JPS60131249A - インクジエツトプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はインクジェットプリンタに関し、特にインク
ジェットヘッドの中空部に充満された印刷液に振動発生
部の振動を付与することにより、その印ｉｕ液の一部が
液滴となってヘッドのノズルから噴出するよう構成され
たインクジェットプ“リンクに関する。

従来、上記のようなインクジェットプリンタは、そのイ
ンクジェットヘッド自体に圧電素子、一番素手等の振ｉ
子を付設し、この振動子の振動をヘッドの中空部に充満
された印刷液に付与するようにしているので、ヘッドの
小形化をはかるにも、振動子の大きさに制約を受け、ま
た構造も複雑であるので、小形化するにも限界があった
。

そのためこのようなヘッドを複数個配列してマルチノズ
ルのインクジェットプリンタとした場合、そのヘッド部
分が大形化する難点があった。

また従来の上記ヘッドを各種の機器に組込み、このヘッ
ドを移動させて印刷媒体上に印刷を行なうようにした場
合、ヘッドの慣性が大であるため、ヘッドの移動速度を
上げることができず、印刷の高速化が阻害される要因と
なっていた。

この発明は上記の欠点を解決するためになされたもので
、インクジェットヘッドの中空部に充満される印刷液に
対し遠隔的に振動を付与するようにしたインクジェット
プリンタを提供するにある。

□　以下にこの発明の実施例を図によりながら説明する
。第１図において（１）はインクジェットへラド、（２
）はその中空部で、インクなどの印刷液＋ａ）が充満さ
れる。（３）はノズルで、中空部（２）に連通する。（
４）は印刷液流入孔で、印刷液貯槽（図示省略）とパイ
プ（５）により連結されており、中空部（２）へはノズ
ル（３）から噴出された液量に相当する量が補給される
ようになっている。（６）は中空部（２）の開口部を閉
鎖するキャップである。

（７）は圧電素子、磁歪素子などの振動子よりなる振動
発生部で、ヘッド（１）と間隔をおいて設けられている
。この振動発生部（７）は別途回路（図示せず）から電
圧が印加されることにより振動を発生する。（８）は可
撓性ワイヤなどの細条体で、一端は振動発生部（７）に
接続され、他端はヘッド　′（１）に穿設された小孔（
９）から中空部（２）へ挿入されている。

この発明は上記の構成よりなるもので、振動発生部（７
）が振動すると、その振動が細条体（８）を介してヘッ
ド（１）内部の印刷ｉ　（ａ）に伝達されるので、中空
部（２）内の印刷液１ａ）が加圧され、その一部が印刷
液滴（ａ′）となってノズル（３）から噴出することに
なる。

なお上記においては、ヘッド（１）には一つのノズル（
３）を設けて実施する場合について説明したが、次のよ
うに実施しても、よい。

すなわち第２図に示すように、ヘッド（１）には、複数
のノズル（３）を間隔をおいて列設するとともに、その
各ノズル（３）はヘッドｉｌｌの一つの中空部（２）に
連通ずるようにし、また振動発生部（７）は上記ノズル
（３）の数と同数設け、かつこれら各振動発生部（７）
にはそれぞれ振動伝達用の細条体（８）の一端を接続し
、各細条体（８）の他端はヘッド（１）に穿設された小
孔（９）を貫通し中空部（２）内において個別に各ノズ
ル（３）に近接するよう配されてい５る。

上記において、いま何れか一つの振動発生部（７）が振
動すると、その振動は細条体（８）を介してヘッド（１
）の中空部（２）に充満された印刷液１ａ）へ伝達され
るが、この場合印刷液＋ａ）には上記細条体（８）の近
郊からその周辺へと振動が伝播される。

そのため振動エネルギーの付与された印刷液１ａ）は上
記細条体（８）に最も近接したノズル（３）から液滴（
ａ′）となって噴出することになり、この噴出により付
与された振動エネルギーは消失するので、他のノズル（
３）から印刷液１ａｌの液滴が噴出することはない。　
“ したがって上記のように構成した場合、各振動発生＃　
（７１のうちその何れかを選定して振動させることによ
り、それに対応するノズル（３）からのみ゛印刷液流入
孔の液滴（ａ′）を噴出させることができるので、ノズ
ル（３）が一つのヘッド（１）を多数配列してマトリッ
クスを構成したマルチノズルのインクジェットプリンタ
に比べ、そのヘッド部分の大きさを一層小形化できるこ
とになる。

以上説明したようにこの発明によると、振動発生部（７
）をヘッド（１）と間隔をおいて設けるとともに、この
振動発生部（７）に振動伝達用の細条体（８）の一端を
接続し、細条体（８）の他端は前記ヘッド（１）の中空
部（２）・＼臨むようにしたので、ヘッド自体に振動発
生部を付設する場合に比べてヘッドの構造の簡略化を行
なえる点と相まって、ヘッドの小形化が果せることにな
る。特に上記ヘッドを複数個配列してマトリックス構成
とし、マルチノズルのインクジェットプリンタとする場
合、従来のヘッドを同じ構成とした場合に比べて格段の
小形化を達成できる。

またこの発明の上記ヘッドを移動させて印刷媒体上に印
刷を行なうようにする場合、ヘッドの小形化が果せるの
で、ヘッドの慣性が小となり、そのためヘッドの移動速
度を上げ得て、印刷の高速化がはかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す断面図、第２図はこの
発明の他の実施例を示す断面図である。 ｆｉｌ・・・インクジェットヘッド、（２）・・・中空
部、（３）・・・ノズル、（７）・・・振動発生部、（
８）・・・細条体。 特許出願人　富土産業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　インクジェットヘッド（１）の中空部に充満され
   た印刷液に振動発生部（７）の振動を、付与することに
   より、そ、の印刷液の一部、が液滴、となってヘッド（
   １）のノズル（３）から噴出するよう構成されたインク
   ジェットプリンタにおいて、前記振動発生部（７）をヘ
   ッド（１）と間隔をおいて設けるとともに、この振動発
   生部（７）に振動伝達用の細条体（８）の一端を接続し
   、細条体（８）の他端は前記ヘッド（１）の中空部（２
   ）へ臨むようにし。 たインクジェットプリンタ、。 ２、　ヘッド（１）には一つのノズル、（３）が設けら
   れた特許請求の範囲第１項記載のインクジェットプリン
   タ。 ３、ヘッド１１）には複数のノズル（３）が間隔をおい
   て列設されるとともに、その各ノズル（３）はヘッド（
   １）の一つの中空部（２）に連通し、また振動発生部（
   ７白よ前記ノズル（３）の数と同数膜けられ、かつ各振
   動発生部（７）には各別に振動伝達用の細条体（８）の
   一端が接続され、各細条体（８）の他端はそれぞれノズ
   ル（３）に対応するようヘッドｉｌｌの中空部（２）へ
   臨ませた特許請求の範囲第１項記載のインクジェットプ
   リンタ。