JPS601706Y2 - 鍼 - Google Patents
鍼Info
- Publication number
- JPS601706Y2 JPS601706Y2 JP8105281U JP8105281U JPS601706Y2 JP S601706 Y2 JPS601706 Y2 JP S601706Y2 JP 8105281 U JP8105281 U JP 8105281U JP 8105281 U JP8105281 U JP 8105281U JP S601706 Y2 JPS601706 Y2 JP S601706Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- sheath body
- sheath
- tip
- tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Finger-Pressure Massage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鍼師が使用する鍼の構造の改良に関する。
古来より、鍼施術は種々の方法が用いられてきたが、側
法としては撚鍼法、打鍼法及び管鍼法の3法があるが、
特に管鍼法が広く用いられている。
法としては撚鍼法、打鍼法及び管鍼法の3法があるが、
特に管鍼法が広く用いられている。
例えば、管鍼法にあっては、針管に針を挿入して刺入箇
所に針管と共に針先端を当接し、針管の後端から突出し
ている針後端部の柄を手指で軽くたたいて針先端を身体
に刺し、その後に針管のみを抜去して刺通状態にある針
の中間部を指先で把持して支示腰次いで針の後端部を他
方の指先で把持して必要な深さに刺入して施術する。
所に針管と共に針先端を当接し、針管の後端から突出し
ている針後端部の柄を手指で軽くたたいて針先端を身体
に刺し、その後に針管のみを抜去して刺通状態にある針
の中間部を指先で把持して支示腰次いで針の後端部を他
方の指先で把持して必要な深さに刺入して施術する。
この際、身体に刺入する針の中間部を指先で把持して支
持するため、針が指先によって汚染される危険があり、
このため施術後に血清肝炎が生じさせることがあった。
持するため、針が指先によって汚染される危険があり、
このため施術後に血清肝炎が生じさせることがあった。
このため、針の中間に管状の支持具を挿入して施術の際
に該支持具を指先で把持して針を間接的に支持する方法
が提案されているが、この場合には針に該支持具を施術
のたびに装着しなければならず手数が掛ると共に針の身
体に刺入する部分の全部が支持具で被覆されていないと
きは、不用意な操作によって針が他の箇所に接触し汚染
されるおそれがあった。
に該支持具を指先で把持して針を間接的に支持する方法
が提案されているが、この場合には針に該支持具を施術
のたびに装着しなければならず手数が掛ると共に針の身
体に刺入する部分の全部が支持具で被覆されていないと
きは、不用意な操作によって針が他の箇所に接触し汚染
されるおそれがあった。
このような欠点を解消するために針の身体に刺入する部
分全体をゴム等の鞘に挿入し外部との接触を避けると共
に施術の際には、数箱を指先で把持し、針を身体に刺入
するに従って針後端の方向に蛇腹状に折り畳み針のみを
身体に刺入するものが提案されている。
分全体をゴム等の鞘に挿入し外部との接触を避けると共
に施術の際には、数箱を指先で把持し、針を身体に刺入
するに従って針後端の方向に蛇腹状に折り畳み針のみを
身体に刺入するものが提案されている。
しかしながら、この鞘をゴムのように伸縮性のある材料
で構成することは、鞘の存在にもかかわらず針のみを身
体に刺入するために必須とするがこのように鞘を伸縮性
のある管で構成するときは、不用意に鞘の先端を引き伸
すと鞘に針先端が突刺さり、不便であると共に鞘が損傷
するおそれがあった。
で構成することは、鞘の存在にもかかわらず針のみを身
体に刺入するために必須とするがこのように鞘を伸縮性
のある管で構成するときは、不用意に鞘の先端を引き伸
すと鞘に針先端が突刺さり、不便であると共に鞘が損傷
するおそれがあった。
また、この鞘をゴムやプラスチックの管で構成するとき
には、極めて薄い管で形成するため度重なる施術によっ
て材料が容易に疲労し損傷することがあり、また通気性
がないので鞘を装着した状態で煮沸滅菌又はガス滅菌処
理を施す際に不適当であった。
には、極めて薄い管で形成するため度重なる施術によっ
て材料が容易に疲労し損傷することがあり、また通気性
がないので鞘を装着した状態で煮沸滅菌又はガス滅菌処
理を施す際に不適当であった。
本考案は、これらの従来品の欠点を解消し、針の身体に
刺入する部分全体を鞘で被覆して針の施術の際に汚染さ
れることを防止すると共に鞘が針先端によって穿刺され
て損傷するおそれがなく、また度重なる施術によっても
更に撚鍼法のように鞘を固定し針を撚ねる施術を行う場
合にも鞘が疲労して容易に損傷するおそれがなく、且つ
煮沸滅菌又はガス滅菌処理に好適な鍼を提供するもので
針1を内挿した鞘体2を、糸条2aを長さ方向に斜めに
交叉させて編み組みした丸紐状の綿筒で形成し、該鞘体
2の一端を針1の後部に固着すると共に鞘体2を針1先
端に向って伸長した際に針1先端に至る長さと略等しい
長さに形成して成る。
刺入する部分全体を鞘で被覆して針の施術の際に汚染さ
れることを防止すると共に鞘が針先端によって穿刺され
て損傷するおそれがなく、また度重なる施術によっても
更に撚鍼法のように鞘を固定し針を撚ねる施術を行う場
合にも鞘が疲労して容易に損傷するおそれがなく、且つ
煮沸滅菌又はガス滅菌処理に好適な鍼を提供するもので
針1を内挿した鞘体2を、糸条2aを長さ方向に斜めに
交叉させて編み組みした丸紐状の綿筒で形成し、該鞘体
2の一端を針1の後部に固着すると共に鞘体2を針1先
端に向って伸長した際に針1先端に至る長さと略等しい
長さに形成して成る。
本考案の実施例の一例を示す第1図乃至第3図に従って
更に詳説すれば次の通りである。
更に詳説すれば次の通りである。
第1図示のものは、管鍼法に通常使用される針1を示し
、針1の後端部には把持用の針柄3を備えている。
、針1の後端部には把持用の針柄3を備えている。
2は針1の本体部分の略全体を被覆して挿通した鞘体で
あり、第1図の部分拡大図である第2図示のように鞘体
2はナイロン、テトロン等の合成繊維、絹、木綿等の天
然繊維の糸条2aを相互に長さ方向に斜めに交叉させて
編み組みした丸紐状の綿筒で構成し、糸条2a先端のほ
つれを防止するため適宜な樹脂でコーティングし該鞘体
2の一端を針柄3の前端部に接着剤で固着した。
あり、第1図の部分拡大図である第2図示のように鞘体
2はナイロン、テトロン等の合成繊維、絹、木綿等の天
然繊維の糸条2aを相互に長さ方向に斜めに交叉させて
編み組みした丸紐状の綿筒で構成し、糸条2a先端のほ
つれを防止するため適宜な樹脂でコーティングし該鞘体
2の一端を針柄3の前端部に接着剤で固着した。
この鞘体2を構成する糸条2aが吸水性を有するときは
煮沸滅菌処理の際水分を吸収して乾燥に手数が掛り不適
切であるので担水性を与えるべく更に針1に対する鞘体
2の滑動性を増加させるために鞘体2をテフロン樹脂、
シリコン樹脂等で被覆するのが好しく、この際、被覆す
る樹脂により鞘体2を構成している編目の相互の移動を
阻害しないように留意する必要がある。
煮沸滅菌処理の際水分を吸収して乾燥に手数が掛り不適
切であるので担水性を与えるべく更に針1に対する鞘体
2の滑動性を増加させるために鞘体2をテフロン樹脂、
シリコン樹脂等で被覆するのが好しく、この際、被覆す
る樹脂により鞘体2を構成している編目の相互の移動を
阻害しないように留意する必要がある。
また鞘体2の内径は内挿する針1の外径よりわずかに大
径とした。
径とした。
以上のように構成したので、例えば管鍼法に従って施術
する使用例を示す第3図について説明すると第3図a示
の如く針管4に鞘体2で針1の刺入部分を被覆した状態
で挿着し、針1先端を針管4と共に刺入箇所に当接する
。
する使用例を示す第3図について説明すると第3図a示
の如く針管4に鞘体2で針1の刺入部分を被覆した状態
で挿着し、針1先端を針管4と共に刺入箇所に当接する
。
次いで、第3図す示の如く針管4の後端から突出してい
る針柄3の部分を軽くたたいて針1の先端部を身体に刺
入し、第3図C示の如く針管4を抜去しつつ、他方、針
1を被覆する鞘体2を指先で把持し針1を支持する。
る針柄3の部分を軽くたたいて針1の先端部を身体に刺
入し、第3図C示の如く針管4を抜去しつつ、他方、針
1を被覆する鞘体2を指先で把持し針1を支持する。
更に、鞘体2を軽く把持して固定し、針柄3を押圧し、
必要な深さに刺入する。
必要な深さに刺入する。
この際、針1の刺入に従って鞘体2はこれを構成する糸
条2aの編目の弛緩を利用して第3図d示の如く蛇腹状
に収縮させ針1のみを刺入させる。
条2aの編目の弛緩を利用して第3図d示の如く蛇腹状
に収縮させ針1のみを刺入させる。
従って、施術中、針1の身体に刺入する部分はまったく
外部と接触せず汚染されることがない。
外部と接触せず汚染されることがない。
施術後、針1を身体から抜去し鞘体2を針1の長さ方向
に伸長させると鞘体2は、これを構成する相互に斜めに
交叉させて編み組みして丸紐状とした糸条2aが針1を
締め付は針1先端を越えて伸長するのが阻止される。
に伸長させると鞘体2は、これを構成する相互に斜めに
交叉させて編み組みして丸紐状とした糸条2aが針1を
締め付は針1先端を越えて伸長するのが阻止される。
従って、鞘体2を伸長させるときには針1先端を極端に
越えて伸長することがないので針1先端により穿刺され
て損傷することがない。
越えて伸長することがないので針1先端により穿刺され
て損傷することがない。
この鞘体2の伸長は鞘体2自体の弾性によって促進され
るが、この弾性による伸長力が強いときには針1を刺入
して放置した際に鞘体2の反発力によって針1が身体か
ら抜は出すおそれがあるが、この反発力は鞘体2を構成
する糸条2aの編目の荒さを調整することによって解消
できる。
るが、この弾性による伸長力が強いときには針1を刺入
して放置した際に鞘体2の反発力によって針1が身体か
ら抜は出すおそれがあるが、この反発力は鞘体2を構成
する糸条2aの編目の荒さを調整することによって解消
できる。
施術後の滅菌処理の際には、鞘体2が糸状2aの編目を
備えているので適度の通気性を備えているので煮沸滅菌
又はガス滅菌においても鞘体2中の針1を滅菌すること
ができ、煮沸滅菌により水分を鞘体2が吸収しても容易
に乾燥され空気中の雑菌によって犯されることがない。
備えているので適度の通気性を備えているので煮沸滅菌
又はガス滅菌においても鞘体2中の針1を滅菌すること
ができ、煮沸滅菌により水分を鞘体2が吸収しても容易
に乾燥され空気中の雑菌によって犯されることがない。
前記実施例の使用例として管鍼法による例を示したが本
考案品は鞘体2を指先で把持して撚鍼法によっても使用
できる。
考案品は鞘体2を指先で把持して撚鍼法によっても使用
できる。
以上の説明から明らかなように、本考案によるときは針
1を内挿せしめ鞘体2を装着し鞘体2の一端を針1の後
部に固着すると共に鞘体2を針1先端に向って伸長した
際、針1先端を越えない長さにして被覆したので施術前
後にわたって針1の身体に刺入する部分は外部に接触し
て汚染されることがなく従って血清肝炎等を併発するお
それがなく更に鞘体2を長さ方向に糸条2aを斜めに交
叉させて編み組みした丸紐状の綿筒で構成したので、鞘
体2は糸条2aの編目の弛緩によって極めて容易に蛇腹
状に収縮させることができ鞘体2の存在にもかかわらず
針1を身体に容易に刺入することができ、また鞘体2を
針1先端方向へ伸長した際も鞘体2の編目が内挿された
針1を締め付けるので針1先端を越えて伸長することが
ないので取扱いが簡便であるばかりでなく針1先端の穿
刺による損傷等のおそれがなく耐久性のある鞘体2を備
えた鍼を提供するの効果がある。
1を内挿せしめ鞘体2を装着し鞘体2の一端を針1の後
部に固着すると共に鞘体2を針1先端に向って伸長した
際、針1先端を越えない長さにして被覆したので施術前
後にわたって針1の身体に刺入する部分は外部に接触し
て汚染されることがなく従って血清肝炎等を併発するお
それがなく更に鞘体2を長さ方向に糸条2aを斜めに交
叉させて編み組みした丸紐状の綿筒で構成したので、鞘
体2は糸条2aの編目の弛緩によって極めて容易に蛇腹
状に収縮させることができ鞘体2の存在にもかかわらず
針1を身体に容易に刺入することができ、また鞘体2を
針1先端方向へ伸長した際も鞘体2の編目が内挿された
針1を締め付けるので針1先端を越えて伸長することが
ないので取扱いが簡便であるばかりでなく針1先端の穿
刺による損傷等のおそれがなく耐久性のある鞘体2を備
えた鍼を提供するの効果がある。
図示するものは本考案の実施の一例を示すもので第1図
は全体を示す正面図、第2図は第1図は部分拡大図、第
3図は使用例を示す正面図である。 1・・・・・・針、2・・・・・・鞘体、2a・・・・
・・糸条。
は全体を示す正面図、第2図は第1図は部分拡大図、第
3図は使用例を示す正面図である。 1・・・・・・針、2・・・・・・鞘体、2a・・・・
・・糸条。
Claims (1)
- 針1を内挿した鞘体2を、糸条2aを長さ方向に斜めに
交叉させて編み組みした丸紐状の編向で形威し、該鞘体
2の一端を針1の後部に固着すると共に鞘体2を針1先
端に向って伸長した際に針1先端に至る長さと略等しい
長さに形成して成る鍼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8105281U JPS601706Y2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 鍼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8105281U JPS601706Y2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 鍼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57193838U JPS57193838U (ja) | 1982-12-08 |
JPS601706Y2 true JPS601706Y2 (ja) | 1985-01-18 |
Family
ID=29876579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8105281U Expired JPS601706Y2 (ja) | 1981-06-03 | 1981-06-03 | 鍼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS601706Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000334024A (ja) | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Nobuari Takakura | 安全鍼、プラシーボ鍼及びダブルブラインド用鍼セット |
-
1981
- 1981-06-03 JP JP8105281U patent/JPS601706Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57193838U (ja) | 1982-12-08 |
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