JPS6012919Y2 - エンジンのエアクリ−ナ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はエンジンのエアクリーナに関し、その組立てや
分解を簡単に正確に行なえるようにする事を目的とする
。

従来のエアクリーナでは、クリーナケースの身にエレメ
ント押え板及びスポンジ状クリーナエレメントを順に挿
入してから、蓋を身に蓋して固定する構造になっていた
。

ところが、エレメント押え板及びクリーナエレメントの
組付けや分解が、エンジンのすぐそばの狭い所で行なわ
なければならず、作業性が悪い。

ｔた、組立時にスポンジ状クリーナエレメントがはみ出
し、その二部が蓋と身に挾まり込み、クリーナエレメン
トがずれて組付けられ、除塵性能が低下する欠点むある
。

本考案は、このような欠点を解消するために、エンジン
から離れた広い場所でクリーナエレメント及びエレメン
ト押え板を蓋に楽に着脱できるようにし、エンジンの近
くの狭い所ではクリーナエレメント及びエレメント押え
板入りの蓋をクリーナケースの身に着脱するだけで済ま
せられるようにするものである。

以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。

・第１図ば強制空冷側弁式エンジンＥ
の背面図を示しＪエアクリーナ１はクランクケース２の
上方のシリンダブロック３に形成した吸気ポート４に気
化器５を介して取付けられている。

このエアクリーナ１は第２図及び第３図に示すように、
身６と蓋７とでケーシングＣを形成してある。

身６は、その端部６ａに明けた浮気出口８を気化器５の
前端面５ａに開口する浮気入口９に心合せした状態でボ
ルト１０で固着しである。

身６の周壁６ｂの頂部はその一部を延出させ、端部を立
ち上げて掛止片１１を形成してあり、身６の下部にはエ
ビ金具、１２が固着しである。

蓋７は、その底壁１３をルーパー状に形成して空気取入
口１４が形成される。

また蓋７はその周壁７ａを身６側嶋長く延出させてあり
、頂部７ｂの身６側部に身６の頂部に設けた掛止片１１
が掛止するスリット１５を明けてあり、周壁７ａの下部
番＋へこま１せて身６の下部に設けたエビ金具１２のフ
ック１２ａを受は止める掛止め部１６が形成しである。

このように形成した蓋７にエレメント保形板１７、及び
スポンジ状のクリーナエレメント１８を順に挿入した後
、この上からエレメント押え板１９を蓋７に固定する。

エレメント押え板１：９は、第３図に示すように、上部
に位置決め兼掛止用舌：片２０を形成するとともに、気
化器５の浮気入口９に対面する場所には吹き返し防止部
２１が形成しである。

このように形成した手しメン１ト押え板１９はその上部
に設けた位置決め兼掛止め用舌片２０を、クリーナエレ
メント１−を挿入：した蓋７の周壁１ａ頂部７ｂに設け
たスｌ） ｙト１１５に挿し込み、エレメント押え板１
９の全体を少し弾性変形させてその下周縁を蓋７に設け
た掛止、め部１６せた後、弾性変形を開放させる。

と、ニレ“え板１９は、その下周縁が掛止め部１６ 内部側へのへこみで抜止め状に受止めら リーナエレメント１８を正しく押えた状態れる。

このようにして、エムメント保形板１７及レクリーナエ
レメント１８とこれらを押えるエレレント押え板１９が
装着さした蓋７はそ１９周壁７畔の頂部７ｂに設けたス
リット１５に、身６ １１を掛止させてこれを中心と１して蓋７せ身６と蓋７
の下部同士を接当、させる。

で身６の下部に設けたエビ金具：１２ □ り１２ａの先端を蓋７の掛止め部１６に引掛けて引き締
め蓋７を身６に固着してエアクリーナ１の組付を終る。

また、エアクリーナ１の点検時は、上記の組付手順を逆
に行なえば簡単にエアクリーナ１を身６と蓋７とに分離
することができる。

本考案は以上述べたように構威しであるので次の効果を
奏する。

イ エアクリーナの身と蓋を固着している固定手段の固
定を解くだけで身から蓋を簡単に分離して、蓋をエンジ
ンから離れた広い場所に持っていって、ここでクリーナ
エレメント及びエレメント押え板を蓋に着脱できるので
、その着脱作業が楽に手早く行なえ作業能率が向上する
。

ロ しかも、蓋にスポンジ状のクリーナエレメント及び
これを固定するエレメント押え板の挿着が広くて操作し
やすい場所で行なえることから、簡単に正しく装着する
ことができ、クリーナエレメントがはみ出して身と蓋と
に挾まったり、ずれて組付けられて除塵性能が低下する
という従来品の欠点を無くすことができる。

ハ 更に・、蓋の頂部番、こ形成した係合部に身の頂部
に突出形成した掛止片とエレメント押え板の周縁部に突
出形成した舌片とを係合させるようにし、また、蓋の下
寄部に凹入形成した掛止め部でもって身の固定手段を受
は止めさせるとともに、エレメント押え板の周縁部を抜
は止め状に、受は止めさせるようにしたことから、蓋と
身を取付ける手段と蓋とエレメント押え板を取付ける手
段とを共通化することができるので、部品点数が少なく
、簡単な構造となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は強制空冷側弁式
エンジンの背面図、第２図は要部の縦断面図、第３図は
第２図■−■線断面図である。 Ｃ・・・・・・ケーシング、Ｅ・・・・・・エンジン、
１・・・・・・エアクリーナ、６・・・・・・身、６ａ
・・・・・・６の端壁、７・・・・・・蓋、７ａ・・・
・・・７の周壁、８・・・・・・浮気出口、１２・・・
・・・・固定手段、、（エビ金具）、１３・・・・・・
７の端壁（底壁）、１４・・・・・・空気取入口、１８
・・・・・・クリーナエレメント、１９・・・・、・・
エレメント押え板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. エンジンＥのエアクリーナ１のケーシングＣを身６ど蓋
   ７とで構威し、蓋７の周壁７ａを身６側に長く延出し、
   身６の端壁６ａに浮気出口８を開口するとともに、身６
   の周壁６ｂの端縁頂部に掛止片：１１を上向きに突出形
   威し、蓋７：め端壁１３に空気取入口１４を開設し、蓋
   ７の周壁７．ａ′の前側端縁頂部に身６の掛止片１１を
   係合させる係合部１５を形成するとともに１．周壁７ａ
   の下寄部を凹入形成して固定手段１２の掛止め部１６と
   し、蓋７内゛にクリーナエレメント１８とエレメント押
   え板１９とを空気取入口１４側から・順に□位置させ、
   エレメント押え板１９の周縁部に位置決め兼掛止め用舌
   片２０を突出形威し、この舌片２ｏを蓋７の周壁７ａに
   形成した係合部「５＆′こ係合させ、るとともに、エレ
   メント押え板１９の周縁部を掛止め部１６の蓋内側への
   突出部分に係合させることにより、エレメント押え板１
   ゛９を蓋７に相対固定し、蓋７の係合部１５に身゛６の
   掛止片１１を係合させた状態で、身６における蓋７の掛
   止め部１６と対応する箇所に固定手段１・２を配置し、
   エレメント１８及びエレメント押え板１′９を組込んだ
   Ｍ７を身６に着脱加能に固定したことを特徴とするエン
   ジンのエアクリーナ。