JPS60139694A - ビシクロオルソエステル化合物及びその製造方法 - Google Patents

ビシクロオルソエステル化合物及びその製造方法

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JPS60139694A
JPS60139694A JP58244412A JP24441283A JPS60139694A JP S60139694 A JPS60139694 A JP S60139694A JP 58244412 A JP58244412 A JP 58244412A JP 24441283 A JP24441283 A JP 24441283A JP S60139694 A JPS60139694 A JP S60139694A
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剛 遠藤
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治男 西田
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毅 中原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (但し、R,はm価の鎖式炭化水素であり、R2はアル
キレン基又はアル苓すデン基でア’)sRBは水素原子
、アルキル基、フェニル基又はニトロ基であり、mはコ
又扛3である) でボされるビシクロオルソエステル化合物を提供する。
 ゛ 従来、ビシクロオルソエステル化合物のうチ数種類のも
のは、塩化ビニル樹脂の安定剤や除草剤などへの用途が
検討されてきて公知である。最近、この種の化合物のカ
チオン重合触媒による開環異性化重合が検討され、重合
に伴なう体積変化が非着剤等への用途が注目されている
。この様な封止材料、成型材料、注型材料あ□るい”に
接着剤などの重合硬化型材料にビシクロオルソエステル
化合物を応用する場合に、最も賞賛な要件の一つは重合
後硬化体となる拳である。
従来、種々の単官能ビシクロオルソエステル化合物が合
成され、その重合性が検討されてきた。
しかし、これらの公知の単官能ビシクロオルソエステル
化合物の重合体は、その重合度が低く、その多くは粘稠
な液状物である。ジャーナルオプポリマーサイエンス、
ホリマーレターエディション(J、 Polym、 S
c1.、Polym、 Lett、 Ed、)、7g。
”I!;7〜弘s9c79gO)、ポリマージャーナル
(Polym、 J−) 、/J’、? / S 〜7
7ざ(79ざ/))従って、これらのビシクロオルソエ
ステル化合物を前H己材料として用いるためには、更に
重合度を上け、充分な物理的強度を有する硬化体とする
事が望まれている。
そこで本発明者らは、上記問題を解決するため、鋭意研
究を行なった。その結果、ある特定の構造を有する新規
なビシクロオルソエステル化合wが、重合恢、硬化体を
生成し、しかも重合に伴なう体積変化が非常に小さいと
いう特徴を有する事を見出し、本発明を完成し、ここに
提案するに至った。
゛ 即ち、本発明は、下記一般式111で示されるビシ
クロオルソエステル化合物に関するものである。
但し、上記一般式(1)中、R,#−1tm価の鎖式炭
化水素基であり、R2Uアルキレン基又はアルキリデン
基であり、R3は水素原子、アルキル基、フェニル基、
又はニトロ基であり、mはコ又は3である。
前記一般式(1)中のR−+ #′ts上Bzmの値で
定義したように2価又は3価の鎖式炭化水素基であれば
良い。このような鎖式炭化水素基としては、2価の飽和
鎖式炭化水素基、2胛jの不飽和鎖式炭化水素基、及び
3価の飽和鎖式炭化水素基等が挙けられる。これらの鎖
式炭化水素基の炭素数は特に限定されず、公知のもの力
為ら適宜選択して用いることができるが、一般に原料の
入手の容易さから、炭系数が7〜gのものが特に好適で
ある。特に好適に使用される鎖式炭化水素基を具体的に
例示すると・例えばコ価の飽和鎮十;、唇化水素基とし
ては・メチレン基、エチレン基、ト□リメチレン基、テ
トラ、メチレン組へゲタメチレン払オクタメチレン基、
プロピレン基等が挙けられる。!た、2価の不飽和鎖式
炭化水素基としては、ビニレン基、プロペニレン基等が
挙けられる。また、3価の飽和鎖式炭化水素基としては
、/、2.3−プロノヤントリイル基が挙けられる。
前記一般式(1)中のR211、アルキレン基又はアル
キリデン基であり、その炭系数は特に限定されず、公知
のものから適宜選択して用いる午とができるが、一般に
原料の入手の容易さから、炭素数がl〜3のものである
ことが好ましい。!!素数が/〜3のアルキレン基又は
アルキリデン&を具体的に例示すると、メチレン基、エ
チレン轡、エチリデン勢、グロピリデン基、イソプロピ
リデン基等が挙けられる。
また、前記一般式ill中のR5は、水素原子、アルキ
ル基は、その炭素数に特に限定され子適宜選択して用い
う、るが、原料の入手の容易シ、葛ら、炭素数ρX/〜
q、のもの、舒特に好適である。特に好適な炭素数が/
〜ダのアルキル基音よV具体的に示すと、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソグチル基等が挙けられる。
さらに、前記一般式(1)中のmf′i、2又は3であ
る。
本発明のビシクロオルソエステル化合物は、次の様な測
定によって該化合物である墨を確認できる、 /)赤外吸収スペクトル(IR)の測定1 ステル結合(−0−C−)の存在が確認できる。
前者に由来する吸収帯は、I10θ〜900 ctnに
数本現われ、後者に由来する吸収帯は/ 700〜/ざ
θθ譚 に7本強く現われる。
2)′H−核磁気共鳴吸収ス(クトル(’ H−NMR
)の測定 fiりoロホルム溶媒中で、ブトラメチルシランを基準
として測定するとδ(ppm)= 3 、 g〜ダ、/
の位置にビシクロオルソエステル1906個のメチレン
水素に由来する一重線のピークが現われる。
3)質量分析 質量分析として電子衝撃法(El法)及び電界脱離@C
FD法)を用いる事によって分子量を確認できる。該化
合物の分子llff1Mとするとm / e =−の位
置に分子イオンビークが、あるいは(M±7) の位置
に擬分子イオンピークが観測される。
q) 元素分析 炭素及び水素の分析結果を前記一般式+11から算出さ
れる理論値と比較する事により確認できる。
以上説明した種々の測定方法により、該ビシクロオルソ
エステル化合物が確認できる。
本発明のビシクロオルソエステル化合物ハ、一般に、結
晶性白色固体又は、粘稠な透明液である。
籍にR1の鎖式炭化水素基の炭素数が少ない種結晶性が
よくなる傾向がある。又、該ビシクロオルソエステル化
合物は、四塩化炭素、アセトン−ヘキサン、ベンゼン、
テトラヒドロシラン、ソオキサン、クロロホルム、塩化
メチレン等に俗解するが、前記一般式〇)中のR1、R
2、R3及びmo違いにより異なった溶解性を示す。
前記一般式(11で表わされるビシクロオルソエステル
化合物の製造方法は、特に駆足されず、如何なる方法を
採用してもよい。一般に工業的に好適な方法を例示すれ
ば次の通りである。
即ち、一般式 (但し、R2及びR3は前記一般式jllと同様である
)で示されるヒドロキシアルキル基を有するビシクロ化
合物と、 一般式 %式%)(31 (但し、R1及びmは前記一般式+11と同様で、Xは
ハロゲン原子である〕で示される多価カル?ン敵ハ、ロ
グン化物とを反応させ、脱ノ・ログン化水素、反応を行
なわせることによって、前記一般式(1)の化合物を製
造することができる。
前記一般式(2)で示されるヒドロキシアルキル基を有
するビシクロ化合物れ公知であり、如何なる方法によっ
て得てもよい。例えば、以下の様な方法で製造すること
ができる。即ち、下記一般式(4)で示されるトリメチ
ロール化合物 と、下記一般式(5)で示されるヒドロキシアルキル酸 より1脱水反応によって製造される。一般式(4)で示
されるトリメチロール化合物としては例えば、−一ヒド
ロキシメチル−7,3−プロノ母ンジオール、及び/ 
4 / 、/ −)リメチロールエタン、へ/、/−ト
リメチロールグロノぐン、/ 、 / 、 /7−トリ
メチロール−n−ブタン、〆、 / 、 /−)リメテ
ロールー〇−ペンタン、−一ヒドロキシメチルーコーフ
ェニルー/、、3−f口i4ンジオール、トリスヒドロ
キシメチルニトロメタン等が用いられる。又、一般式(
5)で示されるヒドロキシカルがン酸としては、例えは
、グリコール酸、乳酸、DL−α−ヒドロキシ−n−a
醒、α−ヒドロキシイン酪酸、DL−ロイシン酸及びラ
クトンの加水分解物等が用いられる。
上記一般式(41及び(5)で示した化合物を溶媒中で
加熱し脱水反応を行なう事によって、下記一般式(6)
で示したモノエステル化合物が生成する。
ここで、溶媒としては、水と混合共洲物を作り、反応に
対して不活性な有機溶剤が好ましい。このよりなM@溶
剤としては例えはベンゼン、トルエン及びキシレン等が
挙けられる。父、反応温度バ一般に溶媒の還流温度で行
なう事が好ましい。このモノエステル化のための脱水反
応は無触媒でも進行するが、反応を促進するために触媒
を添加することが好ましい。触媒としてU、P−)ルエ
ンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸及び硫酸等が用いら
れ、その添加mt;を反応基質に対し007〜3wt%
が好適である。
〆に、上記反応で生成したモノエステル化合物(6)は
、溶媒と除去した後、率熱するかあるいは単離せずに前
記触媒の存在下、島減圧条件で加熱脱水反応を行なう。
この反応により、前記一般式(2)で示されたビシクロ
化合物が生成する。ビシクロ化合物(21ilを無色透
明液状、あるいは白色結晶固体として、反応塔より面出
してくる。ここで、ビシクロ化合物(2)の生成速度と
面出速度を適切にする様、減圧度及び加熱温度を調整す
れは良い。
前記の一般式(3)で示される多価カルボン酸ハロゲン
化物としてに、コ価又は3価のカルデン酸ノ・ログン化
物が使用される。R1は既述したコ価又は3価の飽和又
は不飽和の鎖式炭化水素基である。
一般式(3)中のXとしては、塩素原子、臭素原子、ヨ
ウ素原子、フッ素原子が挙けられるが、入手の容易さ及
び前記一般式(2)で示されるビシクロオルソエステル
化合物との反応のし、やすさから、塩素原子が最も好適
に選はれる。一般に最も好適に使用される多価カルトン
酸ハロゲン化物の具体例を挙けると例えは次のとおりで
ある。
マロニルクロライド及びサクシニルクロライド、グルタ
リルクロライド、イタコニルクロライド、′フマ゛リル
クロライド、アジポイルクロライド、アゼラオイルクロ
ライド、セバコイルクロライド等の2価のカルデン酸ク
ロライド;及び/、、2.、?−グロパントリカルがン
酸り・ロライド等の3価のカルがン酸クロライド等であ
る。
前記脱ハロゲン化水素反応は、特に限定されず公知の方
法を採用すれによいが、一般には不活性溶媒中で塩基性
化合物の存在下で行なう方法が好適である。該塩基性化
合物は公知の脱ハロダン化水素反応で使用されるものが
特に限定されず用いうる、一般に好適に使用される塩基
性化合物の代表的なものは第3級アミン及びピリジン塩
基であゐ。また該第3級アミンは一般にトリエチルアミ
ン、トリエチルアミン等のトリアルキルアミンが、ピリ
ジン塩基扛一般にピリジン、ピマリン、ルチジン、エチ
ルピリジシ等が好適に使用される。
前記一般式(2)で示されるビシクロ化合物と前記一般
式(3)で示される多価カルボン酸ハロゲン化物の仕込
み組成比は、ビシクロオルソエステル基ドアシルハライ
ド基を等モル、あるいは、必要に応じ、一方全他方のO
0g〜/、2倍当倉の範囲で用いるのが好ましい。また
、前記不活性溶媒としてif特に限定されないが、四塩
化炭素、ジオキサン、テトラヒドロフラン、塩化メチレ
ン、クロロホルム、ベンゼン等の不活性有機溶媒が用い
られ、該不活性溶媒は反応基質に対し、2〜5倍容積で
使用するのが好ましい。又、塩基性化合物性アシルハラ
イド基に対して等モルからS倍モル程度で用いる事が好
ましい。
前記一般式(2)で示されるビシクロ化合物と前記一般
式(3)で示される多価カルデン酸ハロゲン化物との反
応は、水冷下から溶媒の沸点迄、いかなる温度でも行な
い得るが、一般には室温から700℃の範囲で行なうの
が好ましい。
反応生成物を、反応額から濾過%濃縮する事により本発
明の化合物(1)が得られる。更に必要に応じて、反応
生成物はへキサン、ヘゲタン等による抽出精製及び減圧
蒸留、活性炭による脱色処理等を行なうことが好ましい
本発明のビシクロオルソエステル化合物ハ、−分子中に
2つ又は3つのビシクロオルソエステル基を有する多官
能性ビシクロオルソエステル化合物である。従って、本
発明のビシクロオルソエステル化合物を重合すると、架
橋したゴム状の硬化体が得られる。
本発明のビシクロオルソエステル化合物の重合方法は特
に限定されず、公知の方法が採用できる。
例えば、従来公知の三フッ化ホウ素及びその錯体等のル
イス酸によるカチオン開環重合及び多価カルがン酸やカ
ルデン酸型ポリエステル、多価カルデン酸無水物との開
壌共1合のいずれも容易に通用する事ができいずれの方
法においても、架橋重合硬化体を生成する。
また、本発明のビシクロオルソエステル化合物は、有機
酸ハロゲン化物により容易に開環される。
特に多価有機酸ハロゲン化物を用いた場合には容易に開
環共重合し、架橋重合硬化体を生成し得る例えば、実施
例−3で製造したビシクロオルソエステル化合物と/、
3.!;−ベンゼントリカルがン酸クロライドとの共1
合により生成した重合体a淡黄色透明ゴム状固体であり
、その表面硬度は、ミクロプリネル硬度計によりθ、/
AKf/m2 であった。又この重合に伴なう体積変化
はOoざチの収縮であり、非収縮性というビシクロオル
ソエステル化合物の重合に於ける最大の特徴も又充分発
揮されている事が示された。
以上°迷べてきた様に、本発明のビシクロオルソエステ
ル化合物は、その重合に於いて、架橋重合硬化体を生成
し、しかもその際の体積変化が非常に小さいという特徴
t−Vしている。
従って本発明の前記一般式10で示されるビシクロオル
ソエステル化合物は、種々の工業的用途、例えは、封止
材料、成型材料、注型材料、接着剤及び塗料に応用する
事が’of能であり、工業的に有用な化合物である事が
明らかである。
本発明を更に具体的に読切するために以下、参考例、及
び実施例を挙けるが、本発明は、これらの実施例に限定
されるものではない。
参考例−/ 水分定ml?器、冷却管、塩化力、ルシウム管を取り付
けたSθθαシナス型フラスコに乳m3 / 、 ft
(θ、、?、5i’m01))リメチロールプロノ母ン
qo、gtt<θ、3mol)及びトルエン1SOOC
を投入し、90〜100Cで70分間攪拌を行った。そ
の8#、P−トルエンスルホン酸θ、/f’ff反応液
中に加えトルエン還流を行なった。約ムS時間T4 、
3*l(0、35mof )の水が面出した後エバポレ
ーターにより、トルエンを除去した。
その後、精榴装*1用いて、O0/3鰭Hg//70〜
/90℃の条件下で減圧蒸留を行ない102〜/ 04
 、 S C/ 0 、/’、? mHg rDM分’
e得fc。この溜升は、室温まで冷却する事により、白
色固体へと変化した。この白色固体の収量は、41..
25fであり、収率F17g 、39Aであった。v上
の操作により下記の化合物が生FftL、た。
参考例−2 水分定を受器、冷却管、塩化カルシウムVt−取り付け
た5ooOCナス型フラスコにグリコール酸2コ、ざ2
f(0,3mof)、トリメチロールグ0 /母ンQ−
θ、23f(0,3moI)及びベンゼン1soccを
投入し、9ICで2時間攪拌を行なった。その後P−)
ルエンスルホンrlIO、/ tt反応液中に加え、ベ
ンゼン還tiTLを行った。約一時間で!;、1Itt
l(約0.3mol)の水が面出した。反応糸の攪拌を
止め室温まで、璧冷した後エバポレーターによりベンゼ
ンを除去した。その後、a舗装ft?用いて、Oe’ 
2 mHg// 70〜/ g OC(D条件下で減圧
蒸I&を行ない、//l、”C/ 0.2■Hg)溜升
を得た。これをメチレンクロライドで再結晶し白色一体
3ダ、/ざft−得た。収率は65.5優であった。以
上の操作により下記の化合物が生成した。
参考例−3〜/2 原料とし、て前記一般式(4)及び(5)中のR3及び
R2が表−/に示した様な基であるトリメチロール化合
物及びヒドロキシカルボン酸を用いて、参考例/及び2
と同様の方法により表−/に示したビシクロオルジエス
テル化合物全合成し穴。
実施例−/ 参考例−/で合成したビシクロオルソエステル化合物/
g 、gf(O,/mol )、ピリジンg 、A9f
(O,//mol )及び四塩化炭素5OOCを、滴下
ロート及び窒素導入管を取り付けた300σ20フラス
コ中に入れた。フラスコ内を窒素で置換した後、磁気攪
拌しながら、滴下ロートより、アジポイルクロライド9
 、 / 、5− r (0,0!;m01)と四塩化
炭素の混合液を約一時間かけて滴下した。滴下終了後7
θCで一昼夜攪拌した。その後濾過し、F[はエバポレ
ーターにより溶媒を除去した。次に残渣よりヘキサン抽
出を行ない、この抽出液を濃縮し、無色透明の粘稠液体
を得た。
収率は、7gチであった。この様にして得られた粘稠液
体の種々の測定値は次の通りであった。
/)粘 度 73q/ポイズ(23℃)2) 赤外吸収
スペクトル (その結果は第7図として添付する) 3)1H−核磁気共鳴吸収スペクトル (その結果は第
2図として添付する) 111定溶媒:重クロロホルム 標 準 :テトラメチルシラン /1\ l) 質量分析 FD法、四1=ttgt・・・M+ 以上の種々の測定結果より前記粘稠液体は構造式が 実施例−2 参考例−7で合成したビシクロオルソエステル化合物/
ざ、gt(0,10mol)、ピリジンg、A9f(θ
、//mol)及び四塩化炭素50OCを、滴下ロート
及び窒素導入管を*り付けた300CClロフラス台に
入れた。フラスコ内を窒素で置換した後、磁気攪拌しな
がら滴下ロートよりセバコイルクロリド//、94f(
0,0!゛mol )を約1時間かけて滴下した。滴下
終了後70℃で一昼孜攪拌した。その後済過し、P液は
、エバポレーターにより溶媒を除去した。
次に残渣を、四塩化炭素に溶解し、この溶液に活性炭を
加え、約2時間攪拌した。その後濾過しF液はエバポレ
ーターにより濃縮し、無色透明の粘稠液体/9.32f
を得た。収率は72チであった。この様にして得られた
粘稠液体の種々の測定値は、次の通りであった。
l)粘 度 /6グポイズ(23℃) 2)赤外吸収スペクトル(その結果灯第3図として絡付
する) / 730 an (y、、) /100./θコθ、?9S及び9Sθ傷3)1H−核
磁気共鳴吸収スペクトル(その結果灯第を図として添付
する) 測定溶媒二重クロロホルム 標 準 二テトラノ°チルシラン グ)買置分析 FD法 −’=392・・参M+ S)元素分析 以、上の種々の測定結果より前記粘稠液体は、構造式が である事がa醪できた。
実施例−3 参考例−コで合成したビシクロオルソエステル化合物2
.3./l(θ、/Jmol)、ピリジ/lり、’l0
t(θe 22 mol )及び四塩化炭素lθ0oc
=1滴下ロート及び′!j1素導入雷導入管付は九30
0CC20フラスコに入れた。フラスコ内を窒素で置換
し友後、磁気攪拌しながら、滴下ロートよす、アジポイ
ルクロライド10.0??(0、0!r3mol )及
び四塩化炭素、?oocc@約1時間かけて滴下し次。
滴下終了後70℃で一昼夜攪拌した後、更に溶媒還流下
で2時間半攪拌した。その後反応液鉱炉、過し、P液は
、エバポレーター□及q真空□ポンプにより濃縮し、白
色結晶固体を褥九。iysは、gS−であった。この様
にして得られた白色結晶固体の種々の祠定値は次の通り
であった。
/)液化点 /ダコ〜iso、5c 2)赤外吸収スペクトル(その結果は第S自として飽性
する) /73りcm−’ (νCヨ) iioθ、1060.10.3!;、100!;及び3
)1H−核磁気共鳴吸収スペクトル(その結果は第6図
として添付する) 測定溶媒二重クロロホルム 橡 準 :テトラメチルシラン ダ)質量分析 FD法 /=ダsg・・・M+ 5)元素分析 以上の種々の測定結果より前記白色結晶固体は構造式が である事が確認できた。
実施例−q 参考例−コで合成したビシクロオルソエステル化合物2
3./f(0,/3mol )、ピリジン/7.11O
?(0,22mol )及び四塩化炭素1ooOCを滴
下ロート及び窒素導入管を取9付けた300Cc20フ
ラスコに入れた。フラスコ内を窒素で置換した後、磁気
攪拌しながら滴下ロートヨクセパコイルクロライド/3
./、tt(0,θ55mol)及び四塩化炭素、yo
cc”を約1時間かけて滴下した。滴下終了後、りOc
で一昼夜攪拌した後更に溶媒還流下で2時間半攪拌した
。その後、反応液に濾過し、F液は、エバポレーター及
び真空ポンプにより濃縮し淡黄色透明粘稠液体を得た。
収率はg/%であった。この様にして得られた粘稠液体
の種々の測定値は次の通りであった。
/)赤外吸収スにクトル(その結果は第7図として添付
する) / 7 ’l Ocrn (I/c、=o)/100、
/θ40.1030及び99N2)1H−核磁気共鳴吸
収スペクトル(その結果は第3図として添付する) 測定溶媒二重クロロホルム 標 準 :テトラメチルシラン ダ)質量分析 FD法 1ツー=si4t・・・M+ 5)元素分析 以上の種々の測定結果より前記粘稠液体は、構造式が である事が確認できた。
実施例−3−4’ 2 原料として参考例/−/2で合成したビシクロオルソエ
ステル化合物と表−2に示し−た様な酸クロライドより
前記実施例と同様な方法でそれぞれ対応するビシクロオ
ルソ王ステル化合物を合成した。
得られた化合物の元素分析結果社表−2に示した如くで
あり、それぞれ、前記一般式(1)から予測される計算
値とよく一致した。更に、赤外吸収スペクトル及び1日
−核磁気共鳴吸収スイクトルの測定により前記した特性
吸収帯及び水系の吸収ピークを確認した。以上の結果よ
り、得られた化合物が表−2の生成物の欄に記したビシ
クロオルソエステル化合物であることを確認した。
用途例/〜4III 実施例7〜ダ2で合成したビシクロオルソエステル化合
物と表−3に示した多価酸クロライドを、表−3に示し
た如き配合割合で試験管中に取った。
次に、この試験管ヰ、内容物が液化する温度まで加熱し
、続いて両者が、完全に均一になるまで混合した。その
後、試験管は密栓し、表−3に示した如き反応条件下で
共重合反応を行なった。反応後、1合体t−取り出し、
赤外吸収スペクトルを測定した。又、一部、重合体の表
面硬度も測定した。
表面硬度ハ、ミクロ1リネル硬度計を用いて行なった。
その結果、全ての重合体が、赤外吸収スペクトルに於い
て、ビシクロオルソエステル基に基づ< / / 00
−900cm−’の数本の吸収が消失していた。表面硬
度の測定結果に、表−3に併記した。
更に重合体に炭酸カリウム水浴液を用いて浮沈法により
比]iを測建した。この値と予め、比重びん法により測
定しておいた反応前の混合清液の比1とを比較する事に
より、重合に伴なう体積変化がめられた。この結果も又
表−3に併記した。
閘、表−3の表面硬度の欄で「−」印は測定しなかった
ことを示す。
出塾例3’7%39の反応条件はxoo℃、畔的間2小
%)]出が129〜3もと4d%4手のに良
【図面の簡単な説明】
第1図、第3図、第5図及び第7図は、それぞれ実施例
1、実施例2、実施例3及び実施例4で得られた本発明
のビシクロオルソエステル化合物の赤外吸収スペクトル
を示す。また、第2図、第4図、第6図及び第8図は、
それぞれ実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4で
得られた本発明のビシクロオルソエステル化合物の’I
I−核磁気共鳴吸収スベクトルを示す。 特許出願人 徳山曹達株式会社 走ゑキ (”/・) ’1l1111 透通ヰ (”/*) 止 遁十 (74,) 名61TJ 透、屯俸 (・/、) 第 g 国 手続補正曹 昭和59年7月20日 喘許庁長官 若 杉 和 夫 殿 l事件の表示 ’)” d’ −2Q t−/ // 
/ 2昭和5ff年72月27日提出の%許k (21
、発明の名称 ビシクロオルジエステル化合物及びそのJA造方法3袖
止金する者 事件との関係 %軒出願人 住 所 山ロ県徳山市鐸影町/査1号 ダ袖正の対象 明細膏の「発明のI+細なisl!明」の欄5輛正の内
容 (11明線1箸第デ負厳下行 「素、反応」會「素反応」に補正する。 (2) −1第/ 2*lI行目 「溶媒と」を「溶媒を」に補止する。 (3)同第2g頁2行目 「300CcJを「300C」に補正する。 (4) 同第3g真衣−2 実施例/qの生成物の (5) 同第92頁最下行〜第q3頁1行目「とを比軟
することにより、・・・・・・・表−3に併記した。」
を次のとお9補正する。 「から、下記式により重合に併なう体槓変化金求め、表
−3に併記した、 体積変化(2)l= ((fi合反応前の混合缶液の比
重/重合反応後の重合体の比重)−/)×100本発明
のビシクロオルソエステル化合物は、重合させた機台の
体積変化が惨めで小さいために成m、8”度が高く、敗
型材料として有用である。」 161 1i1i1第1i3頁S行目 [用途例、2gJYrr用途例27」に補正する。 以 上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 一般式 (但し、R,Fim価の一式炭化水素基であり、R2は
    アルキレン基又扛アルキリデン基、R5は水素原子、ア
    ルキル基、フェニル基、又はニトロ基であり、mはコ及
    び3である。) で示されるビシクロオルソエステル化合?+。
  2. (2) 一般式 C但し、R2はアルキレン基又はアルキリデン基であり
    、R,FX水素原子、アルキル基、フェニル基又にニト
    ロ基である)°・ で示されるビシクロ化谷物と 一般式 %式%) (但し、R1はm価の一式炭化水素基であり、X扛ハロ
    ゲン原子であり、mF12又は3である。)モ示される
    一一カルーン酸ハロダン化物とを反応させることを特徴
    とする 一般式 U ・ で示されるビシクロオルソエステル化合物の製造方法。
JP58244412A 1983-12-27 1983-12-27 ビシクロオルソエステル化合物及びその製造方法 Granted JPS60139694A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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