JPS6016364A - 火花捕集装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、火花捕集装置に係シ、特に例えばグラインダ
で金属を研削する場合、高速切断機で金属棒を切断する
場合に生じる火花を捕集する際に用いる火花捕集装置に
関する。

第１図は、従来の火花捕集装置１と集塵機５０とを接続
した使用状態の縦断側面図である。

従来の火花捕集装置１は、箱体２に吸入口３、吐出口４
を備え、箱体２内にジグザグ状の空気通路を形成する様
に上下面から交互に衝突板５，６゜７を突設している。

集塵機５０はフィルター５４、遠心ファン５１゜遠心７
アン５１を駆動するモータ５２を内蔵し、下方に吸引口
５１、上面に排気口５６を形成している。

この従来の火花捕集装置１では、実験・観察の結果、火
花の捕集率が十分でない仁とが分かった。

これは、火花が加熱された金属の粒であるため、反発係
数が大きく、衝突板５，６．７に衝突してはね返シ運動
を繰シ返している間、特に粒径の小さい火花は、気流に
乗シ火花捕集装置内にとどまらず吐出されるためである
。火花の捕集率が十分でないことによシ、フィルター５
４が可燃性材質の場合はフィルタ−５４自体が火花によ
υ燃焼する虞れがあった。また、フィルター５４を不燃
性材質としたとしてもフィルターの表面に付着・堆積し
たダスト自体が火花によシ燃焼する虞れがあった。

本発明の目的は、上記不具合を防止し、火花の捕集効率
を向上させた火花捕集装置を提供することにある。

本発明の特徴は、吸込口と吐出口とを備えた不燃性の箱
体と、前記箱体の内部に配置され、かつ前記吸込口に対
向して火花流入口を備え不燃性の仕切板で形成された袋
小路状の部屋とを具備した火花捕集装置におる。そして
、吸込口を介して袋小路状の部屋に導入された火花は、
気流に乗ることなく捕集される。

以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第２図は本発明に係る火花捕集装置１０の外観斜視図、
第３図は第２図の透視図、第４図は第２図の縦断側面図
、第５図は第２図の横断平面図である。

火花捕集装置１０は、不燃性の箱体２０、袋小路状の部
屋３０及び不燃性のダストボックス４０から成っている
。

箱体２０は筐体２１とバッキング２２を介して蓋体２３
とで密閉容器を形成している。筺体２１の一部には吸込
口２４を、他部には吐出口２５を形成している。

部屋３０は、箱体２０の内部に不燃性の仕切板３１で形
成され、通シ抜けることができなく、行き止まりとなっ
ている袋小路状をしている。部屋３０には吸込口２４の
下流部に対向して火花流入口３２が形成されている。火
花流入口３２を形成する仕切板３１は、部屋３０に流入
した火花が飛び出さないように部屋３０の内側に曲げて
いる。

吸込口２４の下流端部は、火花流入口３２の内部まで延
長している。

円筒状の火花流入口３２の直径りは１９０＋＋＋ｍで、
開口面積は約２８３３９ｍ”である。火花流入口３２内
に延長された円筒状の吸込口２４の直径ｄは１５０鰭で
、開口面積は約１７６６３ＩＩＩ＃＋２となっている。

実験・観察の結果、火花流入口３２の開口面積を火花流
入口３２の内部に延びた吸込口２４の開口面積の約１．
５〜２．０倍にした場合が、火花の捕集率が良好であっ
た。

ダストボックス４ｏは、箱体２ｏの底部に引き出し可能
に配置され、部屋３ｏの底部を構成している。

次に、本発明に係る火花捕集装置１ｏの使用状態につい
て説明する。

第６図は、火花捕集装置１ｏの下流側に集塵機５０を接
続した外観斜視図、第７図は第６図の要部縦断面側面図
である。

集塵機５０は、第１図に示したものと同じで、本体内部
にファン５１とモータ５２とから成る送風機５３と、こ
の送風機５３の上流にフィルター５４が配置されている
。また集塵機５ｏには吸入口５５がフィルター５４の上
流の本体下方に形成され、送風機５３の下流の本体上面
に排出口５６が形成されている。集塵機５０の内部底部
にはダスト収納部５７が引き出し可能に配置されている
。

スイッチ５８は、モータ５２の起動用である。

火花捕集装置１０は、その吐出口２５を集塵機５０の吸
引口５５に気密状態で直接挿入して集塵機の側面に接続
されている。

火花捕集装置１０の吸込口２４は、火花１１と微細な粉
塵１２とが混在したダスト１３を空気と共に吸込むフー
ド６０とダクト６１を介して接続されている。このダス
ト１３は、例えばグラインダで金属を研削する場合、高
速切断機で金属棒を切断する場合及び金属を溶接する場
合等に生ずるものである。火花１１の実体は加熱された
金属の粒である１、また、微細な粉［１２は火花よシ粒
径が小さいものであった夛、重量が小さい例えば、砥石
の粉等である。

第６図、第７図に示した装置において、集塵機５０のス
イッチ５８を閉にすることにより、送風機５３のファン
５１が回転し、集塵機５０内を負圧にする。この集塵機
５０の負圧によフ、大胆１１を含んだダスト１３は、空
気と共にフード６０、ダクト６１を介して吸込口２４か
ら火花捕集装置１０内に吸込まれる。この吸込まれた火
花１１は、袋小路状の部屋３０内に流入し、落下して捕
集される。

火花１１が袋小路状の部屋３０で捕集される過程を粉塵
１２の流れと共に、第５図に基づいて説明する。

第５図の火花捕集装置１０内には、吐出口２５がら空気
を集塵機５０の送風機５３によって吸引されることによ
り、種々の気流が生ずる。

第５図中Ａ点では、部屋３０内へ流入する気流と反転す
る気流とが混在している。Ｂ点では、はとんど無風状態
でめる。０点では、吐出口２５方向への一方向気υＩｔ
となっている。火花１１の捕集にはＢ点の無風状態を利
用している。

第５図の破線矢印（−・−））は、火花１１の流路を示
し、実線矢印（→）は、粉塵１２の流路を示している。

このように吸込口２４から流入した火花１１は直進し、
粉塵１２は気流に乗って反転する。

直進した火花１１の大半は袋小路状の部屋３０内の無風
箇所のＢ点にまで到達し、更に部屋３０の壁に衝突し、
はね返シ運動をする。部屋３０内は、気流がほとんどな
いため、火花１１は、はね返り運動をしながら落下して
ダストボックス４０に堆積される。

粉塵１２は、実線の矢印で示した如く気流に乗って火花
捕集装置１０の吐出口２５から吐出される。吐出された
粉塵１２は集塵機５０の吸引口５５から吸引されフィル
ター５４で捕集される。

粉塵１２が捕集されて清浄になった空気はファン５１を
通過して排出口５６から排出される。

上記実施例によれは、その構成・作用によ９次の効果を
奏する。　− （１）火花１１と粉塵１２とが混在したダスト１３から
火花１１を高効率で分離捕集できる。

高速切＠機（薄い刃状の砥石を高速で回転して金属を切
断する機械）で直径３０ｍの銅棒を切断したときに生じ
る粒径約ｌＯμｍ〜約２闘の多量の火花１１を利用して
実験した結果、第１表に示すように火花１１の捕集効率
（−一）（吸込口の火花嬢度−吐出口の火花濃度／吸込
口の火花濃度Ｘ１００）が第１図の従来例の火花捕集装
置１によれば約８０〜９０％であるのに対し、上記実施
例の火花捕集装置１０によれば約９８〜９９％の実験値
を得た。

第１表 （２）箱体２０の底部に、引出し可能なダストボックス
４０を配置し、袋小路状の部屋３０の底部としているこ
とによシ、捕集した火花１１を容易に火花捕集装置１０
外に排出することが出来て保守が向上する。

（３）火花捕集効率のすぐれた火花捕集装置１０が得ら
れたことによシ、集塵機５０内”のフィルター５４への
火花侵入を防止することが出来ることによフ、フィルタ
ー５４等の焼損事故を未然に防止でき、安全かつ長寿命
に集塵機５０の使用ができる。

以上述べた通シ、本発明によれば、火花捕集効率の良い
火花捕集装置が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の火花捕集装置と集塵機とを接続した縦断
側面図、第２図は本発明に係る火花捕集装置の外観斜視
図、第３図は第２図の透視図、第４図は第２図の縦断側
面図、第５図は第２図の横断平囲図、第６図は本発明に
係る火花捕集装置と集塵機とを接続した外観斜視図、第
７図は、第６図の要部縦断側面図である。 １０・・・火花捕集装置、１１・・・火花、２ｏ川箱体
、２１・・・筐体、２３・・・蓋体、２４・・・吸込口
、２５・・・吐出口、３０・・・部屋、３１・・・仕切
板、３２・・・火花第３０ユ 第４図 第　６［２１１ 第　７１Ｄ　ｉ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、吸込口と吐出口とを備えた不燃性の箱体と、前記箱
   体の内部に配置され、かつ前記吸込口に対向して火花流
   入口を備え不燃性の仕切板で形成された袋小路状の部屋
   とを具備した火花捕集装置。 ２、前記吸込口は、前記火花流入口の内部まで延長した
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の火花捕集
   装置。 ３、前記火花流入口の開口面積は、前記火花流入口の内
   部に延びた吸込口の開口面積の約１，５〜２．０倍とし
   たことを特徴とする特許請求の範囲第２項記載の火花捕
   集装置。 ４、前記箱体の底部には引き出し可能な不燃性のダスト
   ボックスを配置し、ダストボックスは、前記袋小路状の
   部屋の底部を構成したことを特徴とする特許請求の範囲
   第１項記載の火花捕集装置。