JPS60162133A - 熱交換ユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、吸込口と、この吸込口の周囲に位置する複数
の吹出口とを設けた熱交換ユニットに関する。

（ロ）従来技術 特開昭５５−１３１６４０号公報には以下に述べる熱交
換ユニットが示されている。

第１図において、（１）は室内に設置される分離型空気
調和機の室内側熱交換ユニットで、このユニットの吸込
口（２）に対向して熱交換器（３）が配設されている。

（４ａ）（４ｂ）は熱交換器の上下に配設された送風機
で、独立して回転する。（５）は熱交換器の背方中央部
より分岐して上下に広がったケーシングで２つの送風機
（４ａ）（４ｂ）を独立して囲む２つの通風回路（６ａ
）（６ｂ）を形成している。（７ａ）（７ｂ）は吸込口
（２）の上下に配設した吐出口である。

そして、２つの送風機（４ａ）（４ｂ）の回転数を変え
て、吐出口（７ａ）（７ｂ）からの風の吹出量゛の制御
を行なっていた。

このような熱交換ユニット（１）においては、ケーシン
グ（５）の先端（８）が熱交換器（３）の背方中央部に
固定されているので、２つの通風回路（６ａ）（６ｂ）
の風上側に位置する熱交換器（３）の熱交換面積はあら
かじめ定められていた。従ってたとえば上方の送風機（
４ａ）を高速で、下方の送風機（４ｂ）を低速で夫々回
転させて、下方の吹出口（７ｂ）よりも上方の吹出口（
７ａ）の方が風の吹出量を多く設定させても、通風路（
６ａ）の風上側に位ｔ−ｆる熱交換器（３）の熱交換面
積が広くならないため、上方の吹出口（７ａ）から吐出
される風がこの熱交換器で十分な熱交換作用を受けない
欠点があった。一方、下方の送風機（４ｂ）を低速で回
転させたため、通風回路（６ｂ）を通過する風量が少な
（熱交換器（３）が十分に熱交換作用を受げられないと
いった欠点もあった。

このように２つの送風機（４ａ）（４ｂ）の回転数を個
々に変えても、この変化にともなって熱交換面積が変え
られないので、この熱交換ユニットが十分な熱交換能力
を発揮することができなかった。

尚、上記従来例に示した熱交換ユニッｌ）［おいて、ケ
ーシングを破線のように平面状とすることも考えられる
。しかしながら、この場合、通風回路（６ａ）（６ｂ）
には仕切板がないため、どちらか一方の送風機の回転数
を高（すると、通風回路（６ａ）（６ｂ）内の空気が全
てこの一方の送風機に導びかれ他方の送風機が回転ｌ〜
ていても、他方の送風機が位置する吐出口からは空気が
吹出されなかった。

（ハ）発明の目的 本発明は複数の吐出口から吹き出される風量が多く（少
なく）なった時、ダンパーでこの吐出口の風上側に位置
する熱交換器の熱交換面積を広く（狭く）シて、十分な
熱交換能力を発揮する熱交換ユニットを提供することを
目的としたものである。

（−Ｓ）発明の構成 吸込口と複数の吹出口とを偏見、この吸込口の風下側に
熱交換器と、この吸込口から吸込まれた空気を夫々の吹
出口へ分散させるダンパーとを配設し、一方の吹出口か
ら吐出される風の強さが大きくなるとこの一方の吹出口
の風上側に位置する熱交換器の吸込面積が広くなるよう
ダンパーを動かすようにしたものである。

（ホ）実施例 第２図第３図において、００）は分離型空気調和機の室
内側熱交換ユニットで、前面中央に吸込口０１）が、こ
の吸込口０１）の上下には夫々吹出口（１２ａ）（１２
ｂ）が夫々形成されている。０３）は冷房時に蒸発器と
して、暖房時に凝縮器として夫々作用する室内側熱交換
器で、吸込口αｌ）の背方に位置させである。（１４ａ
）（１４ｂ）はそれぞれ室内側熱交換器（１３１の上下
背方に配設されたクロスフローファン、０！５１はクロ
スフローファン（１４ａ）（１４ｂ）のエアガイダーで
ある。又、夫々の吹出口（１２ａ）（１２ｂ）には風向
変更羽根（ＩＥ９が位置している。ａｎはエアガイダ−
０５）と室内側熱交換器Ｑ３）との間に配設されたダン
パーで、通風路０８）を２つの通風回路（１８ａ）　（
１８ｂ）に分割している。このダンパーαηは第４図に
示す如（両端に支持軸−を突出させ、この支持軸−をユ
ニット００）の内側の側壁（図示せず）に枢支させであ
る。とのダンパー０７）の羽根（イ）の断面は流線形状
とこのような室内側熱交換ユニッ）ＧＯの冷房運転時は
、室内側熱交換器（１３１を蒸発器として作用させる。

そして上部のクロスフローファン（１４ａ）の回転数を
、下部のクロスフローファン（１４ｂ）の回転数よりも
上げて、上吹出口（１２ａ）から多葉の冷風を吐出させ
るようにする。この時、上部のクロスフローファン（１
４ａ）の回転数が高いため、吸込口（１１）の上部から
中央部にかげて吸込まれる室内空気は第２図に示すよう
に実線矢印の如く、室内側熱交換器０３）の上部を介し
て上方へ移動する。そして上部吹出口（１２ａ）から吐
出される。一方、吸込口（１１）の下部から吸込まれる
室内空気は破線矢印のように室内側熱交換器（１３）の
下部を介して下方へ移動する。そして下部吹出口（１２
ｂ）から吐出される。

この時ダンパーαηは実線矢印の空気の流れに沿って右
上り状態となり、このダンパー０７）で通風路０８）は
上部通風回路（１８ａ）と下部通風回路（１８ｂ）とに
区画される。このダンパーαηが右上り状態となるため
、上部通風回路（１８ａ）の風上側に位置する熱交換器
の吸込面積が下部通風回路（１８ｂ）の風上側に位置す
る熱交換器の吸込面積よりも広くなる。

このように回転数が高い（低い）状態のクロスフローフ
ァン（１４ａ）の風上側には、熱交換器の吸込面積が広
く（狭く）なるようにしている。尚、上部のクロスフロ
ーファン（１４ａ）の回転数を下げるか、もしくは下部
のクロスフローファン（１４ｂ）の回転数を上げるかし
て両方のクロスフローファン（１４ａ）（１４ｂ）の回
転数を略一致させると、このダンパー０ηは水平状態と
なる。従っていずれの通風回路（１８ａ）（１８ｂ）の
風上側に位置する熱交換器の吸込面積が略同−となる。

一方、この室内側熱交換ユニット０αの暖房運転、時は
室内側熱交換器０りを凝縮器として作用させる。

そして下部のクロスフローファン（１４ｂ）の回転数を
上部のクロスフローファン（１４ａ）の回転数よりも上
げて下吹出口（１２ｂ）から多量の温風を吐出させるよ
うにする。この時、下部のクロスフローファン（１４ｂ
）の回転数が高いため、吸込口０１）の下部から中央部
にかけて吸込まれる室内空気は実線矢印のように室内熱
交換器０階の下部を介して下方へ移動する。っそして下
部吹出口（１２ｂ　）から吐出される。一方、吸込口（
１１）の上部から吸込まれる室内空気は破線矢印のよう
に室内熱交換器０３）の上部を介して上方へ移動する。

そして上部吹出口から吐出される。この時、ダンパー（
１７）は実線矢印の空気の流れに沿って左上り状態とな
り、このダンパーで通風路０阻よ上部通風回路（１８ａ
）と下部通風回路（１８ｂ　）とに区画される。このダ
ンパー（１７）が左上り状態となるため、下部通風回路
（１８ｂ）の風上側に位置する熱交換器の吸込面積が、
上部通風回路（１８ａ）の風上側に位置する熱交換器の
吸込面積よりも広くなる。そして回転数が高い（低い）
クロス７０−ファン（１４ｂ）の風上側には、熱交換器
の吸込面積が広く（狭く）なるようしている。尚、下部
のクロスフローファン（１４ｂ）の回転数を下げるか、
もしくは上部のクロス７０−ファン（１４ａ）の回転数
を上げて両方のクロスフローファン（１４ａ）（１４ｂ
）の回転数を略一致させると、このダンパー（１７）は
水平状態となる。従っていずれの通風回路（１２ａ）（
１２ｂ）においても熱交換器の吸込面積が略同−となる
。

（へ）発明の効果 吸込口の風下側に熱交換器と、この吸込口から吸込まれ
た空気を複数の吹出口へ分散させるダンパーとを配設し
、一方の吹出口から吐出される風の強さが大きくなると
、このダンパーを動かして一方の吹出口の風上側に位置
する熱交換器の吸込面積を広くさせるようにしたもので
ある。従って、一方の通風回路に配設した送風機の回転
数を上昇させること、この上昇にともなって熱交換器の
吸込面積が広くなり一つの熱交換器を有効に活用して大
きな熱交換能力を発揮することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す熱交換ユニットの断面図、第２図
は本発明の一実施例を示す熱交換ユニットの断面図で、
このユニットヲ冷房運転させた時の空気の流れを示し、
第３図は同ユニットを暖房運θ］ｌ・・・吸込口、（１
２ａ＞（１２ｂ）”・吹出口、０３）−・・熱交換器、
　ａ７）・・・ダンパー。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　佐　野　靜　夫 第１図 ６ 第２図 １６ ） ３６／ 第３図 ６

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）吸込口と、複数の吹出口とを備え、この吸込口の
   風下側に熱交換器と、前記吸込口から吸込まれた空気を
   夫々の吹出口へ分散させるダンパーとを配設し、一方の
   吹出口から吐出される風の強さが大きくなると、この一
   方の吹出口の風上側に広 位置する熱交換器の吸測積が広くなるよう前記ダンパー
   を動かすことを特徴とする熱交換ユニット。