JPS60162892A - ナイロン66織物の染色方法 - Google Patents

ナイロン66織物の染色方法

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JPS60162892A
JPS60162892A JP59016942A JP1694284A JPS60162892A JP S60162892 A JPS60162892 A JP S60162892A JP 59016942 A JP59016942 A JP 59016942A JP 1694284 A JP1694284 A JP 1694284A JP S60162892 A JPS60162892 A JP S60162892A
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JP
Japan
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dyeing
nylon
fabric
dye
taffeta
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Pending
Application number
JP59016942A
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English (en)
Inventor
三吉 明人
一色高 三郎
増田 訓
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ナイロン66織物の常圧ジッガー染色機によ
る染色方法に関するものである。
従来、ナイロン織物、なかでも特にナイロンタフタの染
色は、ジッガー染色機、ビーム染色機、パッドロール染
色機および連続染色機により行なわれている。ナイロン
6タフタでは大半の染色は、汎用機である常圧ジッガー
染色機が使われている。
常圧ジッガー染色機は、拡布状非連続染色機の代裏的な
欄緩であり、常圧の染液槽中に装着された2〜3本のガ
イドロールと布を巻取る2本のメインロールおよびその
駆動装置からなり、2本のメインロールによって交互に
巻取り巻返し、その間ガイドロールを通って染液中に浸
漬される。染液中に浸漬されている時間は短く、染液を
保持した状態ではあるが染液外に置かれた状態の時間が
長いため、いくら染*瀉度を上昇しても、実際の染色温
度は低下してしまうのである。従って、染着性の高い通
常紡糸のナイロン6タフタでは濃色でも十分な色11度
が得られるのに対し、通常紡糸のナイロン66タックで
は濃色は十分な色′m度が得られないため、ナイロン6
6タフタでは、常圧ジッガー染色機での染色は不可能で
あった。このため、ナイロン66タフタは、高圧染色が
可能なビーム染色機で100〜105℃に染色されてい
る。
しかし、ビーム染色機は、液流ポンプにより染液を噴射
し、巻き上げられた状態のナイロンタフタに染液を貫通
させるため、高密度タフタでは、巻き込み量を大幅に少
なくしないと染液を均一に貫通させることができないし
、低密度でも拡布状で巻き上げられたナイロンタフタに
均一に染液を貫通させることは困難である。すなわち圧
力分布の小さい所を染液が貫通するために、耳不染、端
稀などの染色欠点が発生し易く、また浴比が大きいため
エネルギーロスも大きい。
この他に例えば開放型から密閉型のジッガー染色機に切
り換え、高圧染色を可能にする染色機、つまりジッガー
染色機本体を耐圧型にしたもの、耐圧缶内にジッガー染
色機を入れたもの、耐圧缶内からジッガー染色機を出入
れできるワゴン型にしたものなどを使用することが考え
られるが、いずれにしろ耐圧構造の特殊設備が必要で、
設備投資によるコストアップはさけられない。また、密
閉型のためトラブルシューティングが困難となり、汎用
性に欠けてしまうことになる。
従って、やはりナイロン66タフタにおいても汎用性の
ある常圧ジッガー染色機による染色を可能にする方法が
要望されている。
そこで、本発明者らは、現在の汎用性のある常圧ジッガ
ー染色機で染色ができている通常紡糸の。
ナイロン6タフタの染着性にナイロン66タフタの染着
性を近づけるしか方法はないと考え染着性の検討をした
のである。まず、汎用性のある常圧ジッガー染色機の染
液をボイルにした場合に、メインロールに巻き上げられ
た状態のナイロンタフタの温度が平均何度になるか調べ
てみたところ、80〜85℃位であることがわかった。
そこで、通常紡糸のナイロン6タフタの80℃での染着
性を次に示す染着率測定処方で調べた。
染着率測定処方 ・染料: Suminol tvlilling Cyanine
 5R2%owf(住友化学製酸性染料C,1,アシッ
ドブルー113) ・助剤:ニューボン TS−4001%owf(日華化
学製均染剤) 硫安 3%owf ・浴比: 1:50 ・昇温:40℃より1.5℃/分で昇温し80’Cで残
液を採取 ・染着率測定:染色前の染液と残液を比色し染着率(%
)をめる その結果、通常紡糸のナイロン6タフタは、80%以上
の染着率が得られた。一方、通常紡糸のナイロン66タ
フタは、60%以下の染着率であった。
従って、この染着率測定処方で80%以上の染着率を得
るナイロン66タフタを見出すべ(、種々のナイロン6
6タフタを鋭意検討したところ、本発明の高速紡糸によ
るナイロン66マルチフィラメントヤーンからなるタフ
タのみが、この条件を満足することがわかり、本発明に
到達した。
すなわち、本発明は次の骨子からなる。
ナイロン66織物を常圧ジッガー染色機で染色するに際
し、該織物のタテ糸およびヨコ糸に複屈折率が0.04
0〜0.052、切断伸度が50〜75%、ヤング率が
209/d以下のナイロン66マルチフィラメントヤー
ンを使用することを特徴とするナイロン66織物の染色
方法。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のポイントであるナイロン66マルチフィラメン
トヤーンは、複屈折率が0.040〜0゜052、より
好ましくは0.043〜0.048、切断伸度が50〜
75%、より好ましくは55〜70%、ヤング率が20
q/d以下にすることが必要である。このナイロン66
マルチフィラメントヤーンは、近年の高速紡糸技術の発
達により初めて可能となったもので、紡糸速度3500
〜5500111/分、より好ましくは4500〜55
00 ra/分で直接製糸されたパーシャリイー オリ
エンテッド ヤーンあるいはフリイー オリエンテッド
 ヤーンである。紡糸速度が3500111/分未満で
は、複屈折率が0.040未満で、切断伸度が75%を
越えることにより、8M内の分子配向が不十分で、糸の
強度が弱く、織物としての安定性に劣る。また紡糸速度
2000m/分以下で溶融紡糸後、約3〜4倍延伸した
通常のナイロン66マルチフィラメントヤーンでは、複
屈折率が0.052を越え、切断伸度が50%未満、ヤ
ング率が20 q/dを越えるため、上記染着率測定法
での染着率が80%未満となるため、十分な色m度が得
られない。一方、紡糸速度が550,0m7分を越える
と製糸が不安定となり、安定に生産ができない。
マルチフィラメントヤーンとしては、特に限定されない
が、通常20デニール〜500デニール、より好ましく
は50デニール〜150デニールの織糸として使用し、
織物の目付は20〜180q/T112、より好ましく
は40〜100g/T112が適用される。本発明にお
いては、該マルチフィラメントヤーンをタテ糸とヨコ糸
に使用して製織される。
本発明で使用するジッガー染色機は、前述の通りメイン
ロールが染液層外にある汎用型の常圧染色機をざし、高
圧染色機およびメインロールも染液層中にあって布が常
に染浴内にあるアンダシツガ、パッドジッガは含まれな
い。
本発明により得られたナイロン66織物は、濃色でも十
分な色濃度が得られるだけでなく、淡中色系では、染料
使用層を低減することもできる。
また引裂強力が高く、風合が柔軟で、寸法安定性に優れ
た商品価値の高いものが得られる。
次に本発明を実施例にて具体的に説明する。
実施例1 紡糸速度5000+n/分の高速紡糸で得られた複屈折
率が0.044、切断伸度が68%、ヤング率が15C
]/dの70デニール20フイラメントのナイロン66
マルチフィラメントヤーンを無ノリ、元ヨリ使いでタテ
糸に、紡糸速度5000m/分の高速紡糸で得られた複
屈折率が0.045、切断伸度が70%、ヤング率が1
6g/dの70デニール24フイラメントのナイロン6
6マルチフィラメントをヨコ糸に用いて、ウォータージ
ェットルーム織機でタテ密tα120本/インチ、ヨコ
密度88本/インチ、幅119cm、目付62Q / 
T112の平織物を製織した。その後、ピンテンターで
180℃で1分の乾熱セットをし、常圧ジッガー(京都
機械製全自動テンションレスジッガーG−56型)へ巻
きあげ次の条件で染色した。
・染料: Kayanol M illing Cyanine 
5 R3%owf(日華化学製均染剤) ・染色助剤 ニューボン TS−4001%owf (日華化学製均染剤) 硫安(工業用) 3%owf ・浴比 1:8 ・染料、染色助剤投入温度 40℃ ・着湯条件・染色温度・時間 (染色温度は、染液槽中の温度) その後、常法のフィックス処理をして、湯洗、水洗後、
染色機より取り出し、シリンダードライヤーで130℃
乾燥し、ピンテンターで180℃で1分の仕上セットを
した。その結果は、表の通りであり、L値20.5の濃
い紺色が得られた。
また、この織物の染着率測定処方による染着率は、90
%であった。
比較例1 表の通り、タテ、ヨコとも通常の紡糸、延伸方法で得ら
れたナイロン66マルチフィラメントヤーンを用いて実
施例1と同様に製織、染色加工した。その結果は、L値
25.3で紺色ではあるが色濃度が不十分であった。ま
た、この織物の染着率測定処方による染着率は、55%
であった。
従って、本発明の実施例1の織物であれば、比較例1で
染色された織物のL値25.3を得るには、Kayan
ol Milling Cyanine 5Rが、1゜
83 (3x55/90)%owfで良いことになりコ
ストダウンが可能である。
また、比較例1の織物で、実施例1で染色された織物の
L値20.5を得ようとして、K ayanolMif
ting Qyanine 5Rの染料濃度をアップし
たが、いくら染料11度を増やしてもL値20゜5は得
られなかった。
実施例2 紡糸速度5500m/分の高速紡糸で得られた複屈折率
が0.046、切断伸度が65%、ヤング率が17a/
dの70デニール12フィラメントのナイロン66マル
チフィラメントヤーンをタテ糸に、紡糸速度5500m
/分の高速紡糸で得られた複屈折率が0.048、切断
伸度が69%、ヤング率が18q/dの70デニール2
4フイラメントのナイロン66マルチフィラメントヤー
ンをヨコ糸に用いてウォータージェットルーム織機で実
施例1と同様に製織した。
その後、染料をK ayakalan 31ack B
 G L(日本化薬製含金酸性染料)5%owfに変更
する以外は、すべて実施例1と同様に染色加工した。
ぞの結果は、表の通りであり、L値14.3の深みのあ
る黒色が得られた。また、この織物の染着率測定処方に
よる染着率は92%であった。
比較例2 比較例1の織物を実施例2と同様の条件で染色加工をし
た。その結果り値16.8であり、黒色ではあるが色濃
度は不十分であった。また、この織物で実施例2の織物
のL値14.3を得ようとして、カヤカラン ブラック
 BOLの染料濃度をアップしたが、いくら染料を増や
してもL値14.3は得られなかった。
表のL値は、明度を表わす値であり、デジタル測色色差
計算機AUD−8CH−2型(スガ試験器株式会社製)
にて測定した。
特許出願人 東 し 株 式 会 社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ナイロン66111物を常圧ジッガー染色機で染色する
    に際し、該織物のタテ糸およびヨコ糸に複屈折率が0.
    040−0.052、切断伸度が50〜75%、ヤング
    率が200/d以下のナイロン66マルチフィラメント
    ヤーンを使用することを特徴とするナイロン66織物の
    染色方法。
JP59016942A 1984-02-03 1984-02-03 ナイロン66織物の染色方法 Pending JPS60162892A (ja)

Priority Applications (1)

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JP59016942A JPS60162892A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 ナイロン66織物の染色方法

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JPS60162892A true JPS60162892A (ja) 1985-08-24

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