JPS6015480A - 静的破砕剤およびその製造方法 - Google Patents

静的破砕剤およびその製造方法

Info

Publication number
JPS6015480A
JPS6015480A JP12376983A JP12376983A JPS6015480A JP S6015480 A JPS6015480 A JP S6015480A JP 12376983 A JP12376983 A JP 12376983A JP 12376983 A JP12376983 A JP 12376983A JP S6015480 A JPS6015480 A JP S6015480A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
static crushing
crushing agent
water
agent
clinker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12376983A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuichi Kobayashi
小林 和一
Satoshi Otaka
大高 聰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP12376983A priority Critical patent/JPS6015480A/ja
Publication of JPS6015480A publication Critical patent/JPS6015480A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、岩石、岩盤、コンクリ−1・構造物などの破
砕に使用する静的破砕剤およびその製造方法に関するも
のである。
従来、岩石、2;盤、コンクリ−1・構造物などの破砕
は、ダイナマイトなどの火薬を使用して行なわれていた
。しかし、ダイナマイトなどの火薬による破砕はその効
果は大きいが、爆発時に騒音、振動、粉塵、あるいは飛
石などによる公害を生じると共に常に危険を伴なうとい
う欠点がある。また火薬を使用できない場合には、スチ
ールボール、油圧スプリッター、ピックハンマーなどに
よって破砕する方法も利用されているが、破砕効果はそ
れほど大きくなく、一方では、騒音、振動1発塵が大き
いため、これらも公害を生じやすいとの欠点もある。
これらの欠点を除去する方法の一つとして、静的破砕剤
を使用する方法が知られており、各種の静的破砕剤が提
案されている。この方法は、岩石、岩盤、コンクリート
構造物などの被破砕物に予め孔を設け、その中に静的破
砕剤と水とを混練したスラリーを充填し、静的破砕剤の
水和膨張力によって岩石などを破砕する方法である。
上記のような目的に使用される静的破砕剤としては各種
のものが提案されており、例えば、CaO結晶−3Ca
O*5i02結晶5CaSOa系クリンカー、CaO結
晶・カルシウムアルミノフェライト系クリンカー、Ca
O結晶・3CaO・5i02結晶クリンカーなどのベー
ス拳クリンカーと石膏とからなるものが一般的に使用さ
れている。
これらの静的破砕剤は本質的にはいずれも生石灰(Ca
b)の水和膨張特性を利用するものであり、前述のよう
に水と混練してスラリー状にして使用される。この場合
、破砕力を大とするためにはできるだけ水の使用量を抑
える、すなわち混線は少量の水により行なうことが望ま
しい。しかしながら、水(砂が少ないとスラリーの波動
性が低くなり、孔への充填が困難となるため実用性が低
下するとの問題が発生する。この理由から、静的破砕剤
を使用する場合には、セメント用減水剤を1重量%程度
添加することにより、使用する水量を少なく(たとえば
、水比30%)しながらも高い流動性を有するスラリー
とする方策がとられている。
しかしながら、前述のように静的破砕剤は一般に強塩基
性のベース・クリンカー微粉砕品を主成分とするもので
あるため、これに添加されたセメント用減水剤の減水作
用が不安定となりやすいとの欠点がある。この場合、セ
メント用減水剤を添加した静的破砕剤の水性スラリーは
流動性に乏しくなり、孔への充填などの施工の際に問題
となることが多かった。
そこで本発明者は、上記の問題点について鋭意研究を行
なった結果、静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品に
実質的に水分(H2O)を0.1〜2重量%、好マL〈
ハo、2−1.5fflrJi:%含有させた場合には
、そのベース拳クリンカーを主成分とする静的破砕剤に
減水剤を添加しても、その減水剤は安定な減水作用を示
し、従って水性スラリーとした場合の流動性も好ましい
ことを見い出し、本発明を完成した。
本発明は、静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品、石
膏および減水剤を含む静的破砕剤において、該静的破砕
剤ベース・クリンカー微粉砕品が水分を0.1〜2重、
Ijl、%(好ましくは0.2〜1.5重量%)含有す
ることを特徴とする静的破砕剤を提供するものである。
次に本発明の詳細な説明する。
本発明に使用する静的破砕剤ベース・クリンカーには特
に制限はなく、たとえば、CaO結晶・3CaO・Si
O2結晶拳CaSO4系クリンカー、CaO結晶・カル
シウムアルミノフェライト系クリンカーおよびCaO結
晶・3Cao・SiO2結晶クリンカーなど各種のもの
を用いることができる。また1本発明の静的破砕剤ベー
ス・クリンカーは、特に実質的にCaO結晶と3CaO
・5i02.結晶とからなり、CaO結晶が3CaO−
3iO2結晶に内包されていないものであることが好ま
しい。
この静的破砕剤ベース・クリンカーは、例えばボールミ
ル−衝撃式粉砕@/:与型粉砕機などのセメント製造用
の微粉砕機によってブレーン比表面積的1500〜40
00 crrf/gに微粉砕されるが、この静的破砕剤
ベース・クリンカーは、微粉砕工程および/または微粉
砕後において適宜水分に接触せしめられ、水分0.1〜
2重量%(好ましくは0.2〜1.5重量%)を含有す
る静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品とされる。な
おこの水分の調整は、上記のように、静的破砕剤ベース
・クリンカーの微粉砕工程で実施しても、また微粉砕後
に別途に実施してもよく、場合によってはその両方で実
施してもよい。
本発明において、静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕
品の実質的な水分(H2O)の含有量が0.1重量%未
満の場合には、それを用いた静的破砕剤のスラリーの流
動性が顕著に低下する傾向があり、実用上好ましくない
。また、水分含有量が2重量%を越えた場合にもスラリ
ーの流動性は低下する傾向があり、かつ静的破砕剤中の
有効なCa Orlfが少なくなるため、破砕力の発現
が遅れるため好ましくない。なお上記の含有量の限界値
については、静的破砕剤ベース・クリンカーの種別ある
いは添加する減水剤の種類が相違しても、はとんど差異
はない。また、クリンカーが水分を吸収する際には炭酸
ガスも吸収されるが、静的破砕剤の効果の面からは特に
問題はない。
静的破砕剤ベース・クリンカーの微粉砕工程で水分の吸
収量調整を実施する場合、その実施方法にとくに制限は
ないが、所定量の水分を含有した空気あるいはガスを粉
砕機に導入する方法、水蒸気を粉砕機に導入する方法、
粉砕機内部に水を噴霧する方lJ:などがある。いずれ
にしても、水分を均一に吸収させることが重要である。
また、静的破砕剤ヘース・クリンカーの微粉砕後に別途
に水分を吸収させる場合においても、その実施方法にと
くに制限はないが、セメント原料混合用のエアーブレン
ディング装置のような装置に微、粉砕品と水分を含有し
た空気あるいはガスとを導入する方法、微粉砕品をベル
トコンベア、あるいはスクリュウコンベアなどを通しな
がら水分を含有した空気あるいはガス、水蒸気を導く方
法、また水を噴霧する方法、微粉砕品を薄くひろげて放
置する方法、などで実施すれ、ばよいが、いずれにして
も水分を均一に吸収させることが重要である。
なお、水分の吸収と同時に空気中の炭酸ガスを吸収する
場合もあるが、この場合においても4.■に問題はない
本発明に従って一定量の水分を含有させた静的破砕剤ベ
ース・クリンカー微粉砕品に石膏、減水剤などを配合し
て製造した静的破砕剤が高濃度の水性スラリーであって
も優れた流動性を示す理由は次のように考えられる。す
なわち、従来の場合においては静的破砕剤ベース・クリ
ンカー微粉砕品のいわゆる活性点に有機質のセメント用
減水剤か優先的に吸着され、このため配合した減水剤の
効果拳作用が小さくなるが、本発明の場合には、まず水
分が活性点に吸収されるので、配合した減水剤がクリン
カーの活性点に吸着されることがなく、減水剤が有効に
作用するものと推定される。
ただし、この推定は本発明を限定するものではない。
本発明において、静的破砕剤の製造のためにクリンカー
に配合される石膏には特に制限はなく。
たとえば、天然もしくは副生の工水石膏、半水石膏ある
いは無水石膏など任意の石膏を用いることができる。た
だし、無水石膏を用いる場合には、二水石・gまたは半
水6汀を1200°C以下の温度で焼成して得た無水石
膏であることが好ましい。
本発明の静的破砕剤への石ヂfの配合量は通常、公知の
配合量、すなわちl〜l Q 、tQ 14%から適宜
選択される。
本発明において、静的破砕剤の製造のために配合される
減水剤としては、セメント用減水剤として知られている
各種の有機質物質を使用することができる。そのセメン
ト用減水剤としては特に制限はないが、通常リグニン系
、高級多価アルコールのスルホン酸系、オキシ有機系、
アルキルアリルスルホン テル 樹脂系、β−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物系
などが用いられる。
本発明の静的破砕剤への減水剤の配合量は通常、公知の
配合量、すなわち0.5〜4重量%から適宜選択される
以」二連へたように本発明の静的破砕剤は、特定量の水
分を含有する静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品、
石も・および減水剤を含む静的破砕剤であるが、これら
の成分以外にも、本発明の静的破砕剤の特性を損なわな
いものである限り、所望により任意の添加成分を配合す
ることができる。
本発明の静的破砕剤を水性スラリーとする場合に使用さ
れる水の量は、従来の静的破砕剤の水性スラリーの調製
のための水の量に準じて決定されるが、一般には本発明
の静的破砕剤l□ Q 、iQ 、Qk部に対して木の
配合量は25〜40重I!V部の範囲にある。
ただし、本発明の静的破砕剤では、前述のように、配合
された減水剤が有効かつ安定に機能するため、少量の水
を加えるのみで流動性に優れたスラリーとなる。従って
、本発明の静的破砕剤の水性スラリーの調製時に必要な
水の量は従来の静的破砕剤の水性スラリーの調製に必要
な水の量に比較して少ない量とすることができる。
すなわち本発明によれば、流動性を低下させることなく
静・的破砕剤スラリーの水の配合量を低減することが可
能となり、このことは、静的破砕剤スラリーか被破砕物
の孔に充填された場合のI11張力が破砕作業に有効に
寄与することを意味する。
従って、本発明の静的破砕剤を用いることにより従来の
静的破砕剤を用いた場合に比較して顕著な破砕効果の向
上が達成されるものである。
以下、未発IJIに従って所定量の水分を吸収させた静
的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品を用いて調製した
静的破砕剤について、水と混練してスラリーをつくり、
そのスラリーの流動性および膨張圧を測定した結果を示
す。なお静的破砕剤スラリーの流動性はJロート方法(
土木学会規定)によって測定した。また膨張圧は、恒温
水槽に設置した炭素鋼管(外径34X長さ600 m 
m )に静的破砕剤スラリーを充填し、鋼管外側表面の
中央に相対して貼付した2枚のストレインゲージに発生
するひずみ量を測定することによりめた。
また比較例として、水分含有量が本発明に規定した範囲
の外にある静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品を用
いて調製した静的破砕剤についてもJ−記と同様な測定
を行なった。
なお、以下の実施例と比較例において使用した石灰賀原
ネ′1としての石灰石、ケイ酸質原料としてのケイ石、
アルミナ賀原料としての粘土、酸化鉄原料としての鉄精
鉱、ならびに石膏の各々の化学成分を第1表に示す。い
ずれの原料についても、88ALm網ふるい残分5重量
%以下に微粉砕して使用した。
以下余白 第1表 原料 石灰石 ケイ石 粘」二 鉄精鉱 石膏強熱減量
 43.73 0.65 3.84 + 20.37S
i02 0.0B 95.68 62.52 24.1
4 0.3!3A!;L2030.01 +、18 1
8.04 2.70 0.12Fe2030.02 1
.65 B、27 ea、eo O,05Ca0 55
.8B 0.00 1.55 0.71 32.44M
g0 O,330,201,fi2 0.21 0.0
0SO30,000,000,000,004B、18
Na20 0.04 、O,I6 2.661,12 
0.02に20 Q、02 0.43 2.H1,41
0,02合at 99.91 99.95 99.43
 +oo、oa 99..59(中位二毛星−%) [実施例1] 第1表に示した石灰石、ケイ石、粘土および鉄精鉱(い
ずれも微粉砕品)をそれぞれ92,2重4、j、部、2
.9重量部、4.8重量部および0.1重量部の割合に
配合し、リボンミキサー(内容積3m3)によって混合
した。この混合物に少量の水を噴霧し、パン型造粒機に
よって径5〜20 m mの粒子に造粒した。次にこの
造粒物を500kg/時の割合で、ロータリーキルン(
内径0.75×長さ18m)に送入し、焼点温度145
0℃、キルン滞留11f間120分間の条件下で焼成し
て、静的破砕剤ベース・クリンカーを250kg/時の
割合で得た。
得られたタリン力−の組成は、CaO結晶56重量%、
3 Ca O* S i O2結晶38重量%、および
CaO*Al2O3+4CaO*Al2O3・Fe20
35重量%であり、またCaO結晶と3CaO* S 
i02結晶とはそれぞれ独立して存在していた。
この静的破砕剤ベース・クリンカーを閉回路方式のボー
ルミル(内径1mX長さ2m)に送入して微粉砕したの
ち、ボールミル付属のエアーセパレーターを利用して粉
末度がブレーン比表面積2300 c m’ / Hの
静的破砕剤ベースやクリンカー微粉砕品を得た。
上記の静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品94.5
重量部に、第1表の6倉5重量部、およびβ−ナフタリ
ンスルホン酸ホルマリン縮合物系セメント用減水剤(花
王石的■製マイティ100R)を0.5重量部を添加、
混合し、これに水30重量部を加えて!練してスラリー
とした。
本実施例で調製した静的破砕剤ベース・クリンカー微粉
砕品の水分含有量、ならびに静的破砕剤スラリーの流動
性および24時間後の膨張圧(以下24時間膨張圧とい
う)の測定結果を第2表に示す。
[比較例1] 実施例1の方法で調製した静的破砕剤ベース・クリンカ
ー300kgを実施例1のボールミルに仕込み、微粉砕
工程での吸湿を避けるため、バッチ式を利用し、かつ空
気の流入をできるだけ防止して30分間粉砕し、ブレー
ン比表面積2800c rrf / gの静的破砕剤ベ
ース・クリンカー微粉砕品をイ11た。
一]−記でイ11た静的破砕剤ベース・クリンカー微粉
砕品の水分含有−j−1,ならびにこれを実施例1と同
様にして静的破砕剤とした場合におけるスリラーの流動
性および24時間膨張圧の測定結果を第2表に示す。
[実施例2コ ボールミルへの送風量を増加したことを除き実施例1に
記載の方法により静的破砕剤ベース・クリンカーを微粉
砕し、ブレーン比表面積2800c m’ / gの微
粉砕品を得た。これについて、実施例1の場合と同様に
、水分含有量ならびに静的破砕剤とした場合のスラリー
流動性および24時間1膨張圧を測定した。結果を第2
表に示す。
[実施例3] ボールミルへ水蒸気を2 N m’ 7時の割合で導入
したことを除き実施例1に記載の方法によりブレーン比
表面積2800crn’/gの静的破砕剤ベース・クリ
ンカー微粉砕品を得た。これについて水分含有量ならび
に実施例1と同様にして静的破砕剤にした場合のスラリ
ー流動性および24時間膨偏重[を1811足した。結
果を第2表に示す。
[比較例2] ボールミルへ水蒸気を20 N m” 7時の割合で導
入したことを除き実施例3に記載の方法によりブレーン
比表面積2800cm’/Hの静的破砕剤ベース・クリ
ンカー微粉砕品を得た。この微粉砕品について水分含有
量を測定し、更に静的破砕剤とした場合のスラリー流動
性および24時間膨張圧を′A11l定した。結果を第
2表に示す。
[実施例4] 水を300mM/分の割合でホールミル内部へ噴霧した
ことを除き実施例1に記載の方法によりブレーン比表面
17r2 B 00 cm’/ ga)静的破砕剤ベー
ス・クリンカー微粉砕品を得た。この微粉砕品の水分含
有h)、ならびに実施例1と同様にして静的破砕剤にし
た場合のスラリー流動性および24時間膨張圧を測定し
た。結果を第2表に示す。
[実施例5] 実施例1に記載の方法で調製した静的破砕剤べ−ス・ク
リンカーを衝撃粉砕機(富士アトマイザ−FA−AW−
7型)によって60kg/時の割合で微粉砕してブレー
ン比表面積2800crn’/gの静的破砕剤ベース・
クリンカー微粉砕品を得た。この微粉砕品の水分含有量
、ならびに実施例1と同様にして静的破砕剤にした場合
のスラリー流動性および24時間膨張圧を測定した。結
果を第2表に示す。
[実施例6] 実施例1に記載の方法で調製した静的破砕剤ベース・ク
リンカーを竪型ローラミル(ロッシェミルLM−8型)
で100kg/時の割合で微粉砕し、旧居のエアーセパ
レーターよりブレーン比表面積2800 c rn’ 
/ gの静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品を得た
。この微粉砕品の水分含有量、ならびに実施例1と同様
にして静的破砕剤にした場合のスラリー流動性および2
′4時間膨張圧を測定した。結果を第2表に示す。
第2表 微粉砕品の 破砕剤スラ 24時間 水分含有量 リーの流動性 1膨張圧 (重量%) (秒) (kgf/cnf)実施例 1 0.12 18.2 320 2 0.30 9.6 310 3 0.36 9.1 310 4 0.30 10.0 320 5 0.28 9.8 310 6 0.25 11.1 320 比較例 1 0.07 流動性なし 測定不能 (パサパサ状態) 2 2.65 22.4 250 注)破砕剤スラリーの流動性の測定はJフロート方法に
よる。数4ftが小さい程、流動性′が優れていること
を意味する(以下同様)。
比較例1で調製した破砕剤スラリーは流動性がなく、試
験容器に充填することができなかったため膨張圧の測定
は不可能であった。
[実施例7] 比較例1に記載の方法で調製した静的破砕剤ベース・ク
リンカー微粉砕品100kgを鋼鉄製反応容器(内径1
mX高さ1.5m)に入れ、容器の底部より温度20℃
、相対湿度60%の空気を3、ONm/時の割合で40
分間送入した。この処理を施した静的破砕剤ベース・ク
リンカー微粉砕品の水分含有量、ならびに実施例1と同
様にして静的破砕剤にした場合のスラリー流動性および
24時間膨張圧を測定した。結果を第3表に示す。
[実施例8] 比較例1に記載の方法で調製した静的破砕剤ベースOク
リンカー微粉砕品を、rlJ 50 c mのベルトコ
ンベアー上で36kg/時の割合で輸送しながら、これ
に水を500mJL/時の割合で噴霧した。この処理を
施した静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品の水分含
有量、ならびに実施例1と同様にして静的破砕剤にした
場合のスラリー流動性および24時間膨張圧を測定した
。結果を第3表に示す。
[比較例3] 水の噴霧量を800mM/時にかえたことを除き実施例
8と同様にして処理した静的破砕剤ベース・クリンカー
微粉砕品について、水分含有量、ならびに実施例1と同
様にして静的破砕剤にした場合のスラリー流動性および
24時間膨張圧を測定した。結果を第3表に示す。
[実施例9] 比較例1に記載した方法で調製した静的破砕剤ベース・
クリンカー微粉砕品100kgを室内のコンクリート床
に3cmの厚さにひろげて24時間放置して水分を吸収
させた。この間の平均温度は20℃で、平均相対湿度は
65%であった。
この水分吸収処理を施した静的破砕剤ベース・クリンカ
ー微粉砕品の水分゛含有量、ならびに実施例1と同様に
して静的破砕剤にした場合のスラリー流動性および24
時間膨張圧を測定した。結果を第3表に示す。
第3表 微粉砕品の 破砕剤スラ 24時間 水分含有量 リーの流動性 膨張圧 (重量%) (秒) (kgf/cm’)実施例 7 0.27 9.2 320 8 1.45 9.1. 310 9 0.31 9.3 320 比較例 3 2.19 19.8 260 [実施例10] 第1表に示した石灰石、ケイ石、粘度および石膏(いず
れも微粉砕品)をそれぞれ84.8重量部、4.2重量
部、4.1重量部、および6.9重量部の割合に配合し
、リボンミキサー(内容積3m3)によって混合した。
この混合物に少量の水を噴霧しながらパン型造粒機によ
って径5〜20mmの粒子に造粒した。造粒物を500
kg/時の割合でロータリーキルン(内径0.75X長
さ18m)に送入し、酸化雰囲気下で焼点温度1450
 ’O、キルン滞留時間120分間の条件で焼成し、静
的破砕剤ベース・クリンカーを250kg/時の割合で
得た。
イ11られたタリン力−の組成はCaO結晶42重量%
、3CaO拳5i02結晶45重量%、Ca5049重
量%および不純物(3CaO−A文。
03.4CaO・A文203 ・F 6202など)4
重量%であり、CaO結晶の55重量%が巨大に発達し
た3CaO・5i02結晶中に内包されていた。
この静的破砕剤ベース・クリンカーを実施例2に記載の
方法で微粉砕し、ブレーン比表面積2800crn’/
gの微粉砕品を得た。この微粉砕品99.5重量部にβ
−ナフタリンスルホン酸ホルマリン縮合物系セメント用
減水剤(花王石鹸輛製マイティ100R)0.、j%量
置部添加、混合して静的破砕剤を調製した。
上記の静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品の水分含
有量、ならびに静的破砕剤にした場合について実施例1
と同様にしてスラリー流動性および24時間膨張圧を測
定した。結果を第4表に示す。
[比較例4] 実施例1Oに記載の方法で調製した静的破砕剤ベース・
クリンカーを比較例1に記載の方法で微粉砕し、ブレー
ン比表面積2800 c rn’ / gの静的破砕剤
ベース・クリンカー微粉砕品を得た。この微粉砕品につ
いて実施例1Oと同様にして静的破砕剤を得た。
上記の静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品の水分含
有量、ならびに静的破砕剤にした場合について実施例1
と同様にしてスラリー流動性および24時間膨張圧を測
定した。結果を第4表に示す。
[実施例11j 第1表に示した石灰石と鉄精鉱、ならびにボーキサイト
(A交203含有量98.3重量%)をそれぞれ89.
7重量部、7.3刊琶部、3.0重量部の割合に配合し
、リボンミキサー(内容積3m2)によって混合した。
この混合物に少量の水を噴霧しながらパン型造粒機によ
って径5〜20mmの粒子に造粒した。造粒物を5oo
kg/時の割合でロータリーキルン(内fl 0 、7
5 m X 長さ18m)に送入し、焼点温度1450
℃、キルン滞留時間120分間の条件で焼成し、静的破
砕剤ベース・クリンカーを250kg/時の割合で得た
i町)られたタリン力−の組成は、CaO結晶70東1
武%および4CaOeAi203e Fe20325重
量%であった。
この静的破砕剤ベース・クリンカーを実施例2に示した
方法で微粉砕し、ブレーン比表面積2800 c tn
’ / gの微粉砕品を得た。この微粉砕品92.5哨
に部に、第1表の石膏7重量部にβ−ナフタリンスルホ
ン酸ホルマリン縮合物系セメント用減水剤(花土石#i
i■製マイティ100R)0.5重量部を添加、混合し
て静的破砕剤を調製した。
上記の静的破砕剤ベース・クリンカー微粉砕品の水分含
有量、ならびに静的破砕剤にした場合について実施例1
と同様にしてスラリー流動性および24時間膨張圧を第
4表に示す。
[比較例5] 実施例11に記載の方法で得えられた静的破砕剤ペース
タリンカ−を比較例1に記載の方法で微粉砕し、ブレー
ン比表面積2800 c rn’ / Hの微粉砕剤を
えた。これについて実施例11と同様にして静的破砕剤
を調製した。
上記の静的破砕剤ベースΦクリンカー微粉砕品の水分含
有量、ならびに静的破砕剤にした場合について実施例1
と同様にしてスラリー流動性および24時間膨張圧を測
定した。結果を第4表に示す。
第4表 微粉砕品の 破砕剤スラ 24時間 水分含有量 リ−の流動性 1膨張圧 (重J1X1%) (秒)(kgf/crn’)実施例 10 0.30 10.2 280 11 0.31 11.9 280 比較例 4 0.07 流動性なし 測定不能 (パサパサ状態) 5 ’0.08 流動性なし +111定不能(パサパ
サ状7E; ) 注)比較例4および比較例5で調製した破砕剤スラリー
は流動性がなく、試験容器に充填することができなかっ
たため膨張圧の測定は不可能であった。
[実施例12] ヘンチカット法による石灰石採掘現場のベンチフロアに
、直径65 m m、深さ4mの孔を1m間隔で20本
穿孔しく抵抗1m)、これらの孔に実施例2に記載の方
法により調製した静的破砕剤スラリーを充填したところ
、10時間後より亀裂が発生しはじめ、24時間後には
亀裂のItlが3〜5cmに達し、へツクホーで容易に
二次破砕できた。
[比較例6] 実施例12と同様に石灰石採掘現場に穿孔し、これらの
孔に比較例1の静的破砕剤を30重量%の水と混練して
えられた。<サノくす状の試料を少量づつ棒で押し込ん
で充填した。1時間後には一部の試料が噴出し、また充
填が完全にできないためか24時間後でも亀裂の発生は
僅かであり、二次粉砕できなかった。
特許出願人 宇部興産株式会社 代理人 弁理士 柳川泰男

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1゜静的破砕剤ベース・タリンカー倣粉砕品、石ffお
    よび減水剤を含む静的破砕剤において、該静的破砕剤ベ
    ース・タリノカー微粉砕品が水分を0.1〜2重量%含
    有することを特徴とする静的破砕剤。 2゜静的破砕剤ベース・タリンカー倣粉砕品の水分含イ
    4量が、0.2〜1.5料量%であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の静的破砕剤。 3゜静的破砕剤ベース・クリンカーが、CaO結晶e3
    cao*5i02結晶5caso4系クリンカー、Ca
    O結晶・カルシウムアルミノフェライト系タリンカーお
    よびCaO結晶・3CaO・5i02結晶クリンカーか
    らなる群より選ばれるものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の静的破砕剤。 4o静的破砕剤ベース・タリン力−が、実質的にCaO
    結晶と3CaO・5i02結晶とからなり、CaO結晶
    が3 Ca O−3i O2結晶に内包されていないこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の静的破砕剤
    。 5゜静的破砕剤ベース・タリン力−の微粉砕工程および
    /または微粉砕後において該ベース・タリン力−を水分
    に接触させることにより水分0゜1〜2重量%含有する
    静的破砕剤ベース・タリノ、カー微粉砕品を調製し、次
    いで、これに石膏および減水剤を混合することを特徴と
    する静的破砕剤の製造方法。 6゜静的破砕剤ベース・タリノカー微粉砕品の水分含イ
    、 1ii−が、0,2〜1.5屯j「11%であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第5項記載の静的破砕剤
    の製造方法。
JP12376983A 1983-07-06 1983-07-06 静的破砕剤およびその製造方法 Pending JPS6015480A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12376983A JPS6015480A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 静的破砕剤およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12376983A JPS6015480A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 静的破砕剤およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6015480A true JPS6015480A (ja) 1985-01-26

Family

ID=14868821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12376983A Pending JPS6015480A (ja) 1983-07-06 1983-07-06 静的破砕剤およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6015480A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390037U (ja) * 1989-12-27 1991-09-13

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390037U (ja) * 1989-12-27 1991-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Singh et al. Cementitious binder from fly ash and other industrial wastes
US3819389A (en) Process for manufacturing a rapid hardening portland cement
Dvorkin et al. Application areas of phosphogypsum in production of mineral binders and composites based on them: A review of research results
Zhang et al. Mechanical strength, water resistance and drying shrinkage of lightweight hemihydrate phosphogypsum-cement composite with ground granulated blast furnace slag and recycled waste glass
Samet et al. Characterization of the Tunisian blast-furnace slag and its application in the formulation of a cement
US5573588A (en) Concretes containing Class C fly ash that are stable in sulphate environments
Demirbaş Optimizing the physical and technological properties of cement additives in concrete mixtures
JP4478531B2 (ja) セメント組成物
JP4982332B2 (ja) 急硬性セメント組成物用混和材、並びにこれを含有する急硬性セメント組成物、急硬性セメント混練物及び吹付材料
JPS6015480A (ja) 静的破砕剤およびその製造方法
JPH1112006A (ja) セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いたケミカルプレストレストコンクリート
KR100724340B1 (ko) 저가의 폐기물 고형화용 고기능 특수시멘트
US2898220A (en) Process for manufacturing steamcured light-weight concrete with low shrinkage
JPH0214308B2 (ja)
Anowai et al. Suitability of maize cob ash as a partial replacement of cement in sandcrete blocks
JP2002226243A (ja) 膨張材及びセメント組成物
JP6837856B2 (ja) 打放しコンクリート用膨張性混和材およびそれを含有する打放しコンクリート
JP3390076B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JPH07172885A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP4157720B2 (ja) 遅硬型土質改良用固化材
JPH0229617B2 (ja)
JP3390077B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP6207992B2 (ja) セメント混和材およびセメント組成物それを用いたセメント硬化体
Spalding Hydraulic cement: its properties, testing, and use
JP2000072497A (ja) 高流動吹付けコンクリート用セメント