JPS60155113A - 経皮吸収薬剤 - Google Patents

経皮吸収薬剤

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JPS60155113A
JPS60155113A JP1066484A JP1066484A JPS60155113A JP S60155113 A JPS60155113 A JP S60155113A JP 1066484 A JP1066484 A JP 1066484A JP 1066484 A JP1066484 A JP 1066484A JP S60155113 A JPS60155113 A JP S60155113A
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JP
Japan
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drug
layer
base
skin
pharmaceutical
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JP1066484A
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English (en)
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Ichiro Matsui
一郎 松井
Kiyoshi Takahashi
清 高橋
Yukio Bando
坂東 幸男
Kiyonobu Ohashi
大橋 清信
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Teika Pharamaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teika Pharamaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薬物の経皮吸収を効率良く且つ定量的に行なえ
るようにした経皮吸収薬剤に関するものである。
〔従来技術〕
一般に外用剤は軟膏剤、リニメント剤、ローション剤、
硬膏剤、貼布剤及びパップ剤等剤型的に非常に多岐にわ
たっているが、これらはいずれも塗布適用した局所患部
における薬物の吸収による効果を1待するものである。
従って、□外用剤において〜は林炎症作用、殺miびに
抗菌作用を有する薬物を局所的に適用するものであった
。:。
近年分析婢術q)進歩にf1!ja、い皮膚より吸収さ
れる微量薬物量を4跡することにより皮膚を薬物投与経
路のひとつとして全身作用を目的とす。
る経皮吸収薬剤の開発に関心が高まってきた。
しかしながら皮膚からの薬物の吸収は、皮膚が有する外
界に対する生体本来の防壁としての機能によφ制約から
軽口投与りよる薬物吸収よりも低率であることを免れな
いが、経口投与にお()る胃障害、あるいは肝臓の初回
通過効果を避4tられるなどの利点がある。又、皮腐組
鐸の貯蔵性を利用し得る薬物においては特効性外用剤の
設計も可能である。
経皮吸収を目的とする剤型の理想的な条件を列挙すれば
次のようである。
(i)微量の薬物といえども有効に投与され薬物の無駄
が少ない。
■薬物の放出速度及び放出持ls時間が一定の規準を満
たすように設計されている。
0薬物の力価が長期保存において変化がなく安定である
G0皮府刺激が少ない。
(v)使用者に薬剤の投与単位を明確に設定指示できる
(vD露出皮膚面及び着衣下皮膚面を問わず清潔を保持
できる。
この種の経皮吸収を目的とする従来の外用剤では軟膏剤
又は貼布剤において若干の例が見られるが、全身作用を
期待し得る薬物はその用量が微量でll1s単位である
ことが多いから、従来の外用剤の剤型に見るように基剤
全体に薬物を分散溶解することは薬物の浪費となりやす
い等、まだ満足なものが得られていない。
又、軟膏剤について言えば、前述の条件のうちG〕、0
、(v)、(Vilにおいて解決すべき問題が残ってお
り、貼布剤では薬物が皮膚との接触面のみから吸収され
るため皮膚に接しない他の薬物が無駄になることから微
量薬物の投与に適さず、更に接着性基剤の制約より配合
し得る薬物が制限されω、■〕、0共に満足できるもの
ではない。
[発明の目的〕 本発明は、微量の薬物を効率よく投与できて薬物の無駄
がなく、薬物の放出速度及び放出持続時間が調節可能で
、薬物を長期間安定に保存でき、1つ薬剤の投与単位を
明確に設定指示できる経皮吸収薬剤を提供することを目
的とする。
〔発明の構成〕
本発明者等は斯かる目的のもと従来の外用剤を種々検訓
した結果、薬物と基剤とを別々の層とし使用時にこれら
の層を組み合せることにより、mI述の従来の外用剤の
欠点を除去できることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は治療又は予防に有効な一種類以上の
薬物を含有する薬物層と、該薬物層から薬物を溶出し得
る基剤層とからなり、使用時mJ記薬物層と基剤層とを
組み合せて使用することを特徴とする経皮吸収薬剤にか
かるものである。
以下、図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。
前記薬物層は第1図に示すように、治療又は予防に有効
な薬物を含有する薬物層1をシート状に成形し、該薬物
層1の両面に保護用の防水紙又はプラスチックフィルム
2,3を剥離可能に張り付けである。
ここで、薬物層1としては使用する薬物を均一に含有し
て固体又はゲルを形成することができる天然又は合成の
高分子が用いられる。
これらの天然又は合成の高分子を水溶性高分子と溶剤型
高分子とに分類して例示すると、水溶性高分子としては
ポリビニルアルコール(PVA)、ウレタン化PVA 
、アセタール化PV^、ポリアクリル酸とその塩類、ポ
リアクリルアマイド、ポリビニルメチルエーテル、ポリ
ビニルピロリドン等のポリビニル化合物、ポリエチレン
オキサイド、ポリプロピレンオキサイド等のポリエーテ
ル、水溶性アルキッド等のポリエステル、カルボキシメ
チルセルローズ、メチルセルローズ、エチルセルローズ
、ヒドロキシメチルセルローズ、アルギン酸とその塩類
、澱粉とその化合物、デキストリン、寒天等のポリサッ
カライド、ニカワ、ゼラチン、カゼインとその塩類等の
ポリペブタイドがあり、溶剤型高分子としては天然ゴム
(NR)、イソプレンゴム(IR)、スチレン、ブタジ
ェンゴム(SBR) 、スチレン・ブタジェン・ブロッ
ク共重合体(SBS) 、スチレン・イソプレン・ブロ
ック共重合体(SIS) 、ブチル」ム(IIR)、ポ
リイソブチレン、シリコーンカム・ポリビニルイソブチ
ルエーテル・クロロプレンラム(CR)、ニトリルゴム
(NBR) 、クラフトゴム等が挙げられる。
一般には水溶性高分子であるポリビニル化合物やポリサ
ッカライドがフィルム又は片形成能の点から好ましく、
これらの高分子は単独又は28以上混合して使用される
これらのフィルム又は片は薄いほどよいが′薬物を溶解
又は分散させるのに最少必要量がよく一般に0.000
1〜0−02g/dが好ましい。又、形状は第1図に示
すような膜状であってもよく、又、第2図に示すような
網状の薬物層1′でもよく、基剤と薬物との製剤上の薬
物放出速度及び放出時間等から変化をもたせればよい。
本発明において利用される薬物としては解熱鎮痛消炎剤
例えばピラゾロン系薬物、インドメタシン、アルカロイ
ド、サリチル酸系薬物、麻酔剤、鎮量剤、精神神経用剤
、鎮痙剤等、局所麻酔剤例えばプロカイン、アミノ安息
香酸エチル、ジブカイン等、アレルギ用剤例えば抗ヒス
タミン剤等、強心剤、血圧降下剤例えばレセルピン、ク
ロニジン等、血管拡張剤例えばニトログリセリン、イソ
ソルバイトナイトレート等、呼吸促進剤、鎮咳去痰剤、
気管支拡張剤、ホルモン剤例えば副腎ホルモンとしてプ
レドニゾロン、デキサメタシン1.、男性ホルモン、卵
胞ホルモン及び黄体ホルモン等、抗11mm薬、抗生物
質、化学療法剤が挙げられる。これらの薬物はその用量
や溶、解性等の、物性に応じて所定量配合することがで
きる。。
更に、前記薬物層lには高分子物質を基礎として、薬物
吸収促進剤、界面活性剤、可塑剤、防腐剤、接着剤等を
適宜添加することができる。
前記基剤層は第3図に示すように、布、不織布、合成樹
脂シート、多孔性合成樹脂シート等の支持担体4上に、
前記薬物層1から薬物を溶出し、皮膚に展開させる作用
を有するゲル状の基剤5を層状に形成してあり、該基剤
5の表面に保護用のプラスチックフィルム6を剥離可能
に張り付けである。
又、基剤層の他の例としては第4図に示すような、浅い
凹部7を有する平型のプラスチック容器8を前記第3図
における支持担体4の代わりに使用し、該プラスチック
容器8の外周縁にプラスチックフィルム6を接着したも
のがある。
以上の場合において、ゲル状の基剤5を組成する材料と
しては、一般の化粧品、医薬品等で用いられるゲル形成
剤を使用することができるが、発汗時や長期保存時に「
だ、れ」や「変質」な、どがりいように、注意する必要
がある。溶媒としては薬物溶出剤と吸収促進剤の一稲又
は二種が用いられ、薬物溶出剤としては水又は水・と自
由に混合し得る有機性溶媒例えばエタ人−ルをはじめと
するアルコール類、エチシングリ□コール、ポリ゛エチ
レングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等
・の多価アルコール類及びその誘導体等があり1.吸収
促進物質であ・るジメチルスル、、フオキサイド、ジメ
チルホルムア;ミド及びジメチルア、セトアミド、り、
ロタミトン、アジピン酸ジエチル等と、組合せて使、、
用できる。
いずれにしても基剤5は溶媒を含有したゲルであ、りそ
の重、量はo、、o5.〜00.2..g/d、が望ま
、、5シい。
本発明の桶皮吸収薬剤は以上のよ、うに構成、したの、
で1.使用する場、合は薬物1層1の一側の、プラスチ
ックフィルム、2を拘り除き1.プラスチックフィルム
6を取り除い、件、基、剤層9の基剤、5表面に前記薬
物層4.、.1を貼男合給1.す、ること眸よ、り薬物
層lと基剤層、9と、牽組み傘わせ、次いでプラスヶツ
ケ、ツイAtbStqukい□000、(Ii :を皮
膚に固、定する。 ・ □ 、これにより、薬物層1中の薬物が、基剤6成分:に・
よ・号溶出されて皮膚に展開され、他方皮膚は薬物層1
、基剤5に含ま・れ・る薬物・吸収:促進抱により薬物
を吸収し易い、状態とな□づているため、薬物は効率よ
く経皮吸収され、薬理作用を示す。
以上のことは・、・、第2・図で・示した網状の薬物層
1′と第4図で示したプラスチック容器8により支持し
た基剤層9′とを励み合せても同様であり、1 又薬物層、1,1′を皮・膚に・先に貼り付け、次いで
該薬物層[,1′上に基′剤層・□9.゛□9パを重ね
合せて皮膚に固定した場合でも、同様の効果が得られる
〔実 施 例〕、、。
〈薬物層の製造法〉 1111 インドメタ、シン 114.3mg ヒドロキレプロ壱ノ^ルロース 1400.0gポリビ
ニルピロ、リドン、 、1300.0mgアジピン酸ジ
イソプロピル ″ □ 500.0mg 7ケ・。ヨー)、4晶 □゛□ 厘゛ eoo、omg ニラコールTo−10、、200−011g上記成分を
エタノールに溶解し全量を20gとし、かき混ぜて溶解
し均一な液とする。次に、水平なガラス板の上にポリプ
ロピレンフィルム〔50μ〕を置き40X20cmの枠
を作り上記溶液を流し込む。60°Cで2時間乾燥し、
乾燥してフィルム状となった薬物層面に更にポリプロピ
レンフィルム(50μ)を張り付は適当な大きさに裁断
する。フィルム状の薬物層はo、oosn/a/でイン
ドメタシン含量は14.3mg/100dである。
く基剤層の製造法〉 ゼラチン 5.0g カルボキシビニルポリマー 1.5名 ポリアクリル酷ナトリウム 2.0g 乳酸 0.5g グリセリン 20.0g 安息香酸ナトリウム 0.2g 水 70,8名 カルボキシビニルポリマー1.58に水30gを加えで
溶解する。別にポリアクリル酸ナトリウム2.O8にグ
リセリン2011を加えて分散させる。水404xを7
0℃に加温し、ゼラチン5Sを加えて溶解した後、カル
ボキシビニルポリマー溶液、乳酸0.5g、安息香酸す
トリウム0.2g及びポリアクリル酸ナトリウムのグリ
セリン分散液を加えて練合し、不織布1000.iに均
一に展延し、ポリエチレンフィルムで覆う。
く比較例1〉 前記薬物層よりインドメタシンを除いた薬物層と1ri
J記基剤層とを組み合わせたものを比較例1とする。
〈比較例2〉 前記薬物層中に含まれるインドメタシンと同量のインド
メタシンを前記基剤層に配合し、均一に練合した後、不
織布に展延したものを比較例2とする。
以上の方法で製造した本発明の経皮吸収薬剤と比較例1
、比較例2の抗炎症効果をカラゲニン足浮腫にて試験し
た。
試験方法は次のとおりであり、体重約150Sのウィス
ター系維ラット1群(10匹)を用いラット右後足aに
2%カラゲニン(Llmllを皮下注射し、直ちに試料
(2cs x2aa )を貼付し、2時間経過後試料を
除去し定容積を測定して、次式より浮Ill率及び抑制
率をめた。
■n:起炎剤処置前の排水量 ■t:起灸剤処置後の排水量 Eo:対照群の2時間後の平均浮n率 Et、薬物投与群の2g間後の平均浮腫率その結果を下
記第1表に示す。
第1表 抗炎症効果 これらの結果から明らかなように、本発明による経皮吸
収薬剤によれば、薬物が1afiでも充分の薬効を表わ
すことがわかる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明の経皮吸収薬剤によれば下記の
如き種々の優れた効果を発揮する。
(1)薬物を基剤全体に分散し練合するのでなく、使用
11)に生薬を含有する薬物層より溶出させるため、薬
物が最も有効に皮膚面に展開する。
従って、少量の薬物により従来のものと同等の効果が得
られる。
(n) 生薬を含有する薬物層と放出用の基剤層を、薬
物の溶解特性に応じて自由に選択できるため薬物放出速
度及び放出持続時間の設計が容易である。従って、各種
の薬物について経皮吸収薬剤への応用が可能となる。
0 生薬を含有する薬物層は基剤層とは別体なので、基
剤層に含まれる溶出溶媒とは使用直前まで分離している
ため、化学変化による分解のおそれがない。従って、薬
物を長期間安定に保存することができる。
持 薬物層と基剤層の材質選択の幅が広く接着面、溶出
溶媒、吸収補助剤など自由に選ぶことができるため、皮
膚刺激の少ない製剤設計が可能である。
■ 使用者に薬剤の投与単位を明確に設定指示できる。
[有] 薬剤が直接外部に露出しないため清潔を保持で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の経皮吸収薬剤における薬剤店の一例を
示す説明図、第2図は同薬剤層の他の例を示す説明図、
第3図は同基剤層の一例を示す説明図、第4図は同基剤
層の他の例を示す説明図である。 1、fは薬物層、2,3.6はプラスチックフィルム、
4は支持担体、5は基剤、8はプラスチック容器、9,
9′は基剤層を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. l)治療又は予防に有効な一種類以上の薬物を含有する
    薬物層と、該薬物層から薬物を溶出し得る基剤層とから
    なり、使用時前記薬物層と基剤層とを組み合せて使用す
    ることを特徴とする経皮吸収薬剤。
JP1066484A 1984-01-24 1984-01-24 経皮吸収薬剤 Pending JPS60155113A (ja)

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