JPS6015005B2 - 光起電力型赤外線検知素子 - Google Patents

光起電力型赤外線検知素子

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JPS6015005B2
JPS6015005B2 JP12093078A JP12093078A JPS6015005B2 JP S6015005 B2 JPS6015005 B2 JP S6015005B2 JP 12093078 A JP12093078 A JP 12093078A JP 12093078 A JP12093078 A JP 12093078A JP S6015005 B2 JPS6015005 B2 JP S6015005B2
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JP
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junction
sensing element
infrared sensing
layer
light
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JP12093078A
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孝康 福田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/10Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors
    • G01J5/28Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry using electric radiation detectors using photoemissive or photovoltaic cells

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は赤外線検知素子、とくに光起電力型赤外線検知
素子の受光部における電極取り出し構造の改良に関する
ものである。
半導体赤外線検知素子の構成材料として一般に狭いバン
ドギャップの多元半導体、たとえば水銀カドミウムテル
ル(Hg1−xcdxTe)等が用いられている。
このような多元半導体からなる光起電力型赤外線検知素
子は、第1図に示すようにたとえばP型半導体基板1の
表面の水銀(Hg)等の拡散材料を拡散することにより
、該基板1と逆導電型となるn型半導体層2をもうけ、
PN接合を形成してダイオードを構成している。このダ
イオードのPN接合に光子の波長エネルギーが素子材料
のエネルギーギャップよりも大きい赤外線が入射すると
、内部光鰭変換効果によってPN接合間に電位差が生じ
、ダイオードの電極3,4間に電圧Voを発生せしめる
。一方この光起電力型赤外線検知素子は第2図で示す等
価回路で表わすことができる。
検知素子のPN接合に赤外線が入射して光電変換した光
電流1は、1=Ri・ぐ(Ri:レスポンシピテイ,0
:入射した光の鰭射量)で表され入射光量に比例した関
係にあり、入射光に対する応答感度(しスポルビテイ)
Ri‘ま、舵半学(り:量子効率、入:波長、q:電気
秦量、h:プランク定数、c:光速度)で表され、童子
効率りは0.7〜0.窃茎度の値がすでに実現されてい
る。一方この検知素子の電圧レスポンシビテイRVにつ
いては、Rv=Ri・Zo(Zo:接合抵抗)で表され
、同じレスポンシビテイRiに対して、より大きい接合
抵抗Zoを持つ検知素子はより高い電圧レスポンシビテ
イを持つことになる。
また感度D*についてもフリッカノィズ (nickernoise)を無視すると、(Ad:受
光面積、R:ボルッマン定数、T:素子温度、lsc:
短絡電流)と表されるので、より大きな接合抵抗幼は大
きな感度D*を与えることになる。
現在の素子構造における接合抵抗幼を減少している原因
としては素子のリーク電流に起因するものが大部分をし
めていることがわかった。
上述の接合抵抗を低下させている欠点を改善するために
、従来第3図で示すように、たとえば水銀カドミウムテ
ルル(日野−lc舷Te)等からなるP型半導体基板1
の受光面となる表面に選択的に水銀(Hg)等を熱拡散
して前記基板1と逆導電型のn型半導体層2を形成した
後、PN接合の露呈面6を清浄化するため、前記熱拡散
工程によって水銀拡散濃度が不必要に高まって荒れたご
く薄い表面層、つまり点線5で示した部位を蝕刻除去し
、断面図で表す第4図および上面図で表す第5図で示す
ように絶縁層7で受光窓を形成した受光面8の端部に接
続するように電極3を絶縁層7上に亘って被着形成する
。また半導体基板1の裏面側にたとえば金(Au)等を
蒸着してもう一方の電極4を形成し構成していた。しか
し上述の蝕刻工程によって期待できる接合抵抗の改善は
ほとんど得られなかった。
一方リーク電流のうち特にPN接合部にできる空乏層を
流れる電流成分については、PN後合が絶縁層、たとえ
ば硫化亜鉛(ZnS)等で形成した層に接している部分
では大きな表面反転層が生ずることは周知である。
この表面反転層は絶縁層中の負イオンなどに基づいた電
界によって発生するので電界誘発接合とも呼ばれている
。すなわち現実の半導体表面のPN接合近傍では、PN
援合の外に電界誘発接合が存在することになり、実質的
に接合面積が増加したことと同等の効果をリーク電流の
増大という形でもたらすことになる。この電界誘発接合
は第5図で示すPN接合の露呈部円状点線6に沿って環
状に存在することから、電極を上記点線6に沿った反転
層に接近して配設すると該電極は表面反転層に接するた
め、リーク電流はPN接合に基づく成分と電界誘発接合
に基づく成分の両者で構成され、その結果大きな値とし
て観測されることになる。
前述した荒れた表面層の蝕刻によって接合抵抗の向上を
実現できなかった原因は、リーク電流の支配的根源がこ
の環状をなす電界誘発接合の表面反転層にあることを示
唆するものである。
本発明はかかる欠点に鑑みなされたもので、従来からの
製造工程を大きく変えることなく、電極の接続部位を前
述のPN接合近傍に生ずる表面反転層が影響し難い位置
、つまり電極の接続を受光面の中央に設けて接合抵抗の
改善を行うもので、かかる目的を達成するために本発明
はPN接合を構成してなる光起電力型赤外線検知素子の
P型半導体基板上から該基板と逆導電型のn型半導体層
上にわたって透光性絶縁層を形成し、PN接合部から離
れた前記受光面となるn型層のほぼ中央郡上の前記透光
性絶縁層に電極接続穴を設け、該中央部の接続穴より電
極を取り出したことを特徴とする新規なる光起電力型赤
外線検知素子を提供せんとするものである。
以下図面を用いて本発明の一実施例について詳細に説明
する。
まず第6図で示すように、たとえばHgx−lc舵Te
等からなるP型半導体基板1の受光面となる表面に硫化
亜鉛(ZnS)等の絶縁物を蒸着して拡散保護マスクと
なる保護層11を形成し、該半導体基板1と逆導電型の
n型半導体層形成予定部位上の保護層1 1を選択的に
蝕刻除去し、その周囲の保護層11をマスクとして除去
跡の基板1上に、この場合水銀(Hg)等を熱拡散法に
よって所要深さに拡散してn型半導体層2を形成する。
次いで第7図で示すように一旦硫化亜鉛(ZnS)から
なる保護層1 1を蝕刻除去したのち従来例でも説明し
たように熱拡散後の基板表面を点線5で示すように薄く
蝕刻除去し、第8図に示すようにP型半導体基板1上か
ら該基板1と逆導電型のn型半導体層2上にわたって透
光性で電気的に絶縁体となるたとえば硫化亜鉛(ZnS
)を蒸着して絶縁層12を被看形成する。この場合絶縁
層12の厚さを適切に選べば反射防止膜を兼ねることに
なり、受光感度の増加をもたらす。次いで逆導電型のn
型半導体層2の形成領域のほぼ中央部上の絶縁層12に
電極接続穴dを選択的に蝕刻除去して形成した後、該電
極接続穴dより前記絶縁層12上に亘ってメタルマスク
を介してインジウム(ln)等の導電材料を蒸着して電
極13を形成する。また前記半導体基板1の裏面にたと
えば金(Au)を義着してもう一方の電極4を形成すれ
ば、第9図の上面図で示すように赤外線検知素子は点線
で示した円内が前記逆導電型のn型半導体層領域2であ
り、しかもそのまま受光面となる。そして上記点線で示
した部位がPN接合部6であり、電極13は第8図に示
すようにPN接合部6より遠く離れた受光面の中央接続
部より透光性絶縁層12上に亘つて配設された構造とな
り、したがって電界譲発接合効果が弱められ接合抵抗の
低下を減少することが可能となる。本発明はこれまでに
説明した実施例の構造以外にも、第10図で示すように
PN接合を具えた半導体1上の所定受光部を第1の絶縁
層14によって定め、電極13をPN接合部6より離れ
た受光部の中央接続部から透光性絶縁層12を介して配
設した構造としてもよい。
また本実施例では主にHg1−xcdxTeを用いた光
起電力型赤外線検知素子の場合について説明したが、上
記以外の素子表面にリーク電流現象を持つ光起電力型素
子にも適用できることはいうまでもないことである。
以上説明した本発明に係る光起電力型赤外線検知素子は
、電極の構成をPN接合部から離れた位置、つまりP型
半導体基板と逆導電型のn型半導体層領域(受光部)の
中央に接続部を設け、該接続部より前記n型半導体層領
域から半導体基板にわたって設けた透光性絶縁層を介し
て電極を配設することによりPN接合近傍に生ずる表面
反転層(電界誘発接合)から電極を遠ざけたことによっ
て電界誘発接合効果が弱められると共に、絶縁層と半導
体素子表面のリーク電流の通路も長くなるためPN接合
部の抵抗が大きくなり、素子感度およびレスポンシビテ
ィを向上すること可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の赤外線検知素子の構造を説明するための
断面図、第2図は光起電力型赤外線検知素子を等価回路
で説明する原理図、第3図および第4図は従来の赤外線
検知素子の製作工程を説明する断面図、第5図は従来の
赤外線検知素子の構造を説明する上面図、第6図および
第7図、第8図は本発明に係る赤外線検知素子の製作工
程の一実施例を説明するための断面図、第9図は本発明
に係る赤外線検知素子の一実施例構造を説明するための
上面図、第10図は本発明に係る赤外線検知素子の変形
構造例を示す断面図である。 1:半導体基板、2:n型半導体層、3,4,13:電
極、7,1 1,14:絶縁層、12:透光性絶縁層。 第1図第2図 第3図 第4図 第7図 第5図 第6図 第8図 第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多元半導体からなる半導体基板の一表面に、該基板
    と逆導電型の半導体層を形成してPN接合を構成してな
    る光起電力型赤外線検知素子において、前記逆導電型半
    導体層上に透光性絶縁層を形成し、かつ前記逆導電型半
    導体層のほぼ中央部上の前記透光性絶縁層に電極接続穴
    を設け、該接続穴より電極を取り出したことを特徴とす
    る光起電力型赤外線検知素子。
JP12093078A 1978-09-29 1978-09-29 光起電力型赤外線検知素子 Expired JPS6015005B2 (ja)

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