JPS601420B2 - 両面シ−ル編地の製造方法 - Google Patents
両面シ−ル編地の製造方法Info
- Publication number
- JPS601420B2 JPS601420B2 JP545681A JP545681A JPS601420B2 JP S601420 B2 JPS601420 B2 JP S601420B2 JP 545681 A JP545681 A JP 545681A JP 545681 A JP545681 A JP 545681A JP S601420 B2 JPS601420 B2 JP S601420B2
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- thread
- knitted fabric
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- 229920000742 Cotton Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、綾編あるいは丸編組織による両面シール編地
の製造方法に関し、地組織に対し裏目側へ延出させるよ
うに編込んだ二種のシール糸の挿入形態の差異を利用し
て一方のシール糸のみを起毛手段により表目側へ引出す
ことにより、表裏両面にシールを出した使用上及び商品
化に好適な綿地、特に保温性に優れかつボリューム感が
あってファッション性に富む編地を、容易かつ確実に製
造せんとして発明したものである。
の製造方法に関し、地組織に対し裏目側へ延出させるよ
うに編込んだ二種のシール糸の挿入形態の差異を利用し
て一方のシール糸のみを起毛手段により表目側へ引出す
ことにより、表裏両面にシールを出した使用上及び商品
化に好適な綿地、特に保温性に優れかつボリューム感が
あってファッション性に富む編地を、容易かつ確実に製
造せんとして発明したものである。
次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。
先ず、地組織の各コースＣ，，Ｃ２，Ｃ３，Ｃ４…をそ
れぞれ通常−本の地糸Ｙで平編の編目を形成つまり平編
編成するとともに、これと同時に所定のコース毎におい
て二種のシール糸Ａ，Ｂを挿入形態を異にして編込むも
ので、第１のシール糸Ａは地組織に対し数ウェールおき
のウェールイの池糸ループ（ニードルループ）に添糸編
し、その各ウェールイ，イ間の裏目側へパイル状に延出
させたシール糸Ａの部分略中央でカットすることにより
裏目側へシールａを出し、また第２のシール糸Ｂは前記
添糸編したウェールイとは別な数ウェールおきのウェー
ルロにおける地糸ループに合せてタツク編のごとく挿入
し、コース組織点間より裏目側へ出しかつ前記ウェール
ロ，間の裏目側に浮かせたシール糸Ｂの部分略中央でカ
ットすることにより裏目側へシールｂを出す。例えば、
第１図および第２図に示す実施例では、一つおきのコー
スＣ，，Ｃ３，Ｃ５・・・毎に、第１のシール糸Ａを３
ウェールおきのウェールイに添糸編して裏目側へシール
ａを延出させるとともに、第２のシール糸Ｂを前記ウェ
ールイ，イ間の中央のウヱ−ルロの地糸ループにタック
編のごとく挿入してシールｂを裏目側へ出している。
れぞれ通常−本の地糸Ｙで平編の編目を形成つまり平編
編成するとともに、これと同時に所定のコース毎におい
て二種のシール糸Ａ，Ｂを挿入形態を異にして編込むも
ので、第１のシール糸Ａは地組織に対し数ウェールおき
のウェールイの池糸ループ（ニードルループ）に添糸編
し、その各ウェールイ，イ間の裏目側へパイル状に延出
させたシール糸Ａの部分略中央でカットすることにより
裏目側へシールａを出し、また第２のシール糸Ｂは前記
添糸編したウェールイとは別な数ウェールおきのウェー
ルロにおける地糸ループに合せてタツク編のごとく挿入
し、コース組織点間より裏目側へ出しかつ前記ウェール
ロ，間の裏目側に浮かせたシール糸Ｂの部分略中央でカ
ットすることにより裏目側へシールｂを出す。例えば、
第１図および第２図に示す実施例では、一つおきのコー
スＣ，，Ｃ３，Ｃ５・・・毎に、第１のシール糸Ａを３
ウェールおきのウェールイに添糸編して裏目側へシール
ａを延出させるとともに、第２のシール糸Ｂを前記ウェ
ールイ，イ間の中央のウヱ−ルロの地糸ループにタック
編のごとく挿入してシールｂを裏目側へ出している。
上記のように編成された編地１０１ま、二種のシール糸
Ａ，Ｂが数ウェール間隔に交互に編込まれかつシールａ
，ｂが裏目側のみ出ている状態であるが、特に編地１０
の表目側では、添糸編された第１のシ−ル糸Ａは添糸縞
の特徴としてニードルループの両サイド部に相当する部
分が地糸Ｙによる生地１１表面より浮上した状態となり
、第２のシール糸Ｂは地糸Ｙの上に出る部分が点状でご
く僅かであるため地糸Ｙによる生地１１表面からは殆ん
ど浮上していない。そこで、上記編地１０の表目側を起
毛機等にて起毛することにより、上記第１のシール糸Ａ
の表目側への浮上部分へ，Ａ′を引掻くようにして、こ
の第１のシール糸Ａによるシールａのみを表村側へ引出
せばよく、特に上記したように第１のシール糸Ａのみが
表目側へ浮上して第２のシール糸Ｂは殆んど浮上してい
ないので、上記起毛作用によって第１のシール糸Ａによ
るシールａのみが表目側へ引出されるものであり（第３
図および第４図）、これにより表裏両面にシールａ，ｂ
が出た所謂両面シール編地を得ることができるものであ
る。
Ａ，Ｂが数ウェール間隔に交互に編込まれかつシールａ
，ｂが裏目側のみ出ている状態であるが、特に編地１０
の表目側では、添糸編された第１のシ−ル糸Ａは添糸縞
の特徴としてニードルループの両サイド部に相当する部
分が地糸Ｙによる生地１１表面より浮上した状態となり
、第２のシール糸Ｂは地糸Ｙの上に出る部分が点状でご
く僅かであるため地糸Ｙによる生地１１表面からは殆ん
ど浮上していない。そこで、上記編地１０の表目側を起
毛機等にて起毛することにより、上記第１のシール糸Ａ
の表目側への浮上部分へ，Ａ′を引掻くようにして、こ
の第１のシール糸Ａによるシールａのみを表村側へ引出
せばよく、特に上記したように第１のシール糸Ａのみが
表目側へ浮上して第２のシール糸Ｂは殆んど浮上してい
ないので、上記起毛作用によって第１のシール糸Ａによ
るシールａのみが表目側へ引出されるものであり（第３
図および第４図）、これにより表裏両面にシールａ，ｂ
が出た所謂両面シール編地を得ることができるものであ
る。
ここで行なう起毛とは、表目側に表われている糸目体を
毛羽立てるというものではなく、第１のシール糸Ａによ
るシールａを表目側へ引出して起毛するという目的を持
った加工を意味する。なお、本発明は、二種のシール糸
Ａ，Ｂの編込挿入の密度や配列状態については特許請求
の範囲内において種々の実施が可能で、例えば表裏両面
に出すシールａ，ｂの密度を高める場合には、ニードル
ループ自体でもつて経方向の打込み本数を多くするほか
、第６図のごとく各コース毎に第１のシール糸Ａおよび
第２のシール糸Ｂを編込んで経方向の密度を高めるよう
にしたり、また第７図のごとく第１のシール糸Ａと第２
のシール糸Ｂとを各ウェール交互に編込んで横方向の密
度を高めるようにしたり、さらに前記両者を組合せて経
緯とも密度を高めるようにすることができる。また他の
実施例として、第８図合ごと〈、第２のシール糸Ｂが複
数コースごとに編込まれている場合、その中間のコース
においては第２のシール糸Ｂと同じウェールロに第３の
シール糸Ｄを第１のシール糸Ａと同じ添糸編により挿入
して編立てることができる。さらに第９図のごとく第１
のシール糸Ａを編込むゥェールイと第２のシール糸Ｂを
編込むゥェールロとを数コースごとに（図の場合４コー
ス）交互に変換したり、あるいは数コースごと数ゥェー
ルすらせて編立てることもできる。上記何れの場合にも
、起毛作用により表裏両面にシールａ，ｂを出した後で
はシール抜け防止用の樹脂加工等が行なえないので、地
糸Ｙに対し熱融着糸を撚糸にしあるし、は添糸にして編
込み、シールａ，ｂを両面に出した後の熱加工によって
各組織接点を内部より接着させるようにするのがよい。
以上のように本発明によれば、平縄の地組織に対し二種
のシール糸Ａ，Ｂを裏目側へのみシールを出すように挿
入形態を異にして編込み、その挿入形態の差異、つまり
表目側に浮上している部分があるか否かの差異を利用し
て、単純な起毛作用でもつて一方のシール糸のみを表目
側へ容易確実に引き出すことができ、表裏両面にシール
を出した所謂両面シール緑地を簡単にコスト安価に製造
し得るものである。
毛羽立てるというものではなく、第１のシール糸Ａによ
るシールａを表目側へ引出して起毛するという目的を持
った加工を意味する。なお、本発明は、二種のシール糸
Ａ，Ｂの編込挿入の密度や配列状態については特許請求
の範囲内において種々の実施が可能で、例えば表裏両面
に出すシールａ，ｂの密度を高める場合には、ニードル
ループ自体でもつて経方向の打込み本数を多くするほか
、第６図のごとく各コース毎に第１のシール糸Ａおよび
第２のシール糸Ｂを編込んで経方向の密度を高めるよう
にしたり、また第７図のごとく第１のシール糸Ａと第２
のシール糸Ｂとを各ウェール交互に編込んで横方向の密
度を高めるようにしたり、さらに前記両者を組合せて経
緯とも密度を高めるようにすることができる。また他の
実施例として、第８図合ごと〈、第２のシール糸Ｂが複
数コースごとに編込まれている場合、その中間のコース
においては第２のシール糸Ｂと同じウェールロに第３の
シール糸Ｄを第１のシール糸Ａと同じ添糸編により挿入
して編立てることができる。さらに第９図のごとく第１
のシール糸Ａを編込むゥェールイと第２のシール糸Ｂを
編込むゥェールロとを数コースごとに（図の場合４コー
ス）交互に変換したり、あるいは数コースごと数ゥェー
ルすらせて編立てることもできる。上記何れの場合にも
、起毛作用により表裏両面にシールａ，ｂを出した後で
はシール抜け防止用の樹脂加工等が行なえないので、地
糸Ｙに対し熱融着糸を撚糸にしあるし、は添糸にして編
込み、シールａ，ｂを両面に出した後の熱加工によって
各組織接点を内部より接着させるようにするのがよい。
以上のように本発明によれば、平縄の地組織に対し二種
のシール糸Ａ，Ｂを裏目側へのみシールを出すように挿
入形態を異にして編込み、その挿入形態の差異、つまり
表目側に浮上している部分があるか否かの差異を利用し
て、単純な起毛作用でもつて一方のシール糸のみを表目
側へ容易確実に引き出すことができ、表裏両面にシール
を出した所謂両面シール緑地を簡単にコスト安価に製造
し得るものである。
そして本発明により得られる編地は表裏両面にシールが
出ているので、保温性に優れかつボリューム感があり、
また二種のシール糸に色違いの先染糸を使用することに
より表裏で色違いのフアション性に富んだものとなり、
使用上及び商品化にきわめて好適なものとなる。
出ているので、保温性に優れかつボリューム感があり、
また二種のシール糸に色違いの先染糸を使用することに
より表裏で色違いのフアション性に富んだものとなり、
使用上及び商品化にきわめて好適なものとなる。
図は本発明の実施例を示すものであり、第１図は起毛前
の編地の表目側からの組織拡大図、第２図は同上編地の
略示断面図、第３図は起毛後の編地の表目側からの組織
拡大図、第４図は同上の編地の略示断面図、第５図は本
発明により製造された両面シール編地の斜視図、第６図
〜第９図はそれぞれ他の実施例を示す起毛前（編立て後
）の編地の表目側からの組織拡大図である。 Ｙ・・・地糸、Ａ・・・第１のシール糸、Ｂ・・・第２
のシール糸、ａ，ｂ…シール、１０・・・編地、１１・
・・地糸による生地。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図
の編地の表目側からの組織拡大図、第２図は同上編地の
略示断面図、第３図は起毛後の編地の表目側からの組織
拡大図、第４図は同上の編地の略示断面図、第５図は本
発明により製造された両面シール編地の斜視図、第６図
〜第９図はそれぞれ他の実施例を示す起毛前（編立て後
）の編地の表目側からの組織拡大図である。 Ｙ・・・地糸、Ａ・・・第１のシール糸、Ｂ・・・第２
のシール糸、ａ，ｂ…シール、１０・・・編地、１１・
・・地糸による生地。 第１図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第９図
Claims (1)
- １ 地組織を平編編成し、第１のシール糸Ａを地組織に
対し数ウエールおきのウエール（イ）に添糸編して裏目
側へシールａを出し、また第２のシール糸Ｂを前記ウエ
ール（イ）とは別な数ウエールおきのウエール（ロ）に
タツク編して裏目側へシールｂを出し、この編地１０の
表目側を起毛して上記シールａを表目側へ引出すことを
特徴とする両面シール編地の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP545681A JPS601420B2 (ja) | 1981-01-16 | 1981-01-16 | 両面シ−ル編地の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP545681A JPS601420B2 (ja) | 1981-01-16 | 1981-01-16 | 両面シ−ル編地の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57117653A JPS57117653A (en) | 1982-07-22 |
| JPS601420B2 true JPS601420B2 (ja) | 1985-01-14 |
Family
ID=11611717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP545681A Expired JPS601420B2 (ja) | 1981-01-16 | 1981-01-16 | 両面シ−ル編地の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS601420B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0568783U (ja) * | 1992-02-27 | 1993-09-17 | 新キャタピラー三菱株式会社 | Ｔ字型断面のクロスメンバを有するカーボディ |
| JP5106956B2 (ja) * | 2007-09-11 | 2012-12-26 | 佰龍機械廠股▲ふん▼有限公司 | コーデュロイ編物 |
| CN118685909A (zh) * | 2023-03-24 | 2024-09-24 | 佰龙机械厂股份有限公司 | 双面长绒毛织物 |
| EP4446484A1 (en) * | 2023-04-13 | 2024-10-16 | Pai Lung Machinery Mill Co., Ltd. | Double-sided plush knitted fabric |
-
1981
- 1981-01-16 JP JP545681A patent/JPS601420B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57117653A (en) | 1982-07-22 |
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