JPS60162889A - 分散染料染色物の染色堅牢度向上法 - Google Patents
分散染料染色物の染色堅牢度向上法Info
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- JPS60162889A JPS60162889A JP59014325A JP1432584A JPS60162889A JP S60162889 A JPS60162889 A JP S60162889A JP 59014325 A JP59014325 A JP 59014325A JP 1432584 A JP1432584 A JP 1432584A JP S60162889 A JPS60162889 A JP S60162889A
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- dye
- reducing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、分散染料染色物の染色堅牢度向上法に関する
ものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、分散
染料により染色された繊維材料の還元洗浄の効果を更に
促進して、その染色堅牢度を向上させる方法に関するも
のである。
ものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、分散
染料により染色された繊維材料の還元洗浄の効果を更に
促進して、その染色堅牢度を向上させる方法に関するも
のである。
従来技術
従来、ポリエステル繊維単独からなる繊維材料、ポリエ
ステル繊維と他の繊維とが混用(混紡、交織等)されて
いる繊維材料、又は、これらの繊維材料を、高分子弾性
重合体により含浸した材料などは主として分散染料によ
り染色されている。
ステル繊維と他の繊維とが混用(混紡、交織等)されて
いる繊維材料、又は、これらの繊維材料を、高分子弾性
重合体により含浸した材料などは主として分散染料によ
り染色されている。
上記のような繊維材料を分散染料によシ染色すると、染
料の一部が、ポリエステル繊維の表面に染着したり、混
用された他種繊維や含浸重合体を汚染することがある。
料の一部が、ポリエステル繊維の表面に染着したり、混
用された他種繊維や含浸重合体を汚染することがある。
このような表面染着、又は他種繊維を汚染している分散
染料は、染色物の染色堅牢度を著るしく低下させる。
染料は、染色物の染色堅牢度を著るしく低下させる。
このため、表面染着、又は、他種繊維を汚染している染
料を除去するために、分散染料染色物に対し、還元剤、
苛性ソーダ、および界面活性剤の組合せを含有する処理
液による還元洗浄が施されている。このような還元洗浄
のための還元剤としては、一般にハイドロサルファイド
ナトリウム、ハイドロサルファイドナトリウム−ホルム
アルデヒド縮合物(ロンガリット)、或は、二酸化チオ
尿素などが用いられている。これらのうちロン1IJ
、 )系還元剤は、還元率が比較的低いという欠点があ
り、二酸化チオ尿素は、モダクリル系繊維材料の染色物
に対して用いられているが、ポリエステル繊維含有材料
の染色物には未だ広く用いら□ れてはい々い。従って
、一般にけ、ハイドロサルファイドナトリウムが還元剤
として広く用いられ、かつ、これには、各種温度におい
て還元率が比較的高いという利点がある。しかし、ハイ
ドロサルファイドナトリウムには還元洗浄工程、特に連
続式還元洗浄工程においては、その分解が速く、そのた
め持続性が低いという欠点があシ、このため濃色染色物
の還元洗浄においては、十分な染色堅牢度が得られない
という問題がある。
料を除去するために、分散染料染色物に対し、還元剤、
苛性ソーダ、および界面活性剤の組合せを含有する処理
液による還元洗浄が施されている。このような還元洗浄
のための還元剤としては、一般にハイドロサルファイド
ナトリウム、ハイドロサルファイドナトリウム−ホルム
アルデヒド縮合物(ロンガリット)、或は、二酸化チオ
尿素などが用いられている。これらのうちロン1IJ
、 )系還元剤は、還元率が比較的低いという欠点があ
り、二酸化チオ尿素は、モダクリル系繊維材料の染色物
に対して用いられているが、ポリエステル繊維含有材料
の染色物には未だ広く用いら□ れてはい々い。従って
、一般にけ、ハイドロサルファイドナトリウムが還元剤
として広く用いられ、かつ、これには、各種温度におい
て還元率が比較的高いという利点がある。しかし、ハイ
ドロサルファイドナトリウムには還元洗浄工程、特に連
続式還元洗浄工程においては、その分解が速く、そのた
め持続性が低いという欠点があシ、このため濃色染色物
の還元洗浄においては、十分な染色堅牢度が得られない
という問題がある。
ハイドロサルファイドナトリウムは、下記反応によp発
生機の水素を発生し、これが還元作用を示すものである
。
生機の水素を発生し、これが還元作用を示すものである
。
NIL2S204+H20→N&H80s + NaH
80zNaH8O,+ H2O−+ NaH804+
21HNaH802+ 2H20−+ NaH804+
4H易に酸化されるので、繊維材料を単に汚染してい
る分散染料を還元分解又は可溶性化する前に多量のハイ
ドロサルファイドナトリウムが空費されてしまうことに
なる。特に近年染色業界において、広く用いられている
高能率液流染色機、例えばラピッドサーキュラ−染色機
、ラビッドユニエース染色機などを用いて還元洗浄を行
う場合、処理浴比にかかわらず、ハイドロサルファイド
ナトリウムの還元力が短時間に失われる。このような欠
点を解消するために、ハイドロサルファイドナトリウム
の量や、これに配合すべきアルカリ剤(苛性ソーダ、苛
性カリ、ソーダ灰、トリポリ燐酸アルカリ塩)などや、
界面活性剤などの種類と量の検討力どが行われているが
、未だ満足すべき結果が得られてい外い。
80zNaH8O,+ H2O−+ NaH804+
21HNaH802+ 2H20−+ NaH804+
4H易に酸化されるので、繊維材料を単に汚染してい
る分散染料を還元分解又は可溶性化する前に多量のハイ
ドロサルファイドナトリウムが空費されてしまうことに
なる。特に近年染色業界において、広く用いられている
高能率液流染色機、例えばラピッドサーキュラ−染色機
、ラビッドユニエース染色機などを用いて還元洗浄を行
う場合、処理浴比にかかわらず、ハイドロサルファイド
ナトリウムの還元力が短時間に失われる。このような欠
点を解消するために、ハイドロサルファイドナトリウム
の量や、これに配合すべきアルカリ剤(苛性ソーダ、苛
性カリ、ソーダ灰、トリポリ燐酸アルカリ塩)などや、
界面活性剤などの種類と量の検討力どが行われているが
、未だ満足すべき結果が得られてい外い。
また、ハイドロサルファイドナトリウムの還元性持続剤
として、グリコール、デキストリン、亜硝酸ソーダ、ポ
リエチレンポリアミンの飽和アルキレンカルがン酸塩な
どを用いることも試みられについて、未だ満足すべき結
果が得られていない。
として、グリコール、デキストリン、亜硝酸ソーダ、ポ
リエチレンポリアミンの飽和アルキレンカルがン酸塩な
どを用いることも試みられについて、未だ満足すべき結
果が得られていない。
発明の目的
本発明の目的は分散染料により染色された繊維材料の染
色堅牢度を向上させることのできる方法を提供すること
にある。
色堅牢度を向上させることのできる方法を提供すること
にある。
本発明の他の目的は、分散染料により染色された繊維材
料の還元洗浄において、還元剤の還元活性を持続させ、
得られる染色物の染色堅牢度を向上させることのできる
方法を提供することにある。
料の還元洗浄において、還元剤の還元活性を持続させ、
得られる染色物の染色堅牢度を向上させることのできる
方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は1分散染料により染色された繊
維材料の還元洗浄において、どのような処理浴比におい
ても、また、どのような処理機例えば、高能率液流処理
機を用いた場合でも、得られる染色物の染色堅牢度を向
上させることのできる方法を提供することにある。
維材料の還元洗浄において、どのような処理浴比におい
ても、また、どのような処理機例えば、高能率液流処理
機を用いた場合でも、得られる染色物の染色堅牢度を向
上させることのできる方法を提供することにある。
発明の構成
本発明の分散染料染色物の染色堅牢度向上法は、分散染
料により染色された繊維材料を、還元剤を含有する還元
洗浄液をもって洗浄するに際し、前記還元洗浄液中に、
下記物質: (イ)ジメチルポリシロキサン (ロ)高級アルコール (→Iポリチレングリコール型非イオン界面活性剤 から選ばれた少くとも1種からなる染色堅牢度向上助剤
を含有させることを特徴とするものである。
料により染色された繊維材料を、還元剤を含有する還元
洗浄液をもって洗浄するに際し、前記還元洗浄液中に、
下記物質: (イ)ジメチルポリシロキサン (ロ)高級アルコール (→Iポリチレングリコール型非イオン界面活性剤 から選ばれた少くとも1種からなる染色堅牢度向上助剤
を含有させることを特徴とするものである。
3、発明の詳細な説明
本発明方法が適用される繊維材料は分散染料で染色され
たあらゆる繊維材料を包含する。特に従来の還元洗浄で
は高い染色堅牢度の得られなかったものや、アルカリに
より劣化しやすい繊維材料を含む染色物に対して本発明
方法はすぐれた効果を示すことができる。分散染料によ
り染色される繊維材料としては、例えば?リエテレンテ
レフタレート、ポリオキシエチレンベンゾエート、ホリ
ツチレンテレフタレート、或いはこれらと、他成分とを
共重合に変性したもの、上記ポリエステルにイソフタル
酸ナトリウムスルフォネートを共重合したもの或は、上
記ポリエステルに変性剤をブレンドしたものからなる繊
維、上記のようなポリエステル繊維材料にポリウレタン
などのパイy/が含浸されたもの、ポリエステル繊維と
ポリウレタン繊維との混用物、Iリエステル緘維とIリ
アミド繊維との混用物、Iリエステル繊維と蛋白質繊維
との混用物などがあげられる。これらの繊維材料の染色
物に本発明方法を適用すると、繊維の劣化も少なく、優
れた還元洗浄の効果を得ることができ、特に易染性ポリ
エステル繊維を用いたものは、本発明方法の堅牢度向上
効果が大きい。
たあらゆる繊維材料を包含する。特に従来の還元洗浄で
は高い染色堅牢度の得られなかったものや、アルカリに
より劣化しやすい繊維材料を含む染色物に対して本発明
方法はすぐれた効果を示すことができる。分散染料によ
り染色される繊維材料としては、例えば?リエテレンテ
レフタレート、ポリオキシエチレンベンゾエート、ホリ
ツチレンテレフタレート、或いはこれらと、他成分とを
共重合に変性したもの、上記ポリエステルにイソフタル
酸ナトリウムスルフォネートを共重合したもの或は、上
記ポリエステルに変性剤をブレンドしたものからなる繊
維、上記のようなポリエステル繊維材料にポリウレタン
などのパイy/が含浸されたもの、ポリエステル繊維と
ポリウレタン繊維との混用物、Iリエステル緘維とIリ
アミド繊維との混用物、Iリエステル繊維と蛋白質繊維
との混用物などがあげられる。これらの繊維材料の染色
物に本発明方法を適用すると、繊維の劣化も少なく、優
れた還元洗浄の効果を得ることができ、特に易染性ポリ
エステル繊維を用いたものは、本発明方法の堅牢度向上
効果が大きい。
本発明方法は、分散染料で染色された繊維材料を対象と
するが、分散染料染色物中に分散染料以外の染料で染色
された繊維が混在していてもよい。
するが、分散染料染色物中に分散染料以外の染料で染色
された繊維が混在していてもよい。
本発明方法に用いられる還元洗浄液は、分散染料を還元
分解又は可溶化することのできる還元剤を含むものであ
る。このような還元剤としては、ハイドロサルファイド
ナトリウム(亜二チオン酸ナトリウムニ水塩)、スルホ
キシル酸亜鉛ホルムアルデヒド(デクロリンンルプルコ
ンク)、二酸化チオ尿素、塩化第1錫、およびハイドロ
サル7アイトナトリウムーホルムアルデヒド縮合物(ホ
ルムアルデヒドナトリウムスルホキシラートニ水塩、ロ
ンガリット)などのような通常ポリエステル繊維の還元
洗浄や、防抜染剤の還元剤として用いられているもので
あればいずれでも良い。
分解又は可溶化することのできる還元剤を含むものであ
る。このような還元剤としては、ハイドロサルファイド
ナトリウム(亜二チオン酸ナトリウムニ水塩)、スルホ
キシル酸亜鉛ホルムアルデヒド(デクロリンンルプルコ
ンク)、二酸化チオ尿素、塩化第1錫、およびハイドロ
サル7アイトナトリウムーホルムアルデヒド縮合物(ホ
ルムアルデヒドナトリウムスルホキシラートニ水塩、ロ
ンガリット)などのような通常ポリエステル繊維の還元
洗浄や、防抜染剤の還元剤として用いられているもので
あればいずれでも良い。
一般に還元洗浄液には還元剤の他に、アルカリが添加さ
れるが、このようなアルカリ性物質としては、苛性ソー
ダ、苛性カリ、アンモニア水、ケイ酸ソーダ、炭酸ソー
ダ、燐酸ソーダ、ピロ燐酸ソーダ、トリポリ燐酸ソーダ
、ヘキサメタ燐酸ソーダなどを用いることができる。
れるが、このようなアルカリ性物質としては、苛性ソー
ダ、苛性カリ、アンモニア水、ケイ酸ソーダ、炭酸ソー
ダ、燐酸ソーダ、ピロ燐酸ソーダ、トリポリ燐酸ソーダ
、ヘキサメタ燐酸ソーダなどを用いることができる。
本発明方法に用いられる還元洗浄液中
従来使用されている各種界面活性剤を含んでいてもよい
。
。
本発明方法に用いられる還元洗浄液は、下記物質:
(→ジメチルポリシロキサン
(ロ)高級アルコール
f→ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤
から選ばれた少くとも1種からなる染色堅牢度向上助剤
を含むととを特徴とするものである。
を含むととを特徴とするものである。
上記染色堅牢度向上助剤は、一般に0.01〜20E/
/lの濃度で用いられることが好ましい。
/lの濃度で用いられることが好ましい。
本発明方法に用いられるジメチルポリシロキサンは、シ
ロ中サン結合を骨格構造として有する重合体であって、
特に100aSt〜1000aSt(セジメチルポリシ
ロキサンは一般には水性乳化物として使用されることが
多い。ジメチルポリシロキサンは0.01〜10g/l
の濃度で用いられることが好ましく、0.1〜2 Vl
の濃度で用いられることが更に好ましい。
ロ中サン結合を骨格構造として有する重合体であって、
特に100aSt〜1000aSt(セジメチルポリシ
ロキサンは一般には水性乳化物として使用されることが
多い。ジメチルポリシロキサンは0.01〜10g/l
の濃度で用いられることが好ましく、0.1〜2 Vl
の濃度で用いられることが更に好ましい。
本発明方法に用いられる高級アルコールは炭素数6〜1
8の脂肪族、又は脂還式アルコールが好ましく、炭素数
8〜14のものが更に好ましい。
8の脂肪族、又は脂還式アルコールが好ましく、炭素数
8〜14のものが更に好ましい。
このような高級アルコールとしては、シクロヘキサノー
ル、オクチルアルコール、ラウリルアルコールなどを例
示することができる。高級アルコールは0.1〜201
/13の練度で使用されることが好ましく、0.5〜5
9/lの濃度で用いられることが更に好ましい。
ル、オクチルアルコール、ラウリルアルコールなどを例
示することができる。高級アルコールは0.1〜201
/13の練度で使用されることが好ましく、0.5〜5
9/lの濃度で用いられることが更に好ましい。
本発明方法に用いられるポリエチレングリコール型非イ
オン界面活性剤としてf′1HLBが1〜7のものが好
ましく、1.5〜3のI(LB ffi 有するものが
更に好ましい。このような界面活性化合物としてハ、高
級アルコールにエチレンオキサイドを付加したもの、ア
ルキルフェノールにエチレンオキサイドを付加したもの
などを用いることができる。
オン界面活性剤としてf′1HLBが1〜7のものが好
ましく、1.5〜3のI(LB ffi 有するものが
更に好ましい。このような界面活性化合物としてハ、高
級アルコールにエチレンオキサイドを付加したもの、ア
ルキルフェノールにエチレンオキサイドを付加したもの
などを用いることができる。
例えはアルキルポリオキシエチレンエーテル、アルキル
フェニルポリオキシエチレンエーテルナトがある。この
界面活性化合物は0.01〜101/1の濃度で用いら
れることが好ましく、0.1〜511/lの濃度で用い
られることが更に好ましい。
フェニルポリオキシエチレンエーテルナトがある。この
界面活性化合物は0.01〜101/1の濃度で用いら
れることが好ましく、0.1〜511/lの濃度で用い
られることが更に好ましい。
本発明方法における還元洗浄操作は、ウィンス、ソッガ
ー、ビーム染色機、サーキュラ−染色機、ユニエース染
色機、オープンソーパーなどの装置を用い、パッチ方式
あるいは連続方式で実施することができる。
ー、ビーム染色機、サーキュラ−染色機、ユニエース染
色機、オープンソーパーなどの装置を用い、パッチ方式
あるいは連続方式で実施することができる。
本発明に用いられる還元洗浄液は、一般に水に0.1〜
lo I/lの還元剤と、0.1〜10 f//lのア
ルカリ性物質とを溶解し、これに、本発明に係る染色堅
牢度向上助剤の適宜量、好ましくは0.01〜201/
l″4c添加し、必要に応じて従来用いられている洗浄
剤、例えば非イオン洗浄剤を更に添加して調製する。
lo I/lの還元剤と、0.1〜10 f//lのア
ルカリ性物質とを溶解し、これに、本発明に係る染色堅
牢度向上助剤の適宜量、好ましくは0.01〜201/
l″4c添加し、必要に応じて従来用いられている洗浄
剤、例えば非イオン洗浄剤を更に添加して調製する。
分散染料による染色工程で得られた染色物を、上記の本
発明還元洗浄液に浸漬、又は接触させながら、処理液温
度を、100℃以下の処理温度、好ましくは60〜90
℃に保持し、この温度で所要時間、例えば2分〜30分
の処理を施す。
発明還元洗浄液に浸漬、又は接触させながら、処理液温
度を、100℃以下の処理温度、好ましくは60〜90
℃に保持し、この温度で所要時間、例えば2分〜30分
の処理を施す。
本発明方法の還元洗浄操作において、処理温度、処理時
間、還元剤濃度、アルカリ性物質濃度、洗浄剤濃度等は
、被処理品の種類、用いられる処理装置、および還元洗
浄方式(連続あるいはパッチ方式)を勘案して適宜に設
定される。また本発明の還元洗浄操作において、処理系
の温度が還元洗浄を実施する温度になった時に還元洗浄
液を添加することが最も効果的である。この方法によれ
ば、染色堅牢度向上効果が大きく、きわめて短時間で処
理を終了することができ、さらに還元洗浄液に含まれる
各種薬剤の使用量を減らすことができる。
間、還元剤濃度、アルカリ性物質濃度、洗浄剤濃度等は
、被処理品の種類、用いられる処理装置、および還元洗
浄方式(連続あるいはパッチ方式)を勘案して適宜に設
定される。また本発明の還元洗浄操作において、処理系
の温度が還元洗浄を実施する温度になった時に還元洗浄
液を添加することが最も効果的である。この方法によれ
ば、染色堅牢度向上効果が大きく、きわめて短時間で処
理を終了することができ、さらに還元洗浄液に含まれる
各種薬剤の使用量を減らすことができる。
以下、本発明方法を真施例によって説明する。
以下余白
実施例1および比較例1
実施例1においてポリエチレンテレ7タレートマルチフ
イラメントヤーン(150d/48f)の加工糸から作
られた三段スムースジャーシイを、ラビッドサーキュラ
−染色機を用いて、下記染浴および条件で染色した。
イラメントヤーン(150d/48f)の加工糸から作
られた三段スムースジャーシイを、ラビッドサーキュラ
−染色機を用いて、下記染浴および条件で染色した。
染浴組成
染色温度X時間:130℃×60分
浴比:1:20
染色工程完了後、染色機から染色残液を排出し、染色機
に水を送入しその温度を80℃まで昇温し、これに、下
記薬剤を添加して、下記の濃度に調整した。
に水を送入しその温度を80℃まで昇温し、これに、下
記薬剤を添加して、下記の濃度に調整した。
浴比:1:20
この還元洗浄液で、染色物に80℃10分間の還元洗浄
を施し、残液を排出し、温湯および水によシ染色物に十
分にすすぎ洗いを施した。
を施し、残液を排出し、温湯および水によシ染色物に十
分にすすぎ洗いを施した。
比較例1において、上記実施例1と同様の操作を行った
。但し、還元洗浄液調製のときにジメチルポリシロキサ
ンを用いなかった。
。但し、還元洗浄液調製のときにジメチルポリシロキサ
ンを用いなかった。
実施例1および比較例1で得られた染色洗浄物を、乾燥
し、これに通常の仕上げセットを施した。
し、これに通常の仕上げセットを施した。
得られた染色物の染色堅牢度試験結果を第1表に示す。
第1表
註二 *1 洗濯堅牢度試験法: JIS L844*
2水竪牢度試験法:JIS L846第1聚から明らか
なように本発明方法によシ還元洗浄された染色物は、比
較染色物にくらべて、格段にすぐれた染色堅牢度を示し
た。
2水竪牢度試験法:JIS L846第1聚から明らか
なように本発明方法によシ還元洗浄された染色物は、比
較染色物にくらべて、格段にすぐれた染色堅牢度を示し
た。
実施例2および比較例2
実施例2においてポリエチレンテレフタレートマルチフ
ィラメントヤーン(50d/36f)と、ホリ工−テル
系ウレタンモノフィラメントヤーン(40d)糸を使っ
て編成されたツーウェイトリコット編地(ポリウレタン
繊維混用率30チ)を、ラピッドサーキュラ−染色機を
用い、下記組成の染浴および条件で染色した〇 染浴組成 染色温度X時間=120℃×60分 浴比: 1:30 染色完了後、実施例1と同様の後処理を行った。
ィラメントヤーン(50d/36f)と、ホリ工−テル
系ウレタンモノフィラメントヤーン(40d)糸を使っ
て編成されたツーウェイトリコット編地(ポリウレタン
繊維混用率30チ)を、ラピッドサーキュラ−染色機を
用い、下記組成の染浴および条件で染色した〇 染浴組成 染色温度X時間=120℃×60分 浴比: 1:30 染色完了後、実施例1と同様の後処理を行った。
但し還元洗浄の液組成および条件は下記の通りであった
0 処理温度°×時間二80℃、15分 浴比: 1:20 比較例2において、実施例2と同様の操作を行った。但
し還元洗浄液調製において、ジメチルポリシロキサンを
添加しなかった。
0 処理温度°×時間二80℃、15分 浴比: 1:20 比較例2において、実施例2と同様の操作を行った。但
し還元洗浄液調製において、ジメチルポリシロキサンを
添加しなかった。
得られた染色物の染色堅牢度試験結果を第2表に示す。
第2表
汗アルカリ堅牢度試験法: JIS L852第2表は
、ジメチルポリシロキサンの染色堅牢度向上効果が極め
て高いことを明瞭に示している。
、ジメチルポリシロキサンの染色堅牢度向上効果が極め
て高いことを明瞭に示している。
実施例3において、単繊維繊度が0.2デニールのポリ
エステル繊維のステーゾルからなる二−ドルノ9ンチ不
織布に、バインダーとしてポリウレタンを、ポリエステ
ル繊維とポリウレタンの重量比率が60 : 40にな
るように含浸して調製したスェード調シート状材料を、
ラピッドサーキュラ−染色機を用いて、下記組成の染浴
と条件によシ染色した。
エステル繊維のステーゾルからなる二−ドルノ9ンチ不
織布に、バインダーとしてポリウレタンを、ポリエステ
ル繊維とポリウレタンの重量比率が60 : 40にな
るように含浸して調製したスェード調シート状材料を、
ラピッドサーキュラ−染色機を用いて、下記組成の染浴
と条件によシ染色した。
染浴組成
染色温度X時間:130℃・60分
浴比: 1:40
染色完了後、実施例1と同様の後処理操作を行った。但
し、還元洗浄液組成は、jfga表に示す通シであシ還
元洗浄操作は、80℃で15分間、浴比1:40で行わ
れた。
し、還元洗浄液組成は、jfga表に示す通シであシ還
元洗浄操作は、80℃で15分間、浴比1:40で行わ
れた。
比較例3および4において、実施例3および4と同様の
操作を繰り返えした。但し還元洗浄液組成は第3表に示
した通りであった。
操作を繰り返えした。但し還元洗浄液組成は第3表に示
した通りであった。
以下余白
得られた染色物の染色堅牢度は第3表に示されている通
シであった。
シであった。
実施例2と同様の染色工程によって得られたツーウェイ
トリコット染色物を還元洗浄するに際し、実施例2で用
いられたジメチルポリシロキサンのかわりに、実施例5
では高級アルコール(オクチルアルコール111/It
)を、実施例6ではポリエチレングリコール型非イオ
ン界面活性剤(アルキルポリオキシエチレンエーテルx
Ml)をそれぞれ還元洗浄液に添加し、比較例5では、
染色堅牢度向上助剤を用いずに以下実施例2と同じ様に
後処理を行った。
トリコット染色物を還元洗浄するに際し、実施例2で用
いられたジメチルポリシロキサンのかわりに、実施例5
では高級アルコール(オクチルアルコール111/It
)を、実施例6ではポリエチレングリコール型非イオ
ン界面活性剤(アルキルポリオキシエチレンエーテルx
Ml)をそれぞれ還元洗浄液に添加し、比較例5では、
染色堅牢度向上助剤を用いずに以下実施例2と同じ様に
後処理を行った。
得られた染色物の染色堅牢度t−第4表に示す。
第4表から明らかな如く、本発明方法により高級アルコ
ール、又はプリエチレングリコール型非イオン界面活性
剤を還元洗浄に添加した場合、添加しない場合に比較し
て、優れた染色堅牢度を示す染色物が得られ、仁のよう
な染色物は商品価値の高いものである。
ール、又はプリエチレングリコール型非イオン界面活性
剤を還元洗浄に添加した場合、添加しない場合に比較し
て、優れた染色堅牢度を示す染色物が得られ、仁のよう
な染色物は商品価値の高いものである。
第 4 表
発明の効果
本発明方法において、分散染料染色物の還元洗浄液に特
定の染色堅牢度向上助剤を用いることにより、すぐれた
染色堅牢度を有する分散染料染色物を得ることができる
。このような本発明方法の効果は還元洗浄操作に用いら
れる浴比や処理装置の種類や方式にかかわシなくすぐれ
たものである。
定の染色堅牢度向上助剤を用いることにより、すぐれた
染色堅牢度を有する分散染料染色物を得ることができる
。このような本発明方法の効果は還元洗浄操作に用いら
れる浴比や処理装置の種類や方式にかかわシなくすぐれ
たものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、分散染料により染色された繊維材料を、還元剤を含
有する還元洗浄液をもって洗浄するに際し、 前記還元洗浄液中に、下記物質: (イ)ジメチルポリシロキサン、 (ロ)高級アルコール、 C→Iリエチレングリコール型非イオン界面活性剤、 から選ばれた少くとも1種からなる染色堅牢度向上助剤
を含有させることを特徴とする、分散染料染色物の染色
堅牢度向上法。 2、前記繊維材料がポリエステル繊維を含有している、
特許請求の範囲第1項記載の方法。 3、前記還元剤がハイドロサルファイドナトリウム、ス
ルホキシル酸亜鉛ホルムアルデヒド、二酸化チオ尿素、
塩化第1錫、およびハイドロプルファイト−ホルムアル
デヒド縮合物、から選ばれた少くとも1種を含む、特許
請求の範囲第1項記載の方法。 4、前記染色堅牢度向上助剤が0.01〜2011/1
の濃度で使用される、特許請求の範囲第1項記載の方法
。 5、 前記ジメチルポリシロキサンが、6000〜26
00の分子量と100〜1000 cstの運動粘度を
有するものである、特許請求の範囲第1項記載の方法。 6、前記ジメチルポリシロキサンが0.01〜1011
/lの濃度で用いられる、特許請求の範囲第5項記載の
方法。 7、前記高級アルコールが6〜18個の炭素原子を有す
る脂肪族および脂環式アルコールから選ばれる、特許請
求の範囲第1項記載の方法。 8、前記高級アルコールが0.1〜20みqの鹸度で用
いられる特許請求の範囲第7項記載の方法。 9、前記ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤
が1〜7のHLBを有するものでめる、特許請求の範囲
第1項記載の方法。 10.前記ポリエチレングリコール型非イオン界面活性
剤が高級アルコールにポリエチレンオキサイドを付加し
て得られる化合物およびアルキルフェノールにポリエチ
レンオキサイドを付加して得られる化合物から選ばれた
少くとも1種からなる特許請求の範囲第1項記載の方法
。 11、前記ポリエチレングリコール型非イオン界面活性
剤が0.01〜10 g/lの濃度で用いられる特許請
求の範囲tg9又は10項記載の方法。 12、前記還元洗浄操作が60〜90℃の温度で行われ
る、特許請求の範囲第1項記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59014325A JPS60162889A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 分散染料染色物の染色堅牢度向上法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59014325A JPS60162889A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 分散染料染色物の染色堅牢度向上法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60162889A true JPS60162889A (ja) | 1985-08-24 |
Family
ID=11857918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59014325A Pending JPS60162889A (ja) | 1984-01-31 | 1984-01-31 | 分散染料染色物の染色堅牢度向上法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60162889A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6278288A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 | 一方社油脂工業株式会社 | 染色堅牢度向上方法 |
WO2013174124A1 (zh) * | 2012-05-25 | 2013-11-28 | 浙江理工大学 | 一种纺织品印花用环保型膏状拔染剂及其制备方法 |
-
1984
- 1984-01-31 JP JP59014325A patent/JPS60162889A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6278288A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 | 一方社油脂工業株式会社 | 染色堅牢度向上方法 |
JPH0347355B2 (ja) * | 1985-09-30 | 1991-07-19 | Itsuhosha Yushi Kogyo Kk | |
WO2013174124A1 (zh) * | 2012-05-25 | 2013-11-28 | 浙江理工大学 | 一种纺织品印花用环保型膏状拔染剂及其制备方法 |
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