JPS6014198Y2 - 水晶振動子を用いた力センサ - Google Patents

水晶振動子を用いた力センサ

Info

Publication number
JPS6014198Y2
JPS6014198Y2 JP1983135189U JP13518983U JPS6014198Y2 JP S6014198 Y2 JPS6014198 Y2 JP S6014198Y2 JP 1983135189 U JP1983135189 U JP 1983135189U JP 13518983 U JP13518983 U JP 13518983U JP S6014198 Y2 JPS6014198 Y2 JP S6014198Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
force
plate
crystal
holder
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983135189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5984445U (ja
Inventor
薫 古沢
光麿 小池
Original Assignee
明星電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 明星電気株式会社 filed Critical 明星電気株式会社
Priority to JP1983135189U priority Critical patent/JPS6014198Y2/ja
Publication of JPS5984445U publication Critical patent/JPS5984445U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6014198Y2 publication Critical patent/JPS6014198Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) 本考案は、力が印加されると印加された力に対応して振
動周波数が変化する水晶振動子を2個用い、この2個の
水晶振動子に記印加された力が差動的に作用するように
して、それ等の振動周波数の差の信号、すなわちビート
信号の周波数に基づいて上記印加した力の大きさを測定
する力センサの構造に関するものである。
(従来技術) 水晶振動子を使用して印加した力を検出する力センサと
しては、2個の水晶振動子を使用し、印加した力がそれ
ぞれの結晶軸(X軸)に対して互に異った方向から当該
2個の水晶振動子に作用するようにして上記印加した力
に対し、上記2個の水晶振動子が互に逆方向の振動周波
数変化を生ずるようにして当該2個の水晶振動子の振動
周波数の差によって上記印加力の大きさを求めるように
したもの(例えば特公昭46−13314号で提案され
ているもの、以下、異方向印加力水晶振動子力センサと
いう。
)、又は、2個の水晶振動子を使用し、印加した力が上
記2個の水晶振動子に撓め力(曲げ力)として作用して
、それぞれの結晶軸(X軸)に対して同じ方向から、一
方の水晶振動子には圧縮力が、他方の水晶振動子には引
張力が加わるようにして互に逆方向の振動周波数変化を
生じせしめるようにし、当該2個の水晶振動子の振動周
波数の差によって上記印加した力の大きさを求めるよう
にしたもの(例えば特開昭50−8428咥で提案され
ているもの、以下、同方向印加力水晶振動子力センサと
いう。
)等、種々のタイプの力センサが提案されている。
しかしながら、上記異方向印加力氷晶振動子力センサに
あっては、結晶軸(X軸)に対する力の印加力向を2個
の水晶振動子について別個に設定しなければならず、こ
の設定は一般に精度よく行なうことは困難であって精度
よい測定が期待できないこと、結晶軸に対する印加力の
方向で最大感度を呈する方向は一方向しかないので、少
くとも一方の水晶振動子は感度の低い状態で使用しなけ
ればならず、このため分解能及び感度をあまり上げるこ
とができないこと等の問題点がある。
更にまた、上記同方向印加力水晶振動子力センサにあっ
ては、印加力の伝達機構中中に氷晶振動子の補強部材を
必要としく一般に水晶振動子は特に撓め力に対して脆弱
であるため)、この補強部材は水晶振動子の検出圧力の
感度を鈍くする方向に使用するため、得られる感度に限
界があること、曲げによって水晶振動子に力を伝えてい
るため、2個の水晶振動子のそれぞれに加わる引張力と
圧縮力の大きさが必ずしも等しくはならず、検出信号対
印加力特性が必ずしも直線的にはならないため、得られ
る精度に限界があること等の問題点がある。
(考案の目的) 本考案は、以上のような従来の力センサの問題点を解決
し、構造が簡単で、印加力(被測定力)に対して強固で
あり、かつ測定の精度、感度及び分解能が高くでき、る
力センサを得ることを目的とする。
(考案の構成の要点) 以上の目的を遠戚するため本考案では印加した力の作用
点に関して対称位置に配した2枚の水晶振動子に力を伝
達してその1つに引張力を、他の1つに圧縮力をそれぞ
れ印加し、これら2枚の水晶振動子によって構成される
2つの水晶発振器の発振周波数の差によるビート信号の
周波数変化を検出し、そのビート信号の周波数値が変化
した大きさに基づいて力の大きさを測定するようにした
ものにおいて、2枚の水晶振動子は被測定力の印加力向
に板面が平行であり、かつ互に一直線上にないように離
隔して力伝達機構に固定され、被測定力は上記力伝達機
構の水晶振動子固定点の中央に印加されるようにすると
ともに、被測定力の印加力向と反対の方向(反印加方向
)に加わる力は上記2枚の水晶振動子には加わらないよ
うに構成した。
この構成により被測定力の全てが2枚の水晶振動子に、
その板面方向(印加力に対する強度が最も大きな方向)
から直接加わることとなり、感度、精度及び分解能が高
く、かつ破損しにくい力センサが得られる。
(考案の実施例) 本考案の実施例を図面によって説明する。
第1図は本考案の実施例の電気関係部分の構成を示すブ
ロック図であり、まず、この第1図により、実施例の電
気系統の作用について説明する。
力伝達機構13に力が作用するとその力は、水晶振動子
1に引張力、水晶振動子2に圧縮力として伝達されるよ
うに作られている。
水晶振動子1及び2は、同一方向の力に対して同一方向
、同一の値の周波数変化が生ずるよう特性の揃ったもの
であり、一方の引張力、他方に該引張力と同じ強さの圧
縮力が加われば互に反対方向に同一値の周波数偏移が生
ずる。
発振回路31.32及びミキサ33は、共に外部電源か
ら電気出力リード16を介して電力を供給されて動作し
、発振回路31の一部として水晶振動子1が、また発振
回路32の一部として水晶振動子2がそれぞれ作動して
いる。
発振回路31及び32の発振出力はミキサ33で混合さ
れて電気信号出力リード16に出力される。
電気信号出力リード16には水晶振動子1及び水晶振動
子2の発振周波数の差信号(差の周波数の信号)の出力
が得られ、この差信号は後位の周波数カウンタで計数さ
れ、力を周波数信号としてディジタルに計測しディジタ
ル信号による処理、表示、記録等をおこなう。
次に本考案の実施例に係る力センサの構造について第2
図〜第4図により説明する。
第2図は本考案の実施例の構造を示す断面図、第3図は
本考案の実施例の要部を示す部分斜視図、第4図は他の
実施例の構造を示す断面図である。
まず、第2図及び第3図により第1の実施例を説明する
第2図及び第3図において引用記号で示す部分の意味は
下記の通りである。
1・・・・・・水晶振動子(引張力が加えられるもの)
2・・・・・・水晶振動子(圧縮力が加えられるもの)
4・・・・・・電子回路(第1図の発振回路31,32
ミキサ66など) 5.6.7・・・・・・水晶振動子ホルダ(例えば鋼で
作る二以下ホルダと言う。
)訃・・・・・支柱(例えば鋼で作る。
)10・・・・・・上板(例えば鋼で作る。
)11・・・・・・底板(例えば鋼で作る。
)12・・・・・・支点体(例えば鋼で作る。
:以下支点と言う。
)13・・・・・・力伝達ワイヤ(例えばピアノ線で作
る二以下ワイヤと言う。
)14・・・・・ストッパ(例えば鋼で作る)15・・
・・・ケース 16・・・・・電気信号出力リード 1718・・・・・・止ネジ 19・・・・・ボルト 20・・・・・ナツト F・・・・・力(外カニ矢印で向きを示す)なお、上記
各部の大部分に鋼を使用するのは剛体としての作用を得
るためである。
支柱は筒状(例えば円筒)であって、その高さ方向の中
央部を横方向に貫通して横孔8aが設けられており、こ
の横孔8aの中にホルダ5がその両端を支柱8の外方に
延出して水平状に配置される。
また、支柱8は上板10と底板11とで挾持状になって
おり、底板11には支柱8の中心部空間’8bと連通す
る孔11aが設けられている。
支柱8の上記横孔8aより上板10寄りの外面の箇所に
はホルダ6が止ネジ18によって固定され、また支柱8
の上記横孔8aより底板11寄りであって上記ホルダ6
とは反対側の外面の箇所にホルダ7が止ネジ18によっ
て固定されている。
支柱8、上板10、底板11はこれら相互が堅固に組合
わされ固定されている。
なお、支柱8、上板10、底板11は連続した一体構造
のものとして作ってもよい。
第2図に示す実施例では各部を個別に作ったものを組合
わせたものとして示した。
第3図に示すようにホルダ6は直方体に形成され、その
下部には水晶振動子1を埋設するための縦方向(図面に
於ける縦方向二以下方向又は向きについては図面に於け
る方向又は向きを言う。
)の溝6aを有し、また、ホルダ7も直方体に形成され
、その上部には水晶振動子2を埋設するために縦方向の
溝7aを有する。
ホルダ6はその溝6aに水晶振動子1の上方端を埋設固
定して水晶振動子1を下向きに支承し、またホルダ7は
その溝7aに水晶振動子2の下方端を埋設固定して水晶
振動子2を上向きに支承する。
ホルダ5は平面状の板状部材で、両端部分がそれぞれ支
柱8の外部に充分に出るだけの長さのものであり、両端
の部分においてその上面側に水晶振動子1を埋設するた
めの溝5bを有し、下面側に水晶振動子2を埋設するた
めの溝5cを有しており、水晶振動子1の下方端をホル
ダ5の上面端部の溝5bに、水晶振動子2の上方端をホ
ルダ5の下面端部の溝5cにそれぞれ埋設固定する。
即ち、2個の水晶振動子1,2は後述する支点12(ホ
ルダ5に於ける力の作用点で、該ホルダ5の中心に設定
される。
)に対して点対称の位置及び姿態で支持されている。
以上のようにして、水晶振動子1はホルダ5の上方にお
いて該ホルダ5とホルダ6とにより支柱8の外面寄りに
位置して保持され、また水晶振動子2はホルダ5の下方
において該ホルダ5とホルダ7とにより支柱8の外面寄
りに位置して保持される。
力が作用していない場合、水晶振動子1はホルダ6およ
びホルダ5以外には拘束されず、また水晶振動子2はホ
ルダ7およびホルダ5以外には拘束されない。
さらにこの場合ホルダ5は水晶振動子1および水晶振動
子2以外には拘束されない。
即ちホルダ5は支柱8の横孔8a内を差し渡して宙吊り
状に(支柱8と非接触的に)位置している。
さらに水晶振動子1および水晶振動子2は互に平行に位
置しており、かつホルダ5の板面に対して水晶振動子1
および水晶振動子2は双方とも垂直に位置している。
支柱8の横孔8aは外力Fが加わってホルダ5が偏移し
ても該ホルダ5が支柱8に接触しないような径に設定さ
れており、また、このとき水晶振動子1及び2は支柱8
に接触しないように当該支柱8から充分に離して固定さ
れている。
水晶振動子1および水晶振動子2はいずれも一般に長方
形の平板状のもの(板状体)が用いられ、その中央部の
両面に、発振周波数信号を取り出すための被膜状電極と
、この被膜状電極の各々からの電気信号の引出導線を有
し、この引出導線は電子回路4に接続されている。
電子回路4は支柱8の適宜の個所に固定され、電気信号
出力リード16は適宜の手段により外部に導出されてい
る。
水晶振動子1および水晶振動子2は後述の支点12、ワ
イヤ13によってそれぞれ板状体の面に沿った方向の力
(圧縮力、引張力)を受けるように配置されている。
即ち、その板状体の面が支柱8の外面に沿よた縦方向(
上下方向)に位置するように配置しである。
水晶振動子1および水晶振動子2は個々には同じ大きさ
の圧縮力又は引張力に対して同じ値だけ発振周波数が変
化(増大又は減少)する特性の揃ったものを組にして用
いる。
具体的には、2個の水晶振動子1,2として、結晶から
の散出角度が全ての結晶軸(X軸、Y軸及び2軸)につ
いて同じものを使用し、双方に対して同じ方向から圧縮
力又は引張力が作用するようにしている。
また、水晶振動子1及び2は被測定力との接点であるホ
ルダ5に離隔して固定されていて一直線上にないので、
ワイヤ13に印加される被測定力が回転モーメントとし
て作用することがなく、水晶振動子1及び2が破損され
にくい構造となっている。
ホルダ5はその中央部部において水晶振動子1および水
晶振動子2から等距離の箇所(中点)に、その箇所を中
心とする円形の縦(垂直)孔5aを上面から下面に貫通
して有する。
この縦孔5aにはホルダ5の円錐状もしくは望ましくは
球面状の外曲面を有する支点12を載置する。
力F(外力)が作用しないない状態、ただし支点12の
自重、取付けられているワイヤ13およびストッパ14
の重量による力が下向きに作用している状態において支
点12はその外曲面によって縦孔5aの上縁に接してい
る以外には拘束されていない。
気侭12は、ホルダ5の縦孔5aに載置した状態で、こ
の縦孔5aの中に半ば嵌入する深さがあるが、完全に(
望ましくは球面として作った部分以外の部分が)縦孔5
aの中に嵌没することがないようにする。
これは縦孔5aの半径(直径)と支点12の曲率半径(
ホルダ5の縦孔5aに接する箇所の曲面の曲率半径)と
の相互関係を設計上の観点から定めることによって実現
できる。
以上の構成によりワイヤ13に矢印下と反対の方向に衝
撃等の外力が加わったときには、ホルダ5の縦孔5aか
ら支点12が脱出して当該外力が水晶振動子1,2に加
わることがないので、当該水晶振動子1,2の破損が防
止できる。
また支侭12が縦孔5aに再び嵌合する際、当該支点1
2の形状が円錐又は球面形状であることにより嵌合位置
がずれることはない。
さらに支点12はワイヤ13を挿通する縦孔(垂直孔)
を中央に有し、この縦孔に支点体13が挿通固定されて
いる。
また、上記支点2に固定されたワイヤ13にはストッパ
14が止ネジ17によって底板11から外部に突出して
固定されている。
ワイヤ13はホルダ5の縦孔5aを挿通して支点12に
よって係止され、自由に吊下された状態で(外力Fが作
用せず、ストッパ14の自重のみが作用した状態で、)
水晶振動子1および水晶振動子2に平行で、かつこれら
2つの水晶振動子1.2から等距離にあるようにする。
即ち、ワイヤ13は外力が作用していない状態で水晶振
動子1および水晶振動子2の位置する箇所の中点を通っ
て自由に吊下する。
また、ワイヤ13はその中間部分がストッパ14を挿通
しているか又は下端部分がストッパ14の中に止ってい
る。
即ち、ストッパ14には縦方向の中心箇所に挿通孔もし
くは少くとも先端部分(上方部粉骨)の縦方向中心軸箇
所に縦孔があってワイヤ13aが挿通されている。
ワイヤ13とストッパ14とは相互に固定したままとし
、或いは相互に固定したり及びこの固定を解除したりす
ることができるようにしである。
第2図の場合は、ワイヤ13に垂直な止ネジ17によっ
て、ストッパ14に挿通しているワイヤ13とストッパ
14とを相互に固定したり、゛この固定を解除したりす
るようにしである。
ストッパ14は外力Fが作用していない状態においては
ワイヤ13以外には拘束されていない。
ストッパ14は上方部14aの部分の径が下方部14b
の径よりも小さく形成され、上方部14aと下方部14
bとの境界に段状部を有する側面概形凸状のものである
また底板11はその中心部にストッパ14の上方部14
aが遊嵌合し得る形状の孔11a(前記支柱8の中心部
空間8aと連通している孔)を上下方向に貫通して有す
る。
底板11の孔11aの内面とストッパ14の上方部14
aの外面との間にはいくらかのギャップがあり、また、
外力Fが作用していない場合、底板11の下面(ケース
15に対して外部となる面)とストッパ14の段状部と
の間にいくらかのギャップがある状態が正規の状態であ
るようにストッパ14の位置が規定されている(ワイヤ
13に対するストッパ14の拘束位置の調節的設定によ
り実現できる)。
ストッパ14はワイヤ13に横方向の力が作用した場合
、ストッパ14の上方部14aの外面が支柱11の孔1
1aの内面に接触することによってワイヤ13の横方向
の偏位を上記ギャップの範囲に規制し、水晶振動子1、
水晶振動子2に過度な撓め力が加わらないようにして水
晶振動子1及び2が損傷するなどのことがないようにす
るため、並びにワイヤ13が支柱8の内面に接触して加
わった外力Fの効力が損われるなどのことがないように
するためのものである。
また、底板11の孔11aとストッパ14の段状部との
間のギャップは外力Fが作用した場合において上向きの
過大な力が生じたとき支点12がホルダ5の縦孔5aか
ら脱出することがないようにするためのものであり、こ
のギャップの大きさは支点12が縦孔5aに嵌入してい
る深さく支点12と縦孔5aとの接触線から支点12の
先端(下端)までの距離)よりいくらか小さく設定する
ことにより支点12の脱出回避が保障される。
以上のようにして構成された各部のうち上板10と底板
11との間に構成されたものはケース15によって包ま
れている。
ケース15はボルト19及びナツト20によって上板1
0に固定され、下部の開口部分は底板11によって塞が
れている。
外力Fが作用していない場合は水晶振動子1、水晶振動
子2はそれぞれほぼ同じ周波数で発振している(電気回
路形成上の理由により必要なオフセット周波数(若干の
発振周波数差)が設定されている。
)が、外力Fがワイヤ13に下向き(矢印の向き)に作
用すると、気侭12を介してホルダ5が下向きの力を受
けてその外力Fの向きに移動するので、ホルダ5の両端
に固定されている2つの水晶振動子1及び2に同大かつ
反対向きの力、即ち水晶振動子1には引張力、水晶振動
子2には圧縮力、が作用する。
この結果、水晶振動子1の発振周波数は例えば増大(又
は減少)し、水晶振動子2の発振周波数は例えば減少(
又は増大)する。
次に第4図によって本考案の第2の実施例を説明する。
第4図は前記第1の実施例の発展的応用実施例で、力伝
達のための一手段として、ベローズ22、ベローズケー
ス21及び被測定圧(ガス)注入栓23を付加して、ガ
ス圧計を構成したものである。
ベローズ22の上端はワイヤ13の下端に固定され、下
端はケース15に固定されている。
ベローズ22内はある規定された気圧値に設定されてい
る。
なお第5図中の引用記号の1〜20で示す各部の意味は
、第2図中の対応する1〜20の各記号の意味と同様で
あり、ベローズケース21、ベローズ22、被測定圧注
入栓23以外の構成は第2図の場合と同様である。
第4図のガス圧計にガス圧力Pが被測定圧注入栓23か
ら加えられるベローズ22内の気圧より高くなるとワイ
ヤ13に直結されたベローズが圧縮され従ってワイヤ1
3は第2図の力Fが作用したのと同様の効果を生じる。
爾後の動作の態様は前記第1の実施例の場合と同様であ
り、ガス圧Pがビート信号の周波数の変化として出力さ
れる。
本考案の実施例では、ビート周波数の基準周波数(零荷
重時の周波数)は10kHz±2kHz最大周波数変化
は約6kHzで感度は2H2/gr、精度±17300
代分解能±0.12%と良好な結果を得ている。
(考案の効果) 以上述べたことから明らかなように、本考案によれば、
次に示すような種々の長所を有し、前記従来例が有する
それぞれの問題点を同時に解決できるものであり、本考
案は極めて著しい効果を有する。
(1)特性が同じ2個の水晶振動子結晶軸に対して同じ
方向から印加した力を作用させるような構造とし、当該
2個の水晶振動子の発振周波数のビート信号の周波数変
化を利用するので、温度変化及び電圧変化による個々の
水晶振動子の発振周波数の変化を補正し合い、非常に安
定した信号出力が得られる。
(2)測定周波数を高く設定でき、かつ、2個の水晶振
動子に対する力の印加力向を双方とも最大感度の方向に
設定できるので、印加した力を高分解能(±0.02%
)で測定可能である。
(3)2個の水晶振動子には定常測定では印加力向(被
測定力)が直接2個の水晶振動子に加わり、しかも定常
測定では当該印加力が水晶振動子に対して、その板面方
向に作用し、撓め力として作用しないので、水晶振動子
の損傷を防止しつつ高感度(2Hz/gr)な測定が可
能である。
(4)2個の水晶振動子には、被測定力がその板方向か
ら正しくされるので検出信号(2個の水晶振動子の振動
周波数の差信号)対印加特性の直線性が良好であり、精
度の高い測定(±173000)が可能である。
(5)2枚の水晶振動子は被測定力の印加力向に対して
一直線上にない(ホルダ5に離隔して固定されている)
ので被測定力が回転モーメントして作用することが少な
く、従って水晶振動子に被測定力が直接印加されても当
該水晶振動子が破壊されにくい。
(6)水晶振動子と力伝達部材(ワイヤ13)とは被測
定力の印加方向と反対の方向の力に対しては2つの部材
(ホルダ5及び支点体12)によってルーズに結合され
ているので、衝撃等の外力に対して強い力センサが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の電気系統のブロック図、第2
図は本考案の実施例の構造を示す断面図、第3図は本考
案の実施例の要部を示す部分斜視図、第4図は本考案の
他の実施例を示す断面図である。 1.2・・・・・・水晶振動子、31,32・・・・・
・発振回路、33・・・ミキサ、5,6,7・・・・・
・水晶振動子ホルダ、8・・・・・・支柱、12・・・
・・・支点体、13・・・・・・力伝達ワイヤ、22・
・・ベローズ、23・・・・・・被測定圧注入栓。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板状部材5と、印加力対周波数特性が同一の2枚の板状
    水晶振動子1,2と、被測定力を上記板状部材5に伝達
    する力伝達部材13とが次のa〜Cのように結合されて
    なる水晶振動子を用いた力センサ。 (a) 板状部材5の中央には縦孔5aが設けられ、
    力伝達部材13の板状部材への結合点には、円錐もしく
    は球面形状で円錐面もしくは球面が上記縦孔5aの周縁
    に当接する支点体12が取付けられていて、力伝達部材
    13は板状部材5の中央に当該板状部材5の板面に対し
    て垂直になり、かつ当該板状部材5と力伝達部材13と
    は被測定力の反印加力向に対してルーズに結合されてい
    ること。 (b) 水晶振動子1,2の一端は、板状部材5の両
    端で力伝達部材13の結合個所から等距離の位置に、当
    該板状部材5の板面に垂直で、かつ互に反対の方向に向
    けて固定されていること。 (C) 水晶振動子1,2の他端は、被測定力の印加
    に対して不変である個所6,7に固定されていること。
JP1983135189U 1983-08-31 1983-08-31 水晶振動子を用いた力センサ Expired JPS6014198Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983135189U JPS6014198Y2 (ja) 1983-08-31 1983-08-31 水晶振動子を用いた力センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983135189U JPS6014198Y2 (ja) 1983-08-31 1983-08-31 水晶振動子を用いた力センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5984445U JPS5984445U (ja) 1984-06-07
JPS6014198Y2 true JPS6014198Y2 (ja) 1985-05-07

Family

ID=30304365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983135189U Expired JPS6014198Y2 (ja) 1983-08-31 1983-08-31 水晶振動子を用いた力センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6014198Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011141223A (ja) * 2010-01-08 2011-07-21 Seiko Epson Corp 圧力感知ユニット、及び圧力センサー
JP2011149708A (ja) * 2010-01-19 2011-08-04 Seiko Epson Corp 力検出ユニット、及び力検出器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084280A (ja) * 1973-11-24 1975-07-08
JPS5218376A (en) * 1975-07-31 1977-02-10 Maihak Ag Method of automatically calculating oscillatory frequency of extension measurement cord in digital form

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5084280A (ja) * 1973-11-24 1975-07-08
JPS5218376A (en) * 1975-07-31 1977-02-10 Maihak Ag Method of automatically calculating oscillatory frequency of extension measurement cord in digital form

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5984445U (ja) 1984-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4891982A (en) Temperature compensation of a steady-state accelerometer
KR940006950B1 (ko) 압전형 가속도센서 및 압전형 가속도센서장치
JPS6014198Y2 (ja) 水晶振動子を用いた力センサ
US4739660A (en) Accelerometer with vibrating element
US3506857A (en) Compressive mode piezoelectric transducer with isolation of mounting base strains from the signal producing means thereof
US3995247A (en) Transducers employing gap-bridging shim members
JPH0354428A (ja) 力変換装置及びその製造方法
US3528297A (en) Double cantilever accelerometer
JP2637883B2 (ja) 荷重測定装置
JP2732287B2 (ja) 加速度センサ
JPH0626943A (ja) 物理的パラメータ測定用センサー
JPS5856428B2 (ja) 水晶振動子を用いた圧力センサ
US4255973A (en) Digital pressure transducer for use at high temperatures
JPH0120706Y2 (ja)
JPH11295162A (ja) ロードセル式計量装置およびロードセル
JP3060259B2 (ja) 3分力計
JPS6244338Y2 (ja)
SU1174749A1 (ru) Устройство дл определени углов наклона
US4047428A (en) Force measuring transducer with frequency output signal
SU938069A1 (ru) Датчик усилий
JPS5856406B2 (ja) 水晶トランスデュサ
JPS6244337Y2 (ja)
JPH0431728A (ja) 半導体圧力計
RU2014579C1 (ru) Датчик силы
JPH07109970B2 (ja) 双音叉型圧電振動子の構造