JPS60160525A - 短絡投入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、可動接触子を固定接触子に接離自在に短絡
投入する短絡投入装置に関する。

〔従来技術〕

従来のこの種短絡投入装置は、第１因に示すように構成
され、Ｌ状のフレームｉ１１の垂直壁に支持碍子（２）
が水平に支持され、支持碍子（２）の先端部にキユービ
クル等の電源側接続導体（鳴が接続された端子板（４）
が支持されるとともに、端子板（４）の基部に固定接触
子（ｆＩ）が一体に設けられ、また、フレーム（１）の
底部に支持された回転軸（６）には固定接触子（６）に
接離自在に投入される２枚の平行な可動接触子（７）が
軸着され、フレーム（１）の垂直壁と可動接触子（７）
間に、該可動接触子（７）を高速投入させるとともに固
定接触子（６）に対する電気的接触を保つための投入ば
ね（８）が設けられている。なお、２枚の可動接触子（
７）の先端部には、該固接触子（７）間を所定寸法に規
制するだめのピン（９〕が設けられるとともに、両可動
接触子（７）間の寸法を狭める方向に作用する接圧ばね
（リポせず）が設けられておシ、□該ばねによシ短絡投
入時における可動接触子（７）の固定接触子（６）への
接圧を得るようになっている。

ところで、前述の装置において、可動接触子（７）を１
点鎖線で示す切状態から２点鎖線で示す投入状態に動作
させた場合、実線で示す位置において固定接触子（５）
と可動接触子（７）との間に先行放電によるアーク（ト
）が発生し、先行放電電流ｉが流れる。

この電流ｉは放電時間ｔに対して第２図に示すような特
性となっている。ここで、放電時間ｔは放、電寸法を１
．可動接触子（７）の速度をＶとすると、ｔ　＝　４／
ｖで与えられる。なお、第２図中の１点鎖線は電流の直
流分の減衰曲線である。

しかし、前述の装置の場合、電圧が高くなると先行放電
アークα０の放電寸法ノが長くなるため、放電時間ｔが
ピーク電流ｉ。の放電時間ｔ。以上となり、先行放電ア
ークαＱが電流ピークを通過し、装置の機械的、熱的ダ
メージが大きくなる欠点がある。

そこで、前述のダメージを減少させるためには、可動接
触子（７）をより高速で投入させて放電時間ｔを短縮有
る必要があるが、高速投入を行なう場合、手動操作等で
は不可能であり、強力な投入ばね（８）が必要となり、
操作装置が大形化する不都合がある。まだ、可動接触子
（７）を高速投入させると、接点部分でチャタリングを
起こし捗傷が犬となり、このため、可動接触子（７）の
高速投入に対し緩衝装置を必要とし、高価になる欠点が
ある。

〔発明の目的〕

この発明は、前記の点に留意してなされたものであり、
可動接触子に、短絡投入過程における固定接触子と可動
接触子間の電界を緩和する電界緩和体を設け、高電圧時
においても先行放電アークの放電寸法を減少させ、可動
接触子の投入速度を低減し、短絡投入性能を向上するこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

この発明は、固定接触子に接離自在に投入される２枚の
平行な可動接触子のそれぞれの外側面に、前記固定接触
子との対向面が曲面に形成され短絡投入過程における前
記固接触子間の電界を緩和する電界緩和体を設けたこと
を特徴とする短絡投入装置である。

〔発明の効果〕

したがって、この発明の短絡投入装置によると、２枚の
可動接触子のそれぞれの外側面に電界緩和体を設けたこ
とにより、短絡投入過程における先行放電アークの放電
寸法を減少させることができ、電圧が高くなっても可動
接触子の投入速度を犬にする必要がなく、投入速度を低
減でき、このため、装置の機械的、熱的ダメージを小さ
くできるのみならず、操作装置の大形化を阻止でき、接
点部分のチャタリングによる拶傷を軽減できるとともに
、大損りな緩衝装置も必要とせず、従来欠点を解消し、
短絡投入性能の向上を図ることができるものである。

〔実施例〕

つぎにこの発明を、その１実施例を示した第３図以下の
図面とともに詳細に説明する。

これらの図面において、前記と同一記号は同一物を示す
ものとし、（１１）は２枚の平行な可動接触子（７）の
それぞれの先端部外側面に一体に設けられピン（９）を
中心に可動接触子（７）の幅寸法よシ犬なる直径の円形
に形成されるとともに外周面が曲面に形成されたアルミ
製の電界緩和体であシ、電界緩和体＋Ｉｌｌの固定接触
子（５）との対向面も曲面となシ、該電界緩和体（１１
）により、第４図に示すように、短絡投入過程における
固接触子（５）、〔７）間の電界が緩和される。

（１２１は支持碍子（２１の先端に支持され固定接触子
（６）の下側において可動接触子（７）の切方向に長く
突出して形成された絶縁性のガイドであり、可動接触子
（７）に対する電界を緩和する形状に形成され、短絡投
入過程において可動接触子（７）間のピン（９）を捕え
て係合し、先行放電電流の電磁力による固接触子＋５１
　、　（７）の相対変位を防止する。

したがって、従来の装置では、短絡投入過程における固
接触子＋５１　、　（７）間の電界が、可動接触子（７
）の固定接触子（５）との対向面、すなわち可動接触子
（７）の先端部のエッヂ付近で集中し、このため固接触
子ｆ５１．（７）間の放電寸法ノが長くなっていたが、
前記実施例によると、可動接触子（７）に電界緩和体（
１１）を設け、固接触子＋５１．（７）間の電界の緩和
、すなわち均一化を図ることができるため、固接触子（
５）。

（７）間の耐電圧性能の向上を図ることができ、短絡投
入過程における先行放電アーク頭′の放電寸法１′を短
かくすることができる。たとえば、３６ＫＶの短絡投入
において、従来の放電寸法ノー２フ祁に対して実施例の
放電寸法！’−１２ｍ＋＋となる。

このため、電圧が高くなっても放電寸法が差程長くなる
ことはなく、放電時間の短縮が図れるとともに、投入速
度を低減でき、所期の目的を達成し、前述した効果を得
ることができるものである。

なお、前記実施例では電界緩和体（１１）を円形にして
その外周面を曲面としたが、少なくとも電界緩和体（１
１）の固定接触子（５）との対向面を曲面に形成すれば
よい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の短絡投入装置の正面図、第２図は奸絡投
入１局程における先行放電の放電時間と電流との関係図
、第３図以下の図面はこの発明の短絡投入装置の１実施
例の要部を示し、第３図は正面図、第４図は一部切断平
面図である。 （５）・・・固定接触子、（７）・・・可動接触子、（
１１）・・・電界緩和体。 代理人　弁理士　藤　１）龍太部 第１図 す 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■　固定接触子に接離自在に投入される２枚の平行な可
   動接触子のそれぞれの外側面に、前記固定接触子との対
   向面が曲面に形成され短絡投入過程における前記両液触
   子間の電界を緩和する電界緩和体を設けたことを特徴と
   する短絡投入装置。