JPS6013194B2 - ガス放電パネルの駆動方式 - Google Patents

ガス放電パネルの駆動方式

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JPS6013194B2
JPS6013194B2 JP51068305A JP6830576A JPS6013194B2 JP S6013194 B2 JPS6013194 B2 JP S6013194B2 JP 51068305 A JP51068305 A JP 51068305A JP 6830576 A JP6830576 A JP 6830576A JP S6013194 B2 JPS6013194 B2 JP S6013194B2
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pulse
voltage
discharge
sustain
sustain pulse
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和生 吉川
倭士 安藤
傳 篠田
賢二 村瀬
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、維持電圧マージンを増大したガス放電パネル
の駆動方式に関するものである。
低融点ガラス等の誘電体層を被覆した電極をネオン等の
放電ガスを封入した空間に対面して設けたガス放電パネ
ルは、プラズマ・ディスプレイ・パネルの名称で知られ
ている。
このようなガス放電パネルの電極間の放電則こは、例え
ば第1図に示すような、波高値Vsのサスティンパルス
が印加され、Y(×)電極からの電圧Vsyと×(Y)
電極からの電圧Vwxとの合成電圧Vwが、放電開始電
圧以上となるように書込パルスを印加すると放電が生じ
、その放電によって生じた電荷が誘電体層上に蓄積され
て壁電圧が形成され、その壁電圧と次に印加されるサス
ティンパルスとの電位差により再び放露が生じ、これに
よりサステインバルスを印加中は継続的にその放電を発
生させることができるものである。前述のサスティンパ
ルスの波高値Vsは維持電圧と称されるもので、一旦発
生した放電を維持し得る最小維持電圧Vsminと放電
開始電圧以下の最大維持電圧ysmaxとの間にその維
持電圧Vsが設定される。
従って、放電開始電圧と、この維持電圧Vsが低い程「
駆動回路の低電圧化が可能であるので、集積回路化等に
より小型且つ廉価なものとすることができる。又最大維
持電圧Vsmaxと最小維持電圧Vsminとの差が大
きい程、維持電圧Vsのマージンが大きくなり、電源電
圧変動に対してもガス放電パネルを安定に駆動できるこ
とになる。一方、この種ガス放電パネルにおいては、そ
の動作電圧を低減し、かつ安定した長寿命動作を達成す
る目的で、電極を被覆する誘電体層のガスに接する表面
材料について種々の改良がなされている。
そして本出願人が先に特許出願した発明〔椿藤昭50一
13凶81号(特公昭57一処5び号公報)〕によれば
、誘電体層表面にアルカリ士類金属化合物の2種以上の
混合物、特にSr0とCa○の混合物よりなる保護層を
形成した場合、70V以下の放電開始電圧と60V以下
の維持電圧による動作を達成している。しかしながら、
このような低電圧動作パネルにおいては、前述の維持電
圧マージンが極めて小さくなる傾向があり、実用に際し
て安定、確実な動作を期し難い。本発明は、サスティン
パルスの波形を改良して維持電圧を低くし得るようにす
ると共にマージンを増大することを目的とするものであ
る。
以下実施例について詳細に説明する。第2図は本発明の
実施例のサスティンパルスの波形を示すもので、波高値
Vsのパルスにパルス幅TNP、波高値VNPの紬幅パ
ルスを時間Tしだけ遅れた時間に重畳し、その紬幅パル
スの立下りからサステインパルスの立下りまでTaの時
間となるようにしたものである。
なお、実際のパルス波形は回路定数によってある程度立
上り、立下りのなまったものとなるので、以下の説明に
おいては各パルスの半値レベルを基準にして時間関係を
述べることとする。また各パルスを発生するスイッチン
グトランジスタのスイッチング時間は、現在極めて高速
のものが得られるので無視するものとする。このような
サスティンパルスをガス放電パネルに印加したとき、細
幅パルスの波高値VNPにより放電開始電圧Vf及び長
4・維持電圧Vsminがどのように変化するかを測定
したところ、第3図に示す結果が得られた。
なおガス放電パネルは、上に述べたごとく(Sr・Ca
)○の保護層を誘電体層上に設け、Neに対して0.3
%のXeを混合した放電ガスを40monの圧力で封入
したものであり、又TNp=0.6rS、TL=1.5
仏S、Ta=7ムSとした場合についてのものである。
同図からも判るように、紬幅パルスの波高値VNPを増
大してゆくと、放電開始電圧Vf及び最小維持電圧Vs
minが低下し、最小維持電圧Vsminの方の低下が
著しいので、それらの差に対応した維持電圧マージンが
増大することになる。即ちVNP=0のとき、維持電圧
マージンは約10V程度であるが、VNP=40Vの時
には約20V程度に増大することになる。第4図は紬幅
パルスによる効果の説明図であり、同図a〜cは維持電
圧Vs,〜Vs3がVs,>Vs2>Vs3の関係にあ
るとき、紬幅パルスの影響を説明する為のものであって
、維持電圧が充分に高いYs,のときには、点線で示す
壁電圧が充分に形成され、細幅パルスは袷んど影響を及
ぼさない。しかし、維持電圧がVs2の如く低くなると
、壁電圧は充分に形成されないが、紬幅パルスが重畳さ
れているので付加放電が生じて点線で示す壁電圧の変化
が生じ、次のサスティンパルスでもつて放電が生じるの
に充分な壁電圧となる。更に維持電圧力Ws3の如く低
くなると、Vs3の波高値のパルスでは放鷺が生ずるに
は至らないが、紬幅パルスによって放電が生じるので、
壁電圧は点線で示すように変化する。
このように放電を維持できないような低い維持電圧ys
3であっても、紐幅パルスを童畳したことにより放電を
維持することができる。前述の如き効果は第2図に於け
る時間Tし, TNP,Taの設定条件にも依存するも
のである。
即ち波高値Vsのパネルの立上りから細幅パルスの立上
りまでの時間TLは、維持電圧が低い時の放電形成遅れ
時間に近いことが必要である。これは第4図bに示すよ
うに、細幅パルスにより付加放電を生じさせて肇電圧を
増大させる為である。この時間TLを放電形成遅れ時間
より大きくすれば、付加放電を生じさせるのに必要な細
幅パルスの波高値VNPを増大しなければならず、その
結果第3図からも判るように放電開始露圧Vfの低下が
大きくなり、維持電圧マージンは大きくならない。従っ
てTL=0.2〜4〃Sが好適である。又紬幅パルスの
パルス幅の時間TNPは、放電開始電圧Vfの低下が小
さく、最4・維持電圧Vsminの低下が大きくなるよ
うに選定されるもので、放電開始電圧Vfは、パルス幅
TNPが小さい程、又波高値VNPが低い程その低下が
少ない値となり、又最小維持電圧Vsminは、パルス
幅TNPが大きい程、又波高値VNPが高い程その低下
が大きい傾向にあるが「一旦書込まれた放電を維持する
状態に於いては、放電形成遅れ時間がそれほど長くなく
、またこの紬幅パルスは非点火放電点に壁電荷を形成す
るような放電を生じるものであってはならないので、そ
のパルス幅TNPはかかる無用な放電を生じないように
小さくし、且つ既に書込みにより発生した放電を維持で
きる程度であれば良いものである。このような点からみ
て、TNp:0.2〜4〃S程度が好適である。又時間
Taは或る程度長い程良いものである。
これは、級幅パルスが単独で壁電圧の形成の為のパルス
幅を有するものではなく、紬幅パルスによる付加放電又
は、維持電圧が低いときの縄幅パルスのタイミングによ
る放電により充分な壁篤氏が形成される時間を必要とす
る為であり、この幅は1ムS以上、好ましくは2仏S以
上であることが望ましい。第5図は第2図に示すような
波形を放鰭点に印放する場合の説明図であり、ガス放電
パネルのX電極にVXで示すような十Vsと−VNPの
パルス波形の電圧を印加し、Y電極にVYで示すような
X電極側と180度位相のずれた十Vsと‐VNPのパ
ルス波形の電圧を印加することにより、X、Y電極の交
点の放電点には、VAで示すようなサスティンパルスV
sに紬幅パルスVNPを重豊した合成波形の交番パルス
電圧が印加されることになる。
第6図は第5図のVX,VYで示す波形の電圧を発生す
る為の×側又はY側の駆動回路の実施例を示すもので、
QI〜Q4‘まトランジスタ、GI〜G4はナンドゲー
ト、第7図はその動作説明波形図であり、第6図と同一
符号は第6図の該当符号を付された部分に現われる信号
を示すものである。信号Xu,Yueが“1”となると
、×側駆動回路のトランジスタQIがオン、Y側駆動回
路のトランジスタQ2がオンとなり、Y電極は接地され
、X電極にはVsの電圧が印加される。又信号X↓ Y
dが“1”となると、X側駆動回路のトランジスタQI
とY側駆動回路のトランジスタQ4がオンとなり、×電
極にはVs、Y電極には−VNPの電圧が印加されて細
幅パルスの立上りとなり「信号Ydeが“1”となると
、Y側駆動回路のトランジスタQ3がオンとなって紬幅
パルスの立下りとなる。又信号Xue,Ydeが“1”
となると、×側駆動回路のトランジスタQ2とY側駆動
回路のトランジスタQ3とがオンとなって、サスティン
バルスの立下りとなる。以下同様にして信号Xu,Xd
,Xde,X雌,Yu,Yd,Yde,Y雌に従って出
力端子則ちガス放電パネルの電極にはVX,VYで示す
波形の電圧が印加される。又書込動作は、選択されたX
、Y電極交点の選択放電点に放電開始電圧Vf以上とな
る讐込鰭圧Vwで且つ壁電荷を形成するに充分なパルス
幅で印加されるよにするものであり、本発明に於いては
、その書込電圧Yw‘ま、第5図に斜線を付して示すよ
うに、Y(又はX)電極に加えるVsのサスティンバル
スと、X(又はY)電極に加える−VNPの電圧との合
成電圧IVs+VNPIとし、且つ同一のパルス幅で印
加することができる。つまり書込電圧ywとして例えば
80Vの電圧が要求される場合、これを十Vsと−V岬
との合成電圧として印加しようとすれば、第3図中のV
w′の線上で両鰭極に加える電圧の組合せが選べるわけ
であり、実際には維持電圧マージンの関係からVw′の
線の右上に於いて、Vf,Vsminの曲線で囲まれた
範囲が書込動作領域となる。この場合第3図から明らか
なようにVwをVs+VNFに等しく設定できる範囲は
相当広くとれるので、書込みパルス用の電源とサステイ
ンパルスに重畳する細幅パルス用の蟹源を共用すること
ができ、回路構成を複雑にしなくてすむという利点が得
られる。以上説明したように、本発明は、サスティンパ
ルスの立上りより放電形成遅れ時間程度以下の遅れ時間
で立上る細幅パルスを車畳したサスティンパルスを用い
るもので、それによって放電を維持する為の維持電圧の
マージンを著しく増大することができるものである。
また本発明は特に誘電体層の保護層材料に前述の(Sr
、Ca)○を用いて、低電圧化したガス放電パネルに適
用した場合、一般のMg0等よりなる保護層をそなえた
パネルに対する場合よりもその効果は非常に大きいもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のサスティンパルス波形、第2図は本発明
の実施例のサスティンバルス波形、第3図は本発明の実
施例の維持電圧マージン説明用曲線図、第4図は本発明
の実施例の紬幅パルス重畳による効果説明図、第5図は
印加電圧波形説明図、第6図は×側或はY側の駆動回路
の実施例、第7図はその動作説明用波形図である。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 誘導体層で被覆された電極を放電ガス封入空間に対
    面して設けたガス放電パネルを用い、前記電極に書込パ
    ルスを印加して発生した放電をサステインパルスによつ
    て維持する駆動方式に於いて、前記サステインパルスの
    上に、該サステインパルスの立上りより放電形成遅れ時
    間程度の遅れ時間で立上り、該サステインパルスの立下
    りよりも前に立下り、且つそれ単独では壁電荷を形成す
    るに不充分な細幅パルスを重畳し、該サステインパルス
    と細幅パルスとの印加によつて前記放電を維持せしめる
    ことを特徴とするガス放電パネルの駆動方式。
JP51068305A 1976-06-10 1976-06-10 ガス放電パネルの駆動方式 Expired JPS6013194B2 (ja)

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