JPS6012524B2 - 腐蝕性残留物の燃焼方法及びその方法を実施する装置 - Google Patents

腐蝕性残留物の燃焼方法及びその方法を実施する装置

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JPS6012524B2
JPS6012524B2 JP55085980A JP8598080A JPS6012524B2 JP S6012524 B2 JPS6012524 B2 JP S6012524B2 JP 55085980 A JP55085980 A JP 55085980A JP 8598080 A JP8598080 A JP 8598080A JP S6012524 B2 JPS6012524 B2 JP S6012524B2
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air
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injector
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    • F23CMETHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN  A CARRIER GAS OR AIR 
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、たとえばハロゲン特に塩素を含む炭化水素を
含有するもののような腐蝕性残留物を燃焼させる方法及
びこの方法を実施するための装置に関するものである。
塩素を含有する有機化合物の工業的製造は、絶えず世界
中において増加しているが、多くの場合塩素を含む大量
の残留物をもたらすことが避けられない。これらの残留
物は「たとえば塩化ビニル又はその重合体若しくは共重
合体を製造する場合のような気体状、或いは液体状及び
/又は塩素含有の脂肪族、環式脂肪族及び(又は)芳香
族炭化水素を製造する際得られるタール質の固体状のい
ずれかであろう。これら塩素含有残留物の組成は、それ
らの原料に応じて変化する。或る残留物は塩素含有のタ
ール質残留物からなり「 ここで少なくとも幾つかの成
分は1分子当り7個以上の炭素原子を有する。他の塩素
含有残留物は、塩素を含有するC4及び(又は)C6化
合物からなる。これらの残留物は、塩素含有C,〜C4
成分を有する他の化合物を伴なうこともある。従来、こ
れらの廃棄物は河川又は海洋に投棄することが禁止され
ている。
暫定的に許可されている投棄は、限られた量に制限され
かつ厳しく管理されてる。現在まだ黙認されている粗雑
な処理は、海洋における簡単な燃焼からなり、腐蝕性放
散物を大気中に逃散させるが、これが唯一の最終的逃げ
道である。発生の避け難い汚染結果は、通常都市中心部
近辺では許容されず、希釈されるので、ここでは短期間
に殆んど見られなくなる。しかしながら、海洋において
はこのような処置が長期間にわたり、環境に対する重大
な脅威とならないとは云い切れない。これら残留物が蓄
積しかつこれから空気及び水の汚染が生ずるという重大
な問題を解決する周知の一手段は、残留物を燃焼室にお
いて600午0以上、たとえば900〜1450qoの
高温度で燃焼させると共に塩酸ガスを同時に回収し、こ
れを水溶液の形となし、かつ出釆れば水蒸気を発生させ
ることである。残留物の燃焼は、火炎の形の激しい燃焼
を伴なう。
安定な連続的燃焼は、特にこの目的に通した装置におい
てしか得ることができない。充分に規定された性質を有
する産物、たとえば熱エネルギーを得るのに使用される
特に精製された炭化水素を燃焼させるに適した各種の装
置が既に記載されている。
一般にこの種の装置は、塩素化残留物における特殊な性
質又は充分に規定されていない性質のものを処理するこ
とができない。このような場合、安定な燃焼及びその結
果として安定な火炎を得ることは極めて困難であり、バ
ーナ及び噴霧ノズルは特に残留物が粘鋼な場合いまし‘
よ閉塞され、かつ最少量の遊離塩素しか含有しない塩酸
を生成すると共に実質的に炭素生成がない全燃焼を達成
するよう調整を行なうことは困難である。さらに、装置
には腐蝕が見られて、無視し得ない問題を提起すると共
に、莫大な保守経費を伴なう。さらに、装置の幾つかの
部品又は壁部を耐火物及び(又は)耐酸被覆によって保
護するか或いはたとえば多量の不燃性格ガスを火炎周囲
に注入するための特殊装置によって保護しない限り「バ
ーナの部品が急速劣化するのを回避することは極めて困
難である。
最後に、極めて大量の残留物を処理するという理由で、
たとえば毎時3トンの残留物を処理しうる極めて大型の
装置に規模を拡大するには著しい困難がある。
本発明の目的は、上記の欠点を避けることであり、かつ
液体、ペースト、固体であってもよい或いは固体若しく
は気体を伴なつてもよい腐蝕性残留物を焼却又は完全燃
焼する方法及び装置を提供することであり、これは環境
保護に対する規制の観点から完全に満足することができ
ると共に、他の多くの利点を有し、特に操作上の融通性
、方法の信頼性、汚染に対する挑戦として行なわれる主
要目的の安全性及び効率、並びに焼却すべき腐蝕性残留
物がハロゲンを含有する場合ハロゲン95%程度という
回収ハロゲン化水素酸、特に塩酸の収率が得られる。
さらに、燃焼工程からハロゲン化水素酸が回収されるこ
とは、この回収手段を含む装置のコストを比較的早く償
却することを可能にする。より具体的に本発明の目的を
説明すると、本発明は上記の腐蝕性の残留物を完全燃焼
させると共に、その際にバーナの過熱を避け且つバーナ
の腐蝕を回避する点にある。
一般に本発明が取扱う対象残留物(特に塩素含有炭化水
素)は燃焼性が低く、その完全燃焼には非常な困難が伴
う。一般の燃料例えばC,。炭化水素は11000〜1
2000Kcal′k9のように大きい熱量を有するか
ら熱燐に困難はないが、本発明が対象とする腐蝕性炭化
水素残留物は2200Kcal′k9のように低カロリ
ーであるから、完全燃焼を達成するには従来の考え方を
転換しなければならない。低カロリー残留物の燃焼時に
は局部的失火或いは不完全燃焼を生じるおそれが常にあ
る。従って温度を例えば1000〜110ぴ○のような
高い燃焼温度にすると共にこれを安定化して火炎のどの
部分も高温にすることが絶対に必要である。本発明はか
かる低カロリー残留物を十分に噴霧化した上、渦穴形の
旋回空気流により火炎を絞り込んで集中化し且つ燃焼用
空気を導入することにより火炎の高温化及び安定化をは
かり、さらにバーナ付近を冷却することによりこの安定
化をさらに完全なものとすることにより局部失火や不完
全燃焼の危険を防止すると共に完全燃焼を達成すること
ができたものである。本発明によれば、腐蝕性であるか
又は腐蝕性生成物を生成し易い残留物、特にハロゲン化
炭化水素を含有する残留物、を燃焼させる方法は、{a
}燃焼すべき前記残留物と頃霧用空気との混合物を燃焼
室内の上流部へ鞠線方向に導入し分散させ、【b}前記
上流部で燃焼炎を形成させ、tc’前記燃焼炎を取囲ん
で絞る渦穴流の形状の渦流空気を前記燃焼炎の基部から
前記燃焼室内へ導入することにより前記上流部における
前記燃焼炎を回転させて安定化させ、{d)前記渦流空
気を取囲む追加空気流を前記上流部へ導入することによ
り前記上流部を冷却させることから成る。
本発明で用いる渦穴流の形状の渦流空気は贋霧用空気に
より噴霧化された残留物と空気の混合物の乱流化を促進
すると共に燃焼保持用酸素の大部分を供給して燃焼を完
全にする。
又渦穴流であるために火炎の周囲を拘束して形状を整え
、火炎の拡大を防止し、またそれにより火炎の回転によ
り火炎を安定化する。火炎の拡大が防がれるためにバー
ナへ未燃料残留物が接触して腐蝕性を生じるおそれがな
くなる。追加空気流が渦流空気の外側を取囲んで絞るた
めに火炎の形状をさらに安定化させると共に、若干の追
加の酸素を供V給する。
また冷却作用によってバーナを冷却して熱歴を回避する
。したがって、渦流空気は、一般に追加の空気流によっ
て包囲される。
本発明によれば、追加の空気流は実際上、場合に応じて
1、2、3若しくはそれ以上の分離した流れを含み又は
それにより構成することができる。本発明の有益な具体
例は、濁流空気の絞り域を設立することからなっている
これは、乱流をひき起こすことを可能にし、この乱流は
液状又はペースト状の残留物の場合既に分散されている
液滴の分散を完全化するのに好適である。本発明の他の
有益な具体例は、少なくとも一つの追加の空気流が通過
する少なくとも一つの絞り減すなわち制限通路を作るこ
とからなっている。
絞り城の一効果、火炎のモデル化(かたちづくること)
を完全にすること及び安化した火炎が落ち着いている領
域を冷却すると同時に、燃焼を支える酸素の追加供給を
行なうことである。本発明の特定の具体例においては、
噂霧用空気を絞り域に通過させることができる。
この領域の効果は、火炎が過度に拡大するのを防止して
バーナの部品に対する過度の熱歪を避けることである。
本発明の好適な具体例においては、空気流を全て、残留
物からなる混合物の周りに、火炎の回転軸(又は反復軸
すなわち対称軸)に対し同D的に導入することを特徴と
する。
本発明の特定の具体例は、燃焼域の底部に環状逃げスペ
ースを形成し、そこを通して追加空気の層を所定領域に
循環させて、ここで燃焼させるべき残留物を燃焼を支え
る酸素と接触させることからなっている。
この目的は、バーナ全体に対する断熱と効果的冷却とを
与えること、並びにこの種の装置でなければ避けられな
いようなバーナ部品の過熱により惹起される変形、座屈
又は垂下を防止することである。本発明の好適な具体例
においては、火炎が形成される領域を環状にする。
これは、渦流空気により回転させられる火炎を落ち着か
せ、かくして〜これを最終的に安定化させる効果を有す
る。本発明の他の好適な具体例においてはト可調整の低
圧力を設立することにより、階霧、渦流及び(又は)追
加の空気流の少なくとも一種を燃焼城中に導入する。低
圧力は、大気圧より1〜40側Hg低い値に相当するこ
とができ、バーナを通して各空気流を燃焼域の上流部に
吸入させることができる。しかしながらト前記空気流の
少なくとも一つ、たとえば渦流空気を、大気圧より高い
圧力にて導入することができる。
特に残留物が液状又はペースト状である場合、液相を加
圧下たとえば2〜10バールの絶対圧の空気により贋霧
させかつ分散させるのが便利である。本方法の特定の具
体例において、燃焼城は垂直でありかつ回転対称性を有
する。
腐蝕性であるか又は腐蝕性産物を生成する残留物、たと
えばハロゲン化炭化水素、特に塩素化炭化水素は、液状
とすることができ、固体粒子を充填してもしなくてもよ
く、或いはペースト、固体若しくは気体とすることがで
きる。
液状、ペースト状又は固体状の塩素化工業残留物の場合
、本発明の燃焼方法は、通常4の重量%以上若しくは7
5重量%以上もの塩素を含有する残留物に特に良く適す
ると共に、周囲温度の気体残留物はそれらが混合含有し
うる窒素と酸素とは別に、50重量%以上、いよいよ5
5〜7丸重量%の塩素を含有する。しかしながら、本発
明の燃焼方法は、勿論、4増量量%よめ・ずっと少ない
、たとえば5〜35重量%のハロゲンしか含有しない腐
蝕性産物の燃焼にも使用することができる。本発明はさ
らに前記方法を実施するための装置にも関するものであ
る。
本発明の装置は、腐蝕性であるか又は腐蝕性生成物を生
成し易い残留物、特にハロゲン化炭化水素を含有する残
留物、を燃焼させる燃焼装置であって、底部が基板で閉
塞されている燃焼室、燃焼すべき前記残留物と噴霧用空
気との混合物を前記燃焼室内の上流部へ鍵線方向へ導入
し分散させるため前記基板を貫通しているィソゼクタ、
前記ィンゼクタを取囲み且つ前記ィンゼクタ出口部の周
りの閉口へ向けて内方へ収数する渦流空気偏向手段、前
記偏向手段の上流側に接続されていて供給空気を回転さ
せる渦流空気発生手段、前記偏向手段の外側で前記基板
に形成された少くとも1つの開口を通る追加空気流を前
記ィンゼクタ出口部の下流側の周りへ導く手段より成る
。本発明の装置は、本発明の方法を実施するのに好適な
手段である。
本発明の特定実施例においては、噴霧用空気を絞る手段
を設けて火炎が拡大し過ぎるのを防止する。絞り手段に
は、絞りを調節する手段を設けて、噂霧用空気の空気速
度及びしたがって分散作用と絞り作用とを調整すること
ができる。好ましくは、本発明の装置は、追加空気流に
より火炎を最終的に安定化させる手段を含んでいて渦流
空気により回転されている火炎が拡大され過ぎるのを防
止するため偏向手段によりこの追加空気流を火炎の周り
へと内方に偏向される。
安定化手段は火炎を落ち着かせてこれを最終的に安定化
させる。これら手段は、渦流空気を偏向させる手段の外
側にあり、かつ燃焼する腐蝕性酸留物を分散させる手段
の外側にある。本発明の有利な具体例において、装置は
さらに追加の空気流(一つ若しくはそれ以上)を絞りか
つ偏向させる手段を含む。
これらの絞り用かっ偏向用の手段は、追加の空気流を強
制的にこれら手段中に通し、得られる絞り作用は火炎の
モデル化を完全化すると共に、火炎を安定化させる偏向
手段を冷却する。本発明の他の有利な具体例において、
装置は渦流空気を絞る手段を備える。
装置は、さらに、追加空気流を導入するための複数の開
孔部を燃焼室の底部に備えることができ、腐蝕性残留物
の分散物を形成させる手段と同じ対称軸を包囲しかつ備
える。
本装置の特定の実施例において、環状逃げスペースを燃
焼室の底部に設け、追加空気流を導入する開孔部を調節
するための手段を取り付け、環状スペース及び(又は)
関孔部を少なくとも部分的に閉鎖して、燃焼室内に変化
量の過剰空気を得ることを可能にする。
特に有利な具体例においては、燃焼室下流をたとえばベ
ンチュリー又はファンのような減圧手段と関連させる。
火炎を安定化させさらに追加空気流を絞りかつ偏向させ
る手段は、火炎の回転軸と同じ回転対称性を有する。本
装置の特定態様において、前記腐蝕性残留物を燃焼させ
るための室は垂直であり、回転対称性を有する。
本装置の好適態様により、以下本発明を説明するが、こ
れにより本発明を制限するものではない。
この装置は、液状又はペースト状の、個体粒子を懸濁さ
せた若しくはさせない塩素化残留物を燃焼するのに特に
適し、これは装置の出口に塩酸回収用の手段を備えるが
、これらは添付図面中に図示されていない。第1図にお
いて、バ−ナ装置1は円形支持板2と一体的であり、こ
の支持板は円筒炉すなわち燃焼室5の平底板4にボルト
3で固定され、室は下流部の装置(図示せず)に接続さ
れる。
燃焼ガス用の出口6が燃焼室5の上部において横方向に
配置される。炉の頂部には二つの機能を有するロッキン
グカバー7が取り付けるれ、一つの機能は炉の冷却停止
が生じた場合カバーを開くことであり、他の機能は装置
の下流部分に破損が生じた場合熱の流れを大気中にそら
すことである。全装置は、可調整の低圧力、好ましくは
大気圧より3〜2物舷Hg低い圧力に保たれる。
炉内に生じたこの低圧力は、各種の空気流をバーナ装置
を通して吸入させる。その機能は、燃焼を支え、燃料液
滴を分散させ、火炎をかたちづくりかつバーナ装置を冷
却することである。第2図および第5図においてィンゼ
クタ21は分散手段からなり、この分散手段は、燃焼さ
せるべき残留物を搬送する中央管22と「管体22と2
3との間に存在して必要に応じ補給燃料を導入しうる環
状の同0スペースと、腐蝕性残留物を項霧させるための
空気用に設けられ、一般に相対圧2〜4バールに保たれ
た第二の環状スペース24とを備える。
ダグト22,23及び24は、燃焼の際火炎が形成され
ると同一の平面内に閥口する。
二重円形の面取り端部25は噴愛用空気に対し絞り効果
をもたらす。これは、火炎が過度に拡大するのを防止し
、それにより火炎安定化リング用集中リング41に過度
の熱歪が生ずるのを防止し、これについては第4図に関
連して後記する。ねじ26は、二つの面取り磯部25間
のスペース28を調節するようにインゼクタ21の頂部
キャップ27を位置決定することを可能にし、これによ
り空気速度及びしたがって頃霧作用と絞り力とを調整す
ることができる。ィンゼクタ21は管状案内部29内を
滑敷することができ、かくしてバーナ装置に対し適切な
垂直方向の調整が全範囲にわたって与えられる。第3図
および第5図において、円筒箱31は4個の接線方向の
周辺孔部32を備え、これらを通して外部空気が吸入さ
れ、これにより円筒箱31の内部で空気を回転させる。
次いで渦流空気は、一つの円錐台状デフレクタ33及び
34により引き継がれ、これらデフレクタは直列に配置
されて渦流空気を偏向させる手段となり、渦流空気を第
2図及び第5図におけるィンゼクタ21からの出口の可
調整平面近傍における火炎が形成される個所に運ぶ。渦
流空気は幾つかの機能を有する。
すなわち、乱流をもたらして頃霧用空気により頃霧化さ
れた液滴の分散を完全化させ、必要とされる燃焼保持用
酸素の大部分を供V給し、火炎の形状を調整して火炎が
拡大するのを防止すると共にィンゼクタ内において噴霧
用空気により開始された効果を完全化させ、かつ火炎を
回転させることにより火炎を安定化させる。4個の接線
方向の吸引孔部32を調節する閉鎖装置若しくはスクリ
ーン(図示せず)を用いて多かれ少なかれ鮫ることによ
り、上記の効果の強さを調節することができる。
第4図及び第5図において、円筒部材41は集中リング
を構成し、渦流空気により回転させられた火炎はこのリ
ングで落ち着き、最終的に安定化される。
リングの頂部に存在してその周りに絞り部を形成する円
錐台状の安定化部材42は、追加空気流がリングの緑部
に供孫合されるのを可能にする。追加空気流の機能は、
絞り作用により火炎を最終的にかたちづくること、追加
の燃焼保持用酸素を供給すること、 集中リングの頂部を常時冷却させ、それにより集中リン
グの過度の熱歪を避けること、である。
集中リング41と円錐台状の安定化部材42とは支持板
43上に固定され、この支持板はそれぞれ6個及び4個
からなる二つの同0系列の穴部44及び45を有する。
より中心部に近く配置された6個の穴部44の系列は、
上記したりング41と円錐台状部村42との間のスペー
スに空気を供給する。外側系列の4個の穴部45は、燃
焼室内における空気の変動過剰量を調節する。これら穴
部は、閉鎖スクリーン(図示せず)により部分的に又は
完全に閉鎖することができる。支持板43は、ボルト(
図示せず)(第1図の部品4を参照)により燃焼室の平
底部46に固定され、スタッドブロック48により規定
される高さの環状逃げスペース47を形成する。
これは、燃焼室内に存在する低圧力により循環空気の層
(sheet)を形成させ「 これはバーナ装置を断熱
しかつ冷却するのに特に効果的であり〜 したがってこ
の配置がなければ避けられないような、一般に金属製の
装置の過熱により生じる変形、座屈及び垂下が避けられ
る。燃焼室から出た塩酸ガスは、「熱ガス用の急冷室」
と題する197位王4月2日付のフランス特許第208
6574号明細書に記載された装置により急速冷却され
、次いで塩酸水溶液により吸収される。
このように濃縮された酸溶液は抜き出され、できればH
CIの濃縮後に貯蔵部に戻すか或いは中和してドレイン
中に排出することができる。上記の方法及び装置により
、次のことを達成することができる。
(1)得られる液滴の急速気化を促進させ、良好な燃焼
には不可欠の、燃焼させるべき残留物の極微細な頃霧化
、m){aー火炎城と‘b}周辺部とに対する空気の充
分な取り込み、(m)安定な火炎、 (N)融通性のある操作、何故なら、本発明のバーナは
極めて広範囲の流速で調整でき、たとえば1倍から4倍
までかつ冷時から出発して難なく調整できるからである
、(V)燃焼させるべき残留物が過少のエネルギーしか
持たない場合、複数の燃料、たとえば竪質燃料油、車質
燃料油又は天然ガスを同時に燃焼させることができ、か
くして火炎の温度を適当なしベルまで高めることができ
る、M)如何なる可動部品(これに対する摩耗は過度の
保守作業を必要とするであろう)をも持たない簡単な構
造、したがって極めて丈夫に建造された装置を与える、
(W)腐蝕がないこと。
燃焼させるべきハロゲン化残留物の性質そのものにより
、大量のハロゲン化水素ガスが火炎城に生じ、このガス
は通常の操作条件下において腐蝕性である。腐蝕は未気
化残留物が到来した場合に起こるであろう。本発明によ
るバーナの幾何学的設計は、この発生の危険を取り除く
。バーナ装置が腐蝕しないという事実は、たとえばタン
タル若しくはインコネルのような特殊金属又は合金の使
用を不必要にする。耐火鋼で全く充分である。(風)エ
ネルギー消費の点で経済的であり、これはたとえば空気
及び水蒸気のような補助的駆動流体によって示される。
例として上記した装置は、固体状若しくは気体状の残留
物を燃焼させるのに極めて容易に適合させることができ
る。
管体22(第2図)を介して空気圧搬送された予備粉末
化固体残留物の場合は、噴繁用空気を使用する必要がな
く、したがって第2図における第二の環状スペース24
を簡単に閉鎖する。同様に、第4図及び第5図における
一連の穴部45を閉鎖し、かくして過剰量の空気が流入
するのを防止する。処理すべき残留物が気体であれば、
第2図における第二の環状スペース24を固体残留物の
場合と同機閉鎖するが、第4図及び第5図における穴部
45は閉鎖しない。
以下の非限定的な例により、本発明の方法及び装置の操
作を説明する。例1 ポリ塩化ビニルを製造する工場からの毒性気体流出物を
完全燃焼により分解させた。
これは次の組成を有した。塩化ビニル 2
8.の重量%窒素 67.箱重量% 酸素 3.頚重量% 或いはC2QCloo.52N,o.42の実験式を有
した。
この気体流出物は、ポリ塩化ビニルの製造工場によりか
なりの変動量で放出された。流量を、容量250あのガ
ス量計を用いて、4総.7k9/hの一定値に調整した
o添付図面において原理的に示した燃焼室の底部に位置
するバーナは、問題の流出物をィンゼクタの中央管22
(第2図)に受けると共に、98%プロパンガスとして
の補給ガスを管体22と23との間の環状スペース中に
5Nで′hの流量で通した。
大気圧に対し6.6側Hgの低下を燃焼室の全領域内に
維持し、これは燃焼室下流の装置の端部に配置されたフ
ァンにより、すなわちファンの入口に配置された調節シ
ャッターによって行なった。
このようにして、強力な空気の流れを、4個の接線方向
の周辺孔部32(第3図及び第5図)を介して吸入した
。これは、空気に回転運動を与え(過流空気)その速度
は順次の通路を通って二つの円錐台状部材33及び34
に入って渦穴流を形成することにより増大した。この誘
導空気流の流量を180Nで′hに設定した。さらに燃
焼室内に存在する減圧により、追加空気量を円形孔部4
5(第4図及び第5図)を介し30帆で/hの流量にて
並流で吸入させた。
同様にして、他の追加空気流を、環状逃げスペース47
を介してここでも18側め′hで吸入させた。きれいな
、完全に安定な火炎が確立され、燃焼室内に1100午
○の温度を生ぜしめるのに充分であった。装置内で或る
程度内部循環させると、燃焼室から出た煙霧は次の組成
を有した。02 2.亀重量%N
2 71.85重量%C02
14.5重量%CI2
0.05重量%HC1 6
4重量%比〇 4.鑓重量% 煙霧を適当な装置で急冷し、一連の吸収器中に通し、こ
こで脱塩水と接触させてHCIを除去し、次いで苛性ソ
ーダ中和塔に送った。
このようにして32重量%のHCIを含有する完全に透
明な塩酸溶液が得られた一方、大気中に放出された煙霧
は識別しうる徴量の炭素又は遊離塩素を全く含有せず、
さらに如何なる種類の有機化合物をも含有しなかつた。
環状逃散空気により与えられた冷却の結果、バーナを支
持する基板は60qoの温度に保たれた。
例2へキサクロルシクロヘキサンの立体異性体の混合物
からなる固体残留物を全燃焼により分解せねばならなか
った。
この混合物はリンデン(ッ−異性体)の抽出からの残留
物であり、平均直径約80ミクロンの粒子よりなる白色
粉末の形態であった。この種の混合物は、昆虫抑制にお
いて活性であるy−異性体と異なり、その分野で重要な
作用を示さず,毒性が認められているという事実から、
「無効」と記載されている。粉末化残留物を、僅かに高
めた圧力(大気圧より0.1バール高い)の空気14側
め/h‘こより350k9/hで空気圧式に搬送した。
これを図面に示したバーナ/燃焼室装置中に中央管22
(第2図)を通して導入した。液体補給燃料(国産燃料
油)65k9/hを、同時に同0管23を通してバーナ
に供聯合した。
燃焼室の下流かつ煙霧の急速冷却の後の煙霧回路には、
洗浄塔と二つのベンチュリ−状の水型吸収器(図示せず
)とを存在させた。これらはそれぞれ、燃焼室内部の全
滅圧が8.8肌Hgとなるように、装置内に減圧をもた
らした。この減圧は、接線方向の周辺孔部32(第3図
及び第5図)を介しての吸入により誘起される極めて強
力な空気の流れを生ぜしめた。これは空気に回転運動を
与え、この回転運動は順次に二つの円錐台状部材33及
び34に通すことにより加速され、渦穴流を形成した。
譲導空気流の流量は、2800N〆′hに確立された。
さらに、燃焼室内に存在する減圧により、環状逃げスべ
−ス47(第4図及び第5図)を介して追加空気流を1
50側め/hの流量で吸入させた。
これはバーナ/支持板装置43を約35℃の温度に保つ
ことを可能にし、かくして、装置が優秀な機械的強度を
有することを保証した。安定な燈黄色の火炎が確立され
、燃焼室内に122ぴ0の温度をもたらした。
或る程度の内部循環を行なうと、燃焼室から出る煙霧は
、次の組成を有した。02 14
.1重量%N2 74.1重量%C
02 5.館重量%CI2
0.1重量%MCI
4.鑓重量%仏0 1.5重量% 煙霧を二つの上記吸収器中に通し、次いで苛性ソーダ中
和塔に通すことにより、HC1 5%を含有する完全に
透明な塩酸溶液が得られる一方、大気中に放出された煙
霧は何らの識別しうる徴量の炭素若しくは遊離塩素をも
含有せず、さらに如何なる種類の有機化合物をも含有し
なかった。
例3分解すべき残留物は周囲温度にて液体であり、次の
ものからなっていた。
1・3ージクロルプロパン 3の重量%1
・2・2ートリクロルプロパン 31重量%パーク
ロルェチレン 3$重量%完成装置
は次のものから構成した。
バーナ装置(第2,3,4及び5図) 燃焼室(第1図) 洗浄装置 中和塔を備えた直列3個のペンチュ 図示せず。
リー型吸収器直列の3個のベンチュリーにより燃焼室内
にもたらされた減圧は7.3側Hgであった。
これは、接線方向の周辺孔部32(第3図及び第5図)
を通しての吸入により極めて強力に譲導された空気流を
生ぜしめることができ、空気に回転運動を与えてこれを
順次に二つの円錐台状部材33及び34に通すことによ
り加速させた。空気流の流量は70側め/hに確立させ
た。ィンゼクタを離れる際空気の激しい回転は、「渦穴
(vortex−well)」又は「旋回穴(swir
ling−well)」の名で知られた現象をもたらし
、これは液体用の如何なるポンプ手段をも必要とせずに
、燃焼させるべき残留物625k9/hを中央注入管2
2(第2図)を通し吸入するのに足る減圧を発生させた
。これら手段により、液体残留物の極めて微細な階霧化
が得られた。この頃霧化は、絶対圧4バ−ルの頃繁用空
気3側め/hを吹き込むことにより完全化させ、この場
合空気は管体23と可調整キャップ27との間の環状ス
ペース28(第2図)に導入した。上記した下流装置に
より燃焼室内に発生された減圧は、三つの追加空気流を
発生させた。(1)6個の穴部44(第4図及び第5図
)から吸入され、燃焼を完結させると共に、火炎を切詰
めかつリング41と円錐台状部材42との上縁部を冷却
する17州で/hの追加空気流:(0)4個の穴部45
から吸入され、残留物の流量及び(又は)組成が変動す
る場合貧弱な燃焼の危険を避けるのに足る過剰空気を室
内に供給する330Nで/hの二の追加空気流;(m)
環状逃げスペース47を通して吸入される47側め/h
の第三の追加空気流。
かくしてバーナ/支持板装置43の温度は約420に保
たれた。安定かつ明るい燈黄色の火炎が確立され、燃焼
室内に1180℃の温度をもたらした。
装置内で或る程度の内部循環を行なうと、燃焼室から出
る煙霧は次の組成を有した。02
3.の重量%N2 52.り雲
量%C02 16.丸亀量%CI2
0.2重量%KCI
18.2重量%QO 9
.鑓重量%この煙霧を適当な装置により急冷し、次いで
順次に3個の上記した吸収器に通しかつ苛性ソーダ中和
塔に通した。
HC135%を含有する完全に透明な塩酸溶液が得られ
る一方、大気中に放出された煙霧は識別しうる徴量の炭
素若しくは遊離塩素を含有せず、さらに如何なる種類の
有機化合物をも含有しなかった。例4 例3に記載したものと全ての点で基本的に同様である装
置を使用して、次の化合物へキサクロルベンゼン ヘキサクロルプタジエン へキサクロルエタン トリクロルエチレン ジクロルプロパン の混合物からなり、実験式C2日o.凶5CI3.93
5に相当する残留物125k9/hを燃焼させた。
ィンゼクタの中央管22(第2図)を通して残留物をバ
ーナ中に供給する一方、燃焼室の温度を116ぴ0に保
つに足る熱を与えるよう、管体23を通して重質燃料油
25k9/hを供給した。
室内の減圧は約5.9廠Hgに保った。孔部32(第3
図及び第5図)を通して吸入した渦流空気は24帆で/
hであった。
環状スペース28(第2図)を通して吹き込まれた噴霧
用空気は1側め/hの流量を有した。
6個の穴部44(第4図及び第5図)を通して吸入した
追加空気流は3側め/hの流量を有した。
4個の穴部45を通して吸入した第二の追加空気流は1
8帆で′hの流量を有した。
環状スペース47(第4図及び第5図)を通して吸入し
た第三の追加空気流は12州〆/hの流量を有し、かく
してバーナ/支持板装置43の温度は約60qoとなっ
た。
装置内に或る程度の内部循環を行なうと、燃焼室から出
る煙霧の組成は次の通りであった。02
5.塁重量%N2 62.
5重量%C02 16.4重量%CI
2 0.4重量%HCI
II.逆重量%比0
2.母重量%この煙霧を例3におけると同様に処理する
と、32重量%のHCIを含有する透明な塩酸溶液が得
られた。
大気中に放出された火炎及び煙霧に関する知見は、例3
に記載したものと同様であった。
例5 例3におけるものと全ての点で基本的に同様な装置を使
用して、実験式C2.即日4.452CI,.7640
o.,,の塩素化液体残留物480k9/hを燃焼した
残留物を、ィンゼクタの中央管22(第2図)を通して
バーナ中に供給した。燃焼室の温度は124000であ
り、ここに存在する減圧は55肋Hgであった。孔部3
2(第3図及び第5図)を通して吸入した誘導渦流空気
は103側め/hであった。
環状スペース28(第2図)を通して吹き込まれた噴霧
用空気は2州で/hの流量を有した。6個の穴部44(
第4図及び第5図)を通して吸入した追加空気流は57
0Nの/hの流量を有した。
4個の穴部45を通して吸入した第二の追加空気流は4
6帆〆/hの流量を有した。
環状スペース47を通して吸入した第三の追加空気流は
57側め/hの流量を有し、かくしてバーナ/支持板装
置43の温度は約30℃となった。
装置内において或る程度内部循環させると、燃鏡室から
出る煙霧の組成は次の通りであった:02
6.塁重量%N2 6
0.0重量%C02 12.0重量
%CI2 0.00重量%HCI
9.$重量%QO
IO.乳重量%この煙霧を例3に記載したように処
理すると、2塁重量%のHCIを含有する透明な塩酸溶
液が得られた。
大気中に放出された火炎及び煙霧に関する知見は、例3
に記載したものと同様であった。例6例3の場合と全て
の点で同一な装置において、次のものを燃焼させた:実
験式C24CI2を含有する型■の残留物1395k9
′hと、へキサクロルベンゼン、ヘキサクロルブタジエ
ン、ヘキサクロルェタン及びパークロルェチレンを含有
する型【B’の残留物500kg′h。
一つの流れ/残留物(A十B)の混合物に対する実験式
は、C24.26CI2.。3であった。
型曲の残留物は極めて粘稲な液体であり、これは180
%で処理せねばならなかった(結晶点:150℃)。こ
れをィンゼクタの中央管22(第2図)を通してバーナ
に供孫舎した。型■の残留物は、周囲温度にてかなり流
動性でありかつ何ら特別の注意を必要としない液体であ
った。
これを、管体22に同軸の管体(図示せず)を通してバ
ーナに供総合した。燃焼室の温度を1190℃に保つの
に足る熱を与えるよう、管体23を通して補給燃料20
k9/hを供給した。
室内に存在する減圧は81側Hgであった。孔部32(
第3図及び第5図)を通して吸入した誘導渦流空気は3
20帆で/hであった。
環状スペース28(第2図)を通して吹き込まれた噂霧
用空気はONで/hの流量を有した。6個の穴部44(
第4図及び第5図)を通して吸入した追加空気流は、1
600N〆/hの流量を有した。
4個の穴部45を通して吸入した第二の追加空気流は8
0帆で/hの流量を有した。
環状逃げスペース47を通して吸入した第三の追加空気
流は、120側め′hの流量を有し、かくしてバーナ/
支持板装置43の温度は約3yCとなった。
装置内で或る程度内部循環させると、燃焼室から出る煙
霧の組成は次の通りであった。
02 3.1重量%N2
52.箱重量%C02
17.1重量%CI2 0.2
重量%HCI 17.0重量%比0
9.亀重量%例3に記載したと
同様に煙霧を処理すると、33重量%のHCIを含有す
る透明な塩酸溶液が得られた。
大気中に放出された火炎及び煙霧に関する知見は、例3
に記載したものと同様であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は燃焼室に取り付けた全バーナの断面図、第2図
は燃焼させるべき残留物を分散させる手段の一形態の断
面図(中央注入器)、第3図は渦流かつ偏向流の空気を
供給する手段の一形態の断面図(空気を回転させるため
の箱体)、第4図は燃焼室の底部に位置するバーナ用の
支持板と関連した、火炎を安定化させかつ追加空気流を
絞るための手段の一形態の断面図(集中管及び安定化用
空気)、第5図はバーナの各部品を設置して示す第2〜
4図の合成断面図である。 1・・・…燃焼装置、2…・・・支持板、3…・・・ボ
ルト、4・・…・平底板、5・…・・燃焼室、6・・・
…出口、7……ロツキングカバー、21……インゼクタ
、22,23,24・・・・・・ダクト、25・・・・
・・面取り端部、26……ねじ「 27……キャップ、
28……スペース、29……案内部、31……円筒状箱
体「 32…・・・周辺孔部、33,34……デフレク
タ「 41・・・・・・円筒部村「 42・・・・・・
安定化部材、43……支持板、44,45・・…。 穴部「 46・…,・平底部、47…・・・環状逃げス
ペース、48・…Wスタツドブロツク。数4図 繁5図 豹1図 簾2図 鰭3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 腐蝕性であるか又は腐蝕性生成物を生成し易い残留
    物、特にハロゲン化炭化水素を含有する残留物、を燃焼
    させる方法において、(a)燃焼すべき前記残留物と噴
    霧用空気との混合物を燃焼室内の上流部へ軸線方向に導
    入し分散させ、(b)前記上流部で燃焼炎を形成させ、
    (c)前記燃焼炎を取囲んで絞る渦穴流の形状の渦流空
    気を前記燃焼炎の基部から前記燃焼室内へ導入すること
    により前記上流部における前記燃焼炎を回転させて安定
    化させ、(d)前記渦流空気を取囲む追加空気流を前記
    上流部へ導入することにより前記上流部を冷却させるこ
    とから成る、腐蝕性であるかまたは腐蝕性生成物を生成
    し易い残留物を燃焼する方法。 2 追加空気流は絞り流れである特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3 追加空気流は1つ以上の分離した流れを含みまたは
    それより成る特許請求の範囲第1又は2項記載の方法。 4 渦流空気及び追加空気流は炎の回転軸に対して同心
    状をなしている特許請求の範囲第1、2又は3項記載の
    方法。5 噴霧用空気流は絞り流れである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 6 追加空気流は最外部に別個の層状流れを含んでいる
    特許請求の範囲第3項記載の方法。 7 燃焼室は減圧されており、それにより噴霧用空気と
    渦流空気と追加空気流とを燃焼室中へ吸入する特許請求
    の範囲第1項ないし第6項のいずれかに記載の方法。 8 腐蝕性であるか又は腐蝕性生成物を生成し易い残留
    物、特にハロゲン化炭化水素を含有する残留物、を燃焼
    させる燃焼装置において、底部が基板で閉鎖されている
    燃焼室、燃焼すべき前記残留物と噴霧用空気との混合物
    を前記燃焼室内の上流部へ軸線方向へ導入し分散させる
    ため前記基板を貫通しているインゼクタ、前記インゼク
    タを取囲み且つ前記インゼクタ出口部の周りの開口へ向
    けて内方へ収歛する渦流空気偏向手段、前記偏向手段の
    上流側に接続されていて供給空気を回転させる渦流空気
    発生手段、前記偏向手段の外側で前記基板に形成された
    少くとも1つの開口を通る追加空気流を前記インゼクタ
    出口部の下流側の周りへ導く手段より成る燃焼装置。 9 インゼクタは噴霧用空気を前記インゼクタの軸線方
    向へ絞る絞り手段を有する特許請求の範囲第8項記載の
    燃焼装置。 10 追加空気流を導く手段はインゼクタの軸線へ向け
    て収歛する第2偏向手段である特許請求の範囲第8項又
    は第9項記載の燃焼装置。 11 基板に形成された少くとも1つの開口はインゼク
    タの軸線のまわりに対称配置されている2つ以上の開口
    である特許請求の範囲第8項ないし第10項のいずれか
    に記載の燃焼装置。 12 第2偏向手段は環状空間を形成し、且つこの第2
    偏向手段に連通する基板の開口は大きさが調整自在であ
    る特許請求の範囲第10項記載の燃焼装置。 13 燃焼室は減圧室である特許請求の範囲第8項ない
    し第12項のいずれかに記載の燃焼装置。 14 燃焼室はたて型で回転対称である特許請求の範囲
    第8項ないし第13項のいずれかに記載の燃焼装置。
JP55085980A 1979-06-26 1980-06-26 腐蝕性残留物の燃焼方法及びその方法を実施する装置 Expired JPS6012524B2 (ja)

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FR79.16367 1979-06-26

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Publication Number Publication Date
JPS5682319A JPS5682319A (en) 1981-07-06
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