JPS60165598A - 耐中性子性構造体 - Google Patents
耐中性子性構造体Info
- Publication number
- JPS60165598A JPS60165598A JP2082284A JP2082284A JPS60165598A JP S60165598 A JPS60165598 A JP S60165598A JP 2082284 A JP2082284 A JP 2082284A JP 2082284 A JP2082284 A JP 2082284A JP S60165598 A JPS60165598 A JP S60165598A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- neutron
- boron
- irradiation
- powder
- nickel
- Prior art date
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- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野j
この発明は原子炉中などの中性照射場境干で用いられる
酬中性子性本a造体に1ぬする。
酬中性子性本a造体に1ぬする。
ホウ素は鉄鋼、ニッケル基超汗金、ニッケル基肉盛合金
、浴組合金、ニッケルロウ、モリプfン計金、ロウ付フ
ラックスなどの有用な添加元素として広い応用範囲を有
している。一方天然に産出するホウ素け5’4脅:数1
0の同位元素10Bを約20東li%を含有し、このI
OHの熱中性子吸収断面積は約4000バーンと極めて
犬であり、熱中性子を吸収すると1次式の反応 4 10B+n−+ Li+ He によりLiおよびlieを生ずる。以上から明らかなi
+t+ < 、従来はホウ素成分を含有する構造体を原
子炉などの中性子照射をうける環境下で使用した際には
s ’f) lに熱中性子を吸収することにより原子炉
の中性子経済上に有害な影智を与え、核反応の縦続を阻
害すること、第二にホウ素成分を含有する構造体中に核
反応で発生したHeの気泡を生じ、その物質の機械的性
質が劣化するという不415合な点を生ずる。このため
従来は中性子照射をうける環境下で使用するこのような
物質としては、ホウ素成分を他の物質で置換したホウ素
成分を含有しない物質を使用しているが、ホウ、素成分
を含有した物質にくらべ特性面での劣化をまぬがれるこ
とtよできなかった。
、浴組合金、ニッケルロウ、モリプfン計金、ロウ付フ
ラックスなどの有用な添加元素として広い応用範囲を有
している。一方天然に産出するホウ素け5’4脅:数1
0の同位元素10Bを約20東li%を含有し、このI
OHの熱中性子吸収断面積は約4000バーンと極めて
犬であり、熱中性子を吸収すると1次式の反応 4 10B+n−+ Li+ He によりLiおよびlieを生ずる。以上から明らかなi
+t+ < 、従来はホウ素成分を含有する構造体を原
子炉などの中性子照射をうける環境下で使用した際には
s ’f) lに熱中性子を吸収することにより原子炉
の中性子経済上に有害な影智を与え、核反応の縦続を阻
害すること、第二にホウ素成分を含有する構造体中に核
反応で発生したHeの気泡を生じ、その物質の機械的性
質が劣化するという不415合な点を生ずる。このため
従来は中性子照射をうける環境下で使用するこのような
物質としては、ホウ素成分を他の物質で置換したホウ素
成分を含有しない物質を使用しているが、ホウ、素成分
を含有した物質にくらべ特性面での劣化をまぬがれるこ
とtよできなかった。
この発明は上述した従来の欠点を改良し、核分裂連鎖反
応の継続を阻害せず且つ中性子照射によっても特性劣化
を抑制する事のできる耐中性子性構造体を提供する事を
目的とする。
応の継続を阻害せず且つ中性子照射によっても特性劣化
を抑制する事のできる耐中性子性構造体を提供する事を
目的とする。
本発明は耐中性子性構造体中のホウ素成分として1疋来
用いていた天然のホウ素(10B20%IIB80%の
混合物)の代りに11Bを濃縮して90%以上を含有せ
しめたホウ素を用いることを特徴とする。IIBの熱中
性子の吸収反応断面f&が5ミリバーンと10Bのそれ
と比較して無視し得るほど小さくなるため、混合物の熱
中性子吸収はもっばら10Bに起因することになる。必
四とされるIIBの7濃縮度は、耐中性子性構造体中の
ホウ素含有尾と中性子照射量によって変化し、例えばホ
ウ素としてIUOppm程度の含有量であるニッケル基
超合金においてはIIBの濃縮された含有量は90%程
度でよく、またB 3チ程度を含有するニッケルろう、
ニッケル基の肉盛合金においては99チ以上の濃縮を必
要とする。1311の天然Bからの濃縮は低沸点のホウ
素化合物の分別蒸留によって行うことができ、このよう
にしてIIBの原綿されたホウ素を原料としてth1中
性子性構造体を製造する。
用いていた天然のホウ素(10B20%IIB80%の
混合物)の代りに11Bを濃縮して90%以上を含有せ
しめたホウ素を用いることを特徴とする。IIBの熱中
性子の吸収反応断面f&が5ミリバーンと10Bのそれ
と比較して無視し得るほど小さくなるため、混合物の熱
中性子吸収はもっばら10Bに起因することになる。必
四とされるIIBの7濃縮度は、耐中性子性構造体中の
ホウ素含有尾と中性子照射量によって変化し、例えばホ
ウ素としてIUOppm程度の含有量であるニッケル基
超合金においてはIIBの濃縮された含有量は90%程
度でよく、またB 3チ程度を含有するニッケルろう、
ニッケル基の肉盛合金においては99チ以上の濃縮を必
要とする。1311の天然Bからの濃縮は低沸点のホウ
素化合物の分別蒸留によって行うことができ、このよう
にしてIIBの原綿されたホウ素を原料としてth1中
性子性構造体を製造する。
本発明により得られた耐中性子性構造体は Bの化学的
特性がIOBと変らないことから、機械的的外、化学的
特性は天然Bを含有する物質と全く変らず、中性子吸収
反応断面積のみが小さくなることから、特性のi化をま
ねくことなく中性子照射環境で1史用し得るという効果
を有する。
特性がIOBと変らないことから、機械的的外、化学的
特性は天然Bを含有する物質と全く変らず、中性子吸収
反応断面積のみが小さくなることから、特性のi化をま
ねくことなく中性子照射環境で1史用し得るという効果
を有する。
実施例1゜
B化合物の分別蒸留によりIIBの含有量95%のB粉
末を製造した。次いでこのB粉末とMO粉末を混合、圧
粉し水素気流中で焼結し、Mo−1wt%Bの母合金を
作成した。母合金と純MOとを配合しArガス200
Torr雰囲気中で、wt極を用いて水冷Cuハース中
でアーク溶解を行ないMo−480TllすnBの合金
インゴットを得た。この合金インゴットを熱間鍛造およ
び圧延により1朋厚の板材として1250’01brの
焼鈍を行った後室温にて引張試験を行ない室温の引張り
伸びを測定した。
末を製造した。次いでこのB粉末とMO粉末を混合、圧
粉し水素気流中で焼結し、Mo−1wt%Bの母合金を
作成した。母合金と純MOとを配合しArガス200
Torr雰囲気中で、wt極を用いて水冷Cuハース中
でアーク溶解を行ないMo−480TllすnBの合金
インゴットを得た。この合金インゴットを熱間鍛造およ
び圧延により1朋厚の板材として1250’01brの
焼鈍を行った後室温にて引張試験を行ない室温の引張り
伸びを測定した。
1だ、この板利を500 ’Cの中性子照射下境下にお
き10 ” n/c+lIの照射it、まで照射し、照
射後誘導放射能の減衰を1って室温にて引張り試験を行
ない引張り伸ひの測定を行った。伸びの1lll定結果
を表に示す。
き10 ” n/c+lIの照射it、まで照射し、照
射後誘導放射能の減衰を1って室温にて引張り試験を行
ない引張り伸ひの測定を行った。伸びの1lll定結果
を表に示す。
比較例
天然B粉末を原料として用い、実施例1と同様の方法に
よりMo−485ppmBの合金の板材を作成した。こ
の板拐を実施例1と同様に5 fl tl’Q I U
”n/crdの中性子照射を加えた後室温にて引張り試
験を行ない引張り伸びを測定した。伸びの測定結果を表
に示す。
よりMo−485ppmBの合金の板材を作成した。こ
の板拐を実施例1と同様に5 fl tl’Q I U
”n/crdの中性子照射を加えた後室温にて引張り試
験を行ない引張り伸びを測定した。伸びの測定結果を表
に示す。
表かられかるように実施例のMo −B合金は中性子照
射後も比較例の合金に比し、中性子照射による脆化の度
合が少く、中性子照射下においても使用BJ能と考えら
れる。
射後も比較例の合金に比し、中性子照射による脆化の度
合が少く、中性子照射下においても使用BJ能と考えら
れる。
以下余白
実施例2゜
B化合物の分別蒸留によりIIBの含有量99%のホウ
素粉末を製造した。次いでこのホウ素粉末を原料として
B3.5%、 St 4 % 、 Fe 1.056
、 Ba1Niの組成のニッケルロウ粉末を作成し、こ
れを用いて厚y 5 am I+] 15mm長さ15
01ffmのSUS 316板2枚を10闘の曲ねしる
で6 Torrの水素気流中で1050°Cでろう伺け
を行ない、ろう付は後引張りせん断試験を行ない引張り
せん断強度を測定した所16ICq/adであった。ま
だ、天然ホウ素を含有する同様のニッケルロウを用いで
、同じロウ付継手の引張せん断強度を1ilil定しだ
所I G、 5 l・!1/miである。
素粉末を製造した。次いでこのホウ素粉末を原料として
B3.5%、 St 4 % 、 Fe 1.056
、 Ba1Niの組成のニッケルロウ粉末を作成し、こ
れを用いて厚y 5 am I+] 15mm長さ15
01ffmのSUS 316板2枚を10闘の曲ねしる
で6 Torrの水素気流中で1050°Cでろう伺け
を行ない、ろう付は後引張りせん断試験を行ない引張り
せん断強度を測定した所16ICq/adであった。ま
だ、天然ホウ素を含有する同様のニッケルロウを用いで
、同じロウ付継手の引張せん断強度を1ilil定しだ
所I G、 5 l・!1/miである。
一方Bを含翁し7Z イCr 13チ P 10% B
a(!Niのロウを用いて同じ型状のδUS 414を
10 U OoCでろう(;Jを行ない引張りせんi〕
i強鼓を:1ll1足し/こ所 1ijli度は!J
/rg/y#Iで〆・)ッた。
a(!Niのロウを用いて同じ型状のδUS 414を
10 U OoCでろう(;Jを行ない引張りせんi〕
i強鼓を:1ll1足し/こ所 1ijli度は!J
/rg/y#Iで〆・)ッた。
Claims (1)
- ホウ素成分を含有する耐中性子性構造体において、ホウ
素成分として、質1i−1(11の同位元素ILBが9
0%以上に濃縮されて含有するホウ素を用いたことを特
徴とする耐中性子性構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2082284A JPS60165598A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 耐中性子性構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2082284A JPS60165598A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 耐中性子性構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60165598A true JPS60165598A (ja) | 1985-08-28 |
Family
ID=12037727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2082284A Pending JPS60165598A (ja) | 1984-02-09 | 1984-02-09 | 耐中性子性構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60165598A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039617A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 中性子吸収材及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-02-09 JP JP2082284A patent/JPS60165598A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008039617A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 中性子吸収材及びその製造方法 |
JP4743532B2 (ja) * | 2006-08-07 | 2011-08-10 | 財団法人電力中央研究所 | 中性子吸収材及びその製造方法 |
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