JPS60172098A - 単音節音声認識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、離散発声された単音節を認識する音声認識装
置の改良に関するものである。

（従来技術） 日本語の単音節は、子音＋母音の形になっているため、
一般的に、子音と母音を分けて認識を行っている。つま
り、入力音声を分析して得られた音声パターンから子音
部と母音部を切シ出し、先ず、入力の母音部を母音標準
・ぐターンとマツチングして、母音認識を行った後、母
音認識結果に対応したカテ了りの子音標準パターンを予
備選択し、入力の子音部とマツチングを行い認識結果を
得る。

従来、母音標準パターンとして、／　ａ／、　／　ｉ　
／。

／ｕ／、／ｅ／、１０／の５母音及び撥音／Ｎ／の６ノ
やターンが用いられていたが、拗音例えば「ギュ」の場
合、第１図（１）のように、母音部のパターンが半母音
／　ｊ　／の影響で変形し、音声「ギュ」の母音部を／
ｅ／と母音認識誤りを起こし易く、その後の子音マツチ
ングで、正しい認識結果が得られ々いという欠点があっ
た。詳述すると、母音標準パターンが／ａ／、／ｉ／、
／ｕ／、／ｅ／。

／　Ｏ／　、　／Ｎ／の６・ぐターンであるので、母音
部の認識結果は／ｅ／となり、子音標準パターンはイ段
の・ぐターンに予備選択されるため、その後の子音マツ
チングにおいては入力の子音部と、イ段の子音標準パタ
ーンがマツチングされ正しい結果が得られない欠点があ
った。

（発明の目的） 本発明の目的は、拗音における母音認識誤りを減少せし
め、高い認識性能を得ることにある。

（発明の概要） この目的を達成するだめ、本発明においては、従来用い
られている母音標準パターン／ａ／／１／／ｕ／、／ｅ
／、１０／、／Ｎ／の他に、拗音の母音部パターンをカ
テゴリー毎に平均して得られる／（Ｄ　ａ／　、／（ｊ
）　ｕ／、／（ｊ）　ｏ／を母音標準・ぐターンとして
追加し、合計９・ぐターンを母音標準パターンとして用
いることを特徴とする。

以下、再び第１図を参照して、本発明の詳細な説明する
。第１図は、音声「ギュ」の例であり、下に示されてい
るラベルは、音声をフレーム毎に、母音標準・ぐターン
とマツチングを行なった時の結果である。

本発明においては、母音標準・ぐターンとして、／（ｊ
）　ａ／　、　／（ｊ）　ｕ／　、　／（ｊ）　ｏ／を
追加したので、第１図（２）のように、母音部の認識結
果は／（ｊ）ｕ／（第１図（２）ではＵで表示）とな９
、子音標準パターンは、つ段のパターンに予備選択され
るため、その後の子音マツチングにおいては、入力の子
音部とつ段の子音標準・ぐターンがマツチングされ、正
しい結果が得られるようになる。

（実施例） 以下、本発明による一実施例を、第２図により説明する
。本例の場合は、特定話者用の単音節音声認識装置であ
シ、認識に先だって、音声・やターンの登録を行なう必
要がある。

第２図において、１は分析部、２は切Ｗ部、３は母音標
準・ぐターン作成部、４は母音標準・ぐターンメモリ、
５は子音標準パターンメモリ、６は入力音声母音部パタ
ーンメモリ、７は入力音声子音部・９ターンメモリ、８
は母音マツチング部、９は子音標準パターンセレクタ部
、１０は子音マツチング部である。

入力音声は、分析部１で特徴抽出が行なわれ、切出部２
で母音部と子音部が切シ出される。まず登録の際、入力
音声の母音部・ぞターンは、母音標準パターン作成部３
において、カテゴリー毎に第３図のように平均され、９
つの母音標準・や、ターン／ａ／、／ｉ／、／ｕ／、／
ｅ／、／　ｏ／、／（ｊ）　ａ／、／（ｊ）ｖ’。

／（Ｄｏ／、／Ｎ／が作成され、母音標準パターンメモ
リ４に格納される。

以下、母音標準パターン／ａ／を例にとって、母音標準
パターンの作成について詳しく説明する。

入力音声の母音部パターンＶを下式で表わす。

ｖ：ｌ：ｖｏＩＶ１１Ｖ２１”’Ｉ　Ｖ　（１）又、母
音標準・ぐターン■を下式で表わす。

■＝■ｏ、■０．Ｖ２．・・・、■（２）／ａ／の母音
標準パターンをシＶで表わすと、下式によ請求められる
。

”（へ／＝（も＋ち＋゛゛十小＋可つ）／Ｍ　（３）但
し、モは、音声「ア」の母音部・リーンを表わす。又、
Ｍは、足し込んだ母音部・ぐターンの数である。他の母
音標準／ｅターンについても、同様の処理を行う。この
ようにして９つの母音標準バタ−ンは母音標準パターン
メモリ４に格納される。

また、子音部パターンは、各々、所定の子音標準パター
ンメモリ５に格納される。

次に、認識の際は、切出し部２で切出された入力音声の
母音部・ぐターンが一旦入力音声母音部・ｐターンメモ
リ６に格納され、その後、母音マツチング部８において
、９つの母音標準・ぐターンとマツチングされ、距離値
の最も小さいものが、母音認識結果として出力される。

この母音認識結果により、子音標準パターンセレクタ部
９は、第４図のように、マツチング対象とする子音標準
パターンを予備選択する。尚、第４図では、撥音／Ｎ／
は、単独に扱っているが、つ段に含めてもよい。更に、
切出し部２で切出された入力音声の子音部パターンは、
一旦、入力音声子音部パターンメモリ７に格納され、そ
の後、子音マツチング部ｌＯにおいて、予備選択された
子音標準・ぐターンとマツチングされ距離値の最も小さ
いものが、認識結果として出力される。尚、ツヤターン
マツチングにおける距離値の算出方法については、当業
者であれば容易に類推できるため、説明を省略する。

（発明の効果） 以上述べたように、本発明によれば、拗音の母音標準・
ぐターン／（コ）ａ／、／（ｊ）ｕ／、／（ｊ）０／を
追加することにより、拗音の母音認識誤りを極端に減少
せしめ、認識性能の向上に対して極めて有効である。こ
れは本発明実施以前の拗音の母音認識率が平均して３０
．５／３３　（＃　９２．４％）であったものが本発明
を適用することにより３３／３３（−１，００係）にな
ったことからも明らかであり、単音節音声認識自体の認
識性能を飛躍的に向上させるものである。

尚、本実施例では、特定話者用となっているが、不特定
話者用の単音節音声認識装置に対しても、本発明を適用
できることは明らかである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の原理を示す説明図、第２図は、本発
明の一実施例装置の概略構成図、第３図は、母音標準パ
ターン作成の為の音節対応表を示す説明図、第４図は、
母音認識結果による子音標準パターンの予備選択の表を
示す説明図である。 １：分析部、２：切出部、３：母音標準・ぐターン作成
部、４：母音標準・ぐターンメモリ、５：子音標準・ぞ
ターンメモリ、６：入力音声母音部・ぐターンメモリ、
７：入力音声子音部ノ４ターンメモリ、８：母音マツチ
ング部、９：子音標準・母ターンセレクタ部、１０二子
音マツチング部。 特許出願人　沖電気工業株式会社 第１図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）離散発声された単音節を分析し、特徴・ぐラメー
   タを抽出し入力音声・母ターンを得る手段と、前記音声
   ノソターンから、子音部と母音部を切シ出す手段と、あ
   らかじめ発声された単麿節の母音部パターンをカテゴＩ
   Ｊ　ｍ毎に平均し、母音標準・ぐターンを作成する手段
   と、前記母音標準・ぞターンを格納する手段と、前記の
   あらかじめ発声された単音節の子音部パターンを子音標
   準・ぐターンとして格納する手段と、入力音声の母音部
   ）ｅターンと格納された前記母音標準・母ターン・とを
   マツチングする手段と、母音認識結果に対応したカテゴ
   リの子音標準パターンを予備選択する手段と、前記入力
   音声の子音部ｉＱターンと、前記予備選択された子音標
   準・母ターンとをマツチングする手段とを具備した単音
   節音声認識装置において、 母音標準・ぞターン作成部が、／Ｎ／を撥音「ン」の母
   音標準・々ターンとし、拗音を除く単音節の母音部パタ
   ーンをカテゴリー毎に平均して得られた／ａ／、／ｉ／
   、／ｕ／、／ｅ／、／、／を５母音の標準パターンとし
   、拗音のみの母音部・ぐターンをカテゴリー毎に平均し
   て得られた／（ｊ）ａ／。 ／（ｊ）ｕ／、／（ｊ）０／を３拗音の母音標準パター
   ンとして作成することを特徴とした単音節音声認識装置
   ０
2. （２）前記予備選択する手段は、母音マツチングの結果
   が、／ａ／又は／（ｊ）ａ／の場合、ア段の子音標準パ
   ターンを、／ｕ／又は／（ｊ）ｕ／の場合、つ段の子音
   標準パターンを、１０／又は／（ｊ）０／の場合、オ段
   の子音標準パターンを予備選択するものであることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の単音節音声認識装
   置。