JPS60174742A - 1,3−ジクロルアセトンの純化方法 - Google Patents

1,3−ジクロルアセトンの純化方法

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JPS60174742A
JPS60174742A JP3093384A JP3093384A JPS60174742A JP S60174742 A JPS60174742 A JP S60174742A JP 3093384 A JP3093384 A JP 3093384A JP 3093384 A JP3093384 A JP 3093384A JP S60174742 A JPS60174742 A JP S60174742A
Authority
JP
Japan
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dichloroacetone
dcat
tcat
water
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Pending
Application number
JP3093384A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Tamura
田村 光彦
Kenichi Yamada
憲一 山田
Shoichi Nakajima
中嶋 昇一
Toshihiko Yabaneta
矢羽田 敏彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3093384A priority Critical patent/JPS60174742A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は/、3−ジクロルアセトン(以下、DCATと
言う)の純化方法、特にDCAT中のトリクロルアセト
ン(以下、TCATと言う)を減少させる方法に関する
ものである。
/、3−ジクロルアセトンは医薬、殺菌剤又は殺虫剤な
どの中間体、更に、交叉結合剤として有用なものであり
、通常、アセトンを直接、クロル化するか、又はジケテ
ンをクロル化した後、これを加水分解することにより製
造される。しかしながら、いずれの方法においても、D
CATとともにTCAT及びモノクロルアセトン(以下
、MCATと言う)などが副生ずる。したがって、高い
純度のDCATを得るためには上述の反応で得られた混
合物よJTCATとMCATとを分離し、目的とするD
CATを回収する必要があるが、下記の如(MCATと
DCATとは沸点差を利用して蒸留により fll]単
に分離することができるものの、TCATとDCATと
は沸点がはは同じであシ蒸留により分離することができ
ない。
DCATの沸点 /7コ、りC TCAT I /クコ、θ〃 MCAT l //9.θl そのため、DCATとTCATとの分離は有機溶媒中で
晶析し両者の溶解度差を利用して実施されているが、D
CATには強い変異原性と催涙性があるため、晶析工程
を密閉系で行なうストが非常に高くなる欠点がある。
本発明者等は上記実情に鑑み、DCAT中のTCATを
効率的に分離する方法について種々検討した結果、この
混合物を特定の条件で処理することにより、TCATが
選択的に減少することを見い出し本発明を完成した。
すなわち1本発明の吸上は、TCATを含有するDCA
Tをアルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩の存在
下、水と接触処理することを特徴とするDCAT中のT
CATを減少させる方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明ではTCATを含有するDCATを処理すること
によりTCATの含有量を減少させるものであるが、本
発明で対象となる被処理物は特に限定されるものではな
く、通常、MCAT又は例えば、テトラクロルアセトン
のようなTCATよシも高次塩素化物、更に、その他の
化合物を含んでいても差し支えない。具体的には例えば
、アセトンを有機溶媒中でクロル化しテ て得られる反応混合物、又は、ジケクンを有機溶媒中で
クロル化した後、加水分解して得られる反応混合物など
が挙げられる。また、これらの反応混合物よシ予め、M
CATなどを分離した後の混合物でもよい。要するに、
DCATとTCATとが混在するものであればよく、そ
の含有比率も任意でよいが、通常、TCATのDCAT
に対する含有比率はS〜700重量%程度である。
本発明の処理は通常、TCAT及びDCATを有機溶媒
に溶解した状態で水と接触させるが、場合によシ、TC
AT及びDCATの混合物を水に懸濁させた状態で処理
してもよい。ここで用いる有機溶媒としては、例えは、
四塩化炭素、クロロホルム、エチレンジクロライド、ク
ロルベンゼン、ジクロルベンゼンなどのハロゲン化炭化
水素、へ−+tン、ペンタン、トルエン、ベンゼン、キ
シレンなどの羨化水素が挙げられる。
有機溶媒の使用tFiTcAT及びDCATが溶解する
量であればよいが、通常、被処理物に対し、θ、S−コ
θ重景倍である。
本発明においては上述の混合物をアルカリ余端又はアル
カリ土類金属の弱酸塩の存在下、水と接触させることを
必須の要件とするものである。前記弱酸塩としては通常
、炭酸塩、重炭酸塩、酢酸塩、蟻酸塩、蓚酸塩などが挙
げられる。
これらの具体的化合物としては例えば、炭酸ソーダ、炭
酸カリ、炭酸マグネシウム、炭酸カル7ウム、重炭酸ソ
ーダ、酢酸ソーダ、酢酸カルシウム、酢酸バリウム、蓚
酸カリ、蓚酸マグネシウム、蓚酸カルシウム、蟻酸カリ
、蟻酸ソーダ、R11lカルシウム、蟻酸バリウムなど
挙げられる。これらのアルカリ化合物の使用量は通常、
TCATに対して、/−10当量倍、好ましくはコ、ダ
〜S当脩倍であり、この使用量があま)少ないとTCA
Tの選択的分解が良好に進行せず、逆に1あまシ多いと
DCATの分解が多くなシ好ましくない。本発明でLア
ルカリ化合物は通常、水溶液又は水懸濁液として使用さ
れ、その濃度は例えば、Oo−〜QO重−M%、好まし
くはO1S〜2θ重−i%である。この態度があまシ低
い場合に龜、添加するアルカリ水溶液の量が多くな夕、
また、あま、0高い場合には、未溶解のアルカリ化合物
が多く残ったり、分解によシ生成するハルツ映出が高く
なり、その後の操作が面、倒になるので好ましくない。
一方、接触処理に用いる水は上述のアルカリ水溶液又は
水懸濁液を兼用するが、その使用届−は通常、被処理物
に対して、o、t −41My倍である。
接が(処理の温度は通常、0−/!θC1好ましくは、
2o−ioocであり、この温度はあまり低いとTCA
Tの分解速成が遅いので不利である。また、処理時間は
アルカリ化合物の使用量及び処理温度により多少異なる
が、通常、7〜3時間である。本発明ではこの接触処理
によ、りDCAT中のTCATが選択的に分解し他の化
合物に変換されるのである。したがって、処理後の混合
物中にはTCATが殆んど存在しないので、これを蒸留
することにより高純度のDCATが容易に得られるので
ある。また、この処理において、混合物中にMCATが
存在する場合には、MCATは殆んど影響を受けないが
、例えば、テトラクロルアセトンのようなT、 CA 
Tよシも高次塩素化物が存在する場合には、TCATと
ともに減少させることができる。
処理後の混合物は通常、油相と水相に分液されるが、D
CATの大部分は油相に存在するので、この油相を蒸留
することによpDcATを回収することができる。この
蒸留は通常、有機溶媒の沸点がDCATより低い場合に
は、先ず、これを留去した後に実施される。一方、分液
した水相中にもDCATの一部が溶解しているので、通
常、水相中のDCATを有機溶媒で抽出するのが好まし
い。
この抽出処理に際しては、必袈に応じて、例・えは、食
塩、塩化カルシウムなどの無機塩を加え、水相を塩析す
ると抽出効果が向上するので好ましい。抽出処理した有
機溶媒は上述の油相と同様に処理してDCATを回収す
ることができる。なお、TCATの分解ケ成物はDCA
Tの蒸留時には全く留出せず、かま残にノ・ルツ分とし
て残存することとなる。
本発明によれば、DCATの分解を抑制しTCAT、更
に、場合によっては、テトラクロルアセトンのような高
次塩素化物を選択的に分解することができるので、蒸留
によりTCATの含有量の少ない高純度のDCATを高
収率で得ることができる。
次に、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限υ以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例/〜7及び比較例1〜3 攪拌機、加熱器及び還流冷却器を備えた反応器に、DC
AT 100.2.3%及びTCAT /、/、3%を
溶解する四塩化炭素/jt00fを仕込み、これに第1
表に示すアルカリ水溶液(又はスラリー)/1009を
加え、第1表に示す条件で攪拌処理を行なった。
処理後の混合物を油相と水相とに分液し、水相を四塩化
炭素5ootで抽出した稜、この抽出物と前記油相とを
合せ、次いで、この混合物をtroCに加熱処理し四塩
化炭素を留去し、更に、残留物をコOwrmHfの減圧
下、塔頂温度qsCで蒸留することによりDCATを回
収した。
このようにして得たDCAT中のTCAT含有率とDC
ATの回収率をめたところ第1表に示す結果であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) トリクロルアセトンを含有する/、3−ジクロ
    ルアセトンをアルカリ金属又はアルカリ土類全域の弱酸
    塩の存在下、水と接触処理することを特徴とする/、3
    −ジクロルアセトンヂの純化方法。
  2. (2) アルカリ金属又はアルカリ土類金属の弱酸塩が
    炭酸塩、重炭酸塩、酢酸塩、蟻酸塩及び蓚酸塩から選ば
    れブ1少なくとも7種の塩であることを特徴とする特許
    請求の範囲第(1)項記載の方法。
JP3093384A 1984-02-21 1984-02-21 1,3−ジクロルアセトンの純化方法 Pending JPS60174742A (ja)

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