JPS6014702Y2 - 包装材 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は包装材の改良に関するものである。

現在、商品の保護目的から包装材として発泡スチロール
等の高分子材料が使用されているが、この材料の回収は
公害防止上、生産者側で行っているのが実態である。

ところで、このような包装材として、段ボール等の台紙
に発泡スチロール等の緩衝材を接着したものも数多く使
用されている。

この種の包装材においては、回収作業の際、あるいはそ
の処理を行う際に、緩衝材を台紙からはがし、別々に処
理する必要がある。

ところが、緩衝材が台紙に強く接着されているためかが
しにくく、特に緩衝材と台紙の接着面積が大きいときに
は非常にはがしにくいという欠点がある。

本考案は従来の欠点に着目してなされたもので、以下そ
の一実施例を図面とともに説明する。

図において１は段ボール等の台紙、２は台紙１上に接着
しである発泡スチロール等の緩衝材、１ａは緩衝材２の
周囲の台紙１上にミシン目状に設けた切り溝である。

本考案では上述のように緩衝材の周囲の台紙にミシン目
状に切り溝を設けであるので、回収作業の際にも切り溝
を切るだけで緩衝材を台紙より簡単に抜きとることがで
き、回収、処理作業の作業性を大巾に向上することがで
きる。

尚、切り溝の巾、数、深さ等については輸送中の衝撃に
て容易に破れない程度にする必要があるが、一般にこの
包装材は台紙を箱の内面等に密着させて使う場合が多い
から、輸送中に破れるという問題は実際上はとんど起ら
ない。

【図面の簡単な説明】 第１図は本考案による包装材の一実施例を示す斜視図、
第２図は同要部平面図である。 １・・・・・・台紙、１ａ・・・・・・切り溝、２・・
・・・・緩衝材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 台紙に発泡スチロール等の緩衝材を接着するとともに、
   上記緩衝材の周囲の台紙にミシン目状に切り溝を設けた
   ことを特徴とする包装材。