暖気を吸入して吹出口(4)から吹
出して上下部の室内を気を混合するので暖房の場合と同
様に室内全般に亘って室温を効果的に平均化することが
できる。
本発明は上記描成を有し、ダクトを通じて室内の上1,
1(空気と下部空気とを混合するので、混合効果を室の
y’、、’l 17,4点まで有効に及ぼして、室全体
の上下部ムVの平均化を促進し、室内居住者に快適な環
境をもたらすことができる効果がある。
なお暖房又は冷房専用の場合は下部吸気口又は上部吸気
口のみとし、冷暖房両用の場合は交互にU旧:A可能な
上部吸気口と下部吸気口とを設けるものとする。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は差戸枠の
イ゛)親図、第8図(勾引1)lはシャッタのび1視図
、第4図は本発明の実験をした室の平面図、第5図は第
4図における暖房機に本発明を併用した状態の立面図、
第6図、第1図は第5図のそれぞれ左側面図及び右側面
図、第8図ないし第15図は前記実験における室内の各
点の室温笈化囚、第16図1&)・[b)は前記実験に
おける測定点(CI・(I))に沿う温度分布図で、[
aJは本発明運転Mu、(1月よ本発明運転後を示す。  第17図fa、] l1ll)は測定点FB+ −(
Fl −(Gl −(Elに沿う第16図と同様の図で
ある。 11) −(la) −<lblは竪ダクト、(2a)
 −(2b) ハ上部阪気口、(La)l (8b) 
#C3c)は下部a気o、(相l(4暑)は吹田口、(
3)はファン。 第1図 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 昭和タン隼特 昨朝第1左3oRg号 昭和 年 第 号 −ain+ 9〜旬シア一月−ン7日提出の9寺許願二
2、発明の名称 (新) 送風式冷暖房機 3、補正をする者 事件との関係 待 K「 出願人 住所 熊本県宇土市松山町4・54・l 福141氏名
(名称) 西田鉄工株式会社 4、代理人 T530 7 補正の内容 α1、発明の名称を「送風式冷暖房機Jに訂正する。 T11 明細書の全文を別紙の通り訂正する。 (3) 願書にI&付の図面中、「第4図乃至第1γ図
鳳・b」の図面表示を、「第5図、第6図。 第7図、第8図、第9図、第1θ図、第11図、第12
図、第13図、第14図、第15図、第16図、第17
図(イ)・(ロ)及び第18図(イ)・仲)」の図面表
示に補正し、それら企図を別紙の通り訂正するとともに
、第4図(イ)I(ロ)及び第19図〜第29図((イ
)〜(ハ)を別紙の通り補充致します。 81玉イ寸書類目録 +11 全文訂正明細M 1通 (り 訂正及び補充図面 各1通 全文訂正+51細書 1、発明の名称 送風式冷暖房機 2 特Irf請求の範囲 ■」ど気」し返J11】不」す謂う−1」Q−吸−引J
し気=jJ却又は加熱する熱−交、挽−撒(14、−熱
交−換1名、を文令−気、杯、暖気を室内に吹出す口(
+場を備えた冷暖産後本体(1りと、冷房時II′i前
記冷暖−房穢本体(Il)におけ本旦刊j低−ソ1短咀
口玉」片潰渋膚潰史曳を、−2末斥暖−夙時#−前記d
1版−1−機オI本(j1口4−シBUf:t、−2ヤ
ー久、L二皿、曲−足置−0均、αん−かう遇も11ム
71−気メは少噸久14社1合、−さサノトー↓−−う
 1Cfi−出」LD +5)li備えた冷暖房用補助
送風−ボーツクス(2)とを、yす体構成−レN−ら−
る−5こ−と(」黄欲、Lt、4−送一風一式冷−暖と
」← 3、発明の詳細な説明 〈産業上の利用分野〉 本発明は、主として一般家庭、各種事務所の空調機とし
て多用されている送風式冷暖房機(冷房専用機、暖房専
用機、冷暖房切替式の兼用機を含む)に関する。 〈従来の技術〉 従来一般的な送風式冷暖房機は、容量としては任意選択
性があるものの床置型、天吊型の何れにおいても、ある
特定範囲の高さレベルから室内空気を吸引し、これを熱
交換器に通して冷却又は加熱したのち、その冷気又は暖
気を前記の吸引室内空気と干渉しない特定範囲の高さレ
ベルにおいて室内に吹出す単循環経路方式のものであっ
た・ また、上述の単循環方式の冷暖房機に、室内空気上框ね
上下方向において強制循環させるサーキュレータを併用
するものも知られていた。 〈発明が解決しようとする問題点〉 然して、前者の単循環方式冷暖房機の単独運転による冷
暖房による場合は、機器の設置型式、冷気又は暖気C以
下噴気と記載するものも同義語である)の吹出し方向に
よって多少の差異はあるものの後述するように、総じて
室内の温度分布の面で改@葡要し、また後者のサーキュ
レータ併用の場合は、サーキュレータが概ね天井付近に
股IF!され、室1′1空tA、?下向きに吹出す型式
のものであるから、室内空気がサーキュレータ付近で短
絡的に併i環し、ま7c唄気を唄−拌する格好となるた
め、安定した循環作用が得られず、室酊温度分布の改善
には殆んど効果がないといっても過言でない。 而して、冷暖M穢単独運転の場合について木発明者らが
行なった実験結果?もとに各々の問題点を述べる。 1、暖NO’MA合(UaJ)j’Jk : 9900
KnMh、25+n/分)(1) 床置型で噴気?水平
方向に吹き出した場合 9pJ21図の温度分布図で明示のように、室内上層部
は306C以上に達しているが床面近くは20°C位で
上下の温度差が大きい。 これは暖められた空気が上昇し、冷たい空気が下降し、
この状態で空気の循環が常に室の中間層より上方で行な
われ、下層の冷たい空気が流動しないで滞溜しているこ
七に原因がある。増して室内には机、椅子で代表される
様々な障害物が存在するため、1)fJ述の傾向は実際
上もっと顕著である。 (2) 床置型で噴気を水平面に対し下向き30’にし
た場合 第22図の温度分布図で明示のように、噴気が床面に吹
きつけられることから冷気の滞溜がなくなり、下層部の
温度が上昇し、上下の温度差は少なくなるが、反面、こ
の39)合!′i′第23図で示す床面から1メートル
の4所の温度分布図で明らかなよう番と、室内中央部に
局部的な高温域が生じ、しかもその箇所は人が椅子に座
した時の頭部付近であって、高温噴気が直かに吹き付け
られて不快感を与え、かつまた健康面でも好ましくない
のである。 (3)天吊型で噴気を水平方向に吹き出した場合 第24図の温度分布図で明示のように、室内上層部と下
層部とで大きな温度差が生じ、特に天井に熱気層が、床
に冷気層ができて前記1の(1)よりも一層温度差が大
きい。 (4)天吊型で噴気を水平面に対し下向き50゜にした
場合 第25図の温度分布図で明らかなように、床面から1.
5メートルの所には約30°Cの噴気が到達しているが
、室の隅部は20’C以下と低温である。しかも、第2
6図の気流分布図で示されているように、居住ゾーンで
ある床面から1.5メ一トル伺近の中央部に、不快を感
じる9、5 m/lil 以上の気流が発生している。 以上のように、暖房の場合は、床置型、天吊Ul−問わ
ず、室内の上下温度差が大きくて足元が冷え、それを少
しでも改善す石ように噴気を下向きに吹き出すと、局部
的に高温域が生じるとともに、流速の大きい熱気が在室
者にあえり、不快感を与え、健康をも害するといっ九゛
問題を避けられないのである。 ■ 冷房の場合 +11 床置型の場合 !J27図(イ)で示す上向き30’の吹き出しの場合
の温度分布図と、第27図(ロ)で示す水平吹き出しの
場合の温度分布図との比較からみて、後者の水平吹出し
の方が室内温度の均−化に有効であるが、吹出し口の位
tl’に余り下げると、上層部に熱い空気が溜まり、ま
た適冷な噴気が人体に当たり、健康面において暖房の場
合よりも一段と悪影響を及ぼすことになる。 (2)天吊型の場合 第28図で示すよう々平面形態の対象室゛ (9)に天
吊型冷房機(C1水平吹き出し状態に配置してA−A、
 B−B、 C−C各断面での室内温度分布g 11!
l定した結果が第29図(イ)、(ロ)、(ハ)の分布
図であり、この場合は室内空気の吸引口、噴気の吹出し
口が共に天井近くにあるため、上層部の高温空気が熱交
換によって冷やされ、吹出し冷気がドラフト効果によっ
て自然に降下することから、室内温度差は何処であって
も1°C程度で理想的である。然し、居住ゾーンでの冷
房効率全促進するためには、噴気の吹出し方向が下向き
であることが望ましく、こうすると、噴気(冷気)の直
撃を受けることになり、温度差と居住ゾーンでの冷房効
率との面で二律背反の問題がある。 以上のように、冷房の場合は、噴気を水平又は上向きに
して上層部から冷やすことで室内温度分布の改善が図れ
るものの、健康上の問題から居住ゾーンでの急速冷房、
冷房効率の増進が図りにくいものであった。 以上述べてきた従来の冷暖最後単独運転による冷暖房時
の問題点を要約すると、 (イ)室内の上下温度差が、特に暖房の場合に大き過ぎ
る。 (ロ)過り噴気、又Iri過冷過負噴気体に直撃して不
快感を与え易いとともに、健康を損なう恐れがある。 (ハ)噴気が可成りの風速で人体?擦過し、不快感、健
康への悪影響度が一層増大する。 〈問題点を解決するための手段〉 上記の実情に鑑みて鋭意研究の結果、開発さ゛れた本発
明に係る送風式冷暖房機は、室内空気を吸引する0翰、
その吸引空気?冷却又は加熱する熱交換器64、熱交換
された冷気又は暖気を室内に吹出すローを備えた冷暖房
機本体(1すと、冷房時は前記冷暖房機本体(1すにお
ける0榊からの冷気吹出し域よりも上層域の室内空気t
1また暖房時は前記冷暖房機本体0りにおける前記口(
1′4への室内空気吸引域よりも下層域の室内空気を水
平面又はほぼ水平面に沿わせて流動させる状態で吸引す
る口α均及び、αN1ファン(4)、これら両口αp、
αハを選択的に開閉自在なシャツタ−(6)、前記口α
刊、αNから選択的に吸引した室内空気を冷却、加熱す
ることなく、前記冷暖房根本体(11)の前記日輪から
吹出される冷気又は暖IX化混合させるように吹出す口
にlを備えた冷暖房用補助送風ボックス(2)とを、別
体構成しであることを特徴構成とするものである。 〈作用〉 上記のような特徹栂成全有する本発明の冷暖房機によれ
ば、 ■ 冷房時は、冷暖房機本体(用會介して室内空g8.
を吸引し熱交換器(14)により生成された冷気又は暖
気を室内に吹き出す一方、前記補助送風ボックス(2)
ヲ介して、前記の噴気吹き出し域よりも上層に滞溜気味
に存在する熱い室内空glケ積極的化水平面又はほぼ水
平面に沿わせて吸引し、その吸引気流を前記噴気に混合
させるように吹出すことによって、経時的に噴気が過冷
却さたることが避けられるとともに、室内上層の熱い空
気を滞溜させること)く、流動させて室内上下の温度差
が縮少されるに至る。 ■ 暖房時は、冷暖房機本体(11) ’を介して前記
噴気を生成するために吸引される室内空気吸引域よりも
下層に滞溜気味に存在する冷たい空気を前記補助送風ボ
ックス(l)の働きで積極的に水平方向に吸引し、その
吸引気流を前記噴気に混合させることにより、噴気の経
時的過加熱が避けられるとともに、床面に近い室内下層
の冷たい空気が循環され噴気との混合により外温されて
、室内上下の温度差が縮少されるに至る。 ■ 冷房、暖房何れの場合も、冷暖房機本体(+1)か
らの噴気の吹き出し口は常に居住ゾーンよりも高い位置
で、かつ吹き出し方向は水平方向又は上向きに設定しな
がら、上述■、■で述べたような作用が得られるので、
噴気の直撃を回避する仁とができる。 〈発明の効果〉 以上詳述したことからも明らかなように、本発明による
時は、従来の冷暖房機単独運転による冷暖房曇こ比べて
、 (1)室内空気’r: 、7f+i’溜させることなく
、全体的に、かつ上下で分割した形0で合理的に循環流
動させて室内上下温度差の極め−〔少ない、つまり、室
内全体温度が均一化された快適な冷暖房を行なうむ七が
でき、殊に事務所のようにγ内に多くの障害物が存在す
る場合に有効であゐ。 (2)暖房時、居住ゾーンに局部的な高温域が発生しな
いとともに、適冷噴気又は過熱噴気が人体に直撃される
ことに起因する不快感が全くなく、炸康管理面でも頗る
有効である。 (:I)冷暖房機本体(11)としては既設のもの金そ
のまま利用し、前記油助送風ボックス(2)のみ全付加
することによって上述したような快適な冷暖房を実現で
きるので、需要者に−おける経済的負担は少なくて済み
、普及効果大である。 (4) 上記1:1)に聞達して、既設の冷房専用機、
暖房専用機にも適宜必要に応じて併用使用することがで
きる。 る。 〈実施例〉 る。 であって、その上下高さ中間位置前面1こは室内冷気又
は暖気の吹出し口(nt−有し、かつ前記0交換器(I
4及びファン(図外)全内蔵している。 る噴気吹出し口(1埠からの冷気吹出し域よりも上せて
流動させる状態で吸引可能な大小二種の口空ボックス本
体fllの下端部+1a面及び側面には、1ilJ記冷
暖房機本体(0)における室内空気吸引口02への室内
空気吸引域よりも下層域の室内空気を水平面又はほぼ水
平面に沿わせて流動させる状態で吸引可能な大小二種の
00A)、Cll0 が設けられ、かつ011記中空ボ
ックス本体fi+の上端寄り前面には、前記吸引口(1
枠、ciIO′51け(1〜、αlOから吸引した室内
空気を冷却、加熱することなく、前記冷暖房機本体(1
1)の吹出し日輪の直上部位置から室内に向けて吹出す
口(5)が設けられ、ま、lこ中空ボックス本体(1)
内には電動シロッコファン(4)が内蔵されてあり、更
に前記上下の各吸引o (IB) 、 (111)、C
IA) 、 C1tO(7) 各n 縁ニtt’x夫々
第2図で示すように一方が開放した大、小二種の差込枠
(7B 、 (710,(7A) 、 (710カ固1
i サtL、コ%らに入替自在なりJ3図で示すような
大小二種のシャッター(e) 、 <(fl 5r設け
て、これらシャッター10) 、 l[4+7)入替操
作にヨッて前記口081.(Il9、C1A)、 (I
lo w選択的に開閉自在に槽蔽している。 第1図中(8)はファン(4)の起動スイッチであり、
また前記補助送風ボックス(2)の吹出し口(6)なら
びに冷暖房機本体(1りにおける吸引口02及び吹出し
0輪には夫々風向変更羽根が装着されているが、これら
は周知であるため具体的説明は省略する。 而して、暖房時は、シャッター+61.[flll’t
−して前記補助送風ボックス(りにおける中空ボックス
本体(1)の上部吸引口C1局、Q埠w閉じ、下部吸引
口(IA) 、α70を開いて71ン(4)を冷暖房機
本体(川の運転に同期させて作動させることにより、第
4図(イ)の実線で示すように前記冷暖房機(Il)に
よる室内空気の吸引域よりも下層域の室内空気全水平面
又はほぼ水平面に沿わせて吸引するとともに、それを加
熱することなく前記吹き出し口(5)から水平方向に向
けて室内に吹出す。 また、冷房時は、前記シャッターfil 、 ’flの
入替に基づいて中空ボックス本体(1)の下部吸引口(
1〜、(170を閉じ、上部吸引口(1均、(1功を開
いてファン(4)を冷暖房a(II)の運転に同期作動
させることにより、@4図(ロ)の実線で示すように、
前記冷暖房II(lりからの噴気吹出し域よ抄も上層域
の室内空気ケ水平面又はほぼ水平面に沿わゼ。 て吸引するとともに、前記吹出し口(5)から水平方向
に向けて室内に吹出す。そして、暖房、冷房のいずれの
場合も、)3U記玲1股房機(n)からの噴出吹111
シカ向會第4図(4)’ 、(ロ)で示す如く水平面に
対【ノてやや上向きに設°足しておくことにより、前記
補助送風ボックス(2)の吹出し口(6)かち吹出され
る室内吸引空気r冷暖房用11ハ気に混合させ、この?
1!、合気を第4図(イ)、 (tJ)で示す如く嶌i
内番と流動さセるといったような室内空気全体の凸1項
作用會もって上下温度差の少ない暖房又はI:’it房
2行なわせるものである。 次に、上記実施例で示した1111助送風ボツクスと同
等なIa能t’vJ’するボックス(2)?第5図乃至
第7図で示すように、冷暖房機本体(11)に収付けた
状態で末完り」者らが実際に行なった′4験結果(暖房
実験)につし1て脱り」する。 (1)医除方法 a 実1顧対象室 第8図で示すような平面形態で、縦X横×高さが約10
.5X10.5X2.9m (床面積110.25m 
” 、容積319.7m5) T p、 リ、x内には
事務机(a)、カウンター(0)、キャビネット−)、
応接セット(8)、椅子(cυ等が図の如く配置されて
おり、実際の執務状態でA〜G点の室温全測定した。 b 冷暖房機(Iりの仕様 全入カニ 8.1/10 KW 圧縮機:5.5KW 送J!li1.根:シロツコファン2個風m : 62
/70蒔 高さ: 1.885、奥行=505、間口: i、3o
t吸引口(12)の高さ=800 吹出し0幸さ: 1,80直− C温度記録要領 使用記録計:横河電a製作所製のデジ タル温度記録計3874型 測定記録方法 8時20分〜11時50分 冷暖房機単独運転11時5
3分〜18時 補助送風ボックス併用運転(l 風N1
ξ測定 上記表1中の00〜21点の風速と風向(2)′、j′
::験結果 & 測定点A−Gにおける室部変化は隼9図〜?、Is
 ]、 5図で示す通りであり、また外気、冷暖房機(
川及び仙助送風ボックス(2)の吹出し口、吸引口火々
の温関斐化は第16図で示す通りであり、これら結果か
ら ■ 冷暖房機(1す吸引口(i粉の温度が併用運転にな
つfC時点から約10°C低下し、吹出し口l13)の
温度は併用運転以降上下X動し乍ら全体的に若干上昇し
た。 @F、G点を除< A−E点の上部、中部、温度が併用
運転になってから、約2−4゜C低下する一方、下部温
度が3〜9°C上昇し、また、冷暖房機(1υに近いF
、G点では中部温度変化か緩やかで下部温度が4″C程
上昇し、冷暖房機(It)に遠いA、C1Dの各点での
上部温度の低下及び下部温度の上杵が著しかった。 b 冷暖房機単独運転時、及び、補助送風ボックス併用
運転時各々における測定点C−Dの断面温度分布は第1
7図(イ)、(ロ)で、また測定点B−F−G−Eの断
面温度分布は第18図(イ)、(ロ)で示す通りであり
、この結果から ■ 併用運転時、床上近くの室温が間口のほぼ全体に亘
って206C以上で単独運転時と比較しか約5〜106
C位上昇し、天井付近は約5°C位低下している。 C冷暖房機単独運転時における床上1.5m及び床上2
.5mの気流状態は第19図(イ)及び第20図(イ)
で示す通りであり、これに対し補助送風ボックス(2)
併用運転時の前記各床上病さ位置の気流状態は第19図
(ロ)及び第20図(ロ)で示す通りであり、この結果
から ■ 併用運転時における風速が平均的に単独運転時の場
合の約2倍で、大量の室内空気が循環している。 @ 冷暖房機設置箇所より左側は反時計廻りの気流が大
きく動き、右側は天井に向かつて噴き出したものが味に
沿って高速に還流していて、下層の冷たい空気が補助ボ
ックス(2)の下部吸引口(11Qに良く吸い込まれて
いる。 θ 天井付近の風速は速いが、人体に当たる高さ範囲で
は比較的遅く、噴気の直撃による影響は殆んどなかった
。 以上a−〇で示す実験結果から、室内の上下温度差が少
々く、極めて快適な暖房空間全作り得るといった本発明
冷暖房機独特の効果が十分に立証された。 尚、冷房の場合は、天井近くの熱かい室内空気を吸引し
て噴気に混合させる循環形態ヲ採るもので、実験結果の
詳細は省略するが、暖房の場合とほぼ同様に室内温度を
効果的に平均化できるのは明らかである。 4、図面の簡単な説明 第1図乃至第3図は本発明−実施例を示し、第1図は概
略斜視図、$2図、第3図は夫々要部の拡大斜視図、第
4図(イ)及び(ロ)は暖房時及び冷房時の空気流れ?
示す概略側面図、@5図乃至第7図は実験に洪した機器
構成、の正面図、左側面図及び右側面図、第8図は実除
対象室の平(イ)、(ロ)は夫々断面温度分布図、第1
9図(イ)l(ロ)及び第20図(イ)、(ロ)は夫々
気流状態図、第21図乃至第23図は従来方法の床置型
暖房機による温度分布図、第241図及び第25図は天
吊型暖房機による温度分布図、@26図は同上気流分布
図、第27図(イ)、(ロ)は従来方法の床置型冷房機
による温度分布図、第28図は天吊型冷房機による冷房
対象室の平面図、第29図(イ)、(ロ)、(ハ)は同
上各所面での湿度分布図である。 (IA) 、 (llf)・・・・・・室内空気吸引口
、(2)・・・・・・冷暖房用送風補助ボックス、(4
)・・・・・・ファン、(6)・・・・・・吹出し口、
(6)・・・・・・シャッター、(Iす・・・・・・冷
暖房機本体、(+1・・・・・室内空気吸引口、O′4
・・・・・・噴気吹出し口。− (L、l へ さ 苗 ト 第16図 箪9図 万<10 図 第11図 第12図 −第13閏 第14 1’21 第15 ト1 第 17 図 (イ) 第 18 f4(イ) りts 19 r4(イ) 第 19 m(o)□==
=] I : 1 :区1; 1 :1 1 ニー■− 第 20図(イ) 第 20図(ロ) 第21図、 34?ゝ碇ど ミ ■コ−1 第24 図 第25図 第26図 第 27 図 (イ) 竿27r2+(ロ) 第28図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ファンを内蔵した竪ダクトに室内の天井に近い下部吸気
    口と床に近い下部吸気口のいずれか一方もしくは双方と
    、中間高さの吹出口とを設け、前記室内の暖房時には下
    部吸気口より、また冷房時には上F!!’吸気口よりそ
    れぞれ室内空気を吸入して吹出口より前記室内に吹き出
    すことを特徴とする竪ダクト付サーキュレータ。
JP59158088A 1984-02-25 1984-07-27 送風式冷暖房機 Granted JPS60178234A (ja)

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JP59158088A JPS60178234A (ja) 1984-07-27 1984-07-27 送風式冷暖房機
EP85301194A EP0154461A3 (en) 1984-02-25 1985-02-22 Room air circulating apparatus
US06/930,055 US4738188A (en) 1984-02-25 1986-11-12 Room air circulating apparatus

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