JPS60143894A - 蒸留水後処理方法 - Google Patents

蒸留水後処理方法

Info

Publication number
JPS60143894A
JPS60143894A JP24827883A JP24827883A JPS60143894A JP S60143894 A JPS60143894 A JP S60143894A JP 24827883 A JP24827883 A JP 24827883A JP 24827883 A JP24827883 A JP 24827883A JP S60143894 A JPS60143894 A JP S60143894A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distilled water
water
gas
carbon dioxide
salt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24827883A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyouichi Morioka
森岡 錠一
Hiroshi Miyamura
博 宮村
Hiroshi Fukada
博 深田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sasakura Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sasakura Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sasakura Engineering Co Ltd filed Critical Sasakura Engineering Co Ltd
Priority to JP24827883A priority Critical patent/JPS60143894A/ja
Publication of JPS60143894A publication Critical patent/JPS60143894A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒸発法による塩水淡水化装置で得られた蒸留
水を、水道水に適した水質に転換するだめの、後処理方
法に関するものである。
塩水から蒸発法によって得られた蒸留水は。
ミネラル成分を殆ど含んでhないことから、以後の給水
系統の配管材料を腐食させ、また、飲料水としては味覚
に乏しいのであった。このため、塩水から蒸発法によっ
て製造された蒸留水には、炭酸カルシウムや消石灰と、
炭酸ガスとを添加する方法が採用されている。そして、
この場会の炭酸ガスとしては1石油や燃料ガスを燃焼さ
せて製造した炭酸ガスを用いていだが、炭酸ガスの製造
に多大の設備と運転経費とが必要である欠点があった。
そこで、先行技術としての特開昭55−35971号公
報は、塩水から蒸発法の淡水化装置によって蒸゛留水を
製造するに際して、この蒸発法の淡水化装置における腐
食、スケール生成の防止の目的のだめに、淡水化装置に
供給する以前の塩水に塩酸又は硫酸等の酸を添加した場
合に炭酸ガスが発生することを利用し、酸を添加した塩
水を淡水化装置に供給する前に、脱炭酸塔に導きここで
減圧下で炭酸ガスを発生させ、これをボイラーからの高
圧蒸気で作動する抽気エゼクタ−で抽気し、凝縮器で先
の高圧蒸気の水分を凝縮除去したのち、前記淡水化装置
4からの蒸留水に混合することを提案している。
このようにすれば、炭酸ガスを別の工程で製造しないた
め運転経費がそれだけ安価になり、且つ前記従来法に比
べて設備を小型化できるが。
この方法に於いて十分な量の炭酸ガスを得るには、その
明細書に記載しであるように脱炭酸塔内をAil記エゼ
クタ−にて0.2気圧、つまり−600mmHg程度の
高真空にしなければならないから、その抽気エゼクタ−
の駆動に要する高圧蒸気の消費量が多くなることに加え
て、この抽気に用いた蒸気の凝縮に多量の冷却水を必要
として、四転経費が嵩むのであり、しかも、抽気エゼク
タ−が大型になると共に、これに対する配管も相当太く
しなければならないから、設備の小型化が十分に達成で
きず、且つ、脱炭酸塔を密閉型にしなければならないの
で、設備費用が嵩む。
まだ別の先行技術としての特公昭55−32617月公
報には、蒸発法による淡水化装置より得られた淡水に水
酸化カルシウムを加えてpHを高めだのち大気に接触さ
せて、水酸化カルシウムと大気中に含まれている炭酸ガ
スとを反応させ、飲料として好適な淡水の後処理方法が
記載されているが、空気中の炭酸ガス含有量は。
0.05%に過ぎず、そのため送入風量が莫大となり動
力費が高くなる。
海水には一般に炭酸成分が重炭酸イオン(HCOτ)と
して約140 ppm程度含まれており、これが加熱に
より 2 HCO→Co +HO+CO,、↑3 a2 COa+H20→ 20H+CO2↑ のように熱分解して炭酸ガスが発生するものであり、こ
の炭酸ガスの発生量は塩水の温度に比例して増大し、海
水淡水化装置のプライン加熱器出口で、120℃ 2に
9/−の状態では、海水1靜中191の炭酸ガスが気泡
あるいは過飽和の状態で存在していることになり、その
量は大である。しかしながらこの炭酸ガスは利用されず
放棄されており、専ら常温で海水に酸を添加したのら脱
炭酸装置から発生する炭酸ガスが利用されているに過ぎ
ず、資源的にも無駄が多かった。
上記VC鑑み本発明は、蒸発法による塩水淡水化装置で
得られた蒸留水に、カルシウムを主成分とする塩と炭酸
ガスとを溶解させる蒸留水の後処理方法において、蒸留
水に予めカルシウムを主成分とする塩を溶解させ、この
蒸留水を。
抽気装置を構成する直接接触式凝縮器の冷媒として使用
して、原水の熱分解によって生じた炭酸ガスを含む抽気
ガスと直接接触させてカルシウム成分を約50ppm前
後含み、pua、o程度の製造水となし、その結果、飲
料水として風味を増し、且つ配管制料の内壁にカルシウ
ム保護膜を形成させて腐食から守るためになされたもの
であり、以下その実施例を添付の図面を参照して説明す
る。
図において蒸発法による塩水淡水化装置、例えば多段フ
ラツンユ蒸発装置1において、海水は管2から導入され
て熱放出部6の凝縮管束4を通って管5より排出され1
分岐した海水は管6を経て直空脱気装置7で脱気される
。この脱気水は熱放出部5の最終段蒸発室にて濃縮プラ
インと混合したのち、循環ポンプ8、管9を通過して熱
回収部10の一凝縮管束11を流れ、順次予熱され1次
いでプライン加熱器12において外部熱源によって高温
に加熱され、海水中の炭酸成分は分解されて炭酸ガスを
発生する。この炭酸ガスを伴う高温のプラインは管16
を懸て熱回収部10に至り、各段蒸発室で順次フラノシ
ュ蒸発を繰返し、同様の作動は熱放出部6でも行われる
。フラツンユ蒸発によって発生した蒸気は凝縮して受皿
14に留まり、順次流下して管15、蒸留水ポンプ16
を経て取出されるが、この蒸留水流出管17に附設され
だカルシウム塩圧入装置18から例えばCa(OH)2
溶液が注入されてpl(が高められたのち、管19を経
て油気装置20の直接接触式凝縮器21,2+’に噴出
する。
一方、海水中の炭酸成分は前述のとおりブライン加熱器
12で熱分解して炭酸ガスを発生し、この炭酸ガスとそ
の他装置への空気の洩れ込みなどによる酸素、窒素等の
不凝縮性ガスは、少量の蒸気を同伴して熱放出部乙の最
終段蒸発室から管22を経て抽気され、別に前記真空脱
気器7で発生し管30によって取出されたガスは管22
の抽気に混合して、海水が冷却管を流れる多管式熱交換
器26に入り、蒸気は凝縮分離され、残留ガスは先ず第
1段蒸気エゼクタ24で吸引されて直接接触式凝縮器2
1に入る。そこで前述のCa(OH)2溶液を含む蒸留
水と直接接触して冷却され、不凝縮性ガス中の炭酸ガス
は蒸留水に吸収され1次いで第2段蒸気エゼクタ25、
直接接触式凝縮器21’でも同様吸収が行われ、このよ
うにして炭酸ガスを吸収した蒸留水はポンプ26によっ
て取出され、必要に応じてアルカリ注入装置27より例
えばソーダ灰などのアルカリ性薬品を注入してそのpH
を更に市め、管28から製造水として取出す。酸素。
窒素等の不凝縮性ガスは放出管29から大気へ放出する
カル7ウム塩注入は図示のように蒸留水流出管17に限
るものではなく、生成蒸留水通路の適宜の場所、例えば
鎖線で示したようにアルカリ注入装置61から熱回収部
10の受皿14に入れてもよく1例えば蒸発段を20段
とし、最高温を示す第1段蒸発室の温度を100℃と仮
定すれば、ζこにCa(OH)2溶液を注入した場合、
この温度におけるCa(OH)2の溶解度は約770p
pmであるから、最終段の第20段では20分の1に薄
まり、約ろs、sppmとなり、これを炭酸カルシウム
に換算すれば約52ppmとなり、好適な濃度になる。
なお、このカル7ウム塩注入は、蒸留水流出管で7、あ
るいは生成蒸留水通路の100℃以下の箇所で行えば、
その箇所は°真空を維持しているから注入用ポンプは不
要となる。
上記の操作によって製造水はカルシウム成分を約50p
pm程度含みp ii s、 o程度となり風味を増し
、配管材料を腐食より保護する水質となる。
上記の実施例においては、蒸発法は多段フラッシュ法に
よって説明しだが、多重効用蒸発法その他の方法も採用
できることは勿論であり。
塩水も海水に限るものではない。またカルシウム塩は(
:a (OH)2で説明したが、他のものを用いてもよ
い。例えば難溶性の(acOaを用いる場合は、蒸留水
中に完全に溶解しない状態の11直接接触式凝縮器に送
り、そこで炭酸ガスを吸収して完全溶解させるという方
法になる。
本発明は蒸発法による塩水淡水化装置で得られた蒸留水
に、カルシウムを主成分とす“る塩と炭酸ガスを溶解さ
せる蒸留水の後処理方法において、前記塩を予め添加し
た蒸留水を塩水淡水化装置の抽気装置用直接接触式凝縮
器の冷却水として用いて抽気ガス中の炭酸ガスを蒸留水
に吸収させることを特徴とする蒸留水後処理方法であり
、予めカルシウムを主成分とした塩を溶解した蒸留水は
pHが高くなって、直接接触式凝縮器では炭酸ガスの吸
収は効率よく行われ、蒸留水系統の構造材料、配管材料
、直接接触式凝縮器の内壁は高pHの水が通ることにな
るので腐食から保護され、しかも直接接触式凝縮器に入
る前の炭酸ガスを含む抽気ガスは間接冷却する多管式熱
交換器で冷原料塩水により冷却したから、抽気ガス中の
炭酸ガスは冷却水に溶解せずその濃度を維持して同伴水
蒸気のみ凝縮除去できる。従って後続の直接接触式凝縮
器は。
抽気ガス量が減じ小形化できる。またここに使用する炭
酸ガスは蒸発装置で副生じ、しかも従来例等利用されず
放棄されていたガスを有効に利用したものであり、資源
的にもすぐれているなどその効果は多大である。
【図面の簡単な説明】
図は本発明における一実施例のフロー/−である。 1・・・・・多段フラツンユ蒸発装置 6・・・・・・熱放出部 7・・・・・・直空脱気器 8・・・・・・ブライン循環ポンプ 10・・・・・・熱回収部 12・・・・・・ブライン加熱器 18・・・・・・カルシウム塩注入装置20・・・・・
・抽気装置 21.21’・・・直接接触式凝縮器 25・・・・・・多管式熱交換器 24・・・・−・第1段蒸気エゼクタ 25・・・・・・第2段蒸気エゼクタ 27・・・・・・アルカリ注入装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 蒸発法による塩水淡水化装置で得られた蒸留水
    に、カルシウムを主成分とする塩と炭酸ガスとを溶解さ
    せる蒸留水の後処理方法において、前記塩を予め添加し
    た蒸留水を塩水淡水化装置の抽気装置用直接接触式凝縮
    器の冷却水として用いて、抽気ガス中の炭酸ガスを蒸留
    水に吸収させることを特徴とする蒸留水後処理方法。 (a 蒸留水は、蒸発器の生成蒸留水の通路部において
    塩を予め添加した蒸留水である特許請求範囲第1項記載
    の蒸留水後処理方法。 (!9 抽気ガス中の炭酸ガスFi、抽気ガスを多管式
    熱交換器で原料塩水と間接冷却し、同伴蒸気を凝縮除去
    した高濃度炭酸ガスである特許請求範囲第1項記載の蒸
    留水後処理方法。
JP24827883A 1983-12-29 1983-12-29 蒸留水後処理方法 Pending JPS60143894A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24827883A JPS60143894A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 蒸留水後処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24827883A JPS60143894A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 蒸留水後処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60143894A true JPS60143894A (ja) 1985-07-30

Family

ID=17175730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24827883A Pending JPS60143894A (ja) 1983-12-29 1983-12-29 蒸留水後処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60143894A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8052763B2 (en) Method for removing dissolved solids from aqueous waste streams
US4444675A (en) Alkaline scale abatement
JP2008272668A (ja) 造水装置及び造水方法
CA2709585C (en) Water recovery from steam-assisted production
JP2012525529A (ja) Co2捕捉を備えた発電プラント及び水処理プラント
RU2371238C2 (ru) Комплексный способ и устройство для очистки дымовых газов с утилизацией тепла, вредных примесей и диоксида углерода
JP4514693B2 (ja) 蒸発濃縮処理装置
US4795532A (en) Aftertreatment method and apparatus for distilled water
JPS60143894A (ja) 蒸留水後処理方法
EP0187432B1 (en) Aftertreatment of distilled water
CN104724776A (zh) 压力蒸发二次蒸汽掺入压力水中的装置及其方法
JP4514705B2 (ja) 廃液処理装置
JPS6019093A (ja) 蒸溜水の後処理方法
JPS6025586A (ja) 蒸溜水の後処理方法
JPS60161796A (ja) 蒸留水の後処理方法
JP2009090168A (ja) 濃縮装置
JPS59222289A (ja) 多段フラツシユ型造水装置の伝熱管内スケ−ル抑制法
JPS6211889B2 (ja)
US3984518A (en) Process feed and effluent treatment systems
JPS62262791A (ja) 多段蒸発式海水淡水化装置で生成する淡水の飲料水化方法
JPS60161794A (ja) 蒸留水の後処理方法
JP2013536754A (ja) 海水の淡水化システム及び方法
JPS60161795A (ja) 蒸留水の後処理方法
SU893897A1 (ru) Способ предотвращени образовани карбонатной накипи в регенеративном тракте испарительной установки
JPS59230687A (ja) 多段フラツシユ型造水装置のスケ−ル抑制法