JPS601388Y2 - 吸音率測定用残響室 - Google Patents

吸音率測定用残響室

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Publication number
JPS601388Y2
JPS601388Y2 JP11853479U JP11853479U JPS601388Y2 JP S601388 Y2 JPS601388 Y2 JP S601388Y2 JP 11853479 U JP11853479 U JP 11853479U JP 11853479 U JP11853479 U JP 11853479U JP S601388 Y2 JPS601388 Y2 JP S601388Y2
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JP
Japan
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sample
floor
mounting plate
sample mounting
sound absorption
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Expired
Application number
JP11853479U
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JPS5637031U (ja
Inventor
徹 中野
Original Assignee
日東紡音響エンジニアリング株式会社
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸音率測定用残響室における試料載置床面の改
良にか)るもので、詳しくは、床面開口部に、床下室の
昇降装置により支持された昇降し得る試料載置盤を設け
、該盤上に載置した試料上面が床面が床面に一致した位
置において、床面開口部の周壁と試料載置盤の周側面と
の間隙を密封する圧力流体により膨張する密封袋体を介
在せしめて、音響の通過を防止するよう密封して音響吸
音率測定を実施し得るようになし、測定終了後前記密封
袋体の流体圧力を減じて袋体を収縮せしめて前記試料載
置盤を上昇せしめて被測定試料を交換するようになした
ものである。
従来、吸音率測定用残響室床面ば水平面に形威され、所
定寸法の被測定試料をその床面に置き、その試料の側面
吸音を防止するため、被測定試料の周辺を例えば、木材
、鋼材、コンクリートなどの音響反射性の材料で造られ
た被測定試料の厚さと同じ厚さの枠体で囲んだ後、所定
周波数音源により数10回の測定を行い、試料を入れな
い状態の測定値と比較して吸音率を算出している。
被測定試料は、通常1定の長方形状として、床面の中央
部に配置されるが、その試料の厚さは、通常0.5〜1
00mの範囲のものであるが、時には、それ以上の厚さ
のものもあり、その材料を囲む枠体もそれに適応するよ
う準備することが必要であり、新たな枠体を製造しなけ
ればならない場合も多い。
これに加えて、該枠体による反射特性が、床面とは異っ
ていることが多く、このために測定値の補正を要してい
た。
本考案は従来の試料周側を囲む枠体を用いる方法の非能
率な点を改善するために、床面の試料載置部面を床下方
向に開口して、床下室に設けた昇降装置により支持され
た試料載置盤により、その上面に載せた測定試料を昇降
し得るようになしたものである。
そして、この場合に、試料載置盤と床開口部との間に存
在する間隙を、戒るべく小さくすることが望ましいが、
その間隙を1rrrln以下にすることは、装置設計上
困難であり、この間隙を測定時に密封して音の洩出、外
部雑音の浸入を防止して、測定誤差の減少を図るととも
に、試料載置盤の固定をも行うようになしたものであり
、この密封手段として、試料載置盤の周側面または、床
面開口部周壁面に凹溝部を形威し、該凹溝部内に外部圧
力源に連通した圧力流体の流入により、膨張し圧力流体
の排出により収縮する密封袋体を収容したものである。
試料載置盤に載せられた試料は、そ試料上面が床面と一
致するように昇降装置により位置された時点にわいて、
密封袋体に圧力流体が供給されて、床面と試料載置盤と
の間は密封されるとともに、試料載置盤が固定された状
態となり、測定が開始される。
したがって、試料上面のみが音響測定面となって吸音率
の測定が行われ、従来の周囲枠は不要であり、測定準備
が簡単となるとともに、測定値の信頼性が向上する効果
果が得られる。
以下、図面に示す実施例により説明する。
残響室1は、十分な拡散音場が形成されるような非平行
面の壁2、天井、床3の上面により構成され、床面3の
略中央部に正方形の開口部4を形成して床下室5が設け
られる。
前記開口部4の周縁は、壁面2から、測定周波数により
、音源波長の1/4以上または1m以上の間隔を設ける
ことが必要である。
6は、充分な遮音性、音の反射性並びに剛性を有する試
料載置盤であって、床下室5に設けられた昇降装置Eに
より支持されて、開口部4内に僅かな間隙を隔てて上下
し得るような外形をなしている。
昇降装置Eは、逆転可能なブレーキモーター7、ギヤー
ボックス8、回転軸11、ギヤボックス9,10、回転
軸12.12’を介して昇降される支持軸13.13’
、13″ 13 ntより戒っていて、各支持軸の上端
が、試料載置盤6の下面に固着されている。
開口部4の内壁周面には、凹溝14がその全周にわたっ
て穿設され、その凹溝14内には、圧縮空気の供給によ
り膨径し、圧縮空気が排出すると、縮径する密封用の空
気チューブ15が収容されて、圧縮空気源と排気路とに
選択的に連通されるように接続される。
16は、試料載置盤6の裏面に穿設された作動杆であっ
て、床下室5の内壁面上部に突設された固定リミットス
イッチ17、上下調節可能なリミットスイッチ18のそ
れぞれに当接することにより、試料載置盤6の上面並ひ
に試料載置盤6面上に載せられた試料S上面が、それぞ
れ床3面と一致した時点で、昇降装置Eの作動を停止せ
しめるものである。
本実施例の装置は、つぎのように作動せしめて測定順備
、試料の交換を行うものである。
先づ、操作盤(図示せず)押釦操作により、試料載置盤
6を上昇せしめて、作動杆16が上部の固定リミットス
イッチ17に当接した位置で、試料載置盤6の上面が床
3面に一致して停止され、所定の厚さの試料Sが載置さ
れる。
この際、試料Sの厚さに応じてリミットスイッチ18を
所定位置に調節セットし、昇降装置Eを下降動作せしめ
ると、該リミットスイッチ18に作動杆16が当接した
位置すなわち、試料Sの厚さだけ下降して、試料S上面
が床3面に一致して停止される。
この時点で、圧縮空気源(図示せず)から、凹溝14内
に収容された空気チューブ15に圧縮空気を供給して、
該チューブ15を膨張せしめると、試料載置盤6と開口
部4壁面との間にチューブ15が密接圧着されて、空隙
が密封されるとともに、試料載置盤6が固定され、この
状態になった時点で、吸音率測定操作が開始される。
上記の測定操作が終了し、試料を交換する場合は、空気
チューブ15内の圧縮空気を排出して、該チューブ15
を収縮せしめて、凹溝14内に陥没させた後、試料載置
盤6を上昇して、リミットスイッチ17の動作により、
該盤6上面が床3面に一致した時点で停止するので、試
料Sは、床3面上に突出して、容易に取去ることができ
、新しい試料を載せて前述の動作を繰返して測定を順次
実施できるものである。
第4図は他の実施例を示すものであって、試料載置盤6
の周側面に凹溝14′を設け、その内にチューブ15′
を収容した場合であって、前実施例と全く同様の作用を
行うものである。
上記の実施例において、凹1i14,14’内に収容す
る密封用の空気チューブ15.15’は、水、油などの
圧力液体によって膨縮するものであってもよく、又、昇
降装置Eの上下駆動機構は、油圧装置を採用することも
できる。
また、前記実施例に示した試料載置盤6の上面外形を正
方形として示したが、これは正方形試料又は、長辺対短
辺の比が2:1例えば、常用の3’ X 6’板2枚を
併置して測定できるようにしたものであるが、他の試料
形状に適応するよう形状を変更することも、装置設計の
際の条件に従って当然考慮されるべきことであり、また
、試料載置盤6の外周面に、ナイロン、ポリエステルな
どの合戊樹脂平滑板19を接着して、昇降時の摺接摩擦
を軽減するようにすることも好ましいことである。
以上、説明したように、本考案によれば、残響室によっ
て試料の吸音率測定を行う装置の床面の試料載置部面の
みを昇降し得るようにな腰且そこに生ずる間隔を密封袋
体により封止するものであるから、従来必要としていた
試料囲み枠は、不要となり、しかも、試料表面のみを測
定面として正確な測定が可能となるとともに、試料の交
換が容易となるなど吸音率測定の効率向上に寄与する実
用上の効果は甚だ優れたものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図は、
縦断面図、第2図は1部切欠した平面図、第3図は、残
響室壁面を水平面で切断し、床面を示す平面図、第4図
は、他の実施例における要部の縦断面図である。 1・・・・・・残響室、2・・・・・・壁、3・・・・
・・床、4・・・・・・開口部、5・・・・・・床下室
、6・・・・・・試料載置盤、7・曲・ブレーキモータ
ー 8.9.10・・・・・・ギヤボックス、11,1
2.12’・・・・・・回転軸、13,13’、13″
13 nt・・・・・・支持軸、14.14’・・・
・・・凹溝、15,15’・・・・・・空気チューブ、
16・・・・・・作動杆、17・・・・・・固定リミッ
トスイッチ、18・・・・・・リミットスイッチ、19
・・・・・・合成樹脂平滑板、S・・・・・・試料、E
・・・・・・昇降装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 床面開口部に、床下室の昇降装置により支持された昇降
    し得る試料載置盤を設けるとともに、試料載置盤の周側
    面または床面開口部周壁面に設けた凹溝内に流体圧力に
    より膨張収縮し得る密封袋体を収容した床を有すること
    を特徴とする吸音率測定用残響室。
JP11853479U 1979-08-30 1979-08-30 吸音率測定用残響室 Expired JPS601388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11853479U JPS601388Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 吸音率測定用残響室

Applications Claiming Priority (1)

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JP11853479U JPS601388Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 吸音率測定用残響室

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5637031U JPS5637031U (ja) 1981-04-09
JPS601388Y2 true JPS601388Y2 (ja) 1985-01-16

Family

ID=29350746

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11853479U Expired JPS601388Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 吸音率測定用残響室

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6423185U (ja) * 1987-07-30 1989-02-07
JPH0434233Y2 (ja) * 1987-11-11 1992-08-14
JPH0758030B2 (ja) * 1989-07-20 1995-06-21 三谷セキサン株式会社 杭穴掘削用オーガー

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JPS5637031U (ja) 1981-04-09

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