JPS6017558B2 - ミシンにおける糸切れ検出方法 - Google Patents

ミシンにおける糸切れ検出方法

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JPS6017558B2
JPS6017558B2 JP8844380A JP8844380A JPS6017558B2 JP S6017558 B2 JPS6017558 B2 JP S6017558B2 JP 8844380 A JP8844380 A JP 8844380A JP 8844380 A JP8844380 A JP 8844380A JP S6017558 B2 JPS6017558 B2 JP S6017558B2
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郁夫 田島
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Tokai Kogyo Sewing Machine Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミシンの高速回転にも充分追従した状態で上糸
切れと下糸切れを容易に検出し得るミシンにおける糸切
れ検出方法に関する。
従釆、ミシンの例えば下糸切れ検出装置としては、例え
ば、針綾上下動に従って緊張と緩みを連続的に繰り返す
下糸と間欠的に当援するレバーを設け、下糸がないとき
のレバーの移動量の増大によるリミットスイッチ或は近
接スイッチのオンによって下糸切れ、ボビンの下糸なし
或は下糸調子不良を検出する方法があるが、この場合、
レバーを回転させるためのスプリングの付勢力が下糸に
加わって下糸を痛め、だからと云って、スプリングの付
勢力を弱めるとしバ一の揺動がミシンの回転に追従し得
なくなり、又、スプリングの付勢力を強めてもミシンを
高速回転させると追従し得なくなると云う欠点があった
一方、下糸に接触することなしに下糸切れを検出する方
法として、外釜回転による下糸の針穴中心直角方向の横
振れを光電素子で検出する方法もあるが、この場合、針
穴周辺を漂う下糸の毛羽挨によって光電素子の下糸検出
機能が失われると云う欠点があった。
本発明の目的は外釜回転時に外釜のひれと接触して針穴
中心直角方向に変位する上糸及び下糸と軽く接触して上
糸切れ及び下糸切れを容易に検出し得るミシンにおける
糸切れ検出方法を提供することによって、前記従来の欠
点を除去することにある。
次に、本発明の一実施例の構成を図面によって説明する
針板1の裏面には、外釜2回転時に外釜2のひれ3と接
触して針穴4中心直角方向に変位する上糸5及び下糸6
と接触する糸接触セソサ、例えば圧電素子7、この場合
、ジルコン酸チタン酸鉛Ztpで作られたセラミック8
に銀電極9を真空蒸着させたバィモルフ形圧暗索子7が
2枚並列に接続された状態(第4図参照)で軟質ラバー
10とブラケツト11を介して取付けられ、この取付状
態で外釜2が回転すると下糸6は、第5図の63045
49″〜10び 4649″間に示すように、内釜12
の溝13底面とひれ3の糸ずり面との間において第2図
LIのように穣移動し、針穴4との間においては距離L
2からL3のように変位し、かつ、上糸5も第5図の松
r15′49″〜24304549″間に示すように、
釜先によって外釜2に掛けられての下糸6緩み状態での
移動時に外釜2のひれ3によって押されて針穴4直角方
向に変位する。
その結果、針棒の1サイクル上下動に対応して外釜2が
2回転する毎に、針綾の63o4549″〜108。
4549″において下糸6が、針棒の松101549″
〜24y4549″において上糸5が、針穣の243o
4549″〜2搬o4549″において上糸5と下糸6
が第3図2点鎖線のように変位して圧電素子7と接触す
る。
次に、第4図は本実施例の鰭気回路図であって、OPI
は前暦増幅器、OP2はコンパレータ、ADは例えばロ
ータリーェンコーダ等を用いてミシン主軸14回転角度
第5図の6y4549″〜1雌。
4549″間において端子TIに出力「H」を発生させ
かつミシン主軸14回転角度第5図の221o1549
″〜24チ 4549″間において端子T2に出力「H
」を発生させる回転角度検出器、LIは上糸切れ表示ラ
ンプ、L2は下糸切れ表示ランプ、RSFはRS形フリ
ッブフロツプ、DFはD形フリツプフロツプ、NDはナ
ンド、ITはインバ−夕、Dはダイオード、TRはトラ
ンジスタ、Rは抵抗、VRは可変抵抗、Cはコンデンサ
であって、図中、同一回路素子は各素子符号の後に一連
番号を付すとともに、以後、各回路素子については適宜
符号のみにて略称する。
次に、本実施例の作用を第4図の電気回路図、第5図の
動作説明図、第6図の動作線図に従って説明する。
まず、電源をオンにしてミシンの運転を開始すると、針
棒の1サイクル上下動、即ち、ミシン主軸14の1回転
毎に外釜2が2回転し、上糸5と下糸6がともに糸切れ
していない状態において、圧電素子7からは主軸14一
回転の各角度範囲において第6図Aに示す出力、即ち、
上糸5が外釜2から抜ける瞬間の約3500〜300の
間と、下糸6が圧電素子7に接触する筋。
45′49″〜1雌。
4549″、実際には主軸14回転による遅れから90
o〜12びの間と、上糸5が圧電素子7に藤舷する22
101549″〜243o4649″、実際には前記同
様の遅れから22?〜25yの間と、上糸5と下糸6が
ともに圧電素子7に接触する24y4549″〜2織o
4649″、実際には前記同様の遅れから約255o〜
3200の間とのそれぞれにおいて「H」レベルの出力
、実際には圧電素子7に対する糸5,6の接触が振動的
なため振動出力が発生するとともに、コンパレータOP
2から出力した信号はインバートバッフアTR5により
反転され第6図B‘こ示す出力が発生する。
一方、回転角度検出器ADの端子TIからは第6図Cに
示すように、下糸切れ検知に対応した主軸14の60o
〜1000間において「H」レベルが出力され、同じく
端子T2からは第6図Dに示すように、上糸切れ検知に
対応した主軸14の200o〜240o間において「H
」レベルが出力されているため、トランジスタTRIを
介しての微分パルス発生回路15のIT3からは端子T
I出力の立下がりの度に第6図Eに示すタイミングパル
スが出力され、又、トランジスタTR2を介しての微分
パルス発生回路16のIT4からは様子T2出力の立下
がりの度に第6図日こ示すタイミングパルスが出力され
るとともに、各タイミングパルスともそれぞれに対応し
たDF1,DF2のCK端子に入力される。
従って、第6図日,1に示すように、上糸5及び下糸6
とも糸切れしていない状態において、まず、主藤14回
転角度がoo〜600で端子T1,T2出力がともに「
L」のとき、RSFのリセツト入力は「L」でRSFの
Q出力は「HJ、次に、主軸14回転角度が6ぴ〜10
00で端子TI出力が「H」のとき、RSFのリセツト
入力が「H」になるとともにこのリセツト入力「H」時
に下糸6検知にともなうコンパレータOP2からの出力
が「L」になるためRSF出力が反転してQ出力「L」
、 このQ出力「L」期間において端子TI世力が「L
」ちなるとともに、微分パルス発生回路15のIT3か
ら第6図Eに示すタイミングパルスが発生しかつRSF
のリセット端子に「L」レベルが入力されるが、このタ
イミングパルス立上がり時点においてRSFリセット入
力「LJはR25,C9時定数によって若干遅れて入力
されるため、DFIの○入力が「L」の時点でDFIの
CK入力が立上がり、DFIのQ出力は「L」レべルを
保持し、下糸切れ表示ランプL2は点灯せず、ミシン停
止用等の外部出力も発生しない。
同様にして、主軸14回転角度200o〜24び間にお
いても、RSFQ出力「L」時点においてDF2のCK
端子に第6図日こ示すタイミングパルスが入力され、D
F2のQ出力は前記同機「L」レベルを保持し、上糸切
れ表示ランプLIは点灯せず、ミシン停止用等の外部出
力も発生しない。又、主軸14回転角度240o〜32
00及び3500〜300間においてもコンパレータO
P2から「L」出力が発生するが、この時点では回転角
度検出器ADからのタイミング出力がなくRSFリセツ
ト入力が「L」レベルのままで、しかも、各DF1,D
F2のCK端子に対するパルス入力もないため各DF1
,DF2のQ出力とも「L」レベルを保持する。このよ
うに糸切れのない状態においては、回転角度検出器AD
からのタイミング出力によるRSFリセット入力「H」
時点に、コンパレータOP2からの糸検知にとももなう
「L」出力がRSFのセット端子に入力されてRSFの
Q出力が「H」から「L」に反転するが、上糸5と下糸
6の少なくとも一方が切れた状態においては、各糸切れ
検知に対応した回転角度検出器ADからのタイミング出
力によるRSFリセツト入力rH」時点におけるコンパ
レータOP2の出力は「H」レベルのままで、RSFQ
出力は「H」レベルを保持する。
その結果、糸切れ発生時にはRSFQ出力「H」時点に
おいて第6図E,F‘こ示すタイミングパルスが発生さ
れ、上糸切れの場合はDF2のQ出力が、又、下糸切れ
の場合はDFIのQ出力がそれぞれ反転して「H」レベ
ルになるとともに、糸切れに対応した各ランプL1,L
2が点灯する他、外部回路にミシン停止用等の信号が出
力される。
次に、本発明の効果について説明する。
本発明は針板裏面と外釜外周間に対して、外釜回転時に
外釜のひれと接触して針穴中心直角方向に変位する上糸
及び下糸のそれぞれと接触して糸接触信号を出力させる
糸接触センサ例えば庄電素子7に設けるとともに、針樺
上下動の1サイクル中において上糸が糸接触センサと接
触する期間と下糸が糸接触センサと接触する期間とのそ
れぞれにおいて上糸接触タイミング信号と下糸接触タイ
ミング信号とのそれぞれを出力させるタイミング回路、
例えば回転角度検出器ADと微分パルス発生回路15,
16等からなるタイミング回路を設け、上糸接触タイミ
ング信号出力時において糸接触信号が出力されていない
ときと下糸接触タイミング信号出力時において糸接触信
号が出力されていないときとのそれぞれにおいて糸切れ
検出に対応した回路を作動させるミシンにおける糸切れ
検出方法にある。
これによって、本発明は構造簡単にして容易かつ糸を痛
めることなく上糸と下糸切れを個々に検出することがで
き、しかも、ミシンの高速回転にも十分追従することが
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の正面図、第2図はその平面
図、第3図はその被断側面図、第4図はその電気回路図
、第5図はその機械的動作説明図、第6図はその電気的
勤線図である。 1・・・・・・針板、2・・・…外釜、3・・・・・・
ひれ、4・・・・.・針穴、5・・・・・・上糸、6・
・・・・・下糸、7・・・・・・圧電素子、14・・・
・・・ミシン主軸、15,16・・・・・・微分パルス
発生回路、AD・・・・・・回転角度検出器、OP2・
・・・・・コンパレー夕、RSF・・…・RS形フリツ
プフロツプ、DF1,DF2・・・・・・○形フリップ
フロップ。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 針板裏面と外釜外周間に対して、外釜回転時に外釜
    のひれと接触して針穴中心直角方向に変位する上糸及び
    下糸のそれぞれと接触して糸接触信号を出力させる糸接
    触センサを設けるとともに、針棒上下動の1サイクル中
    において上糸が糸接触センサと接触する期間と下糸が糸
    接触センサと接触する期間とのそれぞれにおいて上糸接
    触タイミング信号と下糸接触タイミング信号とのそれぞ
    れを出力させるタイミング回路を設け、上糸接触タイミ
    ング信号出力時において糸接触信号が出力されていない
    ときと下糸接触タイミング信号出力時において糸接触信
    号が出力されていないときのそれぞれにおいて糸切れ検
    出に対応した回路を作動させることを特徴とするミシン
    における糸切れ検出方法。
JP8844380A 1979-08-06 1980-06-27 ミシンにおける糸切れ検出方法 Expired JPS6017558B2 (ja)

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JP8844380A JPS6017558B2 (ja) 1980-06-27 1980-06-27 ミシンにおける糸切れ検出方法
US06/173,425 US4429651A (en) 1979-08-06 1980-07-29 Device for detecting absence of a thread in a sewing machine
DE3029782A DE3029782C2 (de) 1979-08-06 1980-08-04 Vorrichtung zur Überwachung eines Bruches des Ober- oder Unterfadens einer Nähmaschine
DE3051003A DE3051003C2 (ja) 1979-08-06 1980-08-04

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JPS6135682U (ja) * 1984-08-03 1986-03-05 株式会社 九州エム・アイ・シイ ミシンの糸切れ検出装置
JPS6232102A (ja) * 1985-08-02 1987-02-12 Japan Synthetic Rubber Co Ltd 塗布用水性重合体分散液

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