JPS60127027A - コイル状鋼管の製造設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （３，１産業上の利用分野） 本発明は、長尺のコイル状鋼管を製造する設備に関する
ものである。

（３，２従来技術） シームレス鋼管、電縫鋼管、鍛接鋼管、熱間押出鋼管な
どを熱間ストレッチレデューサで絞り圧延した小径鋼管
が、各種配管、機械構造物、熱交チューブ等に広く用い
られている。これら小径鋼管は、ストレッチレデューサ
で絞り圧延された後、後工程および製品輸送上の問題か
ら５〜１５ｍ程度の長さに切断されている。絞シ圧延後
の最小径は、１０Ｗφ程度まで可能とされている。

従来の小径鋼管を前記各種用途に用いる場合、長さ不足
のため継手等による接続を要すること、切捨てによシ使
用歩留が低下すること等長さに関する問題点があり、小
径鋼管の長尺コイル化が望まれていた。また、小径鋼管
を延伸加工するに際しても、延伸後の両端にオフゲージ
部が生じること、素管の切換作業が必要なこと等のため
長尺コイル化が要望されていた。

従来のコイル状鋼管としては、鍛接鋼管をコイル巻きし
たものが、本出願人の出願した特開昭５０〜１６６７号
公報によって知られている。５しかし、該公報の発明は
、管内面の酸化スケールを除去するのがむつかしい等の
問題がある。

また、非鉄金属やステンレス鋼においては、冷間引抜後
コイル巻きし光輝焼鈍したものが使用されている。又、
普通鋼では電縫溶接後コイル巻きしたものがあシ、これ
を焼鈍したあと延伸してフラックス入シ溶接ワイヤー等
が製造されている。

（３，３発明の目的） 本発明は、焼鈍することなく二次加工することのできる
長尺のコイル状鋼管を製造することを目的とする。

（３，４発明の構成） 本発明の構成を第１図に示す。本発明は、（イ）鋼管（
素管）１１を熱間で絞シ圧延するストレッチレデューサ
２、（ロ）絞シ圧延された鋼管（圧延管）１２を巻取機
４に導くピンチローラ−３、（ハ）導かれた鋼管（圧延
管）１２をコイルに巻く巻取機４を順次配置したことを
特徴とするコイル状鋼管の製造設備である。

ストレッチレデューサ２は、２０−ルマタハ３０−ルの
四−ルハウジングを連続的に１０〜３０スタンド配列し
た圧延機であり、被圧延材である鋼管（素管）１１の加
熱手段が前面に設けられている。加熱手段としては、バ
レル炉、ウオーキングビーム炉、誘導加熱炉等の加熱炉
１を用いること、ができる。

ストレッチレデューサ２の後面には、絞シ圧延された鋼
管（圧延管）１２を導くピンチローラ−３が設けられ、
さらにその後面に鋼管（圧延管）１２を巻いてコイル状
鋼管１３とする巻取機４が設けられている。ストレッチ
レデューサ２の８Ｍスタンドのロールとピンチローラ−
３と巻取機４とは連動して回転し、この間で鋼管にか＼
る張力を調整する。この速度調整範囲はストレッチレデ
ューサ２を基準にピンチローラ−３を１，０〜１，０５
倍、巻取機４を０．９５〜１．０５倍とするのが良い。

（３，５発明の作用） 鋼管（素管）１１は加熱され、ストレッチレデューサ２
を通る。このとき、鋼管は外径が順次圧延されながら、
相隣るスタンド間のロール周速の差によって軸方向に延
伸され、所望の外径、　１肉厚となる。

圧延された鋼管（圧延管）１２はピンチローラ−３で誘
導され、巻取機４に巻かれコイル状鋼管１３となる。ス
トレッチレデューサ２とピンチローラ−３及び巻取機４
とは連動して回転し、この間の鋼管に適度の張力がかけ
られ、巻取機４による巻き形状が整えられる。また、鋼
管（圧延管）１２が扁平しやすい場合は、ピンチローラ
−３と巻取機４の回転速度を、調整し、過度の張力によ
る扁平が防止される。

（３，６本発明、の実施例） Ｃ：０．０５％、ｓｉ：ｏ、ｏｔｓ、Ｍｎ　：　０．３
％の低炭素鋼からなり、外径８９．１　ｔｍφ、肉厚２
゜８瓢、長さ７７ｍの電縫鋼管を第２図の設備にニジ外
径１３．８■φ、肉厚２．３割、長さ７００ｍのコイル
状鋼管１３とした。

前記成分、サイズの鋼管（素管）１１を加熱炉１により
　ｔｏｏｏ℃に加熱し、２１スタンドのストレッチレデ
ューサ２によシ前記サイズの鋼管（圧延管）１２に絞シ
圧延した。絞シ圧延終了温度は７５０℃とした。鋼管（
圧延管）１２はピンチローラ−３で誘導し巻取機４で内
径８６５箆φのコイル状鋼管１３とした。巻取シ、冷却
した後のコイル状鋼管１３は完全焼鈍組織を呈し、機械
的性質は引張強さ３０　ｋｌｊ／Ｅｎｄ　、降伏点加ｉ
げ、全伸び５５チであった。ストレッチレデューサ２と
ピンチローラ−３と巻取機４とは連動させ、それらの周
速はストレッチレデューサ２の最終スタンドのロールを
基準としてピンチローラ−３の周速をその１．０４倍、
巻取機４の周速を０．９６倍とした。コイル状鋼管１３
０巻き形状は良好で、かつ鋼管の扁平は認められなかっ
た。

第２図中５は切断機であυ、必要に応じて鋼管（圧延管
）１２の先後端オフゲージ部（クロップ１４）を切シ離
す。６は揺動ガイドであシ、シリンダー９−２で鋼管（
圧延管）１２を揺動させ巻取機に形状よく巻かせる。１
０は巻取４の巻枠でアシ、巻取後、下降してコイル状鋼
管１３が搬出される。

なお、第２図の例は従来のストレッチレデュ−ジ−テー
ブル８上を搬送される。

コイル状鋼管を製造する場合は、鋼管（圧延管）１２は
振分はガイド７を通ってピンチローラ−３に導かれる。

９−１は振分はガイド７を操作するシリンダーである。

（３，７発明の効果） 本発明によシ、外径約１０閣φまで、長さ７００ｍ程度
までの長尺のコイル状鋼管が製造できる。

このため、各種配管工事において、従来のよう−な管の
接続がほとんど不要となる。また、機械構造物、熱交チ
ューブ等の製造においては、必要長さだけ切取ることが
できるので切捨量がほとんどなくなる。さらに延伸加工
においては、管端オフゲージによる歩留低下がなく、ま
た生産性が向上する等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成図、第２図は従来のストレッチレ
デューサに本発明設備を設けた例を示す斜視図である。 １は加熱炉、２はストレッチレデューサ、３はピンチロ
ーラ−１４は巻取機、５は切断機、６は揺動ガイド、７
は振分はガイド、８は゛ローラーテーブル、９−１は振
分はガイ５ド、９−２はシリンダー、１０は巻枠、１１
は鋼管（素管）、１２は鋼管（圧延管）、１３はコイル
状鋼管、１４はクロップ。 特許出願人　新日本製鉄株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （イ）鋼管を熱間で絞シ圧延するストレッチレデューサ
   、 （ロ）絞シ圧延された鋼管を巻取機に導くピンチローラ
   −１ （ハ）導かれた鋼管をコイルに巻く巻取機を配置したこ
   とを特徴とする、コイル状鋼管の製造設備。