JPS6012884Y2 - 内燃機関の排気消音器 - Google Patents

内燃機関の排気消音器

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JPS6012884Y2
JPS6012884Y2 JP16625280U JP16625280U JPS6012884Y2 JP S6012884 Y2 JPS6012884 Y2 JP S6012884Y2 JP 16625280 U JP16625280 U JP 16625280U JP 16625280 U JP16625280 U JP 16625280U JP S6012884 Y2 JPS6012884 Y2 JP S6012884Y2
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JP
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chamber
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approximately
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pipe
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JP16625280U
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JPS5789820U (ja
Inventor
貞和 中嶋
暉亘 西原
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ヤンマーディーゼル株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として内燃機関の排気音%−35dBA程
度に低減させるための中太形内燃機関の排気消音器に関
するものである竺−□ 近年、騒音を原因とする公害が多くとやざたされるなか
で、排気消音器は内燃機関の騒音源の内も゛つとも大き
な排気音を低減せしめる重−なエレメントである。
、 1. ・特に;ビルの発
電設備等においては3、−0周辺への公害を考慮し極め
て消音効果の大き0大形消音器を必要としており、その
製作コストも嵩む傾向にある。
そこで本考案は、1.例へば100馬力から3000馬
力位までの中大形ディーゼル機閤&=おいて、最も要求
の多い35dBAiiJ後の消音効果をねらった排気消
音器について、その排気消音器の理論減電特性に考察を
加え、その要求される消音量を、構造が簡単で、かつ、
経済的な小容積消音零で構成することを目的としたもの
である。
即ち、本考案は、両端部を端板マ閉錆した長さBの筒状
部材に1、そのほぼ173Bの長さを占める第1室と、
はぼ273Bの長)を占める第2室とに分割する仕切板
を内設すると共むこ、その第1室側の端板に貫設した直
径dの入口管の第一1室押入長さを176Bに管端補正
した、長さで形威し5、かつ、第2室側の端板に貫設し
た直径dの出口管の第2室挿入長さをほぼ273B7d
の長さに形威し、また該、仕切板に貫設した複数9連結
管の第2室挿入、長さをほぼ273B −172,、d
に形威し、粟に、該筒状部材内周に、はぼ0.1d+2
5mmの厚さを有する消音材を内張してなり、かつ5.
4前記入口、管及び出目管をそれぞ・れ筒状部材と同心
状に配置すると共!こ、前記複数9連結管を出口管の周
囲に!まケ等間隔!こ配置することにより構成される。
・1以4下−面を参照して本考案の実、施例を説明する
・まず、第1図及び第2図は本考案の実施例における中
大形内燃麺関&ミ嚢備□され4tp気消音器であり、両
端部を端板20a*20bでそれぞれ閉鎖した筒状部材
1の長さBに対し、113Bの長さを占める第1室6と
、213Bの長さを占める第2室7とを分割する仕切板
17を内設しており、第1室6の側の端板20門に直滉
dの゛入口管5を貫設し、その入口管5の入口端部にフ
ランジ4を設けると共に、フランジ4の周辺に圧損測定
用プラグ14aを設けているが、必要に応じてこれにマ
ノメータを接続することができる。
5■6:。この入口管5の第1室6内への挿入端部は、
第1室の長さ173Bの半分、即ちほぼ真中近くまでに
なるようになっており、即ち挿入長さLlを、ち=11
2・173B−0,3d=176B÷0.3dとしてい
るが、上記の式の0.3dは管端補正値である。
次に、第2室7側の端板20bにも直径dの出口管9を
貫設しているが、この第2室7内への挿入長さを出来る
だけ長く取ることは消音効果の上で望ましいが、長くし
すぎることによる圧損を避tチるためにその挿入長さL
2を、第2室7の長さより出口管9め直径dだけ短かく
し、L2 = 2/3 B−dとしている。
′ : ・二の出口管9の第2室7内には1.
補強ステー1′5を固設し、その出口端部には入口管5
と同様IIトフランジ110及び圧損測定用プラグ14
^を設けている。
・ ・ 、また、上記第1
室6と第企室7とを連結する6本の連結管8を仕切板1
7に貫通して設けでおりJこの連結管8め第2室べの′
挿入長さり、も長ければ長い程有効ヤあ・るこ表は知ら
I・れているが、この挿入長g5も長すぎる場合にはそ
の圧損が上昇するため、第2″室の長き273Bに対し
;出口管′9の直径の半分(即ち1/″2aだけ空けて
おり鵠Lm中273B=1/2dとしている□。
□゛ °″ −ま□た、これらの連結管8はリング
状の連結管保持板16a及び16”bを溶接し、それぞ
れの中間部が保持されている。
□十 ″′□□また、上記入口管5及び出口管9は
それぞれ筒状部材1と同心状に配置されてお□リミ複数
の連結管旧ム出ロ管9゛の周囲番と田1等間隔1こ配置
されて、 ′ 旨じ 、′=1゛ いる。
・ ′ □ ・ −、パ
”更に、筒状部材1め内周には、□穴あき鋼板2により
、グラスウール3からなる吸音材が内張されており、こ
の穴あき鋼板2は穴あき鋼板固定板19a、19bによ
り仕切板17に溶接され、、またその両端部は穴あき鋼
板係止板18により、その熱膨張時において多少の逃げ
が可能なように係止″=:’=転尚+、ミ。
よ、ウラよ。、33及びiFbが取付られており、排気
ガスが冷却して水滴が発生した場合、それを排出可能と
し、また筒状部材1の上部両端部にはブラケット11及
び12を設け、この排気消音器を天井、床面、または壁
面に取付は可能にしている。
一般にディーゼル機関、・特に過給機付機関用の排気消
音器は排気音の高域でも大きな消音量を必要とし1.音
の素通りを防止するため、消音曇り入口管5から出口管
9が直視できない構造にしなければならないので、本考
案では複数の連結管8等を設けており、排気ガスの流れ
に曲折を与えている。
次に、本考案における数値限定の根拠を、第3図を参照
して説明する。
なお、□第3図は、縦軸に減衰置部をとり1.横軸にそ
の周波数f Hzをとっである。
□ ■・11□、\ 一般にディーゼル機関用の排気消音器に要求される減衰
特性は図1のよう番となる。
そこで、この図1の特性を実現するための方策として、
その考え方を説明する。
まず、”排気消音器の長さ方向で、第1室6と第2室7
とを、それぞれ173B′と273Bに分けた理由であ
るが、これは第′1゛室6の長さを173Bより短くす
ると、入口管15の挿入端部と仕切板17との間隔が小
さくなり、圧損が上昇する・めで不利となる。
また、この比を逆の方向にミ即ち273Bを更に小さく
するき、・、・、出口管9の長さが短くなり、排気消音
器の動作特性上好まし、くない結果となる。
従って、本考案の排気消音器の基本寸法である173B
(第1室6)□゛゛と213′B(第2室7)の比は
、之れ゛らを考慮し・1て最適値に決めである竺、即ち
、□第1室6での圧損上昇の防止及び第12室7め出口
管9を出来るだけ長−く取るということから決められで
いる゛パjl・□、・ □゛ その場合の減衰特性であるが、まず入口管5、連結管8
及び出口管9がない場合の膨張室の特性を図3に示して
あ5る。
□即ち1.′トの場合の第1室6゛の特性を実線Aで示
じミまたミ第32室7′の特性を点線Bで示しである。
この図3からみると、まず周波数f□では、A。
Bともに減衰量が無くなっているのが分る。
従って、この部分の減衰量を増大するために図3ではA
′の特性、即ち入口管5の挿入長さLlによって、この
f□での減衰量を増大するようにしである。
それから、図1の低周波部分の盛り上りXをつくるため
に、連結管、8及び出口愉9の挿入長さ、即ちL3とh
を定めである。
このhとL2によって、図3上ではB′の特性が得られ
る。
そして、このなかで、L3による効果は、B′の特性を
つくるとともに、A“でかかれている減衰効果が無くな
る特性も含まれる。
そこで、このL3の長′さは、図1で減衰量が谷となっ
ている点、即ち図中Yで示したが、この部分に長さを調
整しである。
即ち、図1の必要減衰特性の谷の部分に連結管共振によ
る減衰量が低くなる周波数A“をもっていっている。
この図3の個々の曲線A、 B及びダッシュのついたも
のを総合すると、図2のような特性が得られ、図1の必
要減衰特性に一致するパターンとすることが可能となる
また、ここで図2の減衰特性は、どこまでも高い周波数
域までのびるわけではなく、排気消音器の直径によって
、f2で示すところで減衰量が無くなることが知られて
いる。
吸音材3の厚さは、このちで吸音材による消音効果の値
が丁度最大値となるような厚さに選定されているわけで
ある。
吸音材3の厚さが、このように選定された指定値(即ち
、はぼ0.1d+2511IIR)より薄い場合にはミ
図2の吸音材が薄い場合の線に示しであるようになって
、f2の部分から高い周波数域で消音量が図1に対して
下がってしまうということになるわけで、この部分はハ
ツチングをして示した。
またミ吸音材3の厚さが指定値より厚い場合には、それ
が無駄な吸音材になってしまう恐れがある。
上記の構成からなる本考案の中太形ケイーゼル機関の排
気消音器を使用した試験結果では、10Hzの低域で約
a旧位排気音が低減する効果のあることが確認され、ま
た500Hzの高域においても排気音が効果的に低減さ
れることが確認された。
上述したように、本考案の内燃機関の排気消音器は、両
端部を端板で閉鎖した長さBの筒状部材に、そのほぼ1
73Bの長さを占める第1室と、はぼ273Bの長さを
占める第2室とに分割する仕切板を内設すると共に、そ
の第1室側の端板に貫設した直径dの入口管の第1室押
入長さを176Bに管端補正した長きて形威し、かつ、
第2室側の端板に貫設した直径dの出口管の第2室挿入
長さをほぼ273B−dの長さに形威し:ζまた、該仕
切板に貫設した複数の連結管の第2室挿入長さをほぼ2
73B −1/2 dに形威し、更に、該筒状部材内周
に、はぼ0.1d+25mmの厚さを有する吸音材を内
張してなり、かつ、前記入口管及び出口管をそれぞれ筒
状部材と同心状番と配置すると共に、前記複数の連結管
を出口管の周囲にほぼ等間隔に配置したことを特徴とす
るので、・本考案番とよ、れば、゛両端部を端板で閉鎖
した筒状部材に第1室及び第2室からなる2段膨張室を
形威し、かつその筒状部材と同心状に入口管及び出口管
をこれぞれ配置すると異に、′−゛両室を連絡する複数
の連結管を出口管の周囲にほぼ等間隔に配置したので、
バランスのとれた構造とすることができる。
従って、構造が簡単で、コンパクトに形成できると共に
、排気ガスの流れをほぼ均一分散するように曲折させる
ことができるので、消音効果を顕著に向上させることが
できる。
また、本考案の排気消音器においては、既に知られてい
る挿入管の消音効果を利用し、特に出口管の挿入長さは
低減の減衰量が増えるように、できるだけ長く形威し、
また吸音材厚さは消音ボックスの減衰効果最大の周波数
が膨張室の高域限界及び連結管共振周波数に一致するよ
うに選定しており、更に高周波音の素通り防止のため連
結管を複数にして排気ガスの流れに曲折を与えており、
これらを総合(て最も要求の多い35dBAiiJ後の
消音効果をねらった中太機関用の小形の排気消音器を安
価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例における排気消音器の側断面図
、第2図は第1図のI−I方向の要部正断面図、第3図
1.2.3は、内燃機関用の排気消音器に要求される減
衰特性を説明するための線図である。 1・・・・・・筒状部材、3・・・・・・グラスウール
、5・・・・・・入口管、6・・・・・・第1室、7・
・・・・・第2室、訃・・・・・連結管、9・・・・・
・出口管、17・・・・・・仕切板、20a。 20b・・・・・・端板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端部を端板で閉鎖した長さBの筒状部材に、そのほぼ
    173Bの長さを占める第1室と、はぼ273Bの長さ
    を占める第2室とに分割する仕切板を内設すると共に、
    その第Y室側の端板に貫設した直径dの入口管の第1室
    押入長さを1/6Bに管端補正した長さで形威し、かつ
    、第2室側の端板に貫設した直径dの出口管の第2室挿
    入長さをほぼ213B−dの長さに形威し、また、該仕
    切板に貫設した複数の連結管の第2室挿入長さをほぼB
    −1/2dに形威、し、更に、該、筒状部材内周に、は
    ぼ0.1d+25mの厚さを有す・る・消音材を内張し
    てなり、かつζ前記入口管及び出口管をそれぞれ筒状部
    材と同心状に配置すると共に1.前記複数の連結管を出
    口管の周囲にほぼ等間隔に配置し元ことを特徴とする内
    燃機関の排気消音器。
JP16625280U 1980-11-21 1980-11-21 内燃機関の排気消音器 Expired JPS6012884Y2 (ja)

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JPS5789820U JPS5789820U (ja) 1982-06-02
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