JPS60173026A - タイヤトレツド用ゴム組成物 - Google Patents
タイヤトレツド用ゴム組成物Info
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- JPS60173026A JPS60173026A JP59027206A JP2720684A JPS60173026A JP S60173026 A JPS60173026 A JP S60173026A JP 59027206 A JP59027206 A JP 59027206A JP 2720684 A JP2720684 A JP 2720684A JP S60173026 A JPS60173026 A JP S60173026A
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- JP
- Japan
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- styrene
- butadiene
- weight
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- butadiene copolymer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、湿潤路面における摩l察抵抗(ウェット・ス
キッド抵抗)および加工性などを害することなく、動的
ヒステリシス損失を低減させ、転勤抵抗を低減させたタ
イヤを提供できるタイヤトレッド用ゴム組成物に関する
。
キッド抵抗)および加工性などを害することなく、動的
ヒステリシス損失を低減させ、転勤抵抗を低減させたタ
イヤを提供できるタイヤトレッド用ゴム組成物に関する
。
最近、省エネルギー化を日差していわゆる低燃費タイヤ
が検討されており、このために低燃費化に寄与率の大き
いタイヤトレッド部分の動的ヒステリシス損失を低減さ
せる努力がなされている。
が検討されており、このために低燃費化に寄与率の大き
いタイヤトレッド部分の動的ヒステリシス損失を低減さ
せる努力がなされている。
タイヤトレンド部分に動的ヒステリシス損失の少ないゴ
ム組成物を用いると転勤抵抗が低減するので、このゴム
組成物は低燃費タイヤに通ずることがよ(知られている
。しかし、このようなゴム組成物は、ウェット・スキッ
ド抵抗を低下させ、走行安定性を著しく低下させるので
。
ム組成物を用いると転勤抵抗が低減するので、このゴム
組成物は低燃費タイヤに通ずることがよ(知られている
。しかし、このようなゴム組成物は、ウェット・スキッ
ド抵抗を低下させ、走行安定性を著しく低下させるので
。
動的ヒステリシス損失の低減とウェット・スキッド抵抗
の向上とを両立させることは困難であった。
の向上とを両立させることは困難であった。
従来、この困難を克服するために、湿潤路面での走行安
定性に加えて製造時の加工性などを著しく損なわずに転
勤抵抗を低減させる種々の方法が提案されている。例え
ば、特開昭57−73030号では、結合スチレン含有
量が3〜30重量%でブタジェン部分の1.2−結合含
有量が60〜90重量%のスチレン・ブタジェン共重合
体であって、主鎖にケイ素、ゲルマニウム、錫および鉛
から考ばれた金属とブタジェニル基との結合を有する重
合体を少なくとも20重量%含有するゴム組成物(以下
、改良SBR−Aと称する)をトレッドゴムに用いて転
勤抵抗の低減と走行安全性の確保を試みている。しかし
、この改良5BR−Aを用いた場合、かなりの転勤抵抗
の低減は得られるが、低燃費の要求を十分に満足するま
でには至っていない。
定性に加えて製造時の加工性などを著しく損なわずに転
勤抵抗を低減させる種々の方法が提案されている。例え
ば、特開昭57−73030号では、結合スチレン含有
量が3〜30重量%でブタジェン部分の1.2−結合含
有量が60〜90重量%のスチレン・ブタジェン共重合
体であって、主鎖にケイ素、ゲルマニウム、錫および鉛
から考ばれた金属とブタジェニル基との結合を有する重
合体を少なくとも20重量%含有するゴム組成物(以下
、改良SBR−Aと称する)をトレッドゴムに用いて転
勤抵抗の低減と走行安全性の確保を試みている。しかし
、この改良5BR−Aを用いた場合、かなりの転勤抵抗
の低減は得られるが、低燃費の要求を十分に満足するま
でには至っていない。
また、最近、特開昭58−162604号では、重合体
鎖の末端に炭素−炭素で結合した下記式 で示される原子団を有する重合体(以下、改良5BR−
8と称する)を用いると前記の2つの特性(転勤抵抗と
湿潤路面に麺ける摩擦抵抗)を改善できるとの提案がな
されている。たしかに、この改良5BII −8を用い
ると湿潤路における走行安定性を犠牲にすることなく転
勤抵抗を大幅に低減できるという有利な点が見い出せる
が、この改良SBR−8は使用時に粘度が著しく高くな
る°ので実際の製造工程において加工が著しく困難とな
るという問題がある。
鎖の末端に炭素−炭素で結合した下記式 で示される原子団を有する重合体(以下、改良5BR−
8と称する)を用いると前記の2つの特性(転勤抵抗と
湿潤路面に麺ける摩擦抵抗)を改善できるとの提案がな
されている。たしかに、この改良5BII −8を用い
ると湿潤路における走行安定性を犠牲にすることなく転
勤抵抗を大幅に低減できるという有利な点が見い出せる
が、この改良SBR−8は使用時に粘度が著しく高くな
る°ので実際の製造工程において加工が著しく困難とな
るという問題がある。
本発明は、このような問題点を伴うことのないタイヤト
レッド用ゴム組成物を提供することを目的とするもので
、これは本発明者らの前記の改良SBR−Aと改良SB
R−Bとの有する特性に注目し、どのような作用機構に
よって転勤抵抗と湿潤路面における摩擦抵抗(走行安全
性と対応とが生ずるかについての詳細な研究の結果なさ
れたものである。
レッド用ゴム組成物を提供することを目的とするもので
、これは本発明者らの前記の改良SBR−Aと改良SB
R−Bとの有する特性に注目し、どのような作用機構に
よって転勤抵抗と湿潤路面における摩擦抵抗(走行安全
性と対応とが生ずるかについての詳細な研究の結果なさ
れたものである。
このため、本発明は、スチレンとブタジェンとをランダ
ムに共重合させた、スチレン含有量5〜30重量%でブ
タジェン部分のビニル結合金有量30〜80重量%のス
チレン・ブタジェン共重合体であって、主鎖にケイ素、
ゲルマニウム、錫および鉛から選ばれた少なくとも1種
の金属とブタジェニル基との結合を有するスチレン・ブ
タジェン共重合体(A)を10〜80重量部と、スチレ
ンとブタジェンとをランダムに共重合させた、スチレン
含有量5〜30重量%でブタジェン部分のビニル結合金
有量30〜80重量%のスチレン・ブタジェン共重合体
であって、主鎖に下記式 (式中、R1およびR2は水素又は置換基を表し、mお
よびnは整数を表す)で示される原子団を有するスチレ
ン・ブタジェン共重合体(B)を20〜80重量部とを
含有することを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物
を要旨とするものである。
ムに共重合させた、スチレン含有量5〜30重量%でブ
タジェン部分のビニル結合金有量30〜80重量%のス
チレン・ブタジェン共重合体であって、主鎖にケイ素、
ゲルマニウム、錫および鉛から選ばれた少なくとも1種
の金属とブタジェニル基との結合を有するスチレン・ブ
タジェン共重合体(A)を10〜80重量部と、スチレ
ンとブタジェンとをランダムに共重合させた、スチレン
含有量5〜30重量%でブタジェン部分のビニル結合金
有量30〜80重量%のスチレン・ブタジェン共重合体
であって、主鎖に下記式 (式中、R1およびR2は水素又は置換基を表し、mお
よびnは整数を表す)で示される原子団を有するスチレ
ン・ブタジェン共重合体(B)を20〜80重量部とを
含有することを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物
を要旨とするものである。
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
タイヤトレッド部分における転勤抵抗は、その加硫ゴム
(トレッドゴム)が繰返し変形(周波数10Hz、動歪
2%、雰囲気温度70℃)を受けたときの動的ヒステリ
シス損失(jan δ値として測定される)から生ずる
。この損失は、トレッドゴムのゴム組成物中に含有され
るカーボンブラック粒子間の相互運動による固体摩擦に
よって生ずるのである。
(トレッドゴム)が繰返し変形(周波数10Hz、動歪
2%、雰囲気温度70℃)を受けたときの動的ヒステリ
シス損失(jan δ値として測定される)から生ずる
。この損失は、トレッドゴムのゴム組成物中に含有され
るカーボンブラック粒子間の相互運動による固体摩擦に
よって生ずるのである。
したがって、この固体摩擦をなるべ(低減させることが
必要であり、そのためには、重合体とカーボンブランク
とを混合してゴム組成物とするに際して高い剪断応力が
加わることが重要である。
必要であり、そのためには、重合体とカーボンブランク
とを混合してゴム組成物とするに際して高い剪断応力が
加わることが重要である。
この点からみて前記改良SDR−Aは、金属とブタジェ
ニル基とのカップリング結合により部分的に重合体分子
量が数倍に増加しており、このため混合に際して高い剪
断応力を与えることができる。しかし、ゴム組成物中に
含まれるステアリン酸などの有機酸によりこのカップリ
ング結合が切断される反応が生ずるために、この剪断応
力は混合の初期においてのみ有効であって中期から後期
になると低下してしまう。このため、改良5BR−八を
用いると、混合後のゴム組成物の粘度が低下し、後工程
における加工プロセスでは有利となるが、動的ヒステリ
シス損失を十分に低減させることはできない。
ニル基とのカップリング結合により部分的に重合体分子
量が数倍に増加しており、このため混合に際して高い剪
断応力を与えることができる。しかし、ゴム組成物中に
含まれるステアリン酸などの有機酸によりこのカップリ
ング結合が切断される反応が生ずるために、この剪断応
力は混合の初期においてのみ有効であって中期から後期
になると低下してしまう。このため、改良5BR−八を
用いると、混合後のゴム組成物の粘度が低下し、後工程
における加工プロセスでは有利となるが、動的ヒステリ
シス損失を十分に低減させることはできない。
また、前記改良5BR−Bを用いると、粘度は混合の初
期において通常の加工できる範囲となるが、混合中にそ
の末端官能基とカーボンブランクとが反応してカーボン
ゲルを生成するために混合の後期では著しく高い剪断応
力を与えることになる。これにより、カーボンブランク
粒子間を離れさせ、動的ヒステリシス損失を低減させる
ことができるが、しかし、混合後においてもこのカーボ
ンゲルが存在するためにゴム組成物としては著しく高い
粘度となり、後工程における加工プロセスを害すること
になる。
期において通常の加工できる範囲となるが、混合中にそ
の末端官能基とカーボンブランクとが反応してカーボン
ゲルを生成するために混合の後期では著しく高い剪断応
力を与えることになる。これにより、カーボンブランク
粒子間を離れさせ、動的ヒステリシス損失を低減させる
ことができるが、しかし、混合後においてもこのカーボ
ンゲルが存在するためにゴム組成物としては著しく高い
粘度となり、後工程における加工プロセスを害すること
になる。
本発明では、このような改良5BR−八と改良SBR−
8との両者の特性を有するようにしたものであり、改良
5BR−八に相当するスチレン・ブタジェン共重合体(
A)と改良SBR−Bに相当するスチレン・ブタジェン
共重合体(B)とからゴム組成物を構成することにより
、混合の初期および後期の2つの範囲に亘って高い剪断
応力を与え、動的ヒステリシス損失を低減させ、加工性
を良好とし、ウェット・スキッド抵抗をも損なわないよ
うにしたのである。次にスチレン・ブタジェン共重合体
(A)とスチレン・ブタジェン共重合体(B)とについ
て述べる。
8との両者の特性を有するようにしたものであり、改良
5BR−八に相当するスチレン・ブタジェン共重合体(
A)と改良SBR−Bに相当するスチレン・ブタジェン
共重合体(B)とからゴム組成物を構成することにより
、混合の初期および後期の2つの範囲に亘って高い剪断
応力を与え、動的ヒステリシス損失を低減させ、加工性
を良好とし、ウェット・スキッド抵抗をも損なわないよ
うにしたのである。次にスチレン・ブタジェン共重合体
(A)とスチレン・ブタジェン共重合体(B)とについ
て述べる。
(1) スチレンとブタジェンとをランダムに共重合さ
せた、スチレン含有量が5〜30重量%でブタジェン部
分のビニル結合金有量が30〜80重量%のスチレン・
ブタジェン共重合体であって、主鎖にケイ素、ゲルマニ
ウム、錫および鉛から選ばれた少なくとも1種の金属と
ブタジェニル基との結合を有するスチレン・ブタジェン
共重合体(A)。
せた、スチレン含有量が5〜30重量%でブタジェン部
分のビニル結合金有量が30〜80重量%のスチレン・
ブタジェン共重合体であって、主鎖にケイ素、ゲルマニ
ウム、錫および鉛から選ばれた少なくとも1種の金属と
ブタジェニル基との結合を有するスチレン・ブタジェン
共重合体(A)。
スチレン含有量を5〜30重量%とじたのは、5重量%
未満では破断強度が低いために不適当であり、また、3
0重量%超ではウェット・スキッド抵抗性は改善される
が50℃〜70℃で共重合体主鎖により動的ヒステリシ
ス損失が増加し、転勤抵抗が高くなるので不適当だから
である。
未満では破断強度が低いために不適当であり、また、3
0重量%超ではウェット・スキッド抵抗性は改善される
が50℃〜70℃で共重合体主鎖により動的ヒステリシ
ス損失が増加し、転勤抵抗が高くなるので不適当だから
である。
また、ブタジェン部分のビニル結合金有量を30〜80
重量%とじたのは、30重量%未満ではウェット・スキ
ッド抵抗性が改善されないばかりでなく、加硫中に切断
反応や再結晶反応が起り易くなり、これにより動的ヒス
テリシス損失の増加を抑制できないので不適当であり、
一方、80重量%超の場合にはガラス転移温度が高くな
り、低温性能が悪化するので不適当だからである。
重量%とじたのは、30重量%未満ではウェット・スキ
ッド抵抗性が改善されないばかりでなく、加硫中に切断
反応や再結晶反応が起り易くなり、これにより動的ヒス
テリシス損失の増加を抑制できないので不適当であり、
一方、80重量%超の場合にはガラス転移温度が高くな
り、低温性能が悪化するので不適当だからである。
上記金属とブタジェニル基との結合は、10重量%以上
存在することが好ましい。これにより、混合中において
剪断応力が高くなるためにカーボンブラック粒子間の固
体摩擦に起因する動的ヒステリシス損失の低減に役立つ
からである。
存在することが好ましい。これにより、混合中において
剪断応力が高くなるためにカーボンブラック粒子間の固
体摩擦に起因する動的ヒステリシス損失の低減に役立つ
からである。
このスチレン・ブタジェン共重合体(A)の使用量は、
10〜80重量部である。10重量部未満では混合中に
粘度が十分に高くならないので動的ヒステリシス損失の
低減が十分でなく、また、80重量部以上では第2成分
であるスチレン・ブタジェン共重合体(B)の含有量が
少なくなりすぎてしまって不適当だからである。
10〜80重量部である。10重量部未満では混合中に
粘度が十分に高くならないので動的ヒステリシス損失の
低減が十分でなく、また、80重量部以上では第2成分
であるスチレン・ブタジェン共重合体(B)の含有量が
少なくなりすぎてしまって不適当だからである。
(2) スチレンとブタジェンとをランダムに共重合さ
せた、スチレン含有量が5〜30重量%でブタジェン部
分のビニル結合金有量が30〜80重量%のスチレン・
ブタジェン共重合体であって、主鎖に下記式 で示される原子団の少なくとも1個を炭素−炭素結合で
結合したスチレン・ブタジェン共重合体(B)。
せた、スチレン含有量が5〜30重量%でブタジェン部
分のビニル結合金有量が30〜80重量%のスチレン・
ブタジェン共重合体であって、主鎖に下記式 で示される原子団の少なくとも1個を炭素−炭素結合で
結合したスチレン・ブタジェン共重合体(B)。
スチレン含有量を5〜30i量%とじ、かつ、ブタジェ
ン部分のビニル結合金有量を30〜80重量%とじたの
は、上記スチレン・ブタジェン共重合体(A)における
と同様な理由からである。
ン部分のビニル結合金有量を30〜80重量%とじたの
は、上記スチレン・ブタジェン共重合体(A)における
と同様な理由からである。
また、上記式で示される原子団において、R1、R2は
、それぞれ水素又は置換基である。この置換基としては
特定されるものではないが、例えばアミノ基、アルキル
アミノ基、ジアルキルアミノ基である。m、nは整数で
ある。
、それぞれ水素又は置換基である。この置換基としては
特定されるものではないが、例えばアミノ基、アルキル
アミノ基、ジアルキルアミノ基である。m、nは整数で
ある。
この原子団としては、一方あるいは両方のベンゼン環に
少な(とも一つのアミノ基、アルキルアミノ基、又はジ
アルキルアミノ基を有するベンゾフェノンが好ましい。
少な(とも一つのアミノ基、アルキルアミノ基、又はジ
アルキルアミノ基を有するベンゾフェノンが好ましい。
このベンゾフェノンとしては、例えば、4.4°−ビス
(ジメチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4゛−ビス
(ジエチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4”−ビス
(ジプチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4”−ジア
ミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノベンゾフェノ
ンが挙げられる。
(ジメチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4゛−ビス
(ジエチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4”−ビス
(ジプチルアミノ)−ベンゾフェノン、4,4”−ジア
ミノベンゾフェノン、4−ジメチルアミノベンゾフェノ
ンが挙げられる。
このスチレン・ブタジェン共重合体(B)の使用量は、
20〜80重量部である。20重量部未満ではカーボン
ブランクと反応する機会が少なくなって動的ヒステリシ
ス損失を高能率で低減させることができなくなり、一方
、80重量部超であると加工中における粘度が高くなり
すぎるからである。
20〜80重量部である。20重量部未満ではカーボン
ブランクと反応する機会が少なくなって動的ヒステリシ
ス損失を高能率で低減させることができなくなり、一方
、80重量部超であると加工中における粘度が高くなり
すぎるからである。
゛上記スチレン・ブタジェン共重合体(A)は、スチレ
ンとブタジェンとを炭化水素溶媒中でアルキルリチウム
触媒の存在下に重合させ、重合反応完了後に金属イオン
を添加することによって製造される。また、上記スチレ
ン−ブタジェン共重合体(B)は、スチレンとブタジェ
ンとを炭化水素溶媒中でアルキルリチウム触媒の存在下
に重合させ、重合反応完了後にベンゾフェノン類を添加
することによって製造される。
ンとブタジェンとを炭化水素溶媒中でアルキルリチウム
触媒の存在下に重合させ、重合反応完了後に金属イオン
を添加することによって製造される。また、上記スチレ
ン−ブタジェン共重合体(B)は、スチレンとブタジェ
ンとを炭化水素溶媒中でアルキルリチウム触媒の存在下
に重合させ、重合反応完了後にベンゾフェノン類を添加
することによって製造される。
なお、スチレンとブタジェンとの重合反応完了後にまず
はじめに金属イオンを添加してカップリング反応を所定
量起させ、ついでベンゾフェノン類を添加することによ
って、スチレン・ブタジェン共重合体(A)とスチレン
・ブタジェン共重合体(B)との混合体をつ(す、この
混合体を本発明のゴム組成物における構成成分として用
いてもよい。
はじめに金属イオンを添加してカップリング反応を所定
量起させ、ついでベンゾフェノン類を添加することによ
って、スチレン・ブタジェン共重合体(A)とスチレン
・ブタジェン共重合体(B)との混合体をつ(す、この
混合体を本発明のゴム組成物における構成成分として用
いてもよい。
本発明のゴム組成物において使用されるカーボンブラン
クは、よう素吸着量60〜13軸g/g、DBP吸油量
80〜130+++ 1 / 100gのものである。
クは、よう素吸着量60〜13軸g/g、DBP吸油量
80〜130+++ 1 / 100gのものである。
よう素吸着量が60〜130mg /g未満では動的ヒ
ステリシス損失を低減できるが耐摩耗性が著しく不足す
ることになり、また、吸油量が80〜130m1!/1
00gを超えると強度特性が改善されるために耐摩耗性
が向上するが動的ヒステリシス損失が高くなるので不適
当である。このカーボンブランクの配合量は、30〜7
0重量部である。30重量部未満では耐摩耗性が不足し
、70重量部超では動的ヒステリシス損失が高くなるの
で不適当だからである。
ステリシス損失を低減できるが耐摩耗性が著しく不足す
ることになり、また、吸油量が80〜130m1!/1
00gを超えると強度特性が改善されるために耐摩耗性
が向上するが動的ヒステリシス損失が高くなるので不適
当である。このカーボンブランクの配合量は、30〜7
0重量部である。30重量部未満では耐摩耗性が不足し
、70重量部超では動的ヒステリシス損失が高くなるの
で不適当だからである。
また、本発明のゴム組成物においては、スチレン・ブタ
ジェン共重合体(A)とスチレン・ブタジェン共重合体
(B)の全量の50重量%以内を他の天然ゴムやジエン
系ゴム等で代替させることができる。さらに、ゴム工業
分野で通常用いられる配合剤である加硫剤、加硫促進剤
、老化防止剤等を配合してもよい。
ジェン共重合体(A)とスチレン・ブタジェン共重合体
(B)の全量の50重量%以内を他の天然ゴムやジエン
系ゴム等で代替させることができる。さらに、ゴム工業
分野で通常用いられる配合剤である加硫剤、加硫促進剤
、老化防止剤等を配合してもよい。
上述したように本発明のタイヤトレンド用ゴム組成物は
、ブタジェニル−金属結合を主鎖中に有するスチレン・
ブタジェン共重合体(A)とベンゾフェノン類の炭素−
炭素結合を主鎖中に有するスチレン・ブタジェン共重合
体(B)との所定量から構成されるため、タイヤの転勤
抵抗に直接関連する動的ヒステリシス損失を低減でき、
しかも湿潤路面における走行安定性(この性能は湿潤し
たセイフテーウオーク路面上でのブリテラシュ・ポータ
プル・スキッド・テスターにより相関性よく測定される
)およびタイヤ製造中における加工性を害することはな
い。
、ブタジェニル−金属結合を主鎖中に有するスチレン・
ブタジェン共重合体(A)とベンゾフェノン類の炭素−
炭素結合を主鎖中に有するスチレン・ブタジェン共重合
体(B)との所定量から構成されるため、タイヤの転勤
抵抗に直接関連する動的ヒステリシス損失を低減でき、
しかも湿潤路面における走行安定性(この性能は湿潤し
たセイフテーウオーク路面上でのブリテラシュ・ポータ
プル・スキッド・テスターにより相関性よく測定される
)およびタイヤ製造中における加工性を害することはな
い。
さらに、タイヤトレッド用ゴム組成物として要求される
その他の性能をも満足するものである。
その他の性能をも満足するものである。
以下に実施例を示して本発明の効果萎具体的に説明する
。
。
実施例1
下記表−1に示す各種スチレン・ブタジェン共重合体1
〜5を調製した。
〜5を調製した。
重合体1と重合体3とは、スチレンとブタジェンとを触
媒としてn−ブチルリチウムを用いて重合させ、重合後
につぎのステップとして4゜4′−ビス(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン(以下、)’IABと称する)を1
分子の末端に1個付けたものである。
媒としてn−ブチルリチウムを用いて重合させ、重合後
につぎのステップとして4゜4′−ビス(ジメチルアミ
ノ)ベンゾフェノン(以下、)’IABと称する)を1
分子の末端に1個付けたものである。
重合体2と重合体4とは、同様にスチレンとブタジェン
とを触媒としてn−ブチルリチウムを用いて重合させ、
重合後につぎのステップとしてS n Cl!、を添加
し、カップリング反応を行わしめ、ブタジェニル−錫結
合を主鎖中に導入したものである。この場合のブタジェ
ニル−錫結合の割合は70重量%である。
とを触媒としてn−ブチルリチウムを用いて重合させ、
重合後につぎのステップとしてS n Cl!、を添加
し、カップリング反応を行わしめ、ブタジェニル−錫結
合を主鎖中に導入したものである。この場合のブタジェ
ニル−錫結合の割合は70重量%である。
重合体5は、日本ゼオン社製のN1pol 1502
(商品名)であり、乳化重合スチレン・ブタジェン共重
合体である。
(商品名)であり、乳化重合スチレン・ブタジェン共重
合体である。
(本頁以下余白)
表−1
スチレン ブタジェン 重合体
含有量 部分のビニ の処理
(重量%) ル結合金有
■1重豆量)
重合体1 27 36 MAB処理
重合体2 27 36 SnC,g4
重合体3 18 53 MへB処理
重合体4 18 53 S n Cl<重合体5 23
.5 19 − 上記重合体1〜5を用いて下記表−2に示す配合内容で
種々のゴム組成物1〜11を調製した。
.5 19 − 上記重合体1〜5を用いて下記表−2に示す配合内容で
種々のゴム組成物1〜11を調製した。
これらのゴム組成物を下記表−3に示す。なお、表−3
中の数値は重量部を表わす。
中の数値は重量部を表わす。
(本頁以下余白)
表−2
重合体 100重量部
カーボンブランク
(N 339 ) 50 重量部
亜鉛華 3 重量部
ステアリン酸 1.5重量部
老化防止剤 *11゜0重量部
加硫促進剤(OBS ) *2 1.0重量部硫黄 1
.75重量部 〔注〕 *1:N−フェニル−N’イソプロピル−p−フェニレ
ンジアミン。
.75重量部 〔注〕 *1:N−フェニル−N’イソプロピル−p−フェニレ
ンジアミン。
*2:N−オキシジエチレン−2−ベンゾチアゾイル−
スルフェンアミド。
スルフェンアミド。
(本頁以下余白)
上記表−3に示されるゴム組成物1〜11をそれぞれ1
60℃、20分の加硫条件下に加硫し、各物性値(ta
nδ、ウェット・スキッド抵抗、ムーニー粘度)を測定
した。これらの結果を下記表−4に示す。
60℃、20分の加硫条件下に加硫し、各物性値(ta
nδ、ウェット・スキッド抵抗、ムーニー粘度)を測定
した。これらの結果を下記表−4に示す。
(重置以下余白)
〔注〕
*3 : tanδは、容重製作所製粘弾性スペクトロ
メータを用い、周波数20Hz、動歪10±2%、引張
伸張条件で測定。
メータを用い、周波数20Hz、動歪10±2%、引張
伸張条件で測定。
*4 :ウェット・スキッド抵抗は、湿潤路面としてス
リーエム社製屋外用タイプB のセイフテーウオーク路面を水で十分 に濡らし、その」二をフ゛リテソシュ・ポータプル・ス
キッド・テスターのゴム 片が滑ることによる抵抗で測定。
リーエム社製屋外用タイプB のセイフテーウオーク路面を水で十分 に濡らし、その」二をフ゛リテソシュ・ポータプル・ス
キッド・テスターのゴム 片が滑ることによる抵抗で測定。
上記表−4から明らかなように、ゴム組成物1〜5の群
(スチレン含有(if27重量%、ブタジェン部分のビ
ニル結合金有量36重量%のSBRを使用)とゴム組成
物6〜IOの群(スチレン含有量18重量%、ブタジェ
ン部分のビニル結合金有量53重量%のSBRを使用)
のそれぞれにおいて、比較例1.3(M^B処理したS
BRのみの組成物)は、いずれもtanδ、ウェット・
スキッド抵抗値ともに良好であるが、ムーニー粘度が1
10を超え、加工困難である。
(スチレン含有(if27重量%、ブタジェン部分のビ
ニル結合金有量36重量%のSBRを使用)とゴム組成
物6〜IOの群(スチレン含有量18重量%、ブタジェ
ン部分のビニル結合金有量53重量%のSBRを使用)
のそれぞれにおいて、比較例1.3(M^B処理したS
BRのみの組成物)は、いずれもtanδ、ウェット・
スキッド抵抗値ともに良好であるが、ムーニー粘度が1
10を超え、加工困難である。
また、比較例2.5 (SnC4処理したSBRのみの
組成物)は、いずれもムーニー粘度が低くなるため、カ
ーボンブランクの分散が不十分となり、tanδを十分
下げることができない。
組成物)は、いずれもムーニー粘度が低くなるため、カ
ーボンブランクの分散が不十分となり、tanδを十分
下げることができない。
本発明例1,2.3および本発明例4,5゜6は、スチ
レン含有量23.5重量%の汎用SBRを用いた比較例
5に比して、それぞれtanδ、ウエソ1−・スキッド
抵抗値ともに良好であり、ムーニー粘度も実用上差支え
ない値を示している。
レン含有量23.5重量%の汎用SBRを用いた比較例
5に比して、それぞれtanδ、ウエソ1−・スキッド
抵抗値ともに良好であり、ムーニー粘度も実用上差支え
ない値を示している。
したがって、本発明のゴム組成物をタイヤトレンドゴム
として適用した場合には、タイヤのウェット・スキッド
抵抗および加工性などを害することなく、動的ヒステリ
シス損失を低減させ、転勤抵抗を低減させることができ
る。
として適用した場合には、タイヤのウェット・スキッド
抵抗および加工性などを害することなく、動的ヒステリ
シス損失を低減させ、転勤抵抗を低減させることができ
る。
代理人 弁理士 小 川 信 −
野口賢照
斎下和彦
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 スチレンとブタジェンとをランダムに共重合させた、ス
チレン含有量5〜30重量%でブタジェン部分のビニル
結合金有量30〜80重量%のスチレン・ブタジェン共
重合体であって、主鎖にケイ素、ゲルマニウム、錫およ
び鉛から選ばれた少なくとも1種の金属とプクジエニル
基との結合を有するスチレン・ブタジェン共重合体(A
)を10〜80ii量部と、スチレンとブタジェンとを
ランダムに共重合させた、スチレン含有量5〜30重量
%でブタジェン部分のビニル結合金有量30〜80重量
%のスチレン・ブタジェン共重合体であって、主鎖に下
記式 (式中、R1およびR2は水素又は置換基を表し、mお
よびnは整数を表す)で示される原子団を有するスチレ
ン・ブタジェン共重合体(B)を20〜80重量部とを
含有することを特徴とするタイヤトレッド用ゴム組成物
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59027206A JPS60173026A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59027206A JPS60173026A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60173026A true JPS60173026A (ja) | 1985-09-06 |
Family
ID=12214622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59027206A Pending JPS60173026A (ja) | 1984-02-17 | 1984-02-17 | タイヤトレツド用ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60173026A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07149107A (ja) * | 1993-11-26 | 1995-06-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 高速重荷重用ラジアルタイヤ |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773030A (en) * | 1980-09-20 | 1982-05-07 | Bridgestone Corp | Rubber composition for tire |
JPS58162604A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-27 | Nippon Zeon Co Ltd | ジエン系重合体ゴムの改質方法 |
-
1984
- 1984-02-17 JP JP59027206A patent/JPS60173026A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5773030A (en) * | 1980-09-20 | 1982-05-07 | Bridgestone Corp | Rubber composition for tire |
JPS58162604A (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-27 | Nippon Zeon Co Ltd | ジエン系重合体ゴムの改質方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07149107A (ja) * | 1993-11-26 | 1995-06-13 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 高速重荷重用ラジアルタイヤ |
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