JPS60166772A - 冷媒圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫、ニアコンディショナー等の冷凍装置に
使用する冷媒圧縮機に関し、特にクランク軸が略水平方
向に位置するように設け、給油を円滑に行なうようにし
た給油装置の耐摩耗性向上に関するものである。

従来例の構成とその問題点 従来よシ、上述したような横型の圧縮機においては、ギ
アーポンプ、スプラッシュリング等を利用する機械式の
ものから、圧縮ガスの流速を利用する気泡ポンプ、ある
いは圧力差を利用する給油装置等が知られているが、そ
れぞれ一長一短があり安価でかつ安定した給油量を得ら
れるものは、はとんどなかった。第１図はかかる点に鑑
み特願昭５６＝１８２６８１号として出願された給油装
置を示している。即ち彎曲したオイル管１０１内に、コ
イルスプリング１０２を内装し、コイルスプリング１０
２の一端がクランク軸１０３に固着され、電動モータ１
０４にて駆動されることによって、コイルスプリング１
０２をオイル管１０１内で回転させ、この回転により、
コイルスプリング１０２とオイル管１０１の内面にそっ
てコイルスプリング１０２のリードによりオイルが上昇
し、各々潤滑するようにしたものでおる。しかし乍らこ
の様な給油装置においては、オイル管１０１内而とコイ
ルスプリング１０２外面が線接触で内壁面を回転するた
め、摩耗する欠点を有していた。

発明の目的 本発明は上記欠点に鑑み、コイルスプリング及びオイル
管の摩耗を防止することを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するため本発明は、オイル管の内面とコ
イルスプリング外面のいずれか一方又は両方に耐摩耗性
の樹脂を被覆したものである。

実施例の説明 以下本発明の一実施例を第２図、第３図を参照しながら
説明する。

１は冷媒圧縮機本体で、密閉ケース２内には、電動モー
タ部３とロータリ一式の圧縮機構部４を一体化して収納
しである。３ａは電動モータのステータで、密閉ケース
２に圧入固定されている。

３ｂはロータである。６はロータ３ｂに圧入したクラン
ク軸６を軸支する主軸受５ａを一体に有するサイドプレ
ートである。このサイドプレート５は密閉ケース２に軽
圧入後、溶接等により固定される０７はクランク軸６の
偏心部６ａに設けた回転ピストン８を収納するシリンダ
ープレートである。９はクランク軸６を軸支する軸受９
ａを一体に有するサイドプレートである。前述したサイ
ドプレート６と、シリンダープレート７と、サイド７”
Ｖ−）９はポル）１０により一体化され、圧ｉ室１１を
画定している。１２は圧縮室１１を高圧側と低圧側に区
割するベーンで、１２ａはベーンスプリングである。１
３は軸受９ａにボルト１Ｑにより共線めされるスプリン
グガイドで、軸受９ａに嵌合する取付基部１３ａと、下
方に彎曲したオイル管１３ｂとよりなる。オイル管１３
ｂの上端は取付基部１３ａのクランク軸６と同窓に設け
た開口１３Ｃと連設し、下端は密閉ケース２の下方に貯
溜したオイル１４に浸漬している。１５はクランク軸６
の端部に形成したネジ部６ｂにねじ込んで固着したコイ
ルスプリングで、断面円形の芯１５ｃに耐摩耗性の四弗
化エチレン等の樹脂１６ｂを被覆している。このコイル
スプリング１５は開口１３ｃよりオイル管１３ｂ内に延
出し、先端にはわずかに絞って円錐状の絞り部１５ａが
形成されている。１６は取付基部１３ａと軸受９ａとク
ランク軸６の端面にて画定される油圧室である。

６ｃ、６ｄ、６ｅは各々軸受９ａ、回転ピストン８、主
軸受６ａに相対するクランク軸６の外周面に設けたオイ
ル溝である。また１７は吐出ガスを冷凍サイクル（図示
せず）に導く吐出管、８は圧縮室１１に直接連通した吸
入管である。

かかる構成において、電動モータ部３に通電され、ロー
タ３ｂが回転すると、クランク軸６が回転し、回転ピス
トン８の回転により吸入管１８がら圧縮室１１に吸引さ
れた冷媒ガスが圧縮され、吐出弁（図示せず）をへて密
閉ケース２内に一旦吐出され、吐出管１７をへて冷凍サ
イクルに送られる。一方りランク軸６０回転は同時にコ
イルスプリング１５をオイル管１３ｂ内で回転さす。こ
の回転により、コイルスプリング１６とオイル管１３ｂ
の内面にそってコイルスプリング１５のリードによりオ
イル１４が上昇し、油圧室１６に達する。その後、油圧
室１６のオイル溝ｅｃ、ｅｄ。

６ｅを通って、軸受９１回転ピストン８．主軸受５ａを
各々潤滑する。

尚実施例においては、ロータリ一式の圧縮機を示したが
これに限らず、レシプロ式、あるいはスクリュ一式の圧
縮機にも適用できる。又縦型横型の双方に兼用できるよ
うにオイル管の先端位置を配置すれば、一層別用範囲が
広がる。

発明の効果 本発明は上記したように圧縮機構部と電動モータ部を一
体化して容器内に納め、電動モータ部のロータにて駆動
されるクランク軸を備え、他端が前記容器内に貯溜した
オイル内に延出する彎曲したオイル管の一端を前記クラ
ンク軸を軸支する軸受に固定し、前記オイル管内に設け
、一端が前記クランク軸の端部に固着されて先端が前記
オイルに浸漬するコイルスプリングの他端部をクランク
シャフトに固定し、前記オイル管の内面と前記コイルス
プリングの外面のいずれか一方あるいは両方に耐摩耗性
の樹脂を被覆してなるもので、次に堤げる効果を有する
。

（イ）オイル管とコイルスプリングの焼付、摩耗の心配
がない。

←）樹脂を被覆することにより、摩擦抵抗が減少するた
め電動モータの入力の減少となる。

（ハ）樹脂を被覆することにより、摩擦によって生ずる
運転音を減少することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の冷媒圧縮機の要部断面図、第２図は本発
明の一実施例を示す冷媒圧縮機の要部断面図、第３図は
同要部拡大断面図である。 ４・・・・・圧縮機構部、３・・・・・・電動モータ部
、３ｂ・・・・・・ロータ、６・・・・・・クランク軸
、１３　ａ−＝−Ｗａ付付板板１３Ｃ・・・・・・開口
、１４・・・・・オイル、１３ｂ・・・・・オイル管、
１３・・・・・・スプリングガイド、９ａ・・・・・・
軸受、１５・・・・・・コイルスプリング、１５ｂ・・
・・・・耐摩耗性樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 圧縮機構部と電動モータ部を一体化して容器内に納め、
   前記電動モータ部のロータにより駆動されるクランク軸
   と、このクランク軸を軸支する軸受に一端開口部を同窓
   的に固定し、他端を前記容器内に貯溜したオイル内に延
   出する彎曲したオイル管と、前記オイル管内に、一端が
   前記クランク軸の端部に固着され、かつ先端が前記オイ
   ル浸漬するコイルスプリングを設け、前記オイル管の内
   面、あるいは前記コイルスプリングの一方、あるいは両
   方を耐摩耗性の樹脂で被覆した冷媒圧縮機。