JPS601717Y2 - 揮散性防虫防臭剤用包装材 - Google Patents
揮散性防虫防臭剤用包装材Info
- Publication number
- JPS601717Y2 JPS601717Y2 JP1980019254U JP1925480U JPS601717Y2 JP S601717 Y2 JPS601717 Y2 JP S601717Y2 JP 1980019254 U JP1980019254 U JP 1980019254U JP 1925480 U JP1925480 U JP 1925480U JP S601717 Y2 JPS601717 Y2 JP S601717Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- packaging material
- insect repellent
- deodorant
- treated
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Wrappers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、パラジクロールベンゼン等を主成分とする揮
散性防虫防臭剤用の包装材に関する。
散性防虫防臭剤用の包装材に関する。
揮散性防虫防臭剤における揮散物質の揮散量を調節する
ための包装形態としては、容器の器壁に透孔を穿設して
その開口面積を調定する方法或いは、適当な気体透過性
を有するフィルムで包装する方法が知られているが、前
者の場合には、薬剤の細片が逸出するおそれがあり、薬
剤がこぼれ出ないように開口部を小さくすると揮散が充
分に行われない欠点を有し、また、後者の場合には、フ
ィルムの素材によって透過性が限定されるため自由なコ
ントロールができない欠点を有していた。
ための包装形態としては、容器の器壁に透孔を穿設して
その開口面積を調定する方法或いは、適当な気体透過性
を有するフィルムで包装する方法が知られているが、前
者の場合には、薬剤の細片が逸出するおそれがあり、薬
剤がこぼれ出ないように開口部を小さくすると揮散が充
分に行われない欠点を有し、また、後者の場合には、フ
ィルムの素材によって透過性が限定されるため自由なコ
ントロールができない欠点を有していた。
本考案は、上述した従来の揮散性防虫防臭剤用の包装材
における欠点を除去し、揮散物質の気体透過機能を自由
に調整し得ると共に、ヒートシール、熱圧縮成型等の各
種成型加工が容易で且安価に製造し得る新規な包装材を
提供するものである。
における欠点を除去し、揮散物質の気体透過機能を自由
に調整し得ると共に、ヒートシール、熱圧縮成型等の各
種成型加工が容易で且安価に製造し得る新規な包装材を
提供するものである。
か)る目的を遠戚するために創作された本考案品は、熱
可塑性を有する合成繊維又はこれと熱可塑性を有しない
繊維との混合物により製造される不織布を、熱処理し、
熱処理を施した箇処を、気体不透過性部分若しくは気体
透過性の低い部分として猛威したものである。
可塑性を有する合成繊維又はこれと熱可塑性を有しない
繊維との混合物により製造される不織布を、熱処理し、
熱処理を施した箇処を、気体不透過性部分若しくは気体
透過性の低い部分として猛威したものである。
以下に図面に示した実施例に基き、本考案の要旨を説明
すると、第1図において、1はパラジクロールベンゼン
を主成分とする防虫防臭剤であり、2は上記薬剤1を被
包した本考案に係る包装材である。
すると、第1図において、1はパラジクロールベンゼン
を主成分とする防虫防臭剤であり、2は上記薬剤1を被
包した本考案に係る包装材である。
この包装材2は、熱可塑性を有する合成繊維を主原料と
して製造された不織布を素材とし、部分的に熱処理3を
施しである。
して製造された不織布を素材とし、部分的に熱処理3を
施しである。
熱処理を施した箇処3は、不織布が溶融固化してシート
乃至はフィルム状に底形されるため、気体不透過部分若
しくは気体透過性の低い部分として猛威される。
乃至はフィルム状に底形されるため、気体不透過部分若
しくは気体透過性の低い部分として猛威される。
従って、包装材2によって被包される防虫防臭剤1の揮
散成分は、包装材2の非熱処理部分4を透過して揮散す
る。
散成分は、包装材2の非熱処理部分4を透過して揮散す
る。
5は防虫防臭剤1を被包する包装材2の周縁をヒートシ
ールした接合部である。
ールした接合部である。
包装材2に対する熱処理は、遮蔽物の介在下に赤外線を
照射して加熱する間接法或いは、圧接面に凹凸を附設し
た熱板又は熱ロールによって加圧する直接法等の適宜の
方法によって行う。
照射して加熱する間接法或いは、圧接面に凹凸を附設し
た熱板又は熱ロールによって加圧する直接法等の適宜の
方法によって行う。
包装材2に部分的に施す熱処理3の程度乃至は面積、形
状、大きさ、数装置等については、包装材2の厚さ並に
被包する防虫防臭剤1の剤型、成分特性等を勘案して選
定すればよい。
状、大きさ、数装置等については、包装材2の厚さ並に
被包する防虫防臭剤1の剤型、成分特性等を勘案して選
定すればよい。
なお、包装材2に施す熱処理は、不織布の製造過程にお
いて、同時に成形加工するも考案の要旨から逸脱するも
のではない。
いて、同時に成形加工するも考案の要旨から逸脱するも
のではない。
第2図は、熱可塑性を有する透明合成樹脂を主原料とし
て製造される不織布の一部に熱処理3を施した包装材2
を使用し、該包装材2を、円盤形に成型した防虫防臭剤
を被包する吊下げ式偏平容器として構威した場合の実施
例を示す。
て製造される不織布の一部に熱処理3を施した包装材2
を使用し、該包装材2を、円盤形に成型した防虫防臭剤
を被包する吊下げ式偏平容器として構威した場合の実施
例を示す。
同図の実例においては、包装材2の気体透過阻止部とし
て機能する熱処理箇処3を、花の同様として加熱処理し
であるが、か)る場合、花の同様に具現化した熱処理部
3は、吊下げ部3′及び周縁接合部3“と共に透明なシ
ート乃至はフィルム状に成形されるため、容器主体をユ
ニークな構造体として構成することができる。
て機能する熱処理箇処3を、花の同様として加熱処理し
であるが、か)る場合、花の同様に具現化した熱処理部
3は、吊下げ部3′及び周縁接合部3“と共に透明なシ
ート乃至はフィルム状に成形されるため、容器主体をユ
ニークな構造体として構成することができる。
第3図は、硬質プラスチック等を素材として成型される
公知の洋服ダンス用吊下げ式防虫防臭剤容器6の壁面に
、本考案に係る包装材2を利用した場合の実施例を示す
。
公知の洋服ダンス用吊下げ式防虫防臭剤容器6の壁面に
、本考案に係る包装材2を利用した場合の実施例を示す
。
この種の容器6にあっては、通常の場合、その前面並に
後面は容器本体と同体の揮散孔を穿設した壁面として形
成されるものであるが、第3図の実例においては、上記
の壁に替えて、不織布に部分的に熱処理を施腰円形に裁
断形成した包装材2を嵌着したものである。
後面は容器本体と同体の揮散孔を穿設した壁面として形
成されるものであるが、第3図の実例においては、上記
の壁に替えて、不織布に部分的に熱処理を施腰円形に裁
断形成した包装材2を嵌着したものである。
か)る場合、容器6内に包蔵される防虫防臭剤の揮散成
分は、包装材2の非熱処理部分4を透過して揮散するた
め、揮散孔を穿設した在来品の器壁と同様の揮散機能を
営むと共に、第2図示の場合と同じく、熱処理部分3を
任意の図様或いは文字として象形することが可能なため
、同種容器との差別化を企図することができる。
分は、包装材2の非熱処理部分4を透過して揮散するた
め、揮散孔を穿設した在来品の器壁と同様の揮散機能を
営むと共に、第2図示の場合と同じく、熱処理部分3を
任意の図様或いは文字として象形することが可能なため
、同種容器との差別化を企図することができる。
なお、図示してないが、本考案に係る包装材2は、比較
的厚手の不織布を使用するときは、箱形、筒形、壷形等
の立方体に熱圧縮成型することが可能なため、種々の形
態の防虫防臭剤容器として構威し得るものである。
的厚手の不織布を使用するときは、箱形、筒形、壷形等
の立方体に熱圧縮成型することが可能なため、種々の形
態の防虫防臭剤容器として構威し得るものである。
更にまた、熱処理3を施す箇処に、着色した不織布又は
繊維を重ね合わせて熱処理成形を行う場合には、包装材
2の気体不透過部分3を色逸いの文字、同様によって表
現することができる。
繊維を重ね合わせて熱処理成形を行う場合には、包装材
2の気体不透過部分3を色逸いの文字、同様によって表
現することができる。
叙上の如く本考案によれば、熱可塑性を有する合成繊維
又はこれと熱可塑性を有しない繊維との混合物により製
造される不織布を熱処理し、熱処理を施した箇処を、気
体不透過性部分若しくは気体透過性の低い部分として形
成する構成を採用した結果、被包すべき防虫防臭剤の特
性、用途に対応する気体不透過阻止部分の程度と面積を
選定して熱処理を施すことにより、被包薬剤の揮散速度
乃至は揮散量を自由に調節し得る揮散性防虫防臭剤用の
包装材が得られると共に包装材それ自体は安価であって
且袋或いは容器等の種々の包装体に成形が可能なため、
よく所期の目的を達威し得るものである。
又はこれと熱可塑性を有しない繊維との混合物により製
造される不織布を熱処理し、熱処理を施した箇処を、気
体不透過性部分若しくは気体透過性の低い部分として形
成する構成を採用した結果、被包すべき防虫防臭剤の特
性、用途に対応する気体不透過阻止部分の程度と面積を
選定して熱処理を施すことにより、被包薬剤の揮散速度
乃至は揮散量を自由に調節し得る揮散性防虫防臭剤用の
包装材が得られると共に包装材それ自体は安価であって
且袋或いは容器等の種々の包装体に成形が可能なため、
よく所期の目的を達威し得るものである。
第1図は本考案に係る包装材によって被包した包装防虫
剤の縦断面図、第2図は同じく本考案包装材によって製
造した防虫防臭剤用の吊下げ式偏平容器の正面図、第3
図は本考案包装材を公知の洋服ダンス用吊下げ式防虫剤
容器に応用した場合の斜視図である。 1・・・・・・防虫防臭剤、2・・・・・・包装材、3
・・・・・・熱処理部、4・・・・・・非熱処理部。
剤の縦断面図、第2図は同じく本考案包装材によって製
造した防虫防臭剤用の吊下げ式偏平容器の正面図、第3
図は本考案包装材を公知の洋服ダンス用吊下げ式防虫剤
容器に応用した場合の斜視図である。 1・・・・・・防虫防臭剤、2・・・・・・包装材、3
・・・・・・熱処理部、4・・・・・・非熱処理部。
Claims (1)
- 熱可塑性を有する合成繊維又はこれと熱可塑性を有しな
い繊維との混合物により製造される不織布を、熱処理し
、熱処理を施した箇処を、気体不透過性部分若しくは気
体透過性の低い部分として猛威した揮散性防虫防臭剤用
包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980019254U JPS601717Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 揮散性防虫防臭剤用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1980019254U JPS601717Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 揮散性防虫防臭剤用包装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56124444U JPS56124444U (ja) | 1981-09-22 |
JPS601717Y2 true JPS601717Y2 (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=29615524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1980019254U Expired JPS601717Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 揮散性防虫防臭剤用包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601717Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-18 JP JP1980019254U patent/JPS601717Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56124444U (ja) | 1981-09-22 |
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