JPS601603Y2 - スライドフアスナ− - Google Patents
スライドフアスナ−Info
- Publication number
- JPS601603Y2 JPS601603Y2 JP17640280U JP17640280U JPS601603Y2 JP S601603 Y2 JPS601603 Y2 JP S601603Y2 JP 17640280 U JP17640280 U JP 17640280U JP 17640280 U JP17640280 U JP 17640280U JP S601603 Y2 JPS601603 Y2 JP S601603Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- region
- wales
- tape
- slide fastener
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Slide Fasteners (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は経編テープ、特に編機あるいはリンキング機に
より編物生地へ一体に取付けるのに適した経編テープ使
用のスライドファスナーに関するものである。
より編物生地へ一体に取付けるのに適した経編テープ使
用のスライドファスナーに関するものである。
本出願人は、務歯取付部に続く内側区域と、これに続く
粗目組織の区域と、これに続く外側区域とから構成され
、粗目組織の区域はウエールが欠除され、かつ該区域を
横切るようにその両側の内外区域の太く補強された補強
糸による縁部ウエール間に跨って強靭な連結糸が緯入さ
れて、略矩形の空間部が長さ方向に適宜間隔で形成され
ている経編テープを使ったスライドファスナーであり、
粗目組織の区域の空間部およびこれを画する連結糸部分
を利用して編機またはリンキング機により被着物の編物
生地に一体に取付けられるものを既に提案している。
粗目組織の区域と、これに続く外側区域とから構成され
、粗目組織の区域はウエールが欠除され、かつ該区域を
横切るようにその両側の内外区域の太く補強された補強
糸による縁部ウエール間に跨って強靭な連結糸が緯入さ
れて、略矩形の空間部が長さ方向に適宜間隔で形成され
ている経編テープを使ったスライドファスナーであり、
粗目組織の区域の空間部およびこれを画する連結糸部分
を利用して編機またはリンキング機により被着物の編物
生地に一体に取付けられるものを既に提案している。
しかしながら、このようなスライドファスナーでは、そ
の外側区域が比較的広巾であり、編機のベラ針のベラ先
端がベラ返しの際に該外側区域に引掛かってベラ返しが
できなくなるおそれがある。
の外側区域が比較的広巾であり、編機のベラ針のベラ先
端がベラ返しの際に該外側区域に引掛かってベラ返しが
できなくなるおそれがある。
また、内側区域の縁部ウエールが太く補強された補強糸
であり、その縁部ウエール間に跨って強靭な連結糸が緯
入されており、内側区域はテープ面が平坦にならず凹凸
が表出し、その外観体裁が悪い。
であり、その縁部ウエール間に跨って強靭な連結糸が緯
入されており、内側区域はテープ面が平坦にならず凹凸
が表出し、その外観体裁が悪い。
また、ウエール欠除区域の空間部が１または２ウエール
を欠除して形成され、特に巾寸法が大きくなっているの
に伴い、編物生地へ取付けた際取付糸に対しファスナー
テープが横ずれする位に取付糸のかかった連結糸部分が
長くなっており、しかも、内側区域が務歯を支持しであ
る程度の広巾であり、かつ一定の硬さがあるのに対し、
外側区域はかかる内外区域より巾が狭く編組織が安定し
ておらず一定の硬さがないために、染色工程の際の熱影
響により変形が生じ、編機に取付ける際に取付けが煩雑
である、あるいは編物生地に取付けた場合、外側区域に
働く引張力により外側区域が編物生地から離れてめくれ
、ねじれ等変形が生じたり、その影響により内側区域を
不安定にするおそれがある。
を欠除して形成され、特に巾寸法が大きくなっているの
に伴い、編物生地へ取付けた際取付糸に対しファスナー
テープが横ずれする位に取付糸のかかった連結糸部分が
長くなっており、しかも、内側区域が務歯を支持しであ
る程度の広巾であり、かつ一定の硬さがあるのに対し、
外側区域はかかる内外区域より巾が狭く編組織が安定し
ておらず一定の硬さがないために、染色工程の際の熱影
響により変形が生じ、編機に取付ける際に取付けが煩雑
である、あるいは編物生地に取付けた場合、外側区域に
働く引張力により外側区域が編物生地から離れてめくれ
、ねじれ等変形が生じたり、その影響により内側区域を
不安定にするおそれがある。
その結果、これら内外区域が被着物の外部に露出して被
着物の外観体裁が損われるばかりでなく、外部からの不
用意な悪影響を受は易く、該部分の縫着がさらに必要と
なるなどの不具合がある。
着物の外観体裁が損われるばかりでなく、外部からの不
用意な悪影響を受は易く、該部分の縫着がさらに必要と
なるなどの不具合がある。
本考案は、前記従来の問題点を解決するために創案され
たもので、テープの内側区域を複列ニードルによる表裏
面組織から構成するとともに、外側区域は粗目組織の区
域側の縁部ウエールに他のウエールを引き寄せ密接せし
めてより狭山に密とし、安定させかつ硬くすることによ
り、編機のべラ返しの際の引掛かかりがなく、補強糸を
使用せず均一な組織とし、編物生地への一体取付けや染
色に際しての変化を防止し、確実かつ体裁よく取付けら
れるスライドファスナーを提供することを目的とするも
のである。
たもので、テープの内側区域を複列ニードルによる表裏
面組織から構成するとともに、外側区域は粗目組織の区
域側の縁部ウエールに他のウエールを引き寄せ密接せし
めてより狭山に密とし、安定させかつ硬くすることによ
り、編機のべラ返しの際の引掛かかりがなく、補強糸を
使用せず均一な組織とし、編物生地への一体取付けや染
色に際しての変化を防止し、確実かつ体裁よく取付けら
れるスライドファスナーを提供することを目的とするも
のである。
以下、本考案を図示する実施例により説明する。
このスライドファスナーを使用した経編テープ１は務歯
取付部２を縁部に有する内側区域３と、これに続く粗目
組織の区域４と、これに続く外側区域５よりなり、内外
側区域３，５は複列ニードルによりテープ表裏両面にウ
エールが対称的に表われる組織となっている。
取付部２を縁部に有する内側区域３と、これに続く粗目
組織の区域４と、これに続く外側区域５よりなり、内外
側区域３，５は複列ニードルによりテープ表裏両面にウ
エールが対称的に表われる組織となっている。
すなわち、経編テープ１の内側区域３および外側区域５
は複列ニードルによりウエールＷをテープの表裏両面に
形成する２−０１０−２１０−２の鎖編６と、ウエール
を形成しかつ隣接するウエールを連結する２−４／２−
０のトリコット編７と、３つのウエールに亘り横方向に
のびウエールを連結する０ −０／４−４／６−６／４
−４の緯挿入糸８とから構成されている。
は複列ニードルによりウエールＷをテープの表裏両面に
形成する２−０１０−２１０−２の鎖編６と、ウエール
を形成しかつ隣接するウエールを連結する２−４／２−
０のトリコット編７と、３つのウエールに亘り横方向に
のびウエールを連結する０ −０／４−４／６−６／４
−４の緯挿入糸８とから構成されている。
粗目組織の区域４は２つのウエールが欠除され、かつ該
ウエール欠除区域を横切ってその両側に位置する内外区
域３，５の縁部ウエールＷ３゜Ｗ４間に跨って０−０／
８−８／６−６／８−８／８−８１０−０／２−２１０
−０の連結糸９が緯入され、しかして略矩形の空間部Ａ
が長さ方向に等間隔で形成されたものである。
ウエール欠除区域を横切ってその両側に位置する内外区
域３，５の縁部ウエールＷ３゜Ｗ４間に跨って０−０／
８−８／６−６／８−８／８−８１０−０／２−２１０
−０の連結糸９が緯入され、しかして略矩形の空間部Ａ
が長さ方向に等間隔で形成されたものである。
内外区域３．５はこの区域４の連結糸９により強固に連
結されている。
結されている。
また、務歯取付部２は複列ニードルにより４つのウエー
ルに亘る２−０／４−６のトリコット編１０群と、４−
６／２−０のトリコット編１１群とからなり、中央の２
ウ工−ル間にて両トリコット編１０．１１群間に芯材１
２を挿入した組織となっており、しかして断面略円形の
膨隆部分に形成されている。
ルに亘る２−０／４−６のトリコット編１０群と、４−
６／２−０のトリコット編１１群とからなり、中央の２
ウ工−ル間にて両トリコット編１０．１１群間に芯材１
２を挿入した組織となっており、しかして断面略円形の
膨隆部分に形成されている。
そして、該務歯取付部２は前記内側区域３の縁部に設け
られ、隣接するウエールＷ７．Ｗ８を連結する２−４／
２−０のトリコット編１３と、該ウエールＷ７．Ｗ８を
含む３つのウエールに亘り横方向に延びウエールを連結
するＯ−０／４−４／６−６／４−４の緯挿入糸１４と
より連結されている。
られ、隣接するウエールＷ７．Ｗ８を連結する２−４／
２−０のトリコット編１３と、該ウエールＷ７．Ｗ８を
含む３つのウエールに亘り横方向に延びウエールを連結
するＯ−０／４−４／６−６／４−４の緯挿入糸１４と
より連結されている。
このような経編テープ１において、内側区域３と反対側
に位置する外側区域５の端部のウェールＷ１は次のウエ
ールＷ２に、また該ウェールＷ２ハ次の縁部ウエールＷ
３にと順次トリコット編７および緯挿入糸８によって粗
目組織４側の縁部ウエールＷ３側に引き寄せられ密接せ
さめられて、外側区域５が狭い巾で密になって安定し、
かつ一定の硬さをもつため、第２図に示すように粗目組
織の区域（本実施例ではウエール欠除区域）４の空間部
Ａを利用して編機のメリヤス針１５にこのスライドファ
スナーを掛ける取付作業を行なう際、組織が安定してお
り取付が簡単であり、また下に引張っても、外側区域５
はその引張力に耐えてそり返ったりねじれたりすること
がなく、また、ベラ返しに際しベラ１６の先端が外観区
域５に引掛からず、確実にベラ返しができ、従って内側
区域３および外側区域５を安定させて一体に編物生地に
取付けることができる。
に位置する外側区域５の端部のウェールＷ１は次のウエ
ールＷ２に、また該ウェールＷ２ハ次の縁部ウエールＷ
３にと順次トリコット編７および緯挿入糸８によって粗
目組織４側の縁部ウエールＷ３側に引き寄せられ密接せ
さめられて、外側区域５が狭い巾で密になって安定し、
かつ一定の硬さをもつため、第２図に示すように粗目組
織の区域（本実施例ではウエール欠除区域）４の空間部
Ａを利用して編機のメリヤス針１５にこのスライドファ
スナーを掛ける取付作業を行なう際、組織が安定してお
り取付が簡単であり、また下に引張っても、外側区域５
はその引張力に耐えてそり返ったりねじれたりすること
がなく、また、ベラ返しに際しベラ１６の先端が外観区
域５に引掛からず、確実にベラ返しができ、従って内側
区域３および外側区域５を安定させて一体に編物生地に
取付けることができる。
また、染色の際の熱影響を受けても、外側区域５は縁部
ウエールＷ３に引寄せられ密接しており、ねじれ等変形
せず前記編物生地に添接可能であってその縫着をさらに
行なう必要もない。
ウエールＷ３に引寄せられ密接しており、ねじれ等変形
せず前記編物生地に添接可能であってその縫着をさらに
行なう必要もない。
本考案は、以上の通り縁部に務歯取付部を有する内側区
域と、これに続く粗目組織の区域と、これに続く外側区
域とからなる経編テープを使用したスライドファスナー
であり、該テープの内外側区域が複列ニードルによる表
裏両面組織から構成されるとともに、粗目組織の区域の
側に位置する縁部ウエールに他のウエールを引き寄せ密
接せしめてより狭山に密にされているため、テープが均
一な平坦組織とされ、その外観体裁がよく、テープの染
色工程の際の熱影響を受けてもテープ組織、特に不安定
な外側区域が安定しており変形が生ぜず、また粗目組織
の区域で編機等にセットしてスライドファスナーの取付
けを行なっても、また編物生地に取付は後めくれ、ねじ
れ等の変形は生ぜず、また、ベラ先端の引掛りは生ぜず
、従って編物生地に一体にして体裁のよい安定状態で確
実に取付けることができるものである。
域と、これに続く粗目組織の区域と、これに続く外側区
域とからなる経編テープを使用したスライドファスナー
であり、該テープの内外側区域が複列ニードルによる表
裏両面組織から構成されるとともに、粗目組織の区域の
側に位置する縁部ウエールに他のウエールを引き寄せ密
接せしめてより狭山に密にされているため、テープが均
一な平坦組織とされ、その外観体裁がよく、テープの染
色工程の際の熱影響を受けてもテープ組織、特に不安定
な外側区域が安定しており変形が生ぜず、また粗目組織
の区域で編機等にセットしてスライドファスナーの取付
けを行なっても、また編物生地に取付は後めくれ、ねじ
れ等の変形は生ぜず、また、ベラ先端の引掛りは生ぜず
、従って編物生地に一体にして体裁のよい安定状態で確
実に取付けることができるものである。
第１図は本考案のスライドファスナーにおけるテープ部
分の組織図、第２図は編機のかぎ針群に引掛けた取付状
況を示す概略図である。 １・・・・・・経編テープ、２・・・・・・務歯取付部
、３・・・・・・内側区域、４・・・・・・粗目組織の
区域、５・・・・・・外側区域、６・・・・・・鎖編、
７・・・・・・トリコット編、８・曲・緯挿入糸、９・
・・・・・連結糸、１０，１１．１３・・・・・叶すコ
ット！、１５−−−−−−メリヤスｆｌａ、１６−−−
−−−ベラ、ｗ、Ｗ□、Ｗ２９ｗ３９ｗ２９ｗ７９ｗ８
・・・・・・ウェール、Ａ・・・・・・空間部。
分の組織図、第２図は編機のかぎ針群に引掛けた取付状
況を示す概略図である。 １・・・・・・経編テープ、２・・・・・・務歯取付部
、３・・・・・・内側区域、４・・・・・・粗目組織の
区域、５・・・・・・外側区域、６・・・・・・鎖編、
７・・・・・・トリコット編、８・曲・緯挿入糸、９・
・・・・・連結糸、１０，１１．１３・・・・・叶すコ
ット！、１５−−−−−−メリヤスｆｌａ、１６−−−
−−−ベラ、ｗ、Ｗ□、Ｗ２９ｗ３９ｗ２９ｗ７９ｗ８
・・・・・・ウェール、Ａ・・・・・・空間部。
Claims (1)
- テープが縁部に務歯取付部を有する内側区域と、これに
続く粗目組織の区域と、これに続く外側区域とからなり
、該内外区域は複列ニードルによる表裏両面組織から構
成されており、該外側区域は前記粗目組織の区域の側に
位置する縁部ウエールに他つエールが引き寄せられ密接
せしめられていることを特徴とするスライドファスナー
。
Priority Applications (14)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640280U JPS601603Y2 (ja) | 1980-12-09 | 1980-12-09 | スライドフアスナ− |
| AU74765/81A AU529365B2 (en) | 1980-09-18 | 1981-08-31 | Warp-knit slide fastener stringer tape |
| GB8126563A GB2084202B (en) | 1980-09-18 | 1981-09-02 | Warp-knit stringer tape for slide fastener |
| NLAANVRAGE8104168,A NL186844C (nl) | 1980-09-18 | 1981-09-09 | Kettinggebreide draagband voor een ritssluiting. |
| FR8117240A FR2490080A1 (fr) | 1980-09-18 | 1981-09-11 | Ruban de bande d'accrochage en tricot-chaine pour fermeture a glissiere |
| US06/302,608 US4419868A (en) | 1980-09-10 | 1981-09-15 | Warp-knit stringer tape for slide fastener |
| ES1981268670U ES268670Y (es) | 1980-09-18 | 1981-09-16 | Cinta de soporte de genero de punto por urdimbre para cierres de cremallera. |
| BE0/205983A BE890381A (fr) | 1980-09-18 | 1981-09-16 | Ruban de galon tricote en chaine pour fermeture a curseur |
| DE3136823A DE3136823C2 (de) | 1980-09-18 | 1981-09-16 | Kettengewirktes Tragband für Reißverschlüsse |
| CA000386127A CA1163817A (en) | 1980-09-18 | 1981-09-17 | Warp-knit stringer tape for slide fastener |
| IT8168220A IT1144873B (it) | 1980-09-18 | 1981-09-17 | Fettuccia tessuta a maglia in catena per chiusure lampo |
| BR8106051A BR8106051A (pt) | 1980-09-18 | 1981-09-18 | Tira de cadarco tecida com fios de urdume para fechos corredicos |
| ES1982266909U ES266909Y (es) | 1980-09-18 | 1982-08-12 | "disposicion de cinta de soporte para cierres de cremallera". |
| HK636/88A HK63688A (en) | 1980-09-18 | 1988-08-18 | Warp-knit stringer tape for slide fastener |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17640280U JPS601603Y2 (ja) | 1980-12-09 | 1980-12-09 | スライドフアスナ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5797405U JPS5797405U (ja) | 1982-06-15 |
| JPS601603Y2 true JPS601603Y2 (ja) | 1985-01-17 |
Family
ID=29533249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17640280U Expired JPS601603Y2 (ja) | 1980-09-10 | 1980-12-09 | スライドフアスナ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601603Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-09 JP JP17640280U patent/JPS601603Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5797405U (ja) | 1982-06-15 |
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