JPS60126395A - パルプの調成方法 - Google Patents

パルプの調成方法

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JPS60126395A
JPS60126395A JP23137983A JP23137983A JPS60126395A JP S60126395 A JPS60126395 A JP S60126395A JP 23137983 A JP23137983 A JP 23137983A JP 23137983 A JP23137983 A JP 23137983A JP S60126395 A JPS60126395 A JP S60126395A
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JP
Japan
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pulp
beating
cellulase
enzyme
added
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野村 芳禾
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Honshu Paper Co Ltd
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Honshu Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明)まパルプの調成方法に関する。更に詳しくは主
として植物性繊維から成るパルプを用いて紙を抄造する
過程に於て、該パルプを分解する酵素をパルプに少量添
加して叩解するパルプの調成方法に関する。
通常パルプから紙をつくる際には、抄紙に先立って紙の
強度特性、光学的特性、地合などを改善するためにいわ
ゆる叩解が行なわれる、即ちディスクリファイナ−を通
してディスクの摩砕力で繊維の柔軟性や膨潤性を促進し
、好ましb繊維長、繊維形態に調成する訳けであるが、
このために必要な叩解エネルギー即ち叩解電力をいかに
して節減するかは重要な技術的課題となっている。
本発明の目的はか〜る叩解電力を節減することにある。
叩解電力を節減する方法としてこれまで繊維を膨潤させ
るためにアルカリ剤や浸透剤を添加して叩解する方法が
知られているが添加薬品が製品に悪影響を及ぼす場合も
あり叩7Q!4促進効果についても充分満足できるもの
ではなかった。本発明者等は叩解を促進させる添加剤等
が最終製品に悪影響を及ぼすことがなく、より効果的に
叩解速度を早める方法を鋭意検討した結果パルプに該パ
ルプを分解する酵素を微量添加することによりパルプが
叩解されやすくなり、所定のフリーネス(叩解度)に叩
解するに要するりファイナ−の電力が低減し、リファイ
ナーの叩解処理能力が増大することを見出し本発明を完
成するに至った。
セルラーゼはセルロースヲ、セロビアーゼはセロビオー
スを分解することは良く知られており、従ってパルプに
これらの酵素を加えれば最終的にはパルプが分解されて
低分子の糖になるであろうことが予想される。
又、一般に高分子物質が分解してより低分子の物質に変
化すればその変化の度合に応じてその物理的強度が低下
することも知られている。
パルプの場合に於ても分解が進めば当然紙の強度は低下
するであろうことは他の高分子物質の例からも予想され
ることである。したがって従来の製紙技術に於て蒸解工
程を経た後のパルプにこれらの分解酵素を加えて叩解す
るという発想は勿論、その工業的、経済的効果等につい
ては全く知られていない。本発明者等は潜入感にとられ
れることなく、その可能性を深く追求し5た結果植物性
繊維を主体とするパルプの叩解に際してセルラーゼを微
娼加えることにより叩解が促進されること、バルブ強度
と叩解促進効果を両立し得る添加範囲が存在すること、
更にセルラーゼにセロビアーゼを併用することによりセ
ルラ−セを単独に用いた時よりも叩解促進効果がより改
善されることを見出した。
本発明に於ける主として植物性繊維から成るパルプとし
ては針葉樹、広葉樹、非木材の晒・くルブ、未晒パルプ
などであり、合成パルプ等を含む混合パルプであっても
差しつかえない。パルプに対する酵素の添加量はセルラ
ーゼを単独に添加する場合は0.01〜1重量係好まし
くは0.05〜0.5重遍係である酵素の添加がか00
1係以下ではその叩解促進効果が小さく、1係以上では
叩解速度の向上は著しいが、ノくルプ強度の低減が著し
、い。
セルラーゼとセロビアーゼを併用する場合はその叩解促
進効果が更に向上するが、セルラーゼに対するセロビア
ーゼの比率はセルラーゼ/セロビアーゼ=110.05
〜170.5好ましくは] / 0.1〜1 / 0.
3である。
一種以上の酵素としてはセルラーゼとセロビアーゼ、の
併用が効果的であるが、特に未晒パルプに対してはリグ
ニン分解酵素を組み合せることにより更に効果が期待で
きる。
これら酵素は叩解に先立って20分以上バルブと共存で
きる場所で添加されることが望ましいが、必ずしも時間
に制限されるものではない。
らかである。添加時の温度は30〜60℃、Pi−Iは
4〜7が望ましいが勿論この範囲以外でも使用できる。
本発明は、叩解を比較的軽度に行なう印刷用紙や包装用
紙等にも、あるいは叩解を高度に進める薄葉紙にも有効
である。叩解の終ったパルプは常法に従い製紙薬品、填
料などを加え抄紙できる、更に紙中に存在する酵素は抄
紙機のドライヤーの熱により完全にその機能を停止する
ことも確認しているが、このことは本発明の実施に於て
極めて好都合である。尚、かかる酵素の叩解促進効果は
叩解機P F r ミルの回転数の違いから容易に評価
することができる。
以下実施例により詳しく説明する。
実施例1 針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)’&22.47採
取し、これにセルラーゼ(ノボ社製セルフラス)1.5
L)を0.1 ’Z添加し、パルプiil。
係で温度40℃、Pi−1,6て30分間放置した。こ
の後、P L” iミルで・フリーネス200 m7!
に叩解した。この時の1)F1ミルの回転数は1390
0であった。
比較例1 セルラーゼを添加しないこと以外は実施例1と全く同様
にして処理し、叩解した。この時のPF■ミル回転数は
19600であった。
実施例2 針葉樹晒クラフトパルプ(NHK、l))と広葉樹晒ク
ラフトパルプ(LBKP)をNBKP/LBKP二4/
6配合したパルプ22.4F採取し、セルラーゼ(ノボ
社製セルクラスト1.5L)0.1%とセロビアーゼ(
ノボ社製ノボザイム188)002係を添加し、パルプ
濃度10%、温度40℃、l’l(6,5で30分間放
置した後フリーネス200 m7!までPF■ミルで叩
解した。この時のI)Flミルの回転数は14. OO
Oであった。
実施例3 セルラーゼ単独に0.12 %添加したこと以外は実施
例2と全く同様にして処理し叩解した。
■)■パJミルの回転数は16000であった。
比較例2 酵素を添加しないこと以外は実施例2と全く同様にして
処理し叩解した。この時のPF■ミルの回転数は217
00であった。
実施例4 実施例1で用いたものと同じNBKPを22.4f採取
し、これにセルラーゼ(ノボ社製セルクラスト1.5L
)o、os<とセロビアーゼ(ノボ社製ノボザイム18
8)0.01%を添加しパルプ濃度10%、温度20℃
で直ちにI) I=” J ミルでフリ−ネス200 
mlに叩解した。この時のPF[ミルの回転数は161
00であった。
実施例5 セルラーゼのみを0.06%添加したこと以外は実施例
4と全く同様にして処理し叩解した。
この時のPF■ミルの回転数は17800であった。
比較例3 酵素を添加しないこと以外は実施例4と全く同様にして
処理し叩解した。この時のPF■ミルの回転数は217
00であった。
実施例1〜5の叩解促進効果を矛1表に示す。
この結果から本発明による叩解促進効果は酵素無添加の
場合に較べて極めて大きいことがわかる。
矛 1 表 叩解促進効果−酵素無添加時のPF1ミル回転数−酵素
添加時のPF■ミル回転数 酵素無添加時のPF1ミル回転数 X100(係)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 〔1)主として植物性繊維から成るパルプを用いて紙を
    抄造する過程に於て、該パルプを分解する酵素を1種以
    上パルプに添加して叩解することを特徴とするパルプの
    調成方法 (2)該パルプを分解する酵素が、セルロース分解酵素
    (セルラーゼ)であることを特徴とする矛1項記載のパ
    ルプの諷成方法 (3)該パルプを分解する酵素がセルロース分解酵素(
    セルラーゼ)とセロビオース分解酵素(セロビアーゼ)
    であり、且つその添加比率がセルラーゼ/セロビアー上
    −110,05〜110.5であることを特徴とする】
    ・1項記載のパルプの調成方法。
JP23137983A 1983-12-09 1983-12-09 パルプの調成方法 Granted JPS60126395A (ja)

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JPH0220756B2 JPH0220756B2 (ja) 1990-05-10

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