JPH07259682A - 燃料フィルタカートリッジ及び燃料フィルタ組立体 - Google Patents
燃料フィルタカートリッジ及び燃料フィルタ組立体Info
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- JPH07259682A JPH07259682A JP6332485A JP33248594A JPH07259682A JP H07259682 A JPH07259682 A JP H07259682A JP 6332485 A JP6332485 A JP 6332485A JP 33248594 A JP33248594 A JP 33248594A JP H07259682 A JPH07259682 A JP H07259682A
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Abstract
供する。 【構成】 ベース20に設けられた一対の軸線方向の導
管24、26がベースとカートリッジ50とを流体的に
接続している。カートリッジ50に取付けられた軸線方
向のシール部材60が導管24、26を受入れている。
軸線方向の管状構造体80及びカートリッジ50内にて
管状構造体の外面に設けられた少くとも一つのバッフル
88がカートリッジ50を通過する流路を形成してい
る。管状構造体80に形成されたオリフィス92が燃料
フィルタより流出する濾過された燃料中の気泡の大きさ
及び流量を制御する通気口を与えている。管状構造体の
フランジ状端部の内面84がシール部材60の外面68
の畝部70に係合し、これにより燃料がバッフル88を
迂回して流れることを阻止する。
Description
し分離するための装置に係り、更に詳細には内燃機関の
燃料供給系や潤滑オイル系のためのフィルタであって、
燃料やオイルより異物粒子を除去し水を分離するための
フィルタに係る。
れるディーゼル燃料に関し品質制御の高い基準が存在し
ないので、効果的な燃料フィルタがディーゼル機関の燃
料供給系に組込まれなければならない。一般にディーゼ
ル燃料は多量の研摩性粒子及び水を含有している。研摩
性粒子は燃料噴射ポンプの構成部品を永久的に損傷する
虞れを有する。また研摩性粒子は燃料を正確に計量し高
圧にて燃料を供給するという燃料噴射ポンプの能力を損
うことにより燃料噴射ポンプの性能に悪影響を及ぼすこ
とがある。またディーゼル燃料中に水が存在すると、内
燃機関の構成部品が腐食したり冷寒時には燃料噴射装置
を遮断したり可動部品を固着させたりすることがある。
同様に内燃機関の部品の摩耗を低減するためには、潤滑
オイルに含まれる水や研摩性粒子も除去されなければな
らない。
ートリッジが使用されており、フィルタカートリッジは
フィルタが所定の期間使用される毎に交換される。カー
トリッジは内燃機関のヘッダ又は他の一定の位置に固定
的に取付けられるベース組立体に固定される。
ジをベース組立体にシールするために複数個のシールが
必要である。カートリッジ及びベース組立体は、濾過さ
れる液体がカートリッジ内にてフィルタ要素を迂回して
流れることがないようシールされる。液体がカートリッ
ジ内の内部通路を短絡的に流れることを防止すべく追加
のシールが使用されることもある。かくして多数のシー
ルが使用されることにより部品の数が増大され、これに
より製造コストが増大される。更に多数のシールが使用
されることにより液体の漏洩の虞れが増大される。
料供給装置に於ては、燃料が燃料フィルタを通過する
と、燃料フィルタ内にエアポケットが形成される。一般
にエアポケットは燃料フィルタの上端に形成される。燃
料が圧力変化に曝された場合に気化することにより燃料
中に気泡が発生する。加圧式の燃料供給装置に於ては、
エアポケットは時間の経過と共に崩壊し、また燃料中に
存在する気泡の流れは比較的軽微である。部分的には加
圧された燃料の蒸気圧に起因して、エアポケットは一般
には供給燃料中に大きい気泡を生成しない。従って加圧
式の燃料供給装置に於ては燃料フィルタ中のエアポケッ
トは燃料フィルタ内に於ける燃料の循環や内燃機関への
燃料の供給に対し重大な問題や障害を惹起さない。
フィルタを通過する燃料中にエアポケットが形成される
と重大な問題を惹起すことがある。真空式の燃料供給装
置に於てはエアポケットは時間が経過しても吸収されに
くい。更に真空吸入により燃料中に細かい気泡、即ち気
化が生成されることがある。かかる現象は、フィルタ要
素がその有効な使用寿命の終期に近付き、フィルタ要素
を横切る圧力降下が高くなった場合に特に生じ易い。か
くして燃料の流れに対する絞り度合が増大すると、フィ
ルタ要素の清浄な側と汚れた側との間に於ける差圧が増
大するので、燃料より吸引される空気の量が多くなる。
かかる細かい気泡は燃料噴射ポンプにより容易に消去さ
れるので、細かい気泡自体は通常の車輌の運転に対し問
題とはならない。細かい気泡はポンプの変化する圧力に
曝されると燃料により再度吸収される。
は、細かい気泡が不可避的に集合し合体してエアポケッ
ト、例えば大きい気泡を形成するフィルタ要素の清浄な
側に於てまず発生する。大きい気泡の発生は、車輌の操
縦等に起因してフィルタ要素の物理的姿勢が変化するま
である時間に亘り継続する。これらのエアポケット、即
ち比較的大きい気泡が燃料の流れに流入すると、それら
の気泡は容易には消去されず、内燃機関の停止や着火不
良の如き内燃機関の運転上の問題を惹起すことがある。
態に於ては、気泡の形成及びその悪影響を制御する内部
バッフル及び内部通気手段を有するフィルタカートリッ
ジが組込まれた燃料フィルタ組立体に係る。本発明はフ
ィルタより流出する燃料中の気泡の流れを計量する制御
された抽気通路をフィルタカートリッジ内に形成する改
良されたシールを設けるものである。
燃料出口とを有するベースを含む型式のものであること
が好ましい。第一の導管がその内部に入口と連通する第
一の軸線方向通路を郭定している。また第二の導管が第
一の導管を囲繞し、第二の軸線方向通路を郭定してい
る。第二の軸線方向通路は出口と連通している。
ジは少くとも一つのプリーツ状のフィルタ要素を含んで
いることが好ましい。フィルタカートリッジは第一及び
第二の導管を受入れる大きさに設定された軸線に沿う中
央ボアを有している。中央ボアに取付けられた第一のシ
ールグロメットが第二の導管に当接して径方向に流体的
にシールしている。フィルタカートリッジの中央ボア内
に配置された管状構造体が中間プレートより上方へ延在
している。管状構造体の上端は第一のシールグロメット
の下方部分を受けるフランジを郭定している。このフラ
ンジの内面は第一のシールグロメットの周方向の外側畝
部に当接してシールしている。管状構造体の上端に隣接
して取付けられた第二のシールグロメットが第一の導管
に当接して径方向にシールしている。管状構造体の外面
に角方向に互いに隔置された状態にて設けられた長溝状
のバッフルが第一のシールグロメットに隣接して第二の
導管と流体的に連通している。通気オリフィスが第二の
シールグロメットに隣接して管状構造体を貫通して半径
方向に延在している。このオリフィスは気泡の流量及び
大きさを制限し制御する大きさ及び位置にて設けられて
いる。気泡はバッフルの周りにて下方へ流れることがな
いので、バッフルは燃料より気泡を分離し、これにより
カートリッジ内の上方部分に気泡収集領域を形成する流
路を郭定する。
れる燃料や潤滑オイルを濾過するために使用される新規
にして改良された燃料フィルタ組立体を提供することで
ある。
なシールを有する新規にして改良された燃料フィルタ組
立体を提供することである。
作動する燃料供給装置に組込まれるよう構成された効率
的で低廉な構造を有する新規にして改良された燃料フィ
ルタ組立体を提供することである。
より流出する燃料中の気泡の流量、漏れ量及び大きさを
制御する改良された装置を含む使い捨てのフィルタカー
トリッジを有する新規にして改良された燃料フィルタ組
立体を提供することである。
例について詳細に説明する。
タ組立体が符号10にて全体的に示されている。燃料フ
ィルタ組立体10は燃料やオイルより粒状物質を除去し
燃料やオイルより水を分離すべく、ディーゼル機関の如
き図には示されていない内燃機関の燃料供給系又は潤滑
オイル系に組込まれるよう構成される。特に図示の燃料
フィルタ組立体10は真空式に作動する燃料供給系に組
込まれるよう構成されている。
0と使い捨てのフィルタカートリッジ50とを含んでい
る。ベース組立体20は内燃機関のヘッダ又は車輌の他
の一定の位置に固定的に取付けられる。フィルタカート
リッジ50はリテーナカラー100によりベース組立体
20に固定される。
ジ50は広範囲の種々の形態をなしていてよい。図示の
実施例に於ては、ベース組立体はフィルタカートリッジ
の上方部分を受入れる下部キャビティを郭定するスカー
トを有する逆カップ形の容器である。細長いスリーブ状
の第一の導管24及びこれと同心をなし軸線方向端部2
8を有する外側のスリーブ状の第二の導管26が、ベー
ス組立体とフィルタカートリッジとを実質的に同軸にて
流体的に連通接続している。
入口コネクタ30が図には示されていない燃料導管に接
続され、これにより第一の導管24により郭定された内
部通路と燃料導管とが流体的に連通接続される。またベ
ースの上面側に設けられた出口コネクタ32も燃料導管
に接続され、これにより第一の導管24と第二の導管2
6との間に郭定された流体通路と燃料導管とが流体的に
連通接続される。
と一体に突出するブラケット34がベースを横切る方向
に延在しており、ベースを内燃機関のヘッダに固定する
ための一対の孔36を有している。ベースは上述のブラ
ケット構造を有するのではなく、締結装置を受入れる一
対の締結装置用孔を有していてもよい。またベースは外
部への通気口38を有している。
を郭定している。肩部45及びこれより軸線に沿って突
出する軸部46がそれぞれキャビティ22及び第一の導
管24の実質的な部分を占有するよう、プラグ44がベ
ース組立体20内に配置される。プラグ44の軸部46
は第一の導管24の全長に亘り延在し、導管24の下端
を僅かに越えて突出する。プラグ44はプラスチック又
は他の適当な材料にて構成され、充実又は中空のコアを
有していてよい。本願出願人に譲渡された米国特許第
5,312,546号に記載されている如く、プラグは
カートリッジ内の予め設定された容積を占有する。フィ
ルタカートリッジ50がベースより軸線方向に取外され
ると、カートリッジ50は実質的に自由空間を得る。こ
の自由空間によりフィルタカートリッジ50はベースよ
り流出する燃料を受入れることができる。
ッジ50は互いに対向するカップ状の上部半体52及び
下部半体54により形成された缶形の容器を含んでい
る。上部半体及び下部半体は周方向に延在するロールシ
ーム56に沿って互いに接合されている。下部本体54
よりも小さい直径を有する上部半体52はベースの窪み
に受入れられる。上部半体52はベースの窪みに密に受
入れられる大きさに設定されている。上部半体には軸線
に沿う中央孔58が設けられており、中央孔58は導管
24及び26を受入れる大きさに設定されている。中央
孔58に取付けられたシールグロメット60が第二の導
管26に当接してこれに対し径方向に流体的にシールし
ている。グロメット60の内面62は周方向に延在する
浅い溝64を有しており、この溝64は周方向に延在す
る一対の畝状のシール面66を郭定している。グロメッ
ト60の外面68はグロメット60の下方部分72に周
方向の畝部70を有している。
タの構造又は図1及び図2に示されている如き一段フィ
ルタの構造の何れであってもよい。連続的なファン形の
プリーツ状をなすフィルタ要素74がカートリッジ内に
配置されている。フィルタ要素74の下端は中央孔78
を有する中間プレート76に係合している。管状構造体
80が中間プレート76より上方へ延在している。管状
構造体80の上端82はグロメット60の下方部分72
を受入れる大きい直径の喉部を郭定している。管状構造
体80の上端82の内面84はグロメット60の周方向
の外側畝部70に当接しこれによりシールされている。
0が軸線に沿って挿入されると第一のシールグロメット
60により受入れられる。第二の導管26の外面には第
一のシールグロメット60のシール面66が係合し、こ
れにより第二の導管26及びフィルタカートリッジ50
がシールされる。第二の導管26と第一のシールグロメ
ット60とが係合することにより発生される軸線方向の
力により、第一のシールグロメット60の周方向の外側
畝部70が管状構造体80の上端82の内面84に一層
強固に係合せしめられる。
されている如く、第二のシールグロメット86が上端8
2と中間プレート76との間にて管状構造体80の内面
より延在している。第二のシールグロメット86は熱可
塑性樹脂にて管状構造体80と一体に成型されている。
尚第二のシールグロメット86はエラストマ材料にて形
成され、上端82と中間プレート76との間にて管状構
造体80の内面に取付けられてもよい。第二のシールグ
ロメット86は第一の導管24に当接して径方向にシー
ルしている。軸線方向に延在する少くとも一つの長溝状
のバッフル88が管状構造体80の外面に一体的に設け
られている。バッフル88は第一のシールグロメット6
0に隣接して設けられた第一の開口89を介して管状構
造体80の上方部分と流体的に連通している。バッフル
はその下端に開口90を有し、最終的にはベースの第二
の導管26と連通する軸線方向の流体通路として機能す
る。図3に示された実施例に於ては、角方向に互いに隔
置された三つのバッフル88、88′、88″が設けら
れている。バッフル88、88′、88″はフィルタを
通過する燃料の流れより気泡を分離する流路を郭定して
いる。気泡はバッフルの下端を経て開口90へ流入しな
い。従ってフィルタ要素74の清浄な側にてフィルタカ
ートリッジ50の上方部分には気泡収集領域が形成され
継続的に維持される。かくしてバッフル88、88′、
88″はフィルタ要素よりの気泡の流れに対し障壁とし
て機能する。
オリフィス92が第二のシールグロメット86とバッフ
ルの第一の開口89との間にて管状構造体80を貫通し
て半径方向に延在している。オリフィス92は気泡の大
きさを制限すると共に管状構造体80の上端及び第二の
導管26へ至る収集された気泡の流れを計量するような
大きさ及び位置にて設けられている。第一の通気オリフ
ィス92が栓塞された状態になった場合に計量オリフィ
スとして機能する追加の通気オリフィスが第一のオリフ
ィス92より軸線方向に隔置された位置に設けられてい
てよい。一つの実施例に於けるオリフィス92の直径は
約0.015インチ(0.38mm)である。
に互いに対向する位置にて一体的に外方へ突出する傾斜
凸部40及び42を有している。これらの傾斜凸部はベ
ースの周りに螺旋状に延在している。傾斜凸部の上端は
面取りされている。リテーナカラー100は径方向に互
いに対向する位置に螺旋状の傾斜凸部102及び104
を有しており、これらの傾斜凸部はカラーより半径方向
内方へ一体的に突出している。ベースがカラーに整合さ
れこれに対し回転されると、傾斜凸部102及び104
が傾斜凸部40及び42に摺接してこれに沿って変位す
るよう、傾斜凸部102及び104は傾斜凸部40及び
42に係合する大きさ及び位置にて設けられている。以
上の傾斜凸部及びばねの構造は1991年8月16日付
にて出願され本願出願人に譲渡された米国特許出願第7
46,693号に記載されたものと同一であり、その開
示内容が参照により組込まれたものとする。リテーナカ
ラー100は内方へ突出する環状の肩部106を有し、
肩部106はフィルタカートリッジ50をベースに取外
し可能に固定すべくカートリッジのロールシーム56に
係合している。
立体10内へ流入し、出口通路を経て燃料フィルタ組立
体より流出する。フィルタ組立体内に於ける燃料の一般
的な流路が図1に於て矢印により示されている。燃料は
まず第一の導管24の内部を流れ、次いで実質的に軸線
方向上方へ流れ、フィルタ要素74を通過して実質的に
半径方向内方へ流れ、しかる後バッフル88内を通過
し、更に第一の導管24と第二の導管26との間を流れ
る。
92よりも高いときには、燃料は導管24と26との間
のリターン通路内へ流出し、リターン通路の下方部分が
燃料にて充填される。フィルタ組立体内に於ける燃料F
のレベルがオリフィス92の高さと同一又はそれよりも
高い場合には、オリフィス92はフィルタ要素74によ
り形成される内側室及び管状構造体80の上方部分と導
管26の下端との間を経て燃料が実質的に連続的に流れ
ることを許す。フィルタ組立体がハンドプライマにて最
初に充填される場合には、燃料のレベルがオリフィス9
2よりも高い位置に来るまで、燃料のレベルはフィルタ
カートリッジ内にて一定の状態を維持しない。従って燃
料Fより上方の空隙Aはオリフィス92の位置及びダイ
ナミックスにより制限される。
やフィルタカートリッジ50の姿勢変化等に起因してフ
ィルタカートリッジ内に於ける燃料のレベルが変化する
場合に、燃料通路内に於て気泡が形成されることを制御
する通気口として機能する。内燃機関が始動されると、
燃料が真空により導管24と26との間のリターン通路
を経て上方へ吸引される。図6に示されている如くオリ
フィス92が少くとも部分的に燃料の液面より上方に現
れる位置まで燃料のレベルが低下すると、空気が制御さ
れた態様にてオリフィス92を経てリターン通路内を流
れる濾過された燃料に流入する。気泡Bの大きさは比較
的小さいので、気泡Bの間欠的な流れは燃料の供給に全
く又は殆ど影響を及ぼさない。オリフィス92はリター
ン通路へ空気を抽気することによって燃料のレベルより
も高い位置に於て細かい気泡の流れを計量する機能を果
す。バッフルはフィルタ要素の清浄な側より流れる燃料
の流出流へ気泡が流れることを制限する障壁として機能
し、フィルタ要素の清浄な側にてフィルタカートリッジ
の上方部分に気泡を収集し実質的に保持する。
て詳細に説明したが、本発明はかかる実施例に限定され
るものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例
が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
体を示す断面図である。
カートリッジを示す断面図である。
部分平断面図である。
示す斜視図である。
料のレベルが第一のレベルにある場合について示す拡大
部分断面図である。
料のレベルが第二のレベルにある場合について示す拡大
部分断面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】軸線に沿う孔(58)を郭定する第一の端
部とこれより軸線方向に隔置された第二の端部とを有す
るハウジング(52、54)と、前記軸線に沿う孔(5
8)に取付けられた第一のシール(60)であって、軸
線に沿う孔を郭定し内面(62)及び外面(68)を有
するエラストマ部材を含む第一のシール(60)と、前
記ハウジング(52、54)内に配置され第一の端部と
これより軸線方向に隔置された第二の端部とを有し一方
の側に内側領域を郭定し他方の側に外側領域を郭定する
フィルタ要素(74)と、前記フィルタ要素の前記第二
の端部に取付けられ中央孔(78)を郭定するエンドキ
ャップ(76)とを有する燃料フィルタカートリッジ
(50)に於て、 前記第一のシール(60)の前記外面(68)は第一の
周方向のシール面(70)を含んでいることと、 前記フィルタ要素(74)の前記内側領域に配置された
管状構造体(80)であって、軸線方向両側の第一の端
部及び第二の端部を有し、前記エンドキャップ(76)
に取付けられており、前記第二の端部(82)は前記第
一のシール(60)の前記第一の周方向のシール面(7
0)に対しシールする内周面(84)を有する環状フラ
ンジを郭定する管状構造体(80)と、 前記第一の端部と前記第二の端部(82)との間にて前
記管状構造体(80)内に配置され、導管を受入れてこ
れに対しシールするシール手段(86)と、 前記管状構造体(80)に取付けられ、軸線方向通路を
郭定し、前記管状構造体の前記第二の端部(82)と前
記シール手段(86)との間にて前記管状構造体(8
0)と流体的に連通するバッフル手段(88)と、 前記管状構造体(80)の前記第二の端部(82)と前
記シール手段(86)との間にて前記管状構造体(8
0)に設けられ第一の通気オリフィスを郭定する通気手
段(92)と、を含んでいることを特徴とする燃料フィ
ルタカートリッジ。 - 【請求項2】請求項1の燃料フィルタカートリッジに於
て、前記シール手段(86)は前記管状構造体(80)
と一体的に成型されたグロメットを含んでいることを特
徴とする燃料フィルタカートリッジ。 - 【請求項3】請求項1又は2の燃料フィルタカートリッ
ジに於て、前記シール手段(86)は内方へ突出するシ
ール面を含んでいることを特徴とする燃料フィルタカー
トリッジ。 - 【請求項4】請求項1乃至3の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記シール面(70)は前記外面
(68)の下方部分(72)より延在していることを特
徴とする燃料フィルタカートリッジ。 - 【請求項5】請求項1乃至4の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記バッフル手段(88)は角方向
に互いに隔置され軸線方向に延在する複数個の長溝状の
バッフルを含んでいることを特徴とする燃料フィルタカ
ートリッジ。 - 【請求項6】請求項1乃至5の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記燃料フィルタカートリッジは更
に前記第一の通気オリフィス(92)より軸線方向に隔
置された第二の通気オリフィスを含んでいることを特徴
とする燃料フィルタカートリッジ。 - 【請求項7】請求項1乃至6の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記第一のシール(60)の内面
(62)は軸線方向に互いに隔置された第二及び第三の
シール面(66)を郭定するグロメットを含んでいるこ
とを特徴とする燃料フィルタカートリッジ。 - 【請求項8】請求項1乃至7の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記通気手段(92)は前記シール
手段(86)と前記第一のシール(60)との間に設け
られていることを特徴とする燃料フィルタカートリッ
ジ。 - 【請求項9】請求項1乃至4の何れかの燃料フィルタカ
ートリッジに於て、前記バッフル手段(88)は軸線方
向の孔(89、90)を有し角方向に互いに隔置された
複数個の長溝状構造体を含んでいることを特徴とする燃
料フィルタカートリッジ。 - 【請求項10】ベース(20)と、燃料を濾過すべく前
記ベース(20)に取付けられるフィルタカートリッジ
(50)と、前記フィルタカートリッジ(50)を前記
ベース(20)に保持するリテーナ(100)とを有
し、前記ベース(20)は燃料入口(30)と、燃料出
口(32)と、前記入口(30)と流体的に連通する第
一の軸線方向通路を内部に郭定する第一の導管(24)
と、前記出口(32)と流体的に連通する第二の軸線方
向通路を郭定する第二の導管(26)とを有し、前記フ
ィルタカートリッジ(50)は少くとも一つのフィルタ
要素(74)と、前記第一の導管(24)及び前記第二
の導管(26)を受ける軸線に沿う孔(58)を郭定す
る端部と、前記第二の導管(26)を前記フィルタカー
トリッジの前記端部にシールする第一のシール(60)
とを有し、前記第一の軸線方向通路及び前記第二の軸線
方向通路と連通し前記フィルタ要素(74)を通る燃料
通路を郭定する燃料フィルタ組立体(20)に於て、前
記フィルタカートリッジ(50)は更に前記第一のシー
ル(60)は周方向のシール面(70)を有する外面
(68)を有していることと、 軸線方向通路を郭定し、前記第一の導管(24)と連通
し、前記燃料通路の一部を郭定する管状構造体(80)
であって、前記第一のシール(60)の外面(68)を
囲繞し且つ前記外面(68)に係合するシール面(8
4)を有する第一の部分(82)を含む管状構造体(8
0)と、 第一の通気オリフィスを郭定する通気手段(92)と、 前記フィルタカートリッジ(50)が前記ベース(2
0)に取付けられると前記第一の導管(24)を前記管
状構造体(80)にシールする第二のシール手段(8
6)と、 少くとも一つの軸線方向に延在するバッフルを含み、前
記管状構造体(80)と流体的に連通し、前記燃料通路
の一部を郭定するバッフル手段(88)と、を含んでい
ることを特徴とするモジュール式フィルタ組立体。 - 【請求項11】請求項10の燃料フィルタ組立体に於
て、前記管状構造体(80)は第二及び第三の部分を含
み、前記第二の部分は前記第一の軸線方向通路と流体的
に連通し、前記第三の部分は前記第二の軸線方向通路と
流体的に連通していることを特徴とする燃料フィルタ組
立体。 - 【請求項12】請求項10の燃料フィルタ組立体に於
て、前記少くとも一つのバッフル(88)は軸線方向に
互いに隔置された一対の孔(89、90)を有し、軸線
方向通路を郭定していることを特徴とする燃料フィルタ
組立体。 - 【請求項13】請求項10の燃料フィルタ組立体に於
て、前記通気手段は前記第一の通気オリフィス(92)
より軸線方向に隔置された第二の通気オリフィスを含ん
でいることを特徴とする燃料フィルタ組立体。 - 【請求項14】請求項10の燃料フィルタ組立体に於
て、前記第二のシール手段(86)は前記管状構造体
(80)と一体的に成型されたグロメットを含んでいる
ことを特徴とする燃料フィルタ組立体。 - 【請求項15】請求項10の燃料フィルタ組立体に於
て、前記第二のシール手段(86)は前記管状構造体
(80)の内面に取付けられたシールを含んでいること
を特徴とする燃料フィルタ組立体。
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