JPS6012893B2 - 炭酸カルシウム用分散剤 - Google Patents

炭酸カルシウム用分散剤

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JPS6012893B2
JPS6012893B2 JP54167520A JP16752079A JPS6012893B2 JP S6012893 B2 JPS6012893 B2 JP S6012893B2 JP 54167520 A JP54167520 A JP 54167520A JP 16752079 A JP16752079 A JP 16752079A JP S6012893 B2 JPS6012893 B2 JP S6012893B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は炭酸カルシウム用の分散剤に関するものである
より詳しくは分散性及び安定性に優れ、且つ高濃度でも
低粘度の炭酸カルシウム水分散体を与える分散剤に関す
るものである。一般に平均粒子径がIAの以下の細かい
炭酸カルシウムは、水酸化カルシウムの水懸濁液に炭酸
ガスを通じて沈澱生成し、これをフィルタープレス等で
脱水してそれをそのまま含水製品(合水炭酸カルシウム
)として供給されたり、又は更に乾燥して粉末製品とし
て市場に提供されている。
この様にして提供された炭酸カルシウムは安価であり、
ゴム、合成樹脂、紙、塗料、インキ等に広く用いられて
いる。従来の炭酸カルシウムは品質が不整いで安定的に
供給ざれえなかったが、最近の技術的進歩により平均粒
子径が大体lr凧以下の品質的に安定した微細な炭酸カ
ルシウムが供給される様になり、特に塗被紙用顔料の分
野での使用量が増加しつつある。
これまで上記の如き分野で使用される炭酸カルシウム用
の分散剤としてはトリポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリ
ン酸ソーダ等のリン酸系化合物;カゼイン、大豆蛋白等
の蛋白質系化合物:アクリル酸共重合体、無水マレィン
酸とスチレン又は酢酸ビニルとの共重合体等の高分子ポ
リカルボン酸やそれらのナトリウム塩又はアンモニウム
塩等が知られている。
又、これらの分散剤と亜鉛、カルシウム、マグネシウム
、アルミニウム等の無機塩類とを併用することも公知で
ある。しかし、これらの方法は炭酸カルシウムの粒子径
が比較的大きいものにはある程度の効果は認められるが
、平均粒子径1山肌以下の微細な炭酸カルシウムに対し
ては充分とはいえず、従って効果を上げようとすれば分
散剤が多量に必要である等の欠点がある。
又、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム等
の無機塩類とこれらの分散剤とを併用すればかなり効果
は認められるが、このようにして得られた炭酸カルシウ
ム水分数体を塗料やインキ等に使用する場合、ビヒクル
である水溶性樹脂やェマルジョン樹脂が併用されている
無機塩類により塩折や凝固を引き起こす等の問題が生じ
る。本発明者等は、これらの欠点がなく、分散性及び安
定性に優れ、且つ高濃度でも低粘度の炭酸カルシウム水
分散体を与える分散剤を得るべく鋭意研究を重ねた結果
、繰り返し構造単位凶と繰り返し構造単位曲とから成る
ブロック共重合体が炭酸カルシウム水分散体用の分散剤
として顕著な効果のあることを見し、出し、本発明を完
成させたものである。
即ち、本発明の炭酸カルシウム用分散剤は、一般式(但
し、式中nは5〜100の整数である。
)で示される繰り返し構造単位凶と一般式 (但し、式中Rは水素又はメチル基を表わし、Xは水素
、一価金属、二価金属、アンモニウム基又は有機アミン
基を表わす。
)で示される繰り返し構造単位(Bーとから成り、風の
全量と{B}の全量とが重量比で5:95〜40:60
の範囲内であるブロック共重合体からなるものである。
このようなブロック共重合体であれば本発明の炭酸カル
シウム用分散剤として使用することができるのであるが
、このようなブロック共重合体は例えば、一般式(但し
、式中nは5〜100の整数である。
)で示されるポリエチレングリコ‐ルモノアリルエーテ
ル(1)、及び一般式(但し、式中Rは水素又はメチル
基を表わし、×は水素、一価金属、二価金属、アンモニ
ウム基又は有機アミン基を表わす。
)で示される(メタ)アクリル酸系単量体(ロ)を重合
開始剤を用いて共重合させ、必要により更にアルカリ性
物質で中和して得ることができる。
ポリエチレングリコ−ルモノアリルエーテル(1)は前
記の一般式で示されたものであり、エチレンオキシドの
付加モル数nが5〜100のものである。付加モル数n
が5未満では得られるブロック共重合体の炭酸カルシウ
ム用分散剤としての性能が低く、逆に100を超える場
合にはそのようなポリエチレングリコ一ルモノアリルエ
ーテルの共重合反応性が低く、本発明の分散剤として有
効なブロック共重合体が得られない。ポリエチレングリ
コ一ルモノアリルエーテル(1)は、KOHやNaOH
等のアルカリを触媒としてアリルアルコールにエチレン
オキシドを直接付加する公知の方法で合成することがで
きる。
(メタ)アクリル酸系単島体(0)は前記の−般式で示
されるものであるが、具体的にはアクリル酸、メタクリ
ル酸並びにそれらの一価金属塩、二価金属塩、アンモニ
ウム塩及び有機ァミン塩を挙げることができる。そして
これらの1種又は2種以上を用いることができる。本発
明の炭酸カルシウム用分散剤として用いられるブロック
共重合体は、繰り返し構造単位凶の全量と繰り返し構造
単位脚の全量とが重量比で5:95〜40:60の範囲
内であることが必要である。
従ってブロック共重合体を製造するに際してポリエチレ
ングリコ一ルモノアリルエーテル(1)及び(メタ)ア
クリル酸系単量体(0)の仕込み比率は、得られるブロ
ック共重合体中での繰り返し構造単位■の全量と繰り返
し構造単位脚の全量とが上記の比率の範囲内に入るよう
にしなければならない。この比率の範囲をはずれると優
れた性能の分散剤とならない。ポリエチレングリコ一ル
モノアリルエーテル(1)及び(メタ)アクリル酸系単
量体(0)から本発明の分散剤として用いられるブロッ
ク共重合体を製造するには、重合開始剤を用いて共重合
させればよい。
共重合は溶媒中での重合や塊状重合等の方法により行う
ことができる。溶媒中での重合は回分式でも連続式でも
行うことができ、その際使用される溶媒としては、水、
低級アルコール、水−低級アルコールの混合溶媒、芳香
族炭化水素、脂肪族炭化水素、ケトン化合物、あるいは
酢酸エチル等を挙げることができる。そして重合触媒と
しては用いられる溶媒に対応して種々の水熔性重合開始
剤、パーオキシド、ハイドロパーオキシド及びこれらと
重合促進剤との組合わせ、あるいはアゾ化合物等が用い
られる。重合温度は、用いられる溶媒や重合開始剤によ
り適宜定められるが、通常0〜120℃の範囲内で行わ
れる。
水を溶媒とする場合、重合触媒として亜硫酸水素ナトリ
ウム−酸素を用いてもよい。
この場合重合は、原料単量体を含む溶媒中に亜硫酸水素
ナトリウムを添加しながら、酸素ガスあるいは酸素と不
活性気体との混合ガスを溶媒中に吹き込み、5〜800
0の温度範囲内で重合反応を進めることにより行うこと
ができる。塊状重合は、重合開始剤としてパーオキシド
、ハイドロパーオキシドあるいはアゾ化合物等を用い、
50〜15000の温度範囲内で行われる。
このようにしてブロック共重合体を製造するに際して、
ポリエチレングリコ‐ルモノアリルェーテル(1)と(
メタ)アクリル酸系単量体(0)との仕込比率、用いる
重合開始剤の量、重合温度、溶媒中での重合の場合は溶
媒の種類と量等により、得られる該ブロック共重合体の
分子量を適宜調節することができる。そして本発明の炭
酸カルシウム用分散剤として用いられるブロック共重合
体の分子量は500〜100000好ましくは1000
〜20000の範囲のものが特に有効である。このよう
にして得られたブロック共重合体はそのままでも、本発
明の炭酸カルシウム用分散剤として用いられるが、必要
に応じて更にアルカリ性物質で中和してもよい。このよ
うなアルカリ性物質としては、一価金属及び二価金属の
水酸化物、塩化物及び炭酸塩、アンモニア、有機アミン
等が好ましいものとして挙げられる。本発明の炭酸カル
シウム用分散剤を用いて炭酸カルシウム水分散体を得る
には、該分散剤の存在下に炭酸カルシウム微粉末を水に
分散させればよい。
分散剤の使用量は炭酸カルシウム10の重量部に対して
0.05〜5重量部好ましくは0.2〜2重量部である
。炭酸カルシウムを分散させる方法としては例えば、分
散剤を溶解した水溶液中に炭酸カルシウム微粉末を添加
して損梓混合する方法、あるいは含水炭酸カルシウムに
分散剤と水とを加えて損洋混合する方法等を挙げること
ができ、これらの方法により作業性良く、容易に炭酸カ
ルシウム水分散体を得ることができる。
鷹拝混合する方法としては例えばリボンミキサー、ニー
ダー、高速デイスパー等一般に用いられる縄梓装置を使
用することができる。しかし、このような分散剤及び炭
酸カルシウムの添加方法や蝿拝方法により本発明の範囲
が制限されるものではない。このようにして本発明の分
散剤を用いて得られた炭酸カルシウム水分散体は、炭酸
カルシウム固形分濃度が7の重量%と云う高濃度のもの
でも比較的低粘度であり、しかも分散安定性に優れ或る
期間放置しておいても沈澱物をつくらないので取り扱い
が容易で、各種の分野で有効に使用することができる。
本発明の炭酸カルシウム用分散剤がこのように優れた効
果をもたらす理由については禾だ定かでないが次の様に
考えられる。
即ち、本発明の分散剤を構成するブロック共重合体は、
カルボキシル基およびまたはその塩を有するアニオン性
のブロックと、エチレンオキシドの高モル付加物よりな
る非イオン性でかつ親水性のブロックと云う、性質の異
なる2種類のブロックを1分子中に有しているが、この
うちアニオン性のブロックが炭酸カルシウムの粒子表面
に吸着して炭酸カルシウム粒子の分散を助けて再凝集を
防ぎ、更に粘度を低下させる。そして、非イオン性でか
つ親水性のブロックが低下した粘度の安定性維持に寄与
していると考えられる。しかし、このような理由により
本発明の範囲が制限されるものではない。以下、実施例
及び比較例により更に詳しく説明するが、本発明はこれ
らの例だけで制限されないことはいうまでもない。又、
例中の部はすべて重量部を表わすものとする。尚、例中
の分散剤水溶液の粘度及び炭酸カルシウム水分散体の粘
度はすべて精度工業研究所製ビスメトロン粘度計を用い
、2500「 6仇pmの条件で測定した。又、分子量
の測定はゲルパーメーションクロマトグラフィー(ウオ
ー夕−ズ社製244型)を用いて行った。更にそれぞれ
のモノマーの残存率についても同じくゲルパーメーショ
ンクロマトグラフイーを用いて定量し、重合率および各
英重合体を構成する構造単位の重量比を計算した。実施
例 1 温度計、縄梓機、滴下ロート、ガス導入管及び還流冷却
器を備えたガラス製反応容器にポリエチレングリコ一ル
モノアリルェーテル(平均1分子当り1川固のエチレン
オキシド単位を含むもの)30部と18.4%のアクリ
ル酸ナトリウム水溶液922部とから成るモノマー混合
物水溶液のうちの20%と、5%週硫酸アンモニウム水
溶液4技都のうちの20%とをそれぞれ仕込み「損梓下
に反応容器内を窒素置換し、95ooに加熱した。
その後上記のモノマー混合物水溶液及び過硫酸アンモニ
ウム水溶液の残りをそれぞれ120分で添加した。添加
終了後更に8部の5%週硫酸アンモニウム水溶液を20
分で添加した。アクリル酸ナトリウム水溶液添加完結後
、12筋ご間9500に温度を保持して重合反応を完了
し、ブロック共重合体【1ーの水溶液を得た。この共重
合体【1}の水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの
残存率、重合率、共重合体中の重量比および単量体の仕
込み重量比を第1表に示した。上記の共重合体‘1}の
水溶液を内容積700の‘のステンレス製のビーカーに
固形分として4.2夕(炭酸カルシウム10碇邦当り1
部)とり、水を加えて分散剤水溶液280夕を得た。分
散剤水溶液は均一で透明であった。この分散剤水溶液を
ラボディスパー(特殊機化工業社製、MR−L型)によ
り燈拝しながら平均粒子蓬0.2り肌の炭酸カルシウム
微粉末(白石工業■製)420夕を約20分かけて添加
した。添加終了後、更に30分間縄拝し、固形分濃度6
0%の炭酸カルシウム水分散体を得た。この水分散体の
粘度は第2表に示した通り9食psであった。又、一昼
夜放置後の粘度は12&psであった。実施例 2 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り2針固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)54部、アクリル酸126部、ペ
ンゾィルパーオキシド2部、及びインプロピルアルコー
ル(以下IPAと略す)と水との共孫組成物(IPA/
水=87.4/12.6(重量比))41碇部からなる
混合物のうちの20%を仕込み、蝿梓下に反応容器内を
窒素置換し、沸点まで加熱した。
その後上記の混合物の残りを12粉ごで添加した。添加
終了後、更に0.4部のペンゾィルパーオキシドをIP
A−水共沸組成物7.6部に分散させたものを30分毎
に2回に分けて添加した。上記混合物の添加完結後、1
20分間沸点に温度を保持して重合反応を完了させた。
その後カセィソーダ水溶液にて完全中和を行ない、IP
Aを蟹去して共重合体【2}の水溶液を得た。この共重
合体2}の水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの残
存率、重合率、共重合体中の重量比および単量体の仕込
み重量比を第1表に示した。上記の共重合体(2}を分
散剤として用いて実施例1と同様の方法により炭酸カル
シウム水分散体を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。実施例
3 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り3の固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)60部及び水524部を仕込み、
蝿梓下に反応容器内を窒素置換し、9500に加熱した
その後38%メタアクリル酸ナトリウム水溶液368部
と5%過硫酸アンモニウム水溶液40部とをそれぞれ1
20分で添加し、添加終了後、更に8部の5%週硫酸ア
ンモニウム水溶液を20分で添加した。モノマ−の添加
完結後、12粉ふ間95qoに温度を保持して重合反応
を完了し、英重合体【3}の水溶液を得た。この共重合
体‘3’の水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの残
存率、重合率、共重合体中の重量比および単量体の仕込
み重量比を第1表に示した。上記共重合体‘31を分散
剤として用いて実施例1と同様の方法により炭酸カルシ
ウム水分散体を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。実施例
4 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り1ぴ固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)70部及び水54の部を仕込み、
損梓下に反応容器内を窒素置換し、9500に加熱した
その後滋%アクリル酸ナトリウム水溶液342部と5%
過硫酸アンモニウム水溶液4の郭とをそれぞれ120分
で添加し、添加終了後、更に8部の5%週硫酸アンモニ
ウム水溶液を20分で添加した。モノマーの添加完結後
、120分間9500に温度を保持して重合反応を完了
し、共重合体4}の水溶液を得た。この共重合体‘4’
の水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの残存率、重
合率、共重合体中の重量比および単量体の仕込み重量比
を第1表に示した。上記共重合体【4}を分散剤として
用いて実施例1と同様の方法により炭酸カルシウム水分
散体を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。実施例
5 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り2の固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)36部と20%アクリル酸ナトリ
ウム水溶液82碇部とから成るモノマー混合物水溶液の
うちの20%と5%過硫酸アンモニウム水溶液12碇部
のうちの20%とをそれぞれ仕込み、蝿梓下に反応容器
内を窒素置換し、95q0に加熱した。
その後上記モノマー混合物水溶液及び触媒溶液の残りを
それぞれ120分で添加した。添加終了後、更に24部
の5%過硫酸アンモニウム水溶液を20分で添加した。
アクリル酸ナトリウム水溶液添加完結後、120分間9
5ooに温度を保持して重合反応を完了し、共重合体(
5)の水溶液を得た。この共重合体【5’の水溶液のp
H、粘度、分子量、モノマーの残存率、重合率、共重合
体中の重量比および単量体の仕込み重量比を第1表に示
した。上記共重合体■を分散剤として用いて実施例1と
同様の方法により炭酸カルシウム水分散体を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。実施例
6 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルヱーテル(平均1分子当りIN圏のエチレンオキ
シド単位を含むもの)40部と水491部とを仕込み、
凝梓下に反応容器内を窒素置換し、95こ0に加熱した
その後部分中和したアクリル酸ナトリウム(85モル%
中和)の38%水溶液421部と5%過硫酸アンモニウ
ム水溶液4礎邦とをそれぞれ120分で添加した。添加
終了後、更に8部の5%過硫酸アンモニウム水溶液を2
0分で添加した。モノマーの添加完結後、120分間9
90に温度を保持して重合反応を完了させた。その後カ
セイソーダ水溶液にて完全中和して共重合体【6}の水
溶液を得た。この共重合体‘6}の水溶液のpH、粘度
、分子量、モノマーの残存率、重合率、共重合体中の重
量比および単量体の仕込み重量比を第1表に示した。上
記共重合体■を分散剤として用いて実施例1と同様の方
法により炭酸カルシウム水分散体を得た。この水分散体
について実施例1と同様にして粘度を測定した。その結
果は第2表に示した通りであった。比較例 1 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ‐ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り1の固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)4部及び水432部を仕込み、蝿
洋下に反応容器内を窒素置換し、95q0に加熱した。
その後38%アクリル酸ナトリウム水溶液516部と5
%過硫酸アンモニウム水溶液4碇郭とをそれぞれ120
分で添加した。添加終了後、更に8部の5%過硫酸アン
モニウム水溶液を2ひげで添加した。モノマーの添加完
結後、120分間95qoに温度を保持して重合反応を
完了し、比較共重合体mの水溶液を得た。この比較共重
合体mの水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの残存
率、重合率、共重合体中の重量比および単量体の仕込み
重量比を第1表に示した。上記比較共重合体【1}を分
散剤として用いて実施例1と同様の方法により炭酸カル
シウム水分散体を得た。
この水分散体について実施例1と同機にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。比較例
2 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ−ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り1の固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)150部及び水67の邦を仕込み
、鷹梓下に反応容器内を窒素置換し、95ooに加熱し
た。
その後38%アクリル酸ナトリウム水溶液132部と5
%の過硫酸アンモニウム水溶液4の部とをそれぞれ12
0分で添加した。添加終了後、更に8部の5%過硫酸ア
ンモニウム水溶液を20分で添加した。モノマーの添加
完結後、12ぴ分間95q0に温度を保持して重合反応
を完了し、比較共重合体‘21の水溶液を得た。この比
較共重合体【2ーの水溶液風、粘度、分子量、モノマー
の残存率、重合率、共重合体中の重量比および単量体の
仕込み重量比を第1表に示した。上記比較共重合体{2
’を分散剤として用いて実施例1と同様の方法により炭
酸カルシウム水分数体を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第2表に示した通りであった。比較例
3 実施例1において、分散剤として市販の低分子量ポリア
クリル酸ナトリウム(分子量5000)を用いる他は実
施例1と同様の方法により炭酸カルシウム水分散体を得
、この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測
定した。
結果を第2表に示した。第1表 (注1) 40発濃度の水溶液の粘度(B型粘度計、2
5℃、60rpmKて測定)但し、共重合体G〕のみ4
5%濃度水溶液で測定。
(注2) ゲルパーメーショソクロマトグラフイーにて
測定。(注3) アクリル酸はアクリル酸ソーダとして
求めた。又、共重合体の重量比もアクリル酸ソーダとし
て求めた。第2表 (注1) 炭酸カルシウム水分散体の固形分濃度は60
%。
分散剤は炭酸カルシウム100部当り1碇部使用。(注
2) 市販の低分子量ポリアクリル酸ナトリウム(分子
力5000)第2表に示した如く、本発明の分散剤を用
いれば分散性良く炭酸カルシウム水分散体を得ることが
でき、しかも得られた水分散体は低粘度で安定性にも優
れている。
実施例 7 内容積700の‘のステンレス製ビーカーに実施例1で
得た共重合体mの水溶液を固形分として5.88夕(炭
酸カルシウム10碇部当り1.2部)とり、水を加えて
分散剤水溶液210夕を得た。
分散剤水溶液は均一で透明であった。この分散剤水溶液
を実施例1で使用したと同じラポディスパーにより櫨拝
しながら平均粒子蓬0.2r仇の炭酸カルシウム微粉末
(白石工業■製)490夕を約30分かけて添加した。
添加終了後、更に30分間磯拝し、固形分濃度70%の
炭酸カルシウム水分散体を得た。この水分散体の粘度は
第3表に示した通り917cpsであつた。実施例 8
〜12 実施例7において、分散剤として実施例2〜6で得られ
た各共重合体を用いる他は実施例7と同様の手順に従っ
て炭酸カルシウム水分散体を得た。
得られた各水分散体の粘度は第3表に示した通りであっ
た。比較例 4〜5 実施例7において、分散剤として比較例1及び比較例2
で得られた比較共重合体‘1)及び比較共重合体■をそ
れぞれ用いる他は実施例7と同様の手順に従って炭酸カ
ルシウム水分散体を得た。
得られた各水分散体の粘度は第3表に示した通りであつ
た。比較例 6 実施例7において、分散剤として市販の低分子量ポリア
クリル酸ナトリウム(分子量5000)を用いる他は実
施例7と同様の手順に従って炭酸カルシウム水分散体を
得た。
得られた水分散体の粘度は第3表に示した通りであった
。第3表 (注1) 炭酸カルシウム水分散体の固形分濃度は70
%。
分散剤は炭酸カルシウム100部当り1.2部使用。(
注2) 市販の低分子量ポリアクリル酸ナトリウム(分
子量5000)実施例 13 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り5個のエチレンオキシ
ド単位を含むもの)12部及び水445部を仕込み、鷹
梓下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気中で95q
Cに加熱した。
その後総%のアクリル酸ナトリウム水溶液495部と5
%の過硫酸アンモニウム水溶液4碇部とをそれぞれ12
0分で添加し、添加終了後更に8部の5%の過硫酸アン
モニウム水溶液を20分で添加した。モノマーの添加完
結後120分間9500に温度を保持して重合反応を完
了し、共重合体‘7}水溶液を得た。この共重合体‘7
)水溶液のpH、粘度、分子量、モノマーの残存率、重
合率、共重合体中の重量比及び単量体の仕込み重量比を
第4表に示した。上記共重合体7}の分散剤として用い
て実施例1と同様の方法により炭酸カルシウム水分数体
を得た。
この水分散体について実施例1と同様にして粘度を測定
した。その結果は第5表に示した通りであった。また、
実施例7と同様にして測定した粘度を第5表に併せて記
した。実施例 14 実施例1と同じ反応容器にポリエチレングリコ一ルモノ
アリルェーテル(平均1分子当り1の固のエチレンオキ
シド単位を含むもの)76部及び水55碇部を仕込み、
蝿梓下に反応容器内を窒素置換し、窒素雰囲気中で96
0に加熱した。
その後総%のアクリル酸ナトリウム水溶液326部と5
%の過硫酸アンモニウム水溶液4碇都とをそれぞれ12
0分で添加し、添加終了後更に8部の5%の過硫酸アン
モニウム水溶液を20分で添加した。モノマ−の添加完
結後120分間95ooに温度を保持して重合反応を完
了し、共重合体脇水溶液を得た。この共重合体■水溶液
の柵、粘度、分子量、モノマーの残存率、重合率、英重
合体中の重量比及び単量体の仕込み重量比を第4表に示
した。上記共重合体■を分散剤として用いて実施例1と
同様の方法により炭酸カルシウム水分散体を得た。
この水分散体について実施例1と同機にして粘度を測定
した。その結果は第5表に示した通りであった。また、
実施例7と同様にして測定した粘度を第5表に併せて記
した。第4表 (注1)、(注2)および(注3)は第1表に同じ。
第5表(注1)炭酸ヵ′レシゥム水分散体の固形分濃度
は60多。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中nは5〜100の整数である。 )で示される繰り返し構造単位(A)と 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中Rは水素又はメチル基を表わし、Xは水素
    、一価金属、二価金属、アンモニウム基又は有機アミン
    基を表わす。 )で示される繰り返し構造単位(B)とから成り、(A
    )の全量と(B)の全量とが重量比で5:95〜40:
    60の範囲内であるブロツク共重合体からなる炭酸カル
    シウム用分散剤。
JP54167520A 1979-12-25 1979-12-25 炭酸カルシウム用分散剤 Expired JPS6012893B2 (ja)

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