JPS6017302Y2 - 熱可塑性重合体溶融物のキヤステイングダイ - Google Patents

熱可塑性重合体溶融物のキヤステイングダイ

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Publication number
JPS6017302Y2
JPS6017302Y2 JP1980070974U JP7097480U JPS6017302Y2 JP S6017302 Y2 JPS6017302 Y2 JP S6017302Y2 JP 1980070974 U JP1980070974 U JP 1980070974U JP 7097480 U JP7097480 U JP 7097480U JP S6017302 Y2 JPS6017302 Y2 JP S6017302Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter element
thermoplastic polymer
casting die
cylindrical filter
melt
Prior art date
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Expired
Application number
JP1980070974U
Other languages
English (en)
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JPS56171215U (ja
Inventor
数彦 松永
武司 今村
Original Assignee
東洋紡績株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 東洋紡績株式会社 filed Critical 東洋紡績株式会社
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は繊維用及び化成品用熱可塑性重合体の安定な成
形加工を行うために該重合体の溶融濾過操作能を組み込
んだキャスティングダイに関するものである。
通常、溶融濾過は成形量の平滑性及び操業の安定性を阻
害する熱可塑性重合体中に存在する固定物の除去を目的
としており、工業上では溶融濾過操作の繁雑さポリマー
の粘度低下、品質劣化などのために僅かに1回、主とし
て成形機たとえば紡糸機の紡糸ノズル、押出成形機の直
前に行われる。
しかし、成形加工、たとえば紡糸、延伸時におけるノズ
ル背圧の上昇、単糸切れなどの防止による紡糸・延伸性
の向上を考えた場合、熱可塑性重合体の重縮合終了後に
溶融濾過して、該重合体中に存在する固型物を除去する
ことは効果ある一方法である。
また、熱可塑性重合体を化成品として使用する場合にも
、熱可塑性重合体の重縮合終了後に溶融濾過することは
製品の品質管理及び後工程の操業性が良くなることから
重要な工程と考えられる。
ところが、従来の装置は重縮合反応装置とキャスティン
グダイとの間に独立したフィルターを押圧し方向と平行
して用いており、この場合には、大きなスペースを必要
としフィルターエレメントの交換時の操作が繁雑であり
、また、フィルターが重合体溶融物の停滞部を多くして
、得られた重合体の品質を劣化させる原因となっていた
こで、本考案者らは、特にポリエステル回分式の重縮合
終了後において溶融濾過するに当り、小型で操作性が良
くポリマーの滞留容量が小さく、濾過能力が大きく、濾
過装置を求めて、長年鋭意研究、努力した結果、円筒型
フィルターエレメントを一体に組み込んだキャスティン
グダイを完威し、該ダイにはポリマーの幅方向の均一な
ディストリビューションの働きをフィルターのエレメン
トによって行うことが出来ると考え、ダイ吐出口の直前
にフィルターエレメントを配置することにより、本目的
を達威し得ることを見出した。
すなわち本考案は、熱可塑性重合体溶融物を押出して成
形するキャスティングダイにおいて、該ダイより押出さ
れる方向とほぼ直角の方向に円筒型フィルターエレメン
トを組み込んだことを特徴とする熱可塑性重合体溶融物
のキャスティングダイである。
本考案において熱可塑性重合体は、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート/イソフタレート共重合体などの
ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート・ポリエチ
レンオキサイドブロック共重合体、ポリエチレンテレフ
タレート・ポリテトラメチレンオキサイドブロック共重
合体などのポリエステル・ポリエーテルブロック共重合
体、ポリカプラミド、ポリヘキサメチレンアジパミドな
どのポリアミドである。
本考案において円筒形フィルターエレメントは小型で濾
過面積が大きく、交換等の取扱いが容易な円筒形であり
、特に濾過面はプリーツ形となっているのが好ましい。
次に図面を用いて本考案の一実施例態様について説明す
る。
第1図は、ダイに円筒形フィルターエレメントを使用す
るフィルターを一体に組込んだ本考案キャスティングダ
イの断面図を示す。
第1図において、キャスティングダイは重合体動管1、
導管部ジャケット6、円筒型フィルターエレメント2、
パンチングプレート3、ダイ本体4、本体部ジャケット
5、ダイプレート7、フランジ8、本体入側フランジ9
、シールプレート10、中子11から戒る。
重縮合反応を終了した熱可塑性重合体溶融物は、ジャケ
ット6中の熱媒により加熱された導管1を通って、円筒
型フィルターエレメント2の中側に入り、該溶融物の持
つ背圧により円筒型フィルターエレメント2で通過濾過
されてから、グイ本体4と円筒型フィルターエレメント
2の中間層に出て、グイプレート7からグイプレート7
のスリットの形状によりシート状またはストランド状に
なって押出される。
グイ本体4およびグイプレート7はジャケット5中の熱
媒により加熱される。
なお、熱媒としては、液熱媒、ダウサム等使用する。
パンチングプレート3は円筒型フィルターエレメント2
の補強の役目および溶融ポリマーをフィルタ一本体内に
均一に分散させる役目をする。
フランジ8は円筒型フィルターエレメント2を洗滌する
時にフランジ8を取外してから円筒型フィルターエレメ
ント2を取外す役目および円筒型フィルターエレメント
2と本体入側フランジ9および円筒型フィルターエレメ
ント2とフランジ8との間に取付けたガスケットをシー
ルして溶融ポリマーが円筒型フィルターエレメント2で
濾過されず短絡するのを防ぐ役目をする。
また、中子11はフィルター内の滞留部分を少なくする
ので、フィルター内に組み入れる方が好ましい。
キャスティング終了時には、次のキャスティングダイ開
始時までシールプレート10によりグイプレート7の下
面をシールすることにより、溶融物が空気に接触する機
会をできる限り少なくして溶融物の酸化劣化を防ぐ。
第2図および3図は円筒型フィルターエレメントの断面
形状を示し、第2図はリング状、第3図はプリーツ状に
なっている。
また円筒型フィルターエレメントは金網フィルター(2
0メツシユ〜300メツシユ)を2枚または2枚以上重
ね合わせたもの、あるいは焼結金属(目開き10μ〜2
00P)から戒っている。
以上かかる構成からなる本考案キャスティングダイは次
のような利点を有している。
1装置が非常にコンパクトである。
2熱可塑性重合体溶融物の背圧が比較的小さくても濾過
ができる。
3フイルターエレメントの交換が容易である。
4該熱可塑性重合体溶融物の停滞部が少なくなり、従っ
て5得られた熱可塑性重合体の品質劣化を極小にするこ
とができる。
なお、本考案キャスティングダイは重縮合終了後に使用
するのみならず、他に熱可塑性重合体をチップ化たもの
を再溶融して成形する際など、従来の成形加工に用いら
れる押出機にも適用されるものである。
以下実施例を示して、本考案装置の効果を具体的に述べ
るが、本考案はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実例 1〜3 第1表に示す粘度を有するポリエステル溶融物を、第1
図に示した本考案濾過装置を用いて第1表に示す条件で
濾過してチップ化し、得られたチップ250g中の最大
長さが1007A以上の黒色固型物を含むチップの数を
第1表に併記した。
なおフィルターエレメントの材質はSUS 304であ
り、それぞれ第1表に示す構成の金網を使用した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案キャスティングダイの縦断面図であり、
1は重合体導管、2は円筒型フィルターエレメントを示
す。 第2図および第3図は円筒型フィルターエレメントの横
断面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性重合体溶融物を押出して成形するキャスティン
    グダイにおいて、該ダイより押出される方向とほぼ直角
    の方向に円筒型フィルターエレメントを組み込んだこと
    を特徴とする熱可塑性重合体溶融物のキャスティングダ
    イ。
JP1980070974U 1980-05-22 1980-05-22 熱可塑性重合体溶融物のキヤステイングダイ Expired JPS6017302Y2 (ja)

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JP1980070974U JPS6017302Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 熱可塑性重合体溶融物のキヤステイングダイ

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56171215U JPS56171215U (ja) 1981-12-17
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ID=29664806

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JP1980070974U Expired JPS6017302Y2 (ja) 1980-05-22 1980-05-22 熱可塑性重合体溶融物のキヤステイングダイ

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