JPS6016349Y2 - 油ふき - Google Patents
油ふきInfo
- Publication number
- JPS6016349Y2 JPS6016349Y2 JP16308779U JP16308779U JPS6016349Y2 JP S6016349 Y2 JPS6016349 Y2 JP S6016349Y2 JP 16308779 U JP16308779 U JP 16308779U JP 16308779 U JP16308779 U JP 16308779U JP S6016349 Y2 JPS6016349 Y2 JP S6016349Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kapok
- oil
- fiber
- fibers
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、油拭きに関するものである。
詳しく述べると、カポック繊維層の両面を繊維系網目状
物を貼付してなる油拭きに関するものである。
物を貼付してなる油拭きに関するものである。
従来、フライパン、食器、厨房用換気扇等に付着した油
類の拭取り用具、あるいは印刷工場、機械工場等におけ
るウェスとしては紙、木綿、ポリプロピレン繊維等が使
用されているが、紙では油の吸着量が小さいので多量を
要するばかりでなく、機械的強度が低いので油の付着力
が高い場合には破損してしまうという欠点があった。
類の拭取り用具、あるいは印刷工場、機械工場等におけ
るウェスとしては紙、木綿、ポリプロピレン繊維等が使
用されているが、紙では油の吸着量が小さいので多量を
要するばかりでなく、機械的強度が低いので油の付着力
が高い場合には破損してしまうという欠点があった。
また、木綿類はポリプロピレンに比べると油の吸着力が
小さいうえに高価であり、一方、ポリプロピレン繊維は
油の吸着力が比較的高いとはいえ、合成繊維であるため
に自然浄化作用がなくプラスチック公害になる危険があ
り、これを焼却処理する場合には燃焼温度が高く、特殊
な焼却炉を必要とする等の欠点があった。
小さいうえに高価であり、一方、ポリプロピレン繊維は
油の吸着力が比較的高いとはいえ、合成繊維であるため
に自然浄化作用がなくプラスチック公害になる危険があ
り、これを焼却処理する場合には燃焼温度が高く、特殊
な焼却炉を必要とする等の欠点があった。
本考案は、前記のごとき従来品の諸欠点を解消するため
になされたもので、結合剤を介して均一に結合してなる
カポック綿のマット状物の両面に繊維系網目状物を貼付
してなる油拭きである。
になされたもので、結合剤を介して均一に結合してなる
カポック綿のマット状物の両面に繊維系網目状物を貼付
してなる油拭きである。
本考案において使用されるカポック綿のマット状物は、
種々の方法で製造される。
種々の方法で製造される。
−例を挙げると、例えば屑綿機によってカポック繊維を
屑綿し、これに熱溶融性合成重合体繊維を、カポック繊
維IO唾量部当り5〜l叩重量部、好ましくはlO〜4
唾量部混合し、均一に両繊維が混合されたフリース状物
を得る。
屑綿し、これに熱溶融性合成重合体繊維を、カポック繊
維IO唾量部当り5〜l叩重量部、好ましくはlO〜4
唾量部混合し、均一に両繊維が混合されたフリース状物
を得る。
ついで、このフリース状物を所定の厚みにセットして熱
処理する。
処理する。
熱処理温度は、熱溶融性合成重合体の融点を基準にして
決められる。
決められる。
すなわち、熱溶融性合成重合体繊維がカポック繊維との
接触点においてカポック繊維に接着し、カポック繊維が
バラバラになるのを阻止できる温度とするのであり、通
常、この温度は130〜250℃である。
接触点においてカポック繊維に接着し、カポック繊維が
バラバラになるのを阻止できる温度とするのであり、通
常、この温度は130〜250℃である。
しかして、前記熱溶融性合成重合体繊維としては、好適
には炭化水素系重合体、特にポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等があり、これらのうちでもポリプ
ロピレンとポリエチレンが用いられる。
には炭化水素系重合体、特にポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリスチレン等があり、これらのうちでもポリプ
ロピレンとポリエチレンが用いられる。
ポリプロピレンは溶融性の点でアイソタクチックなもの
が好ましい。
が好ましい。
しかし、ポリプロピレンは一般に溶融温度がやや高いの
で、熱処理の経済性の面からみると溶融温度が低い繊維
状ポリエチレンが最も好ましい。
で、熱処理の経済性の面からみると溶融温度が低い繊維
状ポリエチレンが最も好ましい。
この熱溶融性合成重合体繊維は比較的長い繊維で、通常
30〜500朋、好ましくは50〜30−である。
30〜500朋、好ましくは50〜30−である。
このような長繊維の熱溶融性繊維が用いられるのは、カ
ポック繊維が元来短繊維であり、繊維径が細(軽量であ
るために、加工の際の繊維の飛散および繊維相互の絡合
い不足等が原因となってニードルパンチ等による平板加
工が極めて困難であるため、前記熱溶融性を用いること
によりこれをカポック繊維と絡合わせてカポック繊維の
飛散を防止して一定の形状に予備成形し、ついでこの子
備戒形物を加熱加圧する際に溶融してカポック繊維を相
互に接着固定するための結合剤である。
ポック繊維が元来短繊維であり、繊維径が細(軽量であ
るために、加工の際の繊維の飛散および繊維相互の絡合
い不足等が原因となってニードルパンチ等による平板加
工が極めて困難であるため、前記熱溶融性を用いること
によりこれをカポック繊維と絡合わせてカポック繊維の
飛散を防止して一定の形状に予備成形し、ついでこの子
備戒形物を加熱加圧する際に溶融してカポック繊維を相
互に接着固定するための結合剤である。
ぎに、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。
明する。
すなわち、第1図に示すように所定の厚さ、例えば2〜
2−1好ましくは3〜10閣の厚さの結合剤を介して均
一に結合してなるカポック綿のマット状物1の両面に、
繊維系網目状物2を貼付してなるもので、所定の寸法に
裁断して使用される油拭きである。
2−1好ましくは3〜10閣の厚さの結合剤を介して均
一に結合してなるカポック綿のマット状物1の両面に、
繊維系網目状物2を貼付してなるもので、所定の寸法に
裁断して使用される油拭きである。
この繊維系網目状物としては、金相、ヘシアンクロス等
の天然繊維系織物またはポリエチレン、ポリプロピレン
、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポ
リ塩化ビニリデン、ビニロン等の合成繊維系織物があり
、これを前記マット状物1の両面に連続的に貼付するこ
とにより強度を増大させることができる。
の天然繊維系織物またはポリエチレン、ポリプロピレン
、ナイロン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、ポ
リ塩化ビニリデン、ビニロン等の合成繊維系織物があり
、これを前記マット状物1の両面に連続的に貼付するこ
とにより強度を増大させることができる。
このように構成される本考案の油拭きは、フライパン、
食器、厨房用換気扇等に付着した油類の拭取り用具とし
て、あるいは印刷工場、機械工場等における機械、0具
等に付着した油類や自動車部品等に付着した油類除去用
ウェスとして好適に使用される。
食器、厨房用換気扇等に付着した油類の拭取り用具とし
て、あるいは印刷工場、機械工場等における機械、0具
等に付着した油類や自動車部品等に付着した油類除去用
ウェスとして好適に使用される。
以上述べたように、本考案による油拭きはカポック綿の
マット状物であるので油吸着能力が極めて高く、例えば
B重油で自重の1皓にも達するほどであり、嵩比重が0
.05以下と極めて軽量であるため取扱いが簡単であり
、また天然物であるので油に溶解することはなく、使用
済みのものは焼却により簡単に処理できる。
マット状物であるので油吸着能力が極めて高く、例えば
B重油で自重の1皓にも達するほどであり、嵩比重が0
.05以下と極めて軽量であるため取扱いが簡単であり
、また天然物であるので油に溶解することはなく、使用
済みのものは焼却により簡単に処理できる。
このため、二次公害の心配はない。
また、短繊維であるカポック繊維を使用しているにもか
かわらず各繊維間は結合剤により均一に結合されている
ので充分な機械的強度を有している。
かわらず各繊維間は結合剤により均一に結合されている
ので充分な機械的強度を有している。
さらに、このマット状物の両面には金相等の繊維系網目
状物が貼付されているので、器物に付着している油類が
たとえ高粘性のものあるいはある程度固化したものであ
っても、その摩擦力により除去することが可能であると
いう利点がある。
状物が貼付されているので、器物に付着している油類が
たとえ高粘性のものあるいはある程度固化したものであ
っても、その摩擦力により除去することが可能であると
いう利点がある。
第1図は、本考案による油拭きの一実施例を示す斜視図
である。 1・・・・・・カポック綿のマット状物、2・・・・・
・繊維系網目状物。
である。 1・・・・・・カポック綿のマット状物、2・・・・・
・繊維系網目状物。
Claims (1)
- カポック繊維100!i量部に対し、5〜10唾量部の
熱溶融性合成重合体繊維から成る結合剤を介して均一に
結合してなるカポック綿のマット状物の両面に繊維系網
目状物を貼付してなる油拭き。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16308779U JPS6016349Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 油ふき |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16308779U JPS6016349Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 油ふき |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5679269U JPS5679269U (ja) | 1981-06-27 |
JPS6016349Y2 true JPS6016349Y2 (ja) | 1985-05-21 |
Family
ID=29674088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16308779U Expired JPS6016349Y2 (ja) | 1979-11-27 | 1979-11-27 | 油ふき |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016349Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-27 JP JP16308779U patent/JPS6016349Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5679269U (ja) | 1981-06-27 |
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