JP3021878U - 水中通話機付きの業務用潜水ヘルメット - Google Patents

水中通話機付きの業務用潜水ヘルメット

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JP3021878U
JP3021878U JP1995009862U JP986295U JP3021878U JP 3021878 U JP3021878 U JP 3021878U JP 1995009862 U JP1995009862 U JP 1995009862U JP 986295 U JP986295 U JP 986295U JP 3021878 U JP3021878 U JP 3021878U
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JP
Japan
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helmet
mask
microphone
mouth
transducer
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Application number
JP1995009862U
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English (en)
Inventor
修幸 牧野
Original Assignee
有限会社富山潜水サービス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 呼吸の空気が内部に溜まらないために、ダイ
ビングをしやすく、また、マスク内の空間で発声した声
をマイクロホンで捉え、送受信機を通してトランスデュ
ーサから超音波として送信されるため、会話が聞き取り
やすく、さらに、頭部が安全に護られる水中通話機付き
の業務用潜水ヘルメットを提供する。 【解決手段】 ヘルメットに空気が抜ける抜孔を点在す
るように開け、そのヘルメットの耳当りにレシーバーを
設け、口および鼻を共に密閉し内部空間を保有するマス
クに、口から離れて保持されるマイクロホンが内装さ
れ、トランスデューサにより会話の超音波を送受信可能
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水難救助や捜索、工作物設置等のためにダイバーが着用する水中 通話機付きの業務用潜水ヘルメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘルメットにマイクロホンやレシーバーを装備した通話機付きのヘルメットは 公知である。これには特開昭63−97088号公報に記載されたものを挙げる ことができる。これによると、ヘルメットの頂部にマイクロホンを取り付け、一 方の耳当りに電源を、他方の耳当りに送受信機が取り付けられる。
【0003】 この公報記載によれば、ヘルメットが一般的な閉塞形状であるが、これとは違 って、ダイビングレジャー用としては、図3に示すように、前頭部に大きな抜孔 40を設けたヘルメットが使用される。また、この場合であると、耳当りにレシ ーバー42が取り付けられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の公報記載のヘルメットによれば、ヘルメットがバイク等のドライバーが 着用するような閉塞した形状であるために、水中で使用されているうちに、呼吸 の空気が内部に溜まり、それが浮力として使用するために、ダイビングに支障を 来す不都合があった。また、マイクロホンが頭蓋骨を共鳴させて音として捉える 骨伝導構造であったので、音声の検出に個人差が生じ、殊に高い音声や太い音声 が聞取り難いという問題もあった。
【0005】 また、レジャー用としてのヘルメットは、前頭部当りに大きな孔が空いている ために、レジャー向きのデザインではあるが、業務用として使用した場合、例え ば、テトラポットの間に挾まれた人を救助するために、激しい波の動きの中で作 業をする時のような場合には、テトラポットに前頭部が衝突する危険があるとい う問題があった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、呼吸の空気が内部に溜まらないため に、ダイビングをしやすく、また、マスク内の空間で発声した声をマイクロホン で捉え、送受信機を通してトランスデューサから超音波として送信されるため、 会話が聞き取りやすく、さらに、頭部が安全に護られる水中通話機付きの業務用 潜水ヘルメットを提供することを目的とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、ヘルメットに空気が抜ける抜孔を 点在するように開け、そのヘルメットの耳当りにレシーバーを設け、口および鼻 を共に密閉し内部空間を保有するマスクに、口から離れて保持されるマイクロホ ンが内装され、音声をマイクロホンを通して、送受信機により、超音波の例えば 30KHzに変換され、トランスデューサから超音波信号として送出し、会話を 送受信可能としたことを特徴とする。
【0008】
【作 用】
水中通話機付きの業務用潜水ヘルメットを上記のように構成したから、これを 着用中に、マスクや仮面から空気が洩れて、或いはその他の事情により生じた空 気が、ヘルメットの中に侵入したとしても、それが抜孔から排出されるために、 ヘルメットの中に空気が溜まることがない。しかし、この抜孔は、大きく開口さ れるものではなく、点在して開けられているため、他の物体に頭が触れることの ない防御機能を保有している。
【0009】 マスクは、内部空間を有するために、口を動かす自由が確保され、その中にマ イクロホンが設けられているので、発音しやすく明瞭な音波をマイクロホンが受 けて、他のダイバーが聞き取りやすい超音波として発信できる。
【0010】
【実施例】 次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1および図2は、一実施例を示したもので、その通話機付きの業務用潜水ヘ ルメットHは、頭を覆うヘルメット1と、口と鼻に共に被せるマスク3とを組み 合わせて着用するもので、ヘルメット1には市販のダイバーホーン2を取り付け て送受信の装備をした。
【0012】 ヘルメット1は、頚部近くまで深く嵌まる形状に強化プラスチックにより成形 されたもので、前頭部から後頭部に至るまでに左右列においてそれぞれ5個の抜 孔7,7,・・が形成されている。これは点在する小さな孔であるので、頭が他 の物に衝突する恐れはない。また、左右にはレシーバー9,9の音声を通す音孔 11,11が開けられている。
【0013】 ヘルメット1の内面には、発泡プラスチックからなるスポンジ状の硬質と軟質 のクッション材13,13が重ねて貼り合わされている。そして、耳当りと抜孔 7,7,・・の箇所でそれが欠除されており、15が耳当りの欠除部であって、 左右欠除部15,15において、レシーバー9,9の音声が音孔11,11から 耳に直接伝達される。また、17が抜孔7,7,・・が抜ける欠除部であって、 左右列にその欠除部17,17が形成される。
【0014】 ヘルメット1には、レシーバー9,9の他、頂部にトランスデューサ19が取 り付けられている。これは前記のようにダイバーホーン2を組み合わせて装備し たもので、ダイバーホーン2については、頭を挾む挾持帯21の両端にレシーバ ー9,9が取り付けられ、頂部にトランスデューサ19が取り付けられているの で、それぞれをヘルメット1に接着剤で固着した。従って、配線コード23が一 部露出しているが、別の実施例としてヘルメット1にレシーバー9,9やトラン スデューサ19を特別に取り付ける場合には、ヘルメット1の中に配線コード2 3を納めることが望ましい。
【0015】 両方のレシーバー9,9のうち、一方からはマイクロホン25と連結するフレ キシブルチューブ27が突出し、その先端に連結器29が設けられているので、 使用する時には連結器29がマスク3の連結口30に差し込まれる。また、その レシーバー9には回しボタン31が取り付けられ、それを「ON」にしておけば 、何時でも受信可能であるので、受信中にも両手を使用できる。また、連結器2 9には押しボタン33が取り付けられ、それを押していることにより話すことが でき、この状態をロックできるので、話し中にも両手を使うことができる。
【0016】 マスク3については、口と鼻を密閉して被覆する構造のもので、連結口30と 連接してマイクロホン25が内装される。このマスク3の空間内で口を動かしな がら話すとき、その音声がマイクロホン25に受けられるので、骨伝導とは違っ て明瞭な信号を送ることができる。マスク3の前方には、空気ボンベからの送気 チューブ37が連結され、排水装置38が装備されている。また、マスク3は、 さらに安全性を高めるために、ヘルメット1の前面開口部を封じる透明な仮面3 5が一体に取り付けられている。
【0017】 マスク3およびそれと一体の仮面35には、締め付けのためにベルトが取り付 けられているので、まず、マスク3と仮面35を顔に装着してからヘルメット1 を被る。ヘルメット1には止めるためにあご掛けが取り付けられている。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の水中通話機付きの業務用潜水ヘルメットによ れば、次のような優れた効果がある。
【0019】 ダイビング中にマスクや仮面から空気が洩れて或いはその他の事情により空気 がヘルメットの中に侵入したとしても、それが抜孔から排出されるために、ヘル メット内側に空気が溜ることがなく、空気の浮力がダイビングに支障となるとい うような不都合が発生しない。
【0020】 しかし、この抜孔は、大きく開口されるものではなく、点在して開けられてい るため、他の物体に頭が触れることがなく、例えば、テトラポット等による護岸 や険しい岩場等の危険な箇所に潜って、人命救助に当たる場合にも高い安全性が 確保される。
【0021】 マスクは、内部空間を有するために、口を動かす自由が確保され、その中にマ イクロホンが設けられているので、発音しやすく明瞭な音波をマイクロホンが受 け、他のダイバーが聞き取りやすい超音波として頭部に取付けたトランスデュー サから発信し、受信側では超音波信号を受信し、レシーバーから明瞭な音として きくことができるため、高い通信性能を有し、また、この点でも安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の水中通話機付きの業務用潜水ヘルメ
ットを着用状態で示す斜視図である。
【図2】他の装備を外して示す同ヘルメットの斜視図で
ある。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ヘルメット 3 マスク 7 抜孔 9 レシーバー 19 トランスデューサ 35 仮面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメットに空気が抜ける抜孔を点在す
    るように開け、そのヘルメットの耳当りにレシーバーを
    設け、口および鼻を共に密閉し内部空間を保有するマス
    クに、口から離れて保持されるマイクロホンが内装さ
    れ、トランスデューサにより会話の超音波を送受信可能
    としたことを特徴とする水中通話機付きの業務用潜水ヘ
    ルメット。
JP1995009862U 1995-08-24 1995-08-24 水中通話機付きの業務用潜水ヘルメット Expired - Lifetime JP3021878U (ja)

Priority Applications (1)

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JP3021878U true JP3021878U (ja) 1996-03-12

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ID=43157202

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