JPS6012566Y2 - 内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置 - Google Patents

内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置

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Publication number
JPS6012566Y2
JPS6012566Y2 JP9367082U JP9367082U JPS6012566Y2 JP S6012566 Y2 JPS6012566 Y2 JP S6012566Y2 JP 9367082 U JP9367082 U JP 9367082U JP 9367082 U JP9367082 U JP 9367082U JP S6012566 Y2 JPS6012566 Y2 JP S6012566Y2
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JP
Japan
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bypass
cylindrical
oil
casing
filter
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Expired
Application number
JP9367082U
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JPS58195607U (ja
Inventor
宗一 川上
Original Assignee
東京濾器株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関に用いられるバイパスフィルタ付オイ
ルフィルタ装置の改良に関するものである。
デュアルタイプのオイルフィルタ装置にあっては、フィ
ルタケーシング内にフルフロー流路トバイパス流路を設
け、フィルタ装置内に流入したオイルは夫々のフィルタ
により濾過された後、大部分のオイルは機関潤滑用のフ
ルフロー流路に流通するとともに、小量のオイルはバイ
パス流路を経てオイル溜りに循環される構造となってい
る。
このような構造を実現するために、従来のオイルフィル
タ装置にあっては、夫々各フィルタエレメントの組立体
とは別個に各フィルタを夫々フルフロー流路及びバイパ
ス流路に連通すべくケーシング内に迷路状の流路を形成
する隔壁部材の組付けを行っていた。
しかしながら、このようなケーシング内に別個に組付け
たものにあってはその構造が複雑となり、また組付けも
複雑化することから高コストとなり、しかもフィルタ交
換等のメンテナンスも面倒なものとなる。
この考案は以上のような問題点に鑑みなされたものであ
って、比較的簡単かつ組付容易な構造でもって、フルフ
ロー流路とバイパス流路とに振り分けができるとともに
、安価でフィルタ交換時には使い棄でかできるようにす
ることを目的とする。
以上の目的を達成するために、本考案は取付べ−スのオ
イルフィルタ装置への取付部分を夫々フルフロー流路及
びバイパス流路に連通ずる2重円筒構造とするとともに
、フィルタ組立体のエンドプレートを利用して夫々の流
路に連通せしめることを特徴とする。
以下この考案の一実施例を図面を用いて詳細に説明する
図はこの考案に係るオイルフィルタ装置を示すもので、
このものは取付ベース1と、該取付ベース1上に着脱自
在に装着される装置本体としてのオイルフィルタ装置2
とから基本的、に構成される。
上記取付ベース1はその一側部に供給されるオイルを導
入するとともに、装置2の下面周縁部に連絡するインレ
ットポート1aと、上面中心に突設された筒状取付部3
及びこの取付部3の内周部にこれより突出した状態に嵌
合挿通されたインナーパイプ4を有し、かつこのパイプ
4の内周部は取付ベース1の下面に形成されたフルフロ
ー用のアウトレットポート1bに直に連通しているとと
もに、上記パイプ4の外周と取付部3の内周部間には所
定の空隙のバイパス流路1dが形成され、この流路1d
は上記インレットポート1aとは反対側に形成されたバ
イパス用のアウトレットポート1cに連通している。
上記フィルタ装置2は下面開口した筒状ケーシング5と
、このケーシング5内に嵌挿されたフィルタ組立体6と
、ケーシング5の底面を蓋するベースプレート7と、こ
のベースプレート7をケーシング5の底面に支持せしめ
るとともに、その周縁をケーシング5の下面外周縁にハ
ゼ込み状にカシメ付けられる固定板8及びケーシング5
内の上部にあって上記組立体6をベースプレート7上に
押圧固定するバネ9を備える。
・上記固定板8の下面には開口8aが1ないし複数形成
されているとともに、中央部分は膨出状に形成され、装
置2を取付ベース1上に装着した状態で中央部分が取付
ベース1上に弾接して両者の接合面をシールするように
している。
また上記ベースプレート7の中心部はケーシング5の内
部に向けて立ち上がり形成され、その起立部7aの内周
を上記取付部3の外周に螺合せしめることにより装置2
を取付ベース1に固定するとともに取付ベース1の中心
に形成されたアウトレットポートlb、lcを装置2に
連絡せしめである。
更に起立部7aの周縁には上記インレットポー)1aに
連通ずる流通孔7bが1ないし複数箇所形成されており
、この流通孔1bは上記フィルタ組立体6の外周に連通
ずる。
上記フィルタ組立体6は外周にフランジを起立させた上
下エンドプレート10.11と、このエンドプレート1
0.11間に挾持される多孔材料からなる中空円筒状の
フルフローエレメント12及びバイパスエレメント13
と、これら各エレメント12.13を上下2層に気密に
区画する中間プレート14と、下部エンドプレート11
の内周部にその上部外周縁をフランジ結合するとともに
、その下部を上記ベースプレート7の起立部7a外周に
嵌合した円筒状の連結片15とからなる。
上記中間プレート14の中央部は下部側に向けて小径化
する円錐台形形状に延長され、かつその延長部14aの
下面に形成された連結孔14bの内周縁にはバッキング
16が嵌合され、かつこのバッキング16を介して上記
インナーパイプ4の突出端外周に気密に嵌合している。
またこのバッキング16の基部16aは上記延長部14
aの下面に一体に結合された2重円環状のパツキン箱1
7に保持され、かつその舌片16bを連結孔14bの内
周縁に巻き込むことによりバッキング16の脱落の防止
及び完全なシール性を保証している。
以上の構成によりアウトレットポート1bはフルフロー
エレメント12のみを介してインレットポート1aに連
絡する。
他方、バイパスエレメント13の内周部側は上記中間プ
レート14の延設部14aと、円筒状連結片15とによ
って夫々仕切られるとともに、上記インナーパイプ4゛
と取付部3間に形成されたバイパス流路に連通ずること
になる。
なお、図中18は上部エンドプレート12の中央部下部
に設けられた逃がし弁機構で、各エレメント12.13
の目詰まり等によって流路内が異常高圧になった際にこ
れが作動し、各エレメント12.13を介さずに直接ア
ウトレットポート1bに潤滑油を給油して機関の焼き付
きを防止する機能を有する。
また上記各エレメント12.13のうち、フルフローエ
レメント12は比較的目の粗い濾過部材をもって構成さ
れ、バイパスエレメント13は比較的目の詰った濾過部
材により構成される。
したがって、オイル溜りからオイルポンプを介して(い
ずれも図示せず)インレットポート1aに導入された潤
滑油は、ベースプレート7の流通孔7bを通過してケー
シング5内の組立体6外周に入り込み、その大部分はフ
ルフローエレメント12を通過腰潤滑油内部に含まれる
夾雑物力紬過された状態で矢印の如くアウトレットポー
ト1bに流通し、機関各部の準滑に供される。
またその一部は比較的目の詰ったバイパスエレメント1
3を通過し、バイパス流路ICを通じてそれらの流通抵
抗により流量を制限されつつアウトレットポート1Cに
流通し、再びオイル溜りに循環される。
なお上記組立体6を構成する各プレート10゜11.1
4及び連結片15、パッキン箱17等はいずれめ錫メッ
キ鋼板等のプレス威形体、及びスポット溶接による組合
わせであって、これら各部材及びバッキング16、各エ
レメント12.13等をもってフィルタ組立体6を完威
し、これをケーシング5内にバネ9とともに装填した後
、ベースプレート7で蓋し、固定板8をカシメ付けるこ
とによってフィルタ装置2が完成することになるのであ
る。
以上説明したように本考案に係るオイルフィルタ装置に
あっては、取付ベースの構造とそれに合わせたフィルタ
組立体の構造のみによってフルフロー流路とバイパス流
路とを完全に仕切るようにしているため、従来の如きケ
ーシング内をフィルタとは別の構造による隔壁板等を介
して仕切ることがなく、構造的に小形かつ簡単で部品数
も少なくできしかもフィルタ組立体のアッセンブリ及び
該組立体のケーシングに対する装填作業も極めて簡単で
あるため、工数も削減できる。
またこの考案にあっては複雑な構造及び工数を要さない
上に、安価な材料をもって構成できるため、例えばこの
フィルタ装置をカセット式の使い棄て用とすれば、ユー
ザメンテナンスが簡素化される利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案に係るオイルフィルタ装置の半断面図であ
る。 1・・・・・・取付ベース、1a・・・・・・インレッ
トポート、1b、1c・・・・・・アウトレットポート
、1d・・・・・・バイパス流路、2・・・・・・オイ
ルフィルタ装置、3・・・・・・筒状取付部、4・・・
・・・インナーパイプ、5・・・・・・ケーシング、6
・・・・・・フィルタ組立体、7・・・・・・ベースプ
レート、7b・・・・・・流通孔、10.11・・・・
・・エンドプレート、12・・・・・・フルフローエレ
メント、13・・・・・・バイパスエレメント、14・
・・・・・中間フレ1”、’14a・・・・・・延設部
、14b・・・・・・連結孔、15・・・・・・環状連
結片、16・・・・・・バッキング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 底部開口したケーシングと、該ケーシングの底部開口を
    蓋するとともに、その中心を取付ベースの中心に突設さ
    れた筒状取付部に螺合腰かつ周縁に取付ベースのオイル
    インレットポートに導通する導入孔を形成したベースプ
    レートと、ケーシング内にあってその外周を上記導入孔
    に連通ずるように収装されるフィルタ組立体とを備えて
    なるオイルフィルタ装置において、 上記取付ベースは、その中心に突設された筒状取付部の
    内周に、これより更に突出するインナーパイプを設け、
    該インナーパイプを取付ベースのオイルアウトレットポ
    ートに連通せしめるとともに、該インナーパイプ外周と
    筒状取付部内周間内には所定空隙のバイパス流路を形成
    してこれを取付ベースのバイパス側アウトレットポート
    に連通せしめてなり、更に上記フィルタ組立体は、上下
    エンドプレートと、これら各エンドプレート間に2層に
    挾持される円筒形のフルフローエレメント及びバイパス
    エレメントと、これら各エレメントの層間に介在されて
    両者を上下気密に区画するとともに、その中央部を下方
    に向けて延設し、かつこの延設端に形成される開口内周
    部をシール材を介して上記インナーパイプ外周に嵌合せ
    しめるようにした中間プレートと、上記下部側エンドプ
    レートの内周部とベースプレート間を気密に区画する連
    結片とからなる内燃機関用バイパスフィルタ付オイルフ
    ィルタ装置。
JP9367082U 1982-06-24 1982-06-24 内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置 Expired JPS6012566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9367082U JPS6012566Y2 (ja) 1982-06-24 1982-06-24 内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置

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JP9367082U JPS6012566Y2 (ja) 1982-06-24 1982-06-24 内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58195607U JPS58195607U (ja) 1983-12-26
JPS6012566Y2 true JPS6012566Y2 (ja) 1985-04-23

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ID=30224628

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JP9367082U Expired JPS6012566Y2 (ja) 1982-06-24 1982-06-24 内燃機関用バイパスフイルタ付オイルフイルタ装置

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JPS59102110U (ja) * 1982-12-27 1984-07-10 株式会社土屋製作所 内燃機関用バイパスフィルタ付オイルフィルタ

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JPS58195607U (ja) 1983-12-26

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