JPS60160233A - 水中通信方法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ダイパーの水中での通信方法、殊に通信者と
通信相手との距離が手が届く程度の通常の会話距離にお
ける簡易な水中通信方法およびその装置に関する。

（発明の背景） 近来、スポーツとしてのダイビングは益々盛んとなり、
国内のダイパー人口は今や約２００万人といわれている
。これは、海洋開発の重要性が益々高くなってきている
ことを艦みれば非常に好ましい現象といえる。

しかしながら、ダイビングはその環境条件の相違から陸
上でのスポーツ或いは作業とは異なる危険や困難が多い
。すなわち、呼吸の困難性、視界の悪さ、水圧による運
動の困難性、そしてコミュニケーションの困難性等であ
る。これらの要因が重なって、水中におけるダイパーを
孤立感、不安感或いはパニックに陥らせ、この孤立感、
不安感等が水中事故を誘発する原因となっているのが現
状である。これは身近に仲間がいても同様である。

本発明者は、期かるダイパーの孤立感、不安感を取除く
上で水中でのコミュニケーションが太きな役割を果すこ
とに看目し、本発明をなすに到ったものである。

（従来技術） 従来、水中でのコミュニケーションは、ポート上又は陸
上の通信設備とダイパーとをケーブルで互いに連結して
なす有線通信方法や、超音波を音声に変換してなす無線
通信方法がある。

しかしながら、これら従来方法では船上又は陸上と連結
したケーブルが遊泳範囲を制約したり、ダイパーに装着
すべき通信機器が嵩ばつて動き難かつたり、或いは通信
設備が高価過ぎて殊に一般のスポーツダイパーには不向
きであり、斯かる機器を使用しないダイパーに可能な水
中通信方法は専ら手話であった。

（発明の目的） 本発明は上述のような従来の問題に鑑み、装着するに嵩
ばらず、安価で身近な会話距離にて簡易に通信可能な、
殊にスポーツダイパーに適した水中通信方法およびその
装置を提供することを目的としたものである。

（発明の構成） しかして本発明は、咽喉マイク、電池電源、増幅器、ス
ピーカおよびこれらを連結するコードとから構成し、防
水加工を施してなる水中通信装置の咽喉マイクを通信者
の咽喉部に付帯せしめて携帯し、スピーカを通信相手の
耳部に近接せしめて会話する水中通信方法として構成し
、およびその発明方法に使用する装置として、コードの
基端に咽喉マイクを、先端にはスピーカを連結して備え
、電池電源および増幅器を備えるとともに防水処理を施
してなる水中通信装置を構成して上記目的を達成せんと
したのである。

（実施例） 次に本発明の方法およびその装置の実施例について図面
を参照しつつ説明する。

図中１は水中通信装置を示し、咽喉マイク２゜電池３．
増幅器４およびスピーカ５をコード６にて連結して有し
ている。

７は残圧計であり、第３図に示すようにエアボンベ八に
連結されて腕を伸した状態で略手の位置に垂らされてい
るものである。残圧計７のケーシング８の裏側には水中
通信装置１のスピーカケーシング９を付着せしめている
。

スピーカケーシング９内にはスピーカ５を先端側に、次
いで増幅器４と電池３を連結して収容配、置している。

先端側を電池３と増幅器４とを介してスピーカ５に接続
したコード６の基端側には咽喉マイク２を接続している
。

上述の水中通信装置１は防水処理を施しているもので、
これを携帯するには例えば第３図に示すようにダイパー
Ｂの背負ったエアボンベＡに取付け、ダイパーＢが腕を
伸した状態における手の位置辺りまで垂らした残圧計７
の裏側にスピーカ５、増幅器４および電池が組み込まれ
たスピーカケーシング９を付着せしめ、コード６を残圧
計７のホース１０に沿って取付けるとともに咽喉マイク
２をウェットスーツにて咽喉部に挟持せしめる。

このように携帯した水中通信装置１を用いて通信するに
は、第４図に示すようにケーシング８若しくはスピーカ
ケーシング９を手に持ってスピーカ５側を相手の耳部に
近づけて、或いは相手に持たせて会話する。本図には片
方のみ該水中通信装置１を携帯している状態を示してい
るが、両者ともに携帯していることが理想的であるのは
勿論である。斯くして、全面マスクを着用している場合
は勿論、口部が露出するマスクを着用している場合でも
咽喉マイクを通して陸上における対話と略同様に相手と
話をすることができる。この場合、残圧計７と水中通信
装置１のスピーカ５とは表裏一体に付着しているので装
着忘れが生じない。嵩ばらずに装着できる等のメリット
がある。

しかし、該水中通信装置１１は残圧計７と組合わせるこ
となく単独で使用若しくは構成してもよいのは勿論であ
る。

（発明の効果） 本方法発明は上述の如く構成され、水中通信装置の咽喉
マイクを通信者の咽喉部に付帯せしめて携帯し、スピー
カを相手の耳部に近接せしめて会話することとしたので
、ダイパーの動きを不自由ならしめることのない、簡易
な水中通信方法となヮた。

また、上記方法に使用する本発明に係る装置は、コード
の基端に咽喉マイクを、先端にはスピーカを備え、防水
処理を施したものとしたので安価で携帯し易い簡易な水
中通信装置を提供できることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の一実施例を示す要部縦断面
図、第２図は第１図の１〜■視断面図、第３図は同装置
の装＠態様を示す説明図、第４図は同装置の使用態様を
示す説明図である。 １・・・・・・水中通信装置、２・・・・・・咽喉マイ
ク、３・・・・・・電池、４・・・・・・増幅器、５・
・・・・・スピーカ、６・・・・・・コード、７・・・
・・・残圧針、８・・・・・・ケーシング、９・・・・
・・スピーカケーシング、Ａ・・・・・・エアボンベ、
Ｂ・・・・・・ダイパー。 特許出願人　株式会社オーディ−ニスマリン代　理　人
　弁理士　佐　々　木　功　４．：（、：、、：：”　
’、、ｉ’ｊ・“゛、′、′ 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （］）咽喉マイク、電池電源、増幅器、スピーカおよび
   これらを連結するコードとから構成し、防水加工を施し
   てなる水中通信装置の咽喉マイクを通信者の咽喉部に付
   帯せしめて携帯し、スピーカを通信相手の耳部に近接せ
   しめて会話することを特徴とする水中通信方法。 ■　上記水中通信装置は少なくともそのスピーカをエア
   ボンベ用残圧計の裏側に一体的に付着せしめて使用する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の水中通信
   方法。 ■　コードの基端に咽喉マイクを、先端にはスピーカを
   連結して備え、電池電源および増幅器を備えるとともに
   防水処理を施してなる水中通信装置。