JPS6014061Y2 - 高炉用シ−ル弁 - Google Patents
高炉用シ−ル弁Info
- Publication number
- JPS6014061Y2 JPS6014061Y2 JP1981087309U JP8730981U JPS6014061Y2 JP S6014061 Y2 JPS6014061 Y2 JP S6014061Y2 JP 1981087309 U JP1981087309 U JP 1981087309U JP 8730981 U JP8730981 U JP 8730981U JP S6014061 Y2 JPS6014061 Y2 JP S6014061Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- blast furnace
- seal valve
- raw material
- seal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Lift Valve (AREA)
- Blast Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は高炉用シール弁に係り、特に弁体、弁座への原
料粉付着を防止し気密性を向上させた高炉用シール弁に
関する。
料粉付着を防止し気密性を向上させた高炉用シール弁に
関する。
高炉の高圧操業に不可欠の設備としてシール弁がある。
シール弁の機能を第１図のベルレス式高炉の例により説
明する。
明する。
高炉炉内１と炉頂バンカー２との間の遮断用として下部
シール弁３が一方炉頂バンカー２と外部すなわち大気圧
の遮断用として上部シール弁４が配設されている。
シール弁３が一方炉頂バンカー２と外部すなわち大気圧
の遮断用として上部シール弁４が配設されている。
前記の構成のベルレス高炉においては、炉頂バンカー２
内に原料を装入するには、炉頂バンカー２内の圧力を外
部５と等しい圧力、すなわち大気圧として、上部シール
弁４を開放して装入を行なう。
内に原料を装入するには、炉頂バンカー２内の圧力を外
部５と等しい圧力、すなわち大気圧として、上部シール
弁４を開放して装入を行なう。
このとき高炉炉内の圧力は常に大気圧よりも高い圧力例
えばゲージ圧２．５ｋｇ／ｃ４に保たれているので遮断
しなければ高炉ガスを吹上げる。
えばゲージ圧２．５ｋｇ／ｃ４に保たれているので遮断
しなければ高炉ガスを吹上げる。
従ってこの吹上げを防止するため下部シール弁３によっ
て高炉炉内１と炉頂バンカー２とを遮断用し気密性を保
持する。
て高炉炉内１と炉頂バンカー２とを遮断用し気密性を保
持する。
一方炉頂バンカー２の中に貯えられた原料を高炉炉内１
に装入するには、炉頂バンカー２の圧力を高炉炉内１の
圧力と等しくすなわち本例では２．５ｋｇ／ａ＃にした
後、下部シール弁３を開放して装入を行う。
に装入するには、炉頂バンカー２の圧力を高炉炉内１の
圧力と等しくすなわち本例では２．５ｋｇ／ａ＃にした
後、下部シール弁３を開放して装入を行う。
このときには上部シール弁４によって炉頂バンカー２と
外部大気圧５とを遮断し気密を保持する。
外部大気圧５とを遮断し気密を保持する。
前記の上部および下部のシール弁は第２図に示したスイ
ング式弁が一般的であって、大きく分けて弁体６と弁座
７によって構成されている。
ング式弁が一般的であって、大きく分けて弁体６と弁座
７によって構成されている。
従来、シール弁においては高炉用原料中の粉が弁体６お
よび弁座７に付着生長し、そのため気密性が損われガス
漏れが生ずることが多く、シール弁の損傷となるばかり
でなく、高圧操業が不可能になるという問題を生じてい
た。
よび弁座７に付着生長し、そのため気密性が損われガス
漏れが生ずることが多く、シール弁の損傷となるばかり
でなく、高圧操業が不可能になるという問題を生じてい
た。
特に原料粉は一般に水分を３〜８％含有しているため弁
体６、弁座７へ付着し易い。
体６、弁座７へ付着し易い。
これらの問題に対し、第３図に示した如く弁体６にゴム
パツキン８を装着して気密性を向上させる一般的方法に
加えて、弁座７に外部のパージ源を連通したスリット９
を設けＮ２ガスなどを噴射して、付着した原料粉を吹き
飛ばす方法が用いられているが、円形弁座７のの全周に
わたって均一にＮ２ガスなどを噴射することが非常に困
難であり、また原料粉は水分を含んでいるために吹き飛
ばされずに残留し、さらにスリット９に原料粉が詰り、
このため付着が増進するなどの欠点があった。
パツキン８を装着して気密性を向上させる一般的方法に
加えて、弁座７に外部のパージ源を連通したスリット９
を設けＮ２ガスなどを噴射して、付着した原料粉を吹き
飛ばす方法が用いられているが、円形弁座７のの全周に
わたって均一にＮ２ガスなどを噴射することが非常に困
難であり、また原料粉は水分を含んでいるために吹き飛
ばされずに残留し、さらにスリット９に原料粉が詰り、
このため付着が増進するなどの欠点があった。
またＮ２ガスの代りに蒸気を噴出させ原料粉を加熱して
水分を蒸発除去する方法も提案されたが、蒸気のドレン
化が防止できず、Ｎ２ガスによる方法よりも悪い結果と
なっている。
水分を蒸発除去する方法も提案されたが、蒸気のドレン
化が防止できず、Ｎ２ガスによる方法よりも悪い結果と
なっている。
一方第４図に示す如く、弁体６にゴムパッキン８を装着
し、弁座７にもゴム１０を装着し、ゴムの弾力を利用し
て気密性の向上を図ると同時にゴム表面の滑らかさによ
る付着防止を企図した方法も実用化されている。
し、弁座７にもゴム１０を装着し、ゴムの弾力を利用し
て気密性の向上を図ると同時にゴム表面の滑らかさによ
る付着防止を企図した方法も実用化されている。
しかし何れの方法も原料粉の付着を防止できず、所期の
目的を達していないのが現状である。
目的を達していないのが現状である。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点を解消し、気密
性のすぐれた高炉用シール弁を提供すにある。
性のすぐれた高炉用シール弁を提供すにある。
本考案の要旨とするところは次のとおりである。
すなわち高炉炉内を大気から遮断する高炉用シール弁に
おいて、前記シール弁の弁座が内部に空洞のある山形の
断面を有し該空洞内に電熱線を内装したことを特徴とす
る高炉用シール弁である。
おいて、前記シール弁の弁座が内部に空洞のある山形の
断面を有し該空洞内に電熱線を内装したことを特徴とす
る高炉用シール弁である。
本考案者などは付着原料粉といえども、乾操して水分を
含有しなければ自重により自然落下をすることを見出し
、この現象を本考案に応用したものである。
含有しなければ自重により自然落下をすることを見出し
、この現象を本考案に応用したものである。
本考案を第５図により説明する。
すなわち、上下のシール弁の弁体６にゴムパツキン８を
装着することは従来技術と同様であるが、弁座７はその
断面が単純な山形の突部を形威し、その山形の内部に弁
座７の全周にわたる空洞１１を内設する。
装着することは従来技術と同様であるが、弁座７はその
断面が単純な山形の突部を形威し、その山形の内部に弁
座７の全周にわたる空洞１１を内設する。
この空洞１１の中に、弁座７の全周にわたり絶縁体で被
覆したニクロム線などの電熱線１２を内装し、電熱線１
２の両端に導線１３を接続する。
覆したニクロム線などの電熱線１２を内装し、電熱線１
２の両端に導線１３を接続する。
導線１３は外部導通線１４の中を連通してシール弁外に
導かれ電源１５に接続される。
導かれ電源１５に接続される。
第６図は下部シール弁への本考案の取付けを示している
が、外部導通管１４と炉頂バンカー外壁１６との間にパ
ツキン押え１７を介してグランドパツキン１８などのシ
ール材を挿着し、炉頂バンカー内部と外部との遮断を行
うようにした。
が、外部導通管１４と炉頂バンカー外壁１６との間にパ
ツキン押え１７を介してグランドパツキン１８などのシ
ール材を挿着し、炉頂バンカー内部と外部との遮断を行
うようにした。
本考案の前記構成のシール弁は、常に電熱線１２に通電
し、電熱線１２を発熱せしめ、この発熱は空洞１１、弁
座７に伝熱し弁座７の表面から熱放散する。
し、電熱線１２を発熱せしめ、この発熱は空洞１１、弁
座７に伝熱し弁座７の表面から熱放散する。
このため弁座７および弁体６に含水の原料粉が付着する
と、前記放散熱により原料粉中の水分は加熱され、蒸発
除去され原料粉は乾操し自重により自然落下し、シール
弁への原料粉の付着を防止できる。
と、前記放散熱により原料粉中の水分は加熱され、蒸発
除去され原料粉は乾操し自重により自然落下し、シール
弁への原料粉の付着を防止できる。
実施例
弁座の内径１１００ｍ＋ＩＫ、外径１２００ｍｍのシー
ル弁において０．５ｒｒｒｌｎ径のニクロム線１０ｒＴ
１を内装し、１００Ｖ 。
ル弁において０．５ｒｒｒｌｎ径のニクロム線１０ｒＴ
１を内装し、１００Ｖ 。
６００Ｗの電気を通電した。
この結果、弁座の表面温度は約１００°Ｃとなり、弁体
のゴムパツキンには約２００８Ｃの耐熱性ゴムを使用し
ているので熱による損傷はなく、シール弁には原料粉が
付着せず、常に良好な気密性を保持することができた。
のゴムパツキンには約２００８Ｃの耐熱性ゴムを使用し
ているので熱による損傷はなく、シール弁には原料粉が
付着せず、常に良好な気密性を保持することができた。
上記の実施例からも明らかな如く、本考案は高炉用シー
ル弁の弁座を内蔵のニクロム線により、加熱することに
よって原料粉の付着を防止し高度の気密性を保持する効
果をあげることができた。
ル弁の弁座を内蔵のニクロム線により、加熱することに
よって原料粉の付着を防止し高度の気密性を保持する効
果をあげることができた。
ベルレス式高炉のシール弁の例について説明したが、本
考案はベル式高炉のシール弁に適用できることは勿論、
スイング式の弁であれば他の弁にも広く適用することが
可能である。
考案はベル式高炉のシール弁に適用できることは勿論、
スイング式の弁であれば他の弁にも広く適用することが
可能である。
第１図はベルレス式高炉の炉頂装置の全体図、第２図は
従来のベルレス高炉のシール弁側面図、第３図は従来の
シール弁の部分拡大図、第４図は従来のシール弁の部分
拡大図、第５図は本考案のシール弁斜視図、第６図は本
考案のシール弁の部分拡大図である。 ３・・・・・・下部シール弁、４・・・・・・上部シー
ル弁、７・・・・・・弁座、１１・・・・・・空洞、１
２・・・・・・電熱線。
従来のベルレス高炉のシール弁側面図、第３図は従来の
シール弁の部分拡大図、第４図は従来のシール弁の部分
拡大図、第５図は本考案のシール弁斜視図、第６図は本
考案のシール弁の部分拡大図である。 ３・・・・・・下部シール弁、４・・・・・・上部シー
ル弁、７・・・・・・弁座、１１・・・・・・空洞、１
２・・・・・・電熱線。
Claims (1)
- 高炉炉内を大気から遮断する高炉用シール弁において前
記シール弁の弁座が内部に空洞のある山形の断面を有し
該空洞内に電熱線を内装したことを特徴とする高炉用シ
ール弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981087309U JPS6014061Y2 (ja) | 1981-06-13 | 1981-06-13 | 高炉用シ−ル弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1981087309U JPS6014061Y2 (ja) | 1981-06-13 | 1981-06-13 | 高炉用シ−ル弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57198476U JPS57198476U (ja) | 1982-12-16 |
| JPS6014061Y2 true JPS6014061Y2 (ja) | 1985-05-04 |
Family
ID=29882520
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1981087309U Expired JPS6014061Y2 (ja) | 1981-06-13 | 1981-06-13 | 高炉用シ−ル弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6014061Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011068963A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Jfe Steel Corp | 高炉炉頂下部シール弁パッキンの損傷防止方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5594407A (en) * | 1978-07-24 | 1980-07-17 | Wurth Paul Sa | Gate packing for back pressure blast furnace |
-
1981
- 1981-06-13 JP JP1981087309U patent/JPS6014061Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5594407A (en) * | 1978-07-24 | 1980-07-17 | Wurth Paul Sa | Gate packing for back pressure blast furnace |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011068963A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Jfe Steel Corp | 高炉炉頂下部シール弁パッキンの損傷防止方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57198476U (ja) | 1982-12-16 |
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