JPS60152505A - 光硬化性組成物 - Google Patents

光硬化性組成物

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JPS60152505A
JPS60152505A JP726384A JP726384A JPS60152505A JP S60152505 A JPS60152505 A JP S60152505A JP 726384 A JP726384 A JP 726384A JP 726384 A JP726384 A JP 726384A JP S60152505 A JPS60152505 A JP S60152505A
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JP
Japan
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extinction coefficient
cured
hardness
photocurable composition
ultraviolet
Prior art date
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Pending
Application number
JP726384A
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English (en)
Inventor
Satoshi Maruyama
敏 丸山
Masahisa Yokota
昌久 横田
Masataka Goto
後藤 正孝
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、紫外線を照射することによって350nm以
下の紫外線をほとんど透過せず、かつ肉眼で゛ 無色透
明な肉厚(例えば厚さ2閣以上)の硬化物の製造に適し
た光硬化性組成物に関する。
色防止などの点から、しばしば紫外線を透過しないよう
に添加物、例えば紫外部に大きい吸収スペクトルを有す
る紫外線吸収剤が添加されている。
紫外線吸収剤は、ポリマーを射出成形法やインフレーシ
ョン成形法によって所望の形状に成形する場合には予め
ポリマー中に配合しておく方法が採用され、一方、メタ
クリル酸メチルモノマーのようなモノマー類を熱重合方
法によって所望の形状に重合させる場合には予めモノマ
ー中に紫外線吸収剤を溶解しておく方法が採用されてい
る。
しかしながら、モノマー類に予め紫外線吸収剤を配合し
た光硬化性組成物を光重合させる場合には往々にして不
都合が生じる。即ち、従来の光硬化性組成物においては
、配合すべき紫外線吸収剤や光重合開始剤の吸光係数に
配慮がなされていないため、重合に際して光硬化性組成
物に紫外線を照射すると、組成物中の紫外線吸収剤が紫
外線を吸収してしまい、従って光重合開始剤が分解して
ラジカルを生ずるのに十分な光量が得られず、重合が遅
くなる欠点を有するばかりではなく、肉厚の硬化物、例
えば肉厚が2wn以上の硬化物を製造する場合には表面
のみが硬化して内部が硬化不十分になシ易いという難点
を有する。
本発明者等は従来の欠点を十分に考慮した上で、内部ま
で均一に硬化し、かつ紫外線を透過しない無色透明な肉
厚の硬化物を製造できる光硬化性組成物を得るべく種々
検討した結果、特定された紫外線吸収剤と特定された光
重合開始剤を重合可能なモノマーおよび/またはオリゴ
マーに配合してなる光硬化性組成物が、その目的を極め
て有効に達成し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った0 即ち、本発明は、重合可能なモノマーおよび/またはオ
リゴマーに、(1) 300〜350 nmにおける吸
光係数が2,0007M−ffi以上で、かつ360 
nmにおける吸光係数が1,000/M−α以下の紫外
線吸収剤と(2) 360〜380nmにおける吸光係
数が50/M−α以上で、かつ390 nmにおける吸
光係−数が10/ M 、cm以下の光重合開始剤を配
合してなる光硬化性組成物に関する。
本発明において、用語゛吸光係数″とは、紫外線吸収剤
および光重合開始剤をそれぞれエタノールに溶解し、溶
液を透過する前の光の強度(工0)と溶液を透過した後
の光の強度(I)、溶液濃度C(M、モル/リットル)
、測定用セルの光路長t(crn)から次式によって計
算される値εである。
tog (I o/ I ) ”ε−C−を本発明にお
いて使用される紫外線吸収剤および光重合開始剤の吸光
係数に制限を加えた理由は次の通シであシ、吸光係数が
本発明の範囲外の紫外線吸収剤や光重合開始剤を用いた
場合には、内部まで均一に硬化し、かつ紫外線を透過し
ない無色透明な肉厚の硬化物を製造することはできない
紫外線吸収剤は300〜350 nmにおける吸光係数
が2,00 o/ M−cm以上で、かつ360 nm
における吸光係数が1,000/M−α以下のものであ
る。
300〜350 nmにおける吸光係数が2.000/
H−cm未満の紫外線吸収剤を用いた場合は、得られる
硬化物が十分な紫外線カツト性を有せず、一方、360
 nmにおける吸光係数が1,0007M−onを越え
る紫外線吸収剤を用いた場合には、光重合が著しく遅く
なるばかシでなく、表面のみが硬化して内部は硬化不十
分のまま残るという難点を有する。
上記のごとき条件を満足する紫外線吸収剤としては、例
えば2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン。
2−ヒドロキシ−4−オクタデシロキシベンゾフェノン
、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−
スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキ7ペンゾフェ
ノン、2′−エチルへキシル−2−7アノー3−フェニ
ルシンナメート等がアケラれる。これらの紫外線吸収剤
は2種以上混合して使用してもよい。
紫外線吸収剤の配合量は、重合可能なモノマーおよび/
またはオリゴマーの全重量に対し0.01〜1重量%、
好ましくは0.02〜0.5重量%である。
紫外線吸収剤の配合量がo、o i重量%未満では、紫
外線吸収効果がほとんどなく、一方紫外線吸収剤の配合
量が1重量%を越える場合には、重合が著しく遅くなる
ばかシでなく、得られる硬化物に白化等の問題が生じて
完全々硬化物は得られ難いという欠点を有する。
光重合開始剤は、360〜380nmにおける吸光係数
が5 Q / M−cm以上で、かつ390nmにおけ
る吸光係数がIQ/M−cm以下のものである。360
〜380 nmにおける吸光係数が50/M−m未満の
光重合開始剤を用いた場合は、重合速度が遅く、かつ表
面のみが硬化して内部まで硬化した光学的に均一な硬化
物は得られ難い。一方、390nmの吸光係数が1. 
Q / M−cmを越える光重合開始剤を用いた場合に
は、硬化物が着色してし捷い、無色透明な硬化物を得る
ことは困難である。
上記のごとき吸光係数を有する光重合開始剤としては、
例えばベンノルジメチルケタール、4.4’−ビスジメ
チルアミノベンゾフェノン、2−カルボキシメチルベン
ゾフェノン、ベンゾインエチルエーテル、ペンツインイ
ソゾロビルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル等
があげられる。これらの光重合開始剤は2種以上混合し
て使用してもよい。
重合開始剤の配合量は、重合可能な七ツマ−および/ま
たはオリコゝマーの全重量に対してo、o i〜2重量
%、好ましくはし03〜0.5重量%である。光重合開
始剤の配合量が0.01重量%未満では、重合速度が著
しく遅くて完全な硬化物は得られず、一方、光重合開始
剤の配合量が2重量%を越える場合には、得られる硬化
物が着色するという難点を有する。
本発明において使用される重合可能なモノマーまたはオ
リゴマーとしては、無色で、かつ容易に重合するもので
あればいずれでもよいが、好ましくは390nmにおけ
る吸光係数が10/M−α以下のものである。具体例と
しては次のものがあげられる。
(1)光重合可能なビニル系モノマー ビニルエステル(酢酸ビニル、760ピオン酸ビニル+
C8〜!2分岐脂肪酸ビニル等)、アクリル酸エステル
(アクリル酸アルキルエステル、アクリル酸グリ7ジル
、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロー
ルプロパントリアクリレート、−27タエリスリトール
テトラアクリレート等)。
メタクリル酸エステル(メタクリル酸アノにキルエステ
ル、メタクリル酸グリシツル、ジエチレングリコールジ
メタクリレート、トリメチロールゾロパントリメタクリ
レート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート等
)、芳香族不飽和炭化水素(スチレン、アルキルスチレ
ン、ジビニルベンゼン等)、含塩素不飽和化合物(クロ
ルスチレン。
クロルアクリル酸エステル等)、含フツ素不飽和化合物
(フルオロスチレン、アクリル酸フルオロアルキル、メ
タクリル酸フルオロアルキル等)およびこれらの混合物
等が用いられる。
(2)光付加反応が可能なモノマー 不飽和化合物とメルカプタンとの光付加反応でポリマー
を生成するもので、不飽和化合物としては前記ビニル系
モノマーのほか多価アリル化合物(ノアリルフタレート
、トリアリルイソシアヌレ−ト)、、1分子中に少なく
とも2個のシクロアセタール基を有する化合物(ノアリ
リデンインタエリスリトール等)が用いられる。メルカ
プタンとしてはトリメチロールプロパントリチオゾロビ
オネート、−2ンタエリスリトールテトラチオグリコレ
ート、ノペンタエリスリトールへキサチオグリコレート
等の多価チオールが用いられる。
(3) オリゴマー 分子量が200〜3000の光硬化可能なオリゴマーが
用いられ、代表的なものとしてはエポキシ(メタ)アク
リレート、ポリエステル(メタ)アクリレート、ポリエ
ーテル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリ
レート、シリコーン(メタ)アクリレート等があけられ
る。
これらのモノマーおよびオリゴマーのうちでも、(2)
の光付加反応が可能なモノマーが好ましく、特に1分子
中に少なくとも2個のシクロアセタール基を有する化合
物、多価チオールおよび(メタ)アクリル酸エステルか
らなる混合物が透明性や硬度にすぐれた硬化物を与える
点で好ましい。
上記(1) 、 (2)および(3)は混合して使用し
てもよく、その混合割合は任意である。
本発明の光硬化性組成物は、重合可能なモノマーおよび
/またはオリゴマーに対して、前記のごとく特定された
吸光係数を有する紫外線吸収剤と特定された吸光係数を
有する光重合開始剤を配合して均一に混合することによ
って調製される。
かくして得られる光硬化性組成物は、紫外線を照射する
ことによって350 nm以下の紫外線をほとんど透過
せず、かつ肉眼で無色透明な肉厚の硬化物を与えうると
ころから、基材表面に厚さが2閣以上の硬化皮膜を付与
するだめのコーティング剤や厚さが2wn以上の注型品
製造用として有効に使用することができるが、特に肉厚
の注型品製造用として好適である。本発明の光硬化性組
成物は、もちろん肉厚の薄い硬化皮膜を与えるコーティ
ング剤や注型品製造用としても使用できる。
本発明の光硬化性組成物を用いて注型品を製造するには
、光硬化性組成物を任意の形状の鋳型に厚さ2制以上に
注入し、紫外線を照射して硬化させた後、脱型して製品
を取シ出す方法が採用される。また、本発明の光硬化性
組成物を用いて基材に硬化皮膜を形成させるには、基材
にローラー。
スプレー、刷毛などによって光硬化性組成物をコ−ティ
ングしだ後、または基材を光硬化組成物中に含浸させ、
ローラーで絞って所定の付着量とした後、紫外線を照射
して硬化させる方法が採用される。これ・によって基材
表面に透明な肉厚の硬化皮膜を付与することができる。
上記の方法において、光硬化性組成物を硬化させるため
には紫外線ランプが使用される。
紫外線ランプとしては、360〜380 nmの間に強
い発光帯を有するものが選ばれ、例えばメタルハライド
ランプはこの目的に適している。照射時間はランプの機
種、ランプからの距離によって異るが一般には1秒から
10分の間である。
上記のごとき条件下で光硬化性組成物を硬化した場合に
は内部捷で均一に硬化することができ、硬化物は肉眼的
に無色透明であり、55.Onmの波長で測定した厚さ
2WO+1の平面板の光透過率は光硬化性組成物の屈折
率にも依存するが概ね88〜93チ程度である。これに
対して、本発明の範囲外の紫外線吸収剤や光重合開始剤
を用いた場合には、硬化速度が著しく遅いか、内部まで
十分に硬化しないか、着色するか、の不都合を生じ゛好
ましくない結果を与える。
本発明の光硬化性組成物には、本発明の目的に違背しな
い限り、レベリング剤、カップリング剤等の添加剤を加
えることは差支えない。
本発明の光硬化性組成物は、360〜380nmに発光
帯を有する紫外線ランプから紫外線を照射することによ
シ、容易に深部まで均一に硬化させることができ、硬化
物は無色透明であり、かつ紫外線を透過しないので、窓
、天井などの採光板、車輛のガラス代替品、眼鏡レンズ
等に有効に用いることができる。
以下、実施例によって本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 メタクリル酸メチル90%とポリエチレングリコールノ
アクリレート(分子量350)105’からなる混合物
に紫外線吸収剤として2−ヒドロキシ−4−メトキシベ
ンゾフェノン(324nmにおける吸光係数が10,0
007 M−ffi、 、 360 nmにおける吸光
係数が5007M−crn) 0.I Pを溶解した。
次いで光重合開始剤としてベンゾインエチルエーテル(
360nmにおける吸光係数が100/M−cm。
390 nmにおける吸光係数約0)0.05j%を溶
解して光硬化性組成物を調製した。この組成物を十分に
脱泡した後、厚さ3順、横5 Q Q mm 、縦50
0咽の型に流し込み、360〜380 nmに発光帯を
有するメタルハライドランプによって上部から紫外線を
照射した。メタルハライドランプの出力は80W/Cm
であり、光源より15crnの距離に上記の型を置いた
。30秒間の照射によって完全に硬化した。
得られた約3X500X500Mの寸法の硬化平板の厚
さ3謳の方向について350 nmの紫外線を照射して
紫外線の透過率を測定したところ、透過率は0.5%で
あって、はぼ完茶躯外線がカットされていることが認め
られた。
また、この硬化平板の550 nmにおける光透過率を
測定したところ、光透過率は92.3%であシ、表面反
射を考慮すると十分に可視光が透過していることかわか
った。硬化平板は肉眼的にも無色透明であった。
さらに、硬化平板を表面から一定の厚さにスライスし、
スライス面のパーコール硬度を測定したところ、表面層
はBl(3s、1mmスライス面はBH37,2mmス
ライス面はBH37であった。
以上の結果より、本発明の組成物より得られる硬化平板
は、その硬度は表面も内部もほとんど変シがなく、内部
捷で均一に硬化しており、肉眼的に無色透明で、かつ紫
外部をカットしたものであることがわかった。
比較例1 実施例1において、2−ヒドロキシ−4−ノドキンベン
ゾフェノンの代すにフェニルサリンレート(350nm
における吸光係数が20 / M −tyn 。
360 nm゛における吸光係数が約Q / M−cm
 ) 0.1 fを用いた以外は、実施例1と全く同様
にして光硬化性組成物を調製した。この組成物を実施例
1と全く同じ条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板の厚さ方向の350 nmにおける紫
外線透過率を測定したところ、紫外線透過率は80.7
%であり、紫外線カツト性は不十分であった。
上記方法において、フェニルサリシレートの量を増して
1.0?を使角したところ、重合が著しく遅れて完全硬
化できず、その上硬化平板の350 nmの紫外線透過
率は12.6%で紫外線カツト性がいまだ満足すべきも
のではなかった。
比較例2 実施例1において、ベンゾインエチルエーテルの代シに
2,4−ノエチルチオキサントン(360nmにおける
吸光係数がCo OO/ M−” + 390 nmに
おける吸光係数が6.800/M−Crn) 0.05
9−を用いた以外は、実施例1と全く同様にして光硬化
性組成物を調製した。この組成物を実施例1と全く同じ
条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板上黄色に着色しておシ、厚さ方向の4
50 nmにおける光透過率は62.6%であシ、無色
透明な硬化物を得るという本発明の目的に違背するもの
であった。
比較例3 実施例1において、ペンゾインエチルエ「チルの代11
)に2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルゾロ/
(’ノー1−オン(360nmにおける吸光係数が21
 / M −Cm r 390 nmにおける吸光係数
が約0 ) 0.059−を用いた以外は実施例1と同
様にして光硬化性組成物を調製した。この組成物を実施
例1と全く同じ条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板は表面のパーコール硬度がBH38で
あったが、表面からIBをスライスした面のパーコール
硬度はBH30,表面から2順をスライスした面のパー
コール硬度はBH14であり、表面は十分な硬度が得ら
れたが、内部の硬度は不十分であった。
上記方法において、硬化時間を10分間に延長したり、
または2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルツロ
ノ9ンー1−オンの使用量ヲ25’ iで増加したりし
て硬化平板を作成してみたところ、硬化平板の表面から
1wIn及び2間スライス面のパーコール硬度は増加せ
ず、かつ硬化平板は淡黄色に着色していた。
実施例2 ジアリリデンインタエリスリトー/l/ 100 f 
+ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート100
を及びトリメチロールプロノやントリアクリレート20
0y−からなるモノマー混合物に、紫外線吸収剤として
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−ス
ルホン酸(320nm Kおける吸光係数が9+000
/M−ffi + 360 nmにおける吸光係数が・
800 / M−cm ) 0.1 fFを溶解し、次
いで光重合開始剤としてベンジルジメチルケタール(3
60nmにおける吸光係数が1407M−m 、 39
0 nmにおける吸光係数が27.M−crn) 0.
059−を溶解して光硬化性組成物を調製した。この組
成物を厚さ6鰭、横I Q Q tm 、縦10011
111のガラス製の成形用型に流し込み、十分に脱泡し
たのち、360〜380nmに発光帯を有するメタル・
・ライドランプによって上下から紫外線を照射した。メ
タルノ・ライドランプの出力は120W/crnであシ
、光源より15crnの距離に上記の型を置いた。30
秒の照射によって完全に硬化した。
得られた約6X100X100■の寸法の硬化平板の厚
さ6WOI+の方向について350 nmの紫外線の透
過率を測定したところ、透過率は0.1%であって、は
ぼ紫外線がカットされていることが認められた。またこ
の硬化平板の550 nmにおける光透過率を測定した
ところ、光透過率は92.0%であり、表面反射を考慮
すると十分に可視光が透過していることがわかった。硬
化平板は肉眼的にも無色透明であった。
次に硬化平板を表面から一定の厚さにスライスし、スラ
イス面のパーコール硬度を測定したところ、表面層はB
H45,1間スライス面はBH44。
2間スライス面はz33H44,3間スライス面(中心
部)はBH42であつへ。
以上の゛結果より、本発明の組成物より得られた硬化平
板は、その硬度は表面も内部もほとんど変シがなく、内
部まで均一に硬化しておシ、肉眼的に無色透明で、かつ
紫外部をカットしたものであることが明らかである。
比較例4 実施例2において、2−ヒドロキシ−4−メトキシベン
ゾフェノン−5−スルホン酸の代9に(2−ヒドロキシ
−5−ターシャリ−オクチルフェニル)−ベンゾトリア
ゾール(345nmにおける吸光係数が16.000 
/ M−tm 、 360 nmにおける吸光係数が1
0.00 o/ M−on ) 0.1 tを用いた以
外は、実施例2と全く同様にして光硬化性組成物を調製
した。この組成物を実施例2と全く同じ条件で硬化させ
、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板は表面のパーコール硬度がBH45で
あったが、表面からl mm 、 2諭、3籠をスライ
スした面のパーコール硬度はそれぞれBH35、BH2
0、BH13であり、表面は十分な硬度が得られたが、
内部の硬度は不十分であった。
上記の方法において、硬化時間を10分間延長したり、
または(2−ヒドロキシ−5−ターシャリ−オクチルフ
ェニル)−ベンゾトリアゾールの使用量を0.0IPに
減少させて硬化平板を作成してみたところ、硬化平板の
内部のスライス面のノ9−コール硬度は増加しなかった
。 ゛ 比較例5 実施例2において、ベンジルジメチルケタールの代シに
、1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン(36
0nmにおける吸光係数が327M−cm。
390 nmにおける吸光係数が1/M−crn) 0
.05 Fを用いた以外は、実施例2と全く同様にして
光硬化組成物を調製した。この組成物を実施例2と全く
同じ条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板は表面のパーコール硬度がBH44で
あったが、表面から1咽、2闘、3mmをスライスした
面のパーコール硬度はそれぞれBH35、BH22、B
H15であシ、表面は十分な硬度が得られたが、内部の
硬度は不十分であった。
上記の方法において、硬化時間を10分間に延長したシ
、または1−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン
の量を21に増量したシして硬化平板を作成してみたと
ころ、硬化平板の内部のスライス面のパーコール硬度は
上昇せず、かつ硬化平板は着色しておシ、本発明の目的
とする硬化平板は得られなかった。
実施例3 実施例2と全く同じ組成の光硬化性組成物を調製し、眼
鏡レンズ製造用のガラスモールドに注入した。十分に脱
泡したのち、ガラスモールドの両面から360〜380
 nmに連続的な発光帯を有するメタルハライドランプ
によって上下から紫外線を照射した。メタルハライドラ
ンプの出力は8゜W / cmであり、光源より18c
rnの距離に上記のガラスモールドを置いた。照射30
秒で完全に硬化した。
得られたレンズは肉眼的に無色透明であり、表面および
中心部のパーコール硬度はそれぞれBH45、BH41
であってほとんど変化がなく、かっ:350 nm以下
の波長の紫外線は完全にカットされていた。
実施例4 ビスフェノールAジグリシジルエーテルのジアクリル酸
エステル(分子量520 )100y−に紫外線吸収剤
として2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(
324nmにおける吸光係数が10.000/M−Cm
’、 360 nmにおける吸光係数500/M−cr
n)0.11を溶解シ、次イテ光重合開始剤としてベン
ジルジメチルケタール(360nmにおける吸光係数1
40/M−α+390nmにおける吸光係数27M−c
m ) 0.059−を溶解して光硬化性組成物を調製
した。この組成物を厚さ6mm 、横l Q Q rt
tm 、縦100mのガラス製の成形用型に流し込み、
十分に脱泡したのち、360〜380nmに発光帯を有
するメタルハライドランプにより上下から紫外線を照射
した。ランプの出力は30W/αであシ、光源より15
釧の距離に上記の型を置いた。30秒の照射によシ完全
に硬化した。
得られた約6X] 00x100m+nの寸法の硬化平
板の厚さ6#の方向について350 nmの紫外線の透
過率を測定したところ、透過率は0.1%であって、は
ぼ紫外線がカットされていることが認められた。また、
この硬化平板の5 !50 nmにおける光透過率を測
定したところ、光透過率は88.5%であシ、表面反射
を考慮すると、十分に可視光が透過していることがわか
った。硬°化平板は肉眼的にも無色透明であった。
次に硬化平板を表面から一定の厚さにスライスし、スラ
イス面のパーコール硬度を測定したところ、表面層はB
H48、l tpanルミnスライスH48゜2 mi
 p、ライス層はBH47,3mmスライス層(中上・
部)はBH46であった。
以上の結果よシ、本発明の組成物よシ得られた硬化平板
は、その硬度は表面も内部もほとんど変りがなく、内部
まで均一に硬化しておシ、肉眼的に無色透明で、かつ紫
外部をカントしたものであることが明らかである。
比較例6 実施例4において、2−ヒドロキシ−4−メトキンベン
ゾフェノンの代シに(2−ヒドロキシ−5−ターシャリ
−オクチルフェニル)−ベンゾトリアゾール(345n
mにおける吸光係数が16,000FM −Cm + 
360 nmにおける吸光係数が10,00 o/M−
ffi ) 0.17を用いた以外は実施例4と全く訃
様にして光硬化性組成物を調製した。この組成物を実施
例4と全く同じ条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板は表面のパーコール硬度がBH48で
あったが、表面から1mm、2咽、3喘をスライスした
面のパーコール硬度はそれぞれBH40、BH3’O、
BH,1,5であり、表面は十分な硬度が得られたが、
内部の硬化は不十分であった。
上記の方法において、硬化時間を10分間に延長したシ
、または(2−ヒドロキシ−5−ターシャリ−オクチル
フェニル)−ベンゾトリアI −/l/ 。
使用量を0.015F−に減少させたシして硬化平板を
作成してみたところ、硬化平板の内部のスライス面のパ
ーコール硬度は変化しなかった。
比較例7 実施例4において、ペンノルジメチルケタールの代りに
、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン
−1−オン(360nmにおける吸光係数が21 / 
M −Cm + 390 nmにおける吸光係数が約0
 ) 0.059−を用いた以外は実施例4と同様にし
て光硬化性組成物を調製した。この組成物を実施例4と
全く同じ条件で硬化させ、硬化平板を作成した。
得られた硬化平板は表面のパーコール硬度がB H48
であったが、表面から1叫をスライスした面のパーコー
ル硬度はBH38,表面から28をスライスした面のパ
ーコール硬度はBH23,表面から3flをスライスし
た面のパーコール硬度はBH17であり、表面は十分な
硬度が得られたが、内部の硬度は不十分であった。
上記の方法において、硬化時間を10分間に延長したり
、または2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルゾ
ロi4ンー1−オンノ使用4iLヲ2P壕で増加したり
して硬化平板を作成してみたところ、硬化平板の表面か
ら1 am 、 2Wun、 3 mmのスライス面の
パーコール硬度は増加せず、かつ硬化平板は淡黄色に着
色した。
特許出願人 昭和電工株式会社 代理人弁理士菊地精−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 重合可能なモノマーおよび/またはオリゴマーに、 (1) 300〜350nmにおける吸光係数が2.0
    00/M−ff1以上で、かつ360nmにおける吸光
    係数が1,0007M−α以下の紫外線吸収剤と(2)
     360〜380 nmにおける吸光係数が50/M−
    α以上で、かつ390nmにおける吸光係数がl Q 
    / M−cm以下の光重合開始剤を配合してなる光硬化
    性組成物。
JP726384A 1984-01-20 1984-01-20 光硬化性組成物 Pending JPS60152505A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0341106A (ja) * 1989-07-10 1991-02-21 Denki Kagaku Kogyo Kk 光硬化性樹脂組成物及びガラス積層体
JPH05287008A (ja) * 1992-04-08 1993-11-02 Tokuyama Soda Co Ltd 光重合性組成物及びその重合方法
EP0654323A1 (en) * 1993-11-22 1995-05-24 Minnesota Mining And Manufacturing Company Coatable compositions, abrasive articles made therefrom, and methods of making and using same

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