JPS60135462A - 生鮮食料品包装材用塗被組成物 - Google Patents

生鮮食料品包装材用塗被組成物

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JPS60135462A
JPS60135462A JP24239383A JP24239383A JPS60135462A JP S60135462 A JPS60135462 A JP S60135462A JP 24239383 A JP24239383 A JP 24239383A JP 24239383 A JP24239383 A JP 24239383A JP S60135462 A JPS60135462 A JP S60135462A
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JP
Japan
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water
wax
coating composition
acid
rosin
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Application number
JP24239383A
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English (en)
Inventor
Kimito Hirayama
公人 平山
Shigekazu Kitano
北野 繁一
Takanori Ishii
石井 隆典
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Individual
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/10Coatings without pigments
    • D21H19/14Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H19/00Coated paper; Coating material
    • D21H19/10Coatings without pigments
    • D21H19/14Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12
    • D21H19/18Coatings without pigments applied in a form other than the aqueous solution defined in group D21H19/12 comprising waxes

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、生鮮食料品包装材用塗被組成物にI!lす
る。
従来、生鮮食料品、とくに食肉、魚類等の食料品の包装
に使用される包装材としては、ポリ1ヂレン等のプラス
チックフィルムおよびワックス溶融含浸紙よりなるもの
が使用されている。
しかしながら、このような従来の包装材はいずれも通気
性を有しておらず、このため食料品の冷凍保存において
変色や変質、分解油脂の密着による食料品と包装材の非
剥離現象、さらには著しく目減り(重量減少)が生じる
という欠点があった。
とくに従来のワックス溶融含浸紙では、ワックスの使用
mが多いため、耐折性が悪く、クラックが入り易いし、
折り曲げのさいワックスの=一部が剥れ易く、このよう
にワックスの一部が剥れると、撥水性および耐水性に川
明の効果が生じないという欠点があった。またワックス
の使用量が多いIこめ、ワックス溶融含浸紙の製造」ス
トがそれだ1ノ高くつくという欠点があった。
また従来の包装材のうち、プラスチックフィルムは通常
ピー1−シールもしくはホラ1〜メル1〜接着剤により
、ワックス溶融含浸紙は通常ホラメルト接着剤によって
それぞれ接着しているが、これらの接着のためにはヒ−
1〜・シーン−あるいはボットメルトアプリケーター等
の機器を別に備えなければならず、設備費が高くつくと
ともに、接着操作が面倒であるという欠点があった。勿
論、接着性の非常にすぐれた特殊な接着剤を使用すれば
、従来のいずれの包H+Aも曲中に接着することができ
るが、このような接着剤は非常に高価であるため、経済
性を考慮づると生鮮食料品の包装には使用されていない
のが現状である。
ところで、天然に産する竹皮は通気性、撥水性、耐水性
、抗菌性、イバ謁におりる包装性、おJ、び剥離性に非
常にすぐれた性能を有しているが、現在では原料不足の
ため、このような天然竹皮は人手が困難であるという問
題がある。
この発明者らは、上記天然竹皮のすぐれた諸性能と効果
に着目して鋭魁研究を重ねた結果、生鮮食料品包装材に
非常に優れた撥水性、耐水性、耐油性に加えて良好な通
気性を付与することができて、生鮮食料品の目減り、酸
化、変色、変質、非剥離を有効に防止することができる
とともに、比較的接着性の低い安価な汎用の接着剤を用
いても容易に接S−tすることができ、しかも包装基材
に対する塗布量が非常に少なくてすみ、きわめて経済性
の高い生鮮食料品包装材用塗被組成物を見い出し、この
発明を完成づるに至った。
この発明による生鮮食料品包装材用塗被組成物は、融点
40〜110℃のワックス類と、ロジン酸、マレイン化
ロジン、酸価40以上のモンタンワックス、オレフィン
不飽和多塩基酸付加物、酸化オレフィンおよび酸化パラ
フィンよりなる群の中から選ばれた少なくとも一種の物
質と、水溶性アルカリとよりなるものである。
ここで、ワックス類としては、具体的には石油系パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、酸化ポ
リエチレンワックス、天然ワックス類およびモンタンワ
ックス類等のうちの少なくとも1種のワックス類を使用
りるが、中でも石油系パラフィンワックスおよびマイク
ロクリスタリンワックスを使用するのが好ましい。また
場合によっては硬度および耐油性を向上させるために、
上記ワックス類に石油樹脂のマレイン酸付加物のような
α、β−不飽和多塩基酸付加物を、ワックス類に対して
10〜50重量%、好ましくは25〜35重量%加える
こともある。
ここで、α、β−不飽和多塩基酸付加物の添加量が10
im%未満であれば、所期の効果が得られず、50重量
%を越えると、撥水性、耐水性おにび低温安定性にかえ
って負効果を生ずる。
また上記にお11)で、0ジン酸、マレイン化ロジン、
酸価40以上のモンタンワックス、Aレフィン不飽和多
塩基酸付加物、酸化Aレフインおよび酸化パラフィンよ
りなる群の中から選ばれた少なくとも1種の物質は、ワ
ックス類に対して2〜30m 1m%好ましくは1〜2
0重蟲%の割合で含まれている。ロジン酸とマレイン化
l]ジンを別にすれば、上記物質は酸価6o〜120を
有しているものが好適に使用される。
ここで、上記ロジン酸等の物質がワックス類に対して2
重量%未満であれば、水溶性アルカリによる乳化が困難
であり、また30i 1%を越えると、撥水性および耐
水性が劣化する。なお乳化後の安定性のために、上記ロ
ジン酸等の物質は2種以上混合して使用するのが好まし
い。
上記水溶性アルカリとしては、具体的にはアンモニア、
有機アミン類、ブ1〜リウム、カリウムもしくはリチウ
ムの水酸化物、およびプトリウムもしくはカリウムの炭
酸塩または重炭酸塩などがあげられているが、水溶液で
アルカリ性を示す化合物であれば、いずれも使用o1能
である。上記水溶性アルカリのうちでは、どくにアンモ
ニア、水酸化す]〜リウムおよび水酸化カリウムを使用
Jるのが好ましい。このような水溶性アルカリは、塗被
組成物全体を水に乳化するのに必要なmだけ使用すれば
よい。
この発明の」記塗被組成物は包装基材に塗布または含浸
して使用4るものCある。ここで、包装基材どしては、
紙、11布および不織布等を使用し得る。紙を用いる場
合、例えば30へ・20017/ydの坪Rを有りる紙
を使用Jるのが好ましい。塗被組成物は水に乳化状態に
溶かし、これを例えば固形濃度0.5〜20ffl m
%の乳化水溶液として使用するのがよい。
このような塗被組成物の乳化水溶液は、包装基材が紙で
ある場合には、抄紙のきいに内部添加するか、または抄
紙後に塗布すればよい。勿論抄紙のさいに内部添加する
とともに、抄紙後にも塗イoして、2段階あるいは3段
階で塗布するようにしてもよい。包装基N ifi I
fliイ1Jあるいは不織布である場合には、これらに
塗被組成物の乳化水溶液を含浸させればよい。包装基材
への塗布または含浸後には、いずれの場合にも通常乾燥
を行なう。
この発明の塗被組成物は、包装基材に対し乾燥重量で例
えば0.5〜4g/7Itの割合で塗イ[することによ
り、充分な効果を発揮する。
この発明による生鮮食料品包装利用塗被組成物は、上述
の次第で、この発明の塗被組成物を塗布または含浸した
生鮮食料品包装料は、非常に優れた撥水性、耐水性、耐
油性に加えて良IJrな通気性を有しており、これにに
って食肉、魚類等の生鮮食料品の目減り、酸化、変色、
変質、非剥離を有効に防止覆ることがぐきる。まIご包
装材は例えばポリ酢酸ビニル系接着剤等の比較的接着竹
の低い安価な汎用の接着剤を用いて容易に接着づること
ができ、してがって、非常に1済的である。しかもこの
発明による塗布組成物は包装基材に対する塗布場が非常
に少なくてjみ、したがるで包装材のWA造ココストそ
れだり安くつき、経演性が高いという効果を奏するもの
である。
ここで、この発明による塗被組成物が上記のような効果
を生じるのは、つぎのJ:うな理由によるものと考えら
れる。
現在、冷凍室あるいは冷凍庫は約−20°Cの温度およ
び関係湿度90〜98%の条件下において概ね使用され
ている。牛肉および豚肉を例にとれば、これらの食肉の
水分は70〜80%であり、その水分中に塩類および蛋
白質等が含有されている。そして食肉の凍結は、約−0
2〜−06℃ぐ表面凍結が1:じ、細胞中の水分は約−
1!)℃で凍結する。冷凍°室あるいは冷凍外内におい
て食肉は空気により酸化されるが、これは分子状酸素に
よるものは非常に少なく、ぞれよりもわずかの活性化エ
ネルギーによって生じる自動酸化によるものがほとんど
である。そして酸化の対象は食肉のうちの脂質であり、
これらは1〜リグリセライドや他のエステルと同じ機能
で自動酸化を受()る。この場合、不飽和成分かつぎの
ようにして自動酸化を受りる。
ヒドロパー 不飽和成分 オキサイド パーオキ1ノイド ヒドロパー ラジカル Aキリイド 食肉の脂質中、とくに蛋白とのりボブロタイド、リン酸
、含窒素、糖との脂肪リポイドすなわち複合脂質が変化
し易い。
従来より生鮮食斜品包装祠としC使用されているプラス
チックフィルムおよびワックス含浸紙のような包装材は
、通気性が全く不良であるため、このような従来の包装
材によって包まれた食肉は外気とほとんど遮断されCお
り、冷凍による食肉への影響は熱的変化だ()である。
したがって湿気の補給が全くない状態で冷温において絶
対温度が低下し、これによって食肉の表面から、ついで
細胞内から水が離脱づる。l!ml IBMした水は、
その一部は気化状態となるが、大部分は凝縮水となり、
再び食肉の表面あるいは内部に自由水として供給される
。しかしながら、複合脂質等(31上記のようにして水
が離1B2−Jるざいに酸化され易い状態となっU83
つ、酸素のキャリヤーおよび水の溶媒作用が食肉含有金
属を触媒として働き易い状態におくため、食肉に酸化を
始めとする変質、変色および水の離脱に基づく目減りを
生ずるものである。ここで、食肉含イj金属とは、へし
グロビン、ヂ1〜クローム等の分子中に含まれている鉄
、11i、コバル1〜、マンガン等をいい、これらの金
属は水離脱に伴うとくに遊離脂肪酸等に強い酸化触媒作
用を示すものである。勿論、酵素等の微ター物による酸
化もイJ1わけて進行り−る。
これに対し、この発明の塗被組成物を塗イ(iまたは含
浸した包装材は、非常にづぐれた撥水性、耐水性、耐油
性を有していて、しかも通気性を有している。このため
冷凍室あるいは冷凍庫内において、充分に湿気を含んだ
空気が食肉を包/νだ包装材を自由に通過り−ることが
でき、包装材の内部の温度および湿度が冷凍室あるいは
冷凍庫内との温度および湿度と全く同じ条件となり、し
lこがって冷温にお【Jる絶対湿度の低下は生じない。
これにより食肉の含有水分の蒸発は非常に少なく、脂質
や蛋白質等から水の離■(21威少がほとんど起こらな
いので、食肉の脂質や蛋白質が分解され難く、このため
食肉に[4減り、酸化、変質、変色が生じ難い。勿論、
分解油脂による食肉と包装材の非剥離現象も生しない。
なお、このように食肉に酸化や変色、変質が生じ難いの
は、食肉の脂質や蛋白質内にイのままの形で含まれてい
る水の酸化防止作用にJ、るところが大きい。すなわち
、上記のような自動酸化の初期に生成したヒドロパース
キリイドまたはパーAキリイドに対して水が水)4結合
により結合し、これらの化合物を安定化りることにより
、これらの化合物の反応性を抑制づるとともに、食肉中
に含まれる前述のような微小の金属も水和されて、その
触媒作用が不8’; M化され、このような水の酸化防
止作用により食肉の変質等が有効に防止されるものであ
る。
またこの発明の塗被組成物によれば、包装基Hに対する
塗布室が非常に少ないので、この発明の塗被組成物を塗
布または含浸した包装材はりぐれた接着性を有しており
、安価な汎用の接着剤によって簡単に接着ツることがで
きるとともに、包装材はづぐれた耐折性をも有しており
、これを折り曲げても塗被組成物の一部が剥離したり、
あるいはクラックが入ったりするようなおそれが全くな
い。
この発明による塗被組成物には、例えば包装材の可撓性
の向上および耐摩擦性強化等のために一般的に使用され
ている、食品に対して無害な合成樹脂水性乳化液、合成
樹脂水溶液、合成ゴム水性乳化液あるいは水溶性SaW
素水溶水溶液、および食品包装用規格に合格した防菌剤
、防黴剤などを適量添加しても勿論J、いものである。
つぎに、この発明の詳細な説明りる。
実施例1 下記の組成を右づるこの弁明の塗被組成物の乳化水溶液
を調製した。
パラフィンワックス 16.5蛋li部:融点49℃(
120’ F) マイクロクリスタリンワックス 144 〃:融点82
.2℃(180°) 酸価60の酸化ポリエチレン 1.7 、。
ワックス 酸価120のモンタックス 3.4〃 アンモニア水(40%) 1.8 、。
水 62.2 n まf上記のソックス類を溶融し、これにアンモニア水を
加えて撹拌し、ついで予め95℃以上に加熱した水にこ
れらを60rpmの撹拌下に添加した。これにより平均
粒子径06〜・0.8μmp+−18,2、および固形
分35.4重量%の安定なこの発明によるワックス乳化
水溶液が得られた。
つぎに、晒クラフトパルプよりなる包装基材に、この発
明によるワックス乳化水溶液を抄紙中J3よび抄紙後に
おいて3段階で添加あるいは塗イrizることにより、
生鮮食料品用包装材を製造した。
まず、叩解度420ccの晒クラフトパルプを抄紙する
が、イのさいこの発明によるワックス乳化水溶液を他の
薬品と共に下記の割合で添加した。なお各薬品の添加量
はパルプ絶乾固形分100小吊部に対するmを示してい
る。
ロジンリイズ剤 15重量部 ワックス乳化水溶液 08 〃 硫酸パン上 適量 ポリアクリル酸アマイド 0.2型開部カチオン化エポ
キシ樹脂 0.1 ’#ここで、硫酸パン土は水溶液と
して添加し、pH4,8〜4.5に調整する。また紙押
mはsog/尻、乾燥湿度110℃、乾燥時間を15分
とした。
このようにして得られた紙の性能は、っぎのとおりであ
った。
撥水度(R) : 9 (R:10は完全撥水を示す) 透気度 =31秒 (ノイズ度(ステキヒト法):34秒 引張強度(縦方向) : 6.Jg 引張強度(横方向) : 2.(Jy 引裂強度 :62g つぎに、上記の紙を、下記組成を有舊る処理液に浸漬し
たのち、110℃で1.5分時間乾燥しIこ 。
この発明ににるワックス 22車間部 乳化水溶液 水 78 n 消泡剤 38量 さらに、この紙に上記処理液をυイズブレスにより塗イ
ロした。この場合、秒速240m/分とし、110℃で
1秒問乾燥した。こうしC得られた包装材におりるこの
発明の塗被組成物の塗布1.L固形分で26g/7dで
あった。
一方比較のlこめに、紙押礒40sF/fflの晒クラ
71−バルブよりなる包装基Iに、溶融パージフィンを
35surdの割合で含浸したのち、乾燥杖ることによ
り、従来の包装材を製造した。
1灸且il羞1 上記実施例1において製造しlここの発明の塗被組成物
を含む包装材(これを包装材Aという)の性能をつぎの
ようにしてテストした。また比較のために上記従来の包
装材(これを包装材Bという)も同様にテストを行なっ
た。
30cm X 8cm X 4cmの大きさを有づる2
個の矩形の食肉(牛肉)を用意し、その一方を本発明に
よる包装44Aで包装するとともに、他方を従来の包装
材Bで包装した。これらの包装材AおよびBの開口部を
、接着性の大きいポリニス−jル粘肴フィルムよりなる
接もテープによりそれぞれ密封した。なお、比較のため
に接着テープは同じものを使用した。このように完全包
装した食肉を冷凍室において一16±2℃および関係湿
度87±3%の条件下で、72時間冷凍した後、包装材
の性能をそれぞれ測定した。得られた結果は 下表のとおりであった。
上記の表から明らかなにうに、この発明の塗布組成物を
含む包装材Aによれば、食肉の目減りは、従来の包装U
Bに比べて約3分の1以下であり、また食肉と包装UA
との剥離性もきわめて良好であった。このように包装材
Aの剥離性が良好である原因は、包装材へににれば食肉
に変質が生じておらず、また包装材Δが3〜4Mキッド
の優れた撥油性を有するためである。
一方、従来の包装材Bでは、食肉の目減りが非常に大き
く、水離脱に伴う自動酸化が進行しCおり、酸化分解さ
れた脂質がワックスと親和性を有するため、食肉と包装
材Bとの接触部分が完全には剥離されなかった。また食
肉の表面が黒ずんで変色しており、このような変色から
みても食肉の主として外側部分より変質が生じているも
のと考えられる。
実施例2 実施例1の前段にa3いて調製したこの発明の塗被組成
物を含むワックス乳化水溶液を含浸処理が容易になるよ
うに水で適当に希釈し、この希釈乳化水溶液に綿ガーゼ
−を浸漬したのち、乾燥し、この発明の塗被組成物を含
む包装材をつくった。
つぎに、この包装材を用いて層場よりの枝肉を巻き、低
温で運搬したところ、従来のように水を十分に濡らした
タオル地で同様に枝肉を巻いて低温運mt+る場合に比
べて、枝肉の目減りが従来の1/2以上で抑まり1、し
かも枝肉の酸化、変質、変色等は一切見られなかった。
実施例3 実施例2ぐ用いたこの発明の塗被組成物を含むワックス
乳化水溶液を今亀は段ボール箱の内外両面に塗布したの
ら、乾燥し、この発明の塗被組成物が塗布された包装材
をつくった。
つぎに、この段ボール箱にマグロの切身を入れて、これ
を3日問冷凍保存したところ、マグロの切身は全く変色
および変質を起こさなかった。これに対し、ワックスを
溶融含浸させた段ボール箱よりなる従来の包装材に、同
様にマグロの切身を入れて冷凍保存したところ、マグ1
」の切身はその表面が変色するとともに、外側部分より
明らかに変質していた。
以上 外4名

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 融点40〜110℃のワックス類と、ロジン酸
    、マレイン化ロジン、酸価40以上のモンタンワラチフ
    ス、Aレフイン不飽和多塩基酸イ]加物、酸化Aレフイ
    ンおよび酸化パラフィンよりなる群の中から選ばれた少
    なくとも一種の物質と、水溶性アルノJりとにりなる生
    鮮食料品包装材用塗被組成物。
  2. (2) ソックス類が、石油系パラフィンワックス、マ
    イク1]クリスタリンワツクス、酸化ボリ工ヂレンワッ
    クス、天然ワックス類およびセンクンワックス類等のう
    ノうの少なくとし)種のワックス類であり、また水溶性
    アルカリが、アンモニア、有機アミン類、ナトリウム、
    カリウムもしくシまりヂウムの水酸化物、a5よびす1
    −リウムもしくはカリウムの炭酸塩または重炭酸塩等の
    うちの少なくとも1種のアルカリである、特許請求の範
    囲第1項記載の塗被組成物。
  3. (3) ロジン酸、マレイン化ロジン、酸価40以上の
    モンタンワラチフス、オレフィン不飽和基塩基酸付加物
    、酸化オレフィンおJ、び酸化パラフィンよりなる群の
    中から選ばれた少なくとも1種の物質が、ワックス類に
    対して2〜30重け%含まれるとともに、水溶v1アル
    カリが、塗被組成物全体を水に乳化覆るのに必要な嵯含
    まれている、特許請求の範囲第1項記載の塗被組成物。
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