JPS60155622A - 鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法 - Google Patents
鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法Info
- Publication number
- JPS60155622A JPS60155622A JP1055184A JP1055184A JPS60155622A JP S60155622 A JPS60155622 A JP S60155622A JP 1055184 A JP1055184 A JP 1055184A JP 1055184 A JP1055184 A JP 1055184A JP S60155622 A JPS60155622 A JP S60155622A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cold
- bolt
- steel
- wire drawing
- manufacturing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/06—Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of rods or wires
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法。
に関し、さらに詳しくは、中炭素マンガン鋼線材をオー
ステナイト化後、恒温変態処理を行ない、2パス以上で
伸線、冷間圧造することにより引張強度が9(1Kg/
mm2以上、高靭性、かつ、冷間圧造時の変形抵抗が低
い高強度、非調質の鍛造性の優れた高張力ボルトの製造
法に関する。
ステナイト化後、恒温変態処理を行ない、2パス以上で
伸線、冷間圧造することにより引張強度が9(1Kg/
mm2以上、高靭性、かつ、冷間圧造時の変形抵抗が低
い高強度、非調質の鍛造性の優れた高張力ボルトの製造
法に関する。
一般に引張強さ” ” K g/man2以上の高張力
ボルトは、低合金鋼に球状化焼なまし処理および伸線を
行なった後、冷間圧造によるボルト成形加工を行ない、
次いで、焼入れ焼戻し処理を行なうことによって所定の
強度、靭性を付与させていた。
ボルトは、低合金鋼に球状化焼なまし処理および伸線を
行なった後、冷間圧造によるボルト成形加工を行ない、
次いで、焼入れ焼戻し処理を行なうことによって所定の
強度、靭性を付与させていた。
しかし1、最近になって、ボルトの製造において省工程
による省エネルギーとコストダウンを目的とした、非調
質ボルト、即ち、冷間圧造前の球状化焼なまし処理およ
び冷間圧造後の焼入れ焼戻し処理工程の省略を可能にす
る高張力ボルトの製造法が注目を集めている。
による省エネルギーとコストダウンを目的とした、非調
質ボルト、即ち、冷間圧造前の球状化焼なまし処理およ
び冷間圧造後の焼入れ焼戻し処理工程の省略を可能にす
る高張力ボルトの製造法が注目を集めている。
しかして、これらの方法においては、主として、熱間圧
延ラインでバラツキの少ない低炭素ベーナイトm糀を有
する線材を作製し、それを伸線により高強度化し冷間圧
造によりボルト成形するという方法が採用されている。
延ラインでバラツキの少ない低炭素ベーナイトm糀を有
する線材を作製し、それを伸線により高強度化し冷間圧
造によりボルト成形するという方法が採用されている。
しかし、この方法では、冷間圧造前の線材強度が90K
g/llll112以上と高いので冷間圧造時の変形抵
抗が高く、冷開圧造工具のが命低下を招来し易いのであ
る。
g/llll112以上と高いので冷間圧造時の変形抵
抗が高く、冷開圧造工具のが命低下を招来し易いのであ
る。
本発明は」1記に説明したように、高張力ボルトの製造
に際して従来のように冷間圧造後の焼入れ焼戻し処理を
行なうことなく、かつ、焼入れ焼戻し処理を行なったボ
ルトと同等か或いはそれ以」二の品質を有腰さらに、冷
間圧造に際して変形抵抗の低い工具寿命の優れた、引張
強さが90KFi/I□1.12以−1−の非調質の鍛
造性の優れた高張力ボルトの製造法を提供するものであ
る。
に際して従来のように冷間圧造後の焼入れ焼戻し処理を
行なうことなく、かつ、焼入れ焼戻し処理を行なったボ
ルトと同等か或いはそれ以」二の品質を有腰さらに、冷
間圧造に際して変形抵抗の低い工具寿命の優れた、引張
強さが90KFi/I□1.12以−1−の非調質の鍛
造性の優れた高張力ボルトの製造法を提供するものであ
る。
即ち、本発明に係る鍛造性の優れた高張力ボルトの製造
法は、上記説明したような高張力ボルトを得るために種
々実験研究の結果得られたものであり、使用する鋼に含
有される成分および成分割合を特定の範囲とすると共に
、この鋼を恒温変態処理によって靭性に富むソルバイト
またはソルバイトとベーナイトとの混合組織に変態させ
た後、所定の強度を得るために冷間伸線を行なうのであ
るが、その際伸線パス毎に所定のi載面率で冷間伸線を
行なった線材を使用することにより、冷間圧造時のボル
ト成形において従来の非調質ボルト材より低い変形抵抗
を示し、かつ、品質的には従来の焼入れ焼戻し処理ボル
ト、非調質ボルトと同等かそれ以上の品質を有するボル
トを製造で外ることを確認したのである。
法は、上記説明したような高張力ボルトを得るために種
々実験研究の結果得られたものであり、使用する鋼に含
有される成分および成分割合を特定の範囲とすると共に
、この鋼を恒温変態処理によって靭性に富むソルバイト
またはソルバイトとベーナイトとの混合組織に変態させ
た後、所定の強度を得るために冷間伸線を行なうのであ
るが、その際伸線パス毎に所定のi載面率で冷間伸線を
行なった線材を使用することにより、冷間圧造時のボル
ト成形において従来の非調質ボルト材より低い変形抵抗
を示し、かつ、品質的には従来の焼入れ焼戻し処理ボル
ト、非調質ボルトと同等かそれ以上の品質を有するボル
トを製造で外ることを確認したのである。
本発明に係る鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法は、
(1)CO,20−0,35wt%、Mn ] −2u
+t%を含む鋼をAc、変態点以−ヒに加熱後、450
〜580°Cの温度で恒温変態させて冷却後、減面率1
0〜20%の1パス目の冷間伸線を行ない、次いで、減
面$:31)%以上の2パスロの冷間伸線を行ない、か
つ、総減面率を40〜60%とし、後ボルト成形するこ
とを特徴とする鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法を
第1の髪明とし、(2)C(1,20〜0.:(5…1
%、Mo1〜2u+1%を含む鋼を載面率40%以下の
冷間伸線を行ない、続いてAc3変態点以−にに加熱後
、450〜580°Cの温度で恒温変態させて冷却後、
減面率10〜20%で1〕(ス目の冷間伸線を行ない、
次いで、減面率30%以」ユで2パス「1の冷間伸線を
行ない、かつ、If i載面率を40〜60%とし、後
ボルト成形することを特徴とする鍛造性の優れた高張力
ボルトの製造法を第2の発明とする2つの発明よりなる
ものである。
(1)CO,20−0,35wt%、Mn ] −2u
+t%を含む鋼をAc、変態点以−ヒに加熱後、450
〜580°Cの温度で恒温変態させて冷却後、減面率1
0〜20%の1パス目の冷間伸線を行ない、次いで、減
面$:31)%以上の2パスロの冷間伸線を行ない、か
つ、総減面率を40〜60%とし、後ボルト成形するこ
とを特徴とする鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法を
第1の髪明とし、(2)C(1,20〜0.:(5…1
%、Mo1〜2u+1%を含む鋼を載面率40%以下の
冷間伸線を行ない、続いてAc3変態点以−にに加熱後
、450〜580°Cの温度で恒温変態させて冷却後、
減面率10〜20%で1〕(ス目の冷間伸線を行ない、
次いで、減面率30%以」ユで2パス「1の冷間伸線を
行ない、かつ、If i載面率を40〜60%とし、後
ボルト成形することを特徴とする鍛造性の優れた高張力
ボルトの製造法を第2の発明とする2つの発明よりなる
ものである。
以下本発明に係る鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法
(以下単に本発明の製造法ということがある。)につい
て詳細に説明する。
(以下単に本発明の製造法ということがある。)につい
て詳細に説明する。
先ず、本発明に係る製造法において使用する鋼の含有成
分および成分割合について説明する。
分および成分割合について説明する。
Cは固溶強化元素として含有されるが、含有量が0.2
0tuL%未満ではボルト強度として9(口(g/In
1l12以」−の引張強さが得られず、また、0.35
田L%を越えて含有されると靭性が低下し、冷間鍛造性
を劣化させる。よって、C含有量は0.20〜0.35
u+t%とする。
0tuL%未満ではボルト強度として9(口(g/In
1l12以」−の引張強さが得られず、また、0.35
田L%を越えて含有されると靭性が低下し、冷間鍛造性
を劣化させる。よって、C含有量は0.20〜0.35
u+t%とする。
Muはフェライト中に固溶して鋼を強化させる元素であ
り、含有量が1ust%未満では強度の確保が困難であ
り、そして、強度を確保するためのh411の含有はC
,Si等の強化効果に比してMnによる強化の方が靭性
の低下が少なく、かつ、C1Siに比べて冷間鍛造性を
阻害する割合が低く、また、2+++t%を越える含有
量では靭性改良効果がなくなり、また、製造時のMn偏
析増大に伴なって冷間加工性が低下する。よって、Mn
含有量は1〜21%とする。
り、含有量が1ust%未満では強度の確保が困難であ
り、そして、強度を確保するためのh411の含有はC
,Si等の強化効果に比してMnによる強化の方が靭性
の低下が少なく、かつ、C1Siに比べて冷間鍛造性を
阻害する割合が低く、また、2+++t%を越える含有
量では靭性改良効果がなくなり、また、製造時のMn偏
析増大に伴なって冷間加工性が低下する。よって、Mn
含有量は1〜21%とする。
このC,Mnの外に、Si1.を鋼精錬上必要な元素で
あり、0,5u+t%までの含有は許容され、Ni1u
+L%以下、Cr 1ust%以下、Mo 0.5iu
t%以下、A10、1iut%以下、Ti O,1u+
L%以下、B O,O05wL%以下を合金成分として
適宜含有させことができる。
あり、0,5u+t%までの含有は許容され、Ni1u
+L%以下、Cr 1ust%以下、Mo 0.5iu
t%以下、A10、1iut%以下、Ti O,1u+
L%以下、B O,O05wL%以下を合金成分として
適宜含有させことができる。
次に本発明に係る製造法における加熱および伸線工程に
ついて説明する。
ついて説明する。
即ち、上記説明した含有成分および成分割合の鋼をAc
3変態点以上に加熱後、450〜580℃の温度におい
て鉛浴或いは塩浴中における恒温変態処理を行なってか
ら、引続いて減面率の異なる2回のパスによる冷間伸線
を行ない、さらに、線材を冷間圧造することが高張力、
高靭性、かつ、鍛造性特に変形抵抗の低い引張強さ9
r) K g/ l+1m 2以上の非調質のボルトを
製造するための不可欠の処理法である。
3変態点以上に加熱後、450〜580℃の温度におい
て鉛浴或いは塩浴中における恒温変態処理を行なってか
ら、引続いて減面率の異なる2回のパスによる冷間伸線
を行ない、さらに、線材を冷間圧造することが高張力、
高靭性、かつ、鍛造性特に変形抵抗の低い引張強さ9
r) K g/ l+1m 2以上の非調質のボルトを
製造するための不可欠の処理法である。
従って、上記説明した鋼をAc3変態点以上に加熱後、
450〜580°Cの温度域において恒温変態処理を行
なうことにより、微細ソルバイトまたは微細ソルバイト
とベーナイトとの混合m織に変態し、そして、伸び、絞
りは向上するが、この恒温変態のま主では強度面におい
て引張強さが90Kg/l+1II12以」ユを満足し
ないので、所定の強度を得るため冷間伸線を行なって強
度を上昇させる。
450〜580°Cの温度域において恒温変態処理を行
なうことにより、微細ソルバイトまたは微細ソルバイト
とベーナイトとの混合m織に変態し、そして、伸び、絞
りは向上するが、この恒温変態のま主では強度面におい
て引張強さが90Kg/l+1II12以」ユを満足し
ないので、所定の強度を得るため冷間伸線を行なって強
度を上昇させる。
この場合、引張強さ90KB/mm2以上を確保するに
は総載面率が40〜60%とする必要があり、総載面率
が40%未満では所望の強度が得られず、また、t、急
減r11率が60%を越えると靭性が劣化し好ましくな
い。
は総載面率が40〜60%とする必要があり、総載面率
が40%未満では所望の強度が得られず、また、t、急
減r11率が60%を越えると靭性が劣化し好ましくな
い。
上記説明した鋼の恒温変態後の引張強さは約60 Kg
/+++「a2以上であり、この材料を総載面率40%
以上で冷間で伸線を行なおうとすると、1パスでは焼付
き、断線等の事故が発生し、工業的レベルでは通常2バ
ス以上の冷間伸線が採用されている。
/+++「a2以上であり、この材料を総載面率40%
以上で冷間で伸線を行なおうとすると、1パスでは焼付
き、断線等の事故が発生し、工業的レベルでは通常2バ
ス以上の冷間伸線が採用されている。
しかして、本発明に係る製造法においても総減面率40
〜60%の冷開伸線を行なうに際して、2パスの冷間伸
線を採用するのであるが、この場合、1パス目の冷間伸
線は減面率を10〜20%で行ない、2パス目の冷間伸
線は減面率3()%以上で行ない、かつ、総載面率を4
0%以上とする冷間伸線を採用することにより、例えば
、1パス目のi減面率が2パス目の減面率より大きい減
面率の場合、1パス目と2パス目の減面率が等しい場合
に比べて、後のボルト成形の冷間圧造工程における変形
抵抗が低くなり、工具寿命の面で非常に有利である。
〜60%の冷開伸線を行なうに際して、2パスの冷間伸
線を採用するのであるが、この場合、1パス目の冷間伸
線は減面率を10〜20%で行ない、2パス目の冷間伸
線は減面率3()%以上で行ない、かつ、総載面率を4
0%以上とする冷間伸線を採用することにより、例えば
、1パス目のi減面率が2パス目の減面率より大きい減
面率の場合、1パス目と2パス目の減面率が等しい場合
に比べて、後のボルト成形の冷間圧造工程における変形
抵抗が低くなり、工具寿命の面で非常に有利である。
一般に伸線材の冷間圧造に際して前処理の冷間伸線と後
処理の圧縮加工との歪方向が逆向トであることから同一
強度レベルでは伸線減面率が大きい程圧縮の変形抵抗(
ボルト成形時の抵抗に相当する。)が小さくなり、所謂
、バラシンが一効果が生じる。
処理の圧縮加工との歪方向が逆向トであることから同一
強度レベルでは伸線減面率が大きい程圧縮の変形抵抗(
ボルト成形時の抵抗に相当する。)が小さくなり、所謂
、バラシンが一効果が生じる。
本発明に係る製造法の場合、総j成面率が一定の範囲内
で伸線パススケジュールの採り方によってバウシング−
効果の現れ方が異なることを利用したものであり、即ち
、伸線パススケジュールノ採り方として、1回目に大載
面率(30%以」二)の冷間伸線を行ない、2回目に小
j成面率(10〜20%)の冷間伸線を行なう場合、ま
た、2回の冷間伸線を略等しい減面率で冷間伸線を行な
う場合等に比較して、本発明に係る製造法のように1回
目に小城面率(1()〜20%)の冷間伸線を行ない、
引続b22回目大載面率(30%以上)の冷間仕−ヒ伸
線を行なう場合の方が、ボルト成形時の圧縮加工におい
てバウシンガー効果の現れ方が最も大きく、このことは
、変形抵抗の値が最も低い結果を生じることを意味する
。従って、強度の高い伸線まま材をボルト成形する場合
に最もコスト的に影響の大きい冷間鍛造工具の寿命向上
に大トく貢献するものである。
で伸線パススケジュールの採り方によってバウシング−
効果の現れ方が異なることを利用したものであり、即ち
、伸線パススケジュールノ採り方として、1回目に大載
面率(30%以」二)の冷間伸線を行ない、2回目に小
j成面率(10〜20%)の冷間伸線を行なう場合、ま
た、2回の冷間伸線を略等しい減面率で冷間伸線を行な
う場合等に比較して、本発明に係る製造法のように1回
目に小城面率(1()〜20%)の冷間伸線を行ない、
引続b22回目大載面率(30%以上)の冷間仕−ヒ伸
線を行なう場合の方が、ボルト成形時の圧縮加工におい
てバウシンガー効果の現れ方が最も大きく、このことは
、変形抵抗の値が最も低い結果を生じることを意味する
。従って、強度の高い伸線まま材をボルト成形する場合
に最もコスト的に影響の大きい冷間鍛造工具の寿命向上
に大トく貢献するものである。
さらに、上記説明した鋼を圧延のままAc3変態点温度
以上に加熱する前に、減面率40%以下の冷間伸線を行
なうことにより、組織中に転位を導入させた状態で使用
すると次工程のオーステナイト化時にその転位がオース
テナイト核となり、伸線しないものに比べてオーステナ
イト粒が微細化されるので引続いて行なわれるAc3変
態温度以上の加熱と恒温変態処理により、より微細な変
態組織が得られ、結果として加熱前に冷間伸線しない鋼
に比べて靭性が向上する。そして、この場合の減面率は
1パスで可能な40%以下とし、結晶粒の微細化にλ=
)しては10%以」二の減面率で冷間伸線するのがよい
。
以上に加熱する前に、減面率40%以下の冷間伸線を行
なうことにより、組織中に転位を導入させた状態で使用
すると次工程のオーステナイト化時にその転位がオース
テナイト核となり、伸線しないものに比べてオーステナ
イト粒が微細化されるので引続いて行なわれるAc3変
態温度以上の加熱と恒温変態処理により、より微細な変
態組織が得られ、結果として加熱前に冷間伸線しない鋼
に比べて靭性が向上する。そして、この場合の減面率は
1パスで可能な40%以下とし、結晶粒の微細化にλ=
)しては10%以」二の減面率で冷間伸線するのがよい
。
本発明に係る鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法の実
施例を説明し、併せて比較法についても説明する。
施例を説明し、併せて比較法についても説明する。
実施例
f51表に示す含有成分および成分割合と鋼にっいて、
以下に説明する方法によりM8ボルトを製作した。
以下に説明する方法によりM8ボルトを製作した。
第2表にボルトの機械的性質、ボルトの成形時の圧造荷
重、変形抵抗を示す。
重、変形抵抗を示す。
なお、ボルトの変形抵抗は次式を用いて算出した。
α = P/Ao・[
a : 変形抵抗
P : ボルト成形時の圧造荷重(トン)Ao: 初期
断面積 r : 拘束係数(数学的にはf=4を採用)比較法(
A) 鋼No、1を熱間圧延(10φ)→再加熱(95t’、
+ °C×6分)→鉛浴(540°CX5分)空冷→冷
間伸線(10φ、50%→7.05φ、総滅面率50%
)→冷間圧造(M8XP、I、25、アプセットボルト
)→亜鉛クロメートメッキ→35(1’CX 31’1
分の応力除去焼鈍。
断面積 r : 拘束係数(数学的にはf=4を採用)比較法(
A) 鋼No、1を熱間圧延(10φ)→再加熱(95t’、
+ °C×6分)→鉛浴(540°CX5分)空冷→冷
間伸線(10φ、50%→7.05φ、総滅面率50%
)→冷間圧造(M8XP、I、25、アプセットボルト
)→亜鉛クロメートメッキ→35(1’CX 31’1
分の応力除去焼鈍。
比較法(B)
鋼No、Iを熱間圧延(10φ)→再加熱(950℃×
6分)→鉛浴(540’CX5分)空冷→冷間伸線(1
0φ、44%→7.5φ、12%→7.05φ、総載面
率じOqぎ)→冷間圧造(M8XP、1.25、アプセ
ットボルト)→亜鉛クロメートメッキ→350℃×30
分の応力除去焼鈍。
6分)→鉛浴(540’CX5分)空冷→冷間伸線(1
0φ、44%→7.5φ、12%→7.05φ、総載面
率じOqぎ)→冷間圧造(M8XP、1.25、アプセ
ットボルト)→亜鉛クロメートメッキ→350℃×30
分の応力除去焼鈍。
比較法(C)
g9No、1を熱間圧延(10φ)→再加熱(950°
CX6分)→鉛浴(540°CX5分)空冷→冷間伸線
(10φ、32%→S、2φ、26%→7,05φを総
載面率50%)→冷間圧造(M8XP+1.25、アプ
セットボルト)→亜鉛クロメート/ツキ→350°CX
31)分の応力除去焼鈍。
CX6分)→鉛浴(540°CX5分)空冷→冷間伸線
(10φ、32%→S、2φ、26%→7,05φを総
載面率50%)→冷間圧造(M8XP+1.25、アプ
セットボルト)→亜鉛クロメート/ツキ→350°CX
31)分の応力除去焼鈍。
本発明に係る製造法(D)
lNo、1を熱間圧延(10φ)→再加熱(950℃×
6分)→鉛浴(540’CXS分)空冷→冷間伸線(1
0φ、15%→9.2φ、42%→7.05φ、総載面
率50%)→冷間圧造(M8XP、1.25、アプセッ
トボルト)→亜鉛クロメートメッキ→350℃×30分
の応力除去焼鈍。
6分)→鉛浴(540’CXS分)空冷→冷間伸線(1
0φ、15%→9.2φ、42%→7.05φ、総載面
率50%)→冷間圧造(M8XP、1.25、アプセッ
トボルト)→亜鉛クロメートメッキ→350℃×30分
の応力除去焼鈍。
本発明に係る製造法(E)
鋼No、2を熱間圧延(12φ)→冷間伸m(12φ、
30%→10φ)→再加熱(960℃×6分)→鉛浴(
540°cxs分)空冷→冷間伸線(10φ、17%→
9.1φ、40%→7.05φ、総滅面率50%)→冷
間圧造(M8XP−1,25、アプセットボルト)→亜
鉛クロメートメッキ→351)’CX30の応力除去焼
鈍。
30%→10φ)→再加熱(960℃×6分)→鉛浴(
540°cxs分)空冷→冷間伸線(10φ、17%→
9.1φ、40%→7.05φ、総滅面率50%)→冷
間圧造(M8XP−1,25、アプセットボルト)→亜
鉛クロメートメッキ→351)’CX30の応力除去焼
鈍。
比較法(F)
ijllNo、3を熱間圧延(低温圧延子制御冷却、8
.0φ)→冷間伸線(8,Oφ、22%→7.05φ、
総1威面率22%)→冷開圧造(M8 X P 、1.
25、アプセットボルト)→亜鉛クロメートメッキ→3
50℃×30分の応力除去焼鈍。
.0φ)→冷間伸線(8,Oφ、22%→7.05φ、
総1威面率22%)→冷開圧造(M8 X P 、1.
25、アプセットボルト)→亜鉛クロメートメッキ→3
50℃×30分の応力除去焼鈍。
第2表から明らかなように、本発明に係る製造法によれ
ば、比較法に比べて圧造荷重、変形抵抗の大幅な低減が
可能であり、かつ、ボルト特性面からもJTSlo、9
ボルト規格を充分に満足するボルトが得られることがわ
かる。
ば、比較法に比べて圧造荷重、変形抵抗の大幅な低減が
可能であり、かつ、ボルト特性面からもJTSlo、9
ボルト規格を充分に満足するボルトが得られることがわ
かる。
第1図にボルト成形時の第2パンチの平均寿命を示すが
、本発明に係る製造法では比較法に比べて良好な工具寿
命を示しており、さらに、恒温変態の前に冷間伸線を行
なった場合においても本発明に係る製造法による有利性
は優れ−Cいる。
、本発明に係る製造法では比較法に比べて良好な工具寿
命を示しており、さらに、恒温変態の前に冷間伸線を行
なった場合においても本発明に係る製造法による有利性
は優れ−Cいる。
以]二説明したように、本発明に係る鍛造性の優れた高
張力ボルトの製造法は上記の構成を有しているか呟高強
度、高靭性、がっ、冷間圧造時の変形抵抗が低く、工具
寿命の優れた引張強さ90Kg/+nm2以上の非調質
である鍛造性の優れた高張力ボルトを製造することがで
きるものである。
張力ボルトの製造法は上記の構成を有しているか呟高強
度、高靭性、がっ、冷間圧造時の変形抵抗が低く、工具
寿命の優れた引張強さ90Kg/+nm2以上の非調質
である鍛造性の優れた高張力ボルトを製造することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鍛造性の優れた高張力ボルトの製
造法と比較法との平均パンチ寿命を示す図である。 矛1 殖
造法と比較法との平均パンチ寿命を示す図である。 矛1 殖
Claims (2)
- (1) CO,20−0,35u+t%、Mn 1−2
u+t%を含む鋼をAc3変態点以上に加熱後、450
〜580°Cの温度で恒温変態させて冷却後、減面率1
0・〜20%で1パス目の冷間伸線を行ない、次いで、
減面率30%以上で2パス目の冷間伸線を行ない、かつ
、総j成面率を40〜60%とし、後ボルト成形するこ
とを特徴とする鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法。 - (2) C0020−0,35u+t%、Mn1−2+
uL%を含む鋼を減面率40%以下の冷間伸線を行ない
、続いてAc3変態点以上に加熱後、450−580
’Cの温度で恒温変態させて冷却後、減面率1()〜2
0%で1パス目の冷間伸線を行ない、次いで、減面率3
0%以上で2パス目の冷間伸線を行ない、かつ、総減面
率を40〜60%とし、後ボルト成形することを特徴と
する鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055184A JPS60155622A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1055184A JPS60155622A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60155622A true JPS60155622A (ja) | 1985-08-15 |
JPS647136B2 JPS647136B2 (ja) | 1989-02-07 |
Family
ID=11753390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1055184A Granted JPS60155622A (ja) | 1984-01-24 | 1984-01-24 | 鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60155622A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2788997A3 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-04 | Unimetall Sa | Procede de fabrication d'un organe de fixation filete de petit diametre par frappe a froid d'un fil trefile en acier a fort durcissement par ecrouissage |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5674620B2 (ja) | 2011-10-07 | 2015-02-25 | 株式会社神戸製鋼所 | ボルト用鋼線及びボルト、並びにその製造方法 |
-
1984
- 1984-01-24 JP JP1055184A patent/JPS60155622A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2788997A3 (fr) * | 1999-02-02 | 2000-08-04 | Unimetall Sa | Procede de fabrication d'un organe de fixation filete de petit diametre par frappe a froid d'un fil trefile en acier a fort durcissement par ecrouissage |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS647136B2 (ja) | 1989-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4619714A (en) | Controlled rolling process for dual phase steels and application to rod, wire, sheet and other shapes | |
US3532560A (en) | Cold-working process | |
JP3988095B2 (ja) | 冷間塑性変形で鋼製品を製造するための鋼と、その製造方法 | |
US4613385A (en) | High strength, low carbon, dual phase steel rods and wires and process for making same | |
KR100517674B1 (ko) | 어닐링 생략 가능한 기계 구조용 열간압연 선재·봉강 및그 제조 방법 | |
JP2000336457A (ja) | 冷間鍛造用線材及びその製造方法 | |
CN111118397A (zh) | 980MPa级淬火配分钢及其制备方法 | |
US5453139A (en) | Method of making cold formed high-strength steel parts | |
JP3017535B2 (ja) | 冷間成形によって高強度鋼部材を製造する方法 | |
JPH01230715A (ja) | プレス成形性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JPH03240919A (ja) | 伸線用鋼線材の製造方法 | |
JPH02166229A (ja) | 非調質ボルト用鋼線材の製造方法 | |
US4563222A (en) | High strength bolt and method of producing same | |
JPH0967622A (ja) | 冷間圧造性の優れた高強度非調質ボルト用鋼線の製造方法 | |
JPS60155622A (ja) | 鍛造性の優れた高張力ボルトの製造法 | |
NZ206472A (en) | Making steel wire and rods by cold drawing | |
JPH09202921A (ja) | 冷間鍛造用ワイヤーの製造方法 | |
JPH02274810A (ja) | 高張力非調質ボルトの製造法 | |
JPS61104024A (ja) | 高強度高靭性線材の製造方法 | |
JPH06104864B2 (ja) | 靭性のすぐれた非調質ボルト用鋼材の製造方法 | |
JPS62139818A (ja) | 高強度高靭性線材の製造方法 | |
JPS60406B2 (ja) | 高張力ボルトの製造法 | |
JPS631378B2 (ja) | ||
JPH0530884B2 (ja) | ||
JPH02163320A (ja) | ばね用鋼材とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |