JPS60124400A - 円偏光発生装置 - Google Patents

円偏光発生装置

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JPS60124400A
JPS60124400A JP23100783A JP23100783A JPS60124400A JP S60124400 A JPS60124400 A JP S60124400A JP 23100783 A JP23100783 A JP 23100783A JP 23100783 A JP23100783 A JP 23100783A JP S60124400 A JPS60124400 A JP S60124400A
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JP
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magnetic field
circularly polarized
polarized light
magnets
electrons
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JP23100783A
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小貫 英雄
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Agency of Industrial Science and Technology
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、電子蓄積リングの高速電子を利用して右回
りと左回りの円偏光が交互に周期的に得しれる円偏光発
生装置に関するものである。
〔従来技術〕
物質の円二色性や磁気円二色性を調べる測定では、光源
としては右回りと左回りの円偏光を交互に周期的に発生
する円偏光発生装置が必要である。
また、単結晶からの光電子放出の現象を利用してスピン
偏極電子を作り出すためにも円偏光発生装置が必要であ
る。
従来、右回り、左回り円偏光を交互に周期的に発生させ
る装置としては光学素子を用いるものが主流であり、1
/4波長板を用いる方法および結晶の電気光学効果を利
用する方法、さらに結晶の光弾性を利用する方法等が動
作原理として採用されてきた。このため、最も透過波長
の短い弗化カリシュラムを用いても、1050Aより短
波長の円偏光を作り出すことができなかった。
これに対して、原理的には波長限界のないこの種の装置
としては、高速電子の軌道中に二重ラセンフィルを配し
、各コイルに互いに逆向きの電流を与えることにより、
この二重ラセンコイルの中心軸上で軸に対して横方向に
磁場をもち、軸に沿って磁場方向がラセン状九回転する
ヘリカル・ウィグラーと呼ばれるものがあった。この二
重ラセンコイルの中心軸忙沿って高速電子を走らせると
、ローレンツ力によって電子もラセンを描きながら進む
ので、円偏光した制動放射光を前方方向に放出する。ま
た、この放射光はコイルの1周期の長さに応じて特定の
波長で干渉するために、強い光が得られる(■B、 M
、 Kincald著r A 5hort −peri
odHerical Wlggler as an I
mproved 5ource of 5ynchro
tronradiationJ Journal of
 Applied Physics、 vol 4L 
A 7゜July 1977、p 2684〜269L
■L、几、li:1ias。
他@ 「observation of 5tizla
ted Emission of几adlation 
by Re1ativistic Electrons
 in a Spa端、1ily。
PeBod4c Transverce MagneN
c FieldJ Physicalしかし、このよう
な従来装置では、二重ラセンコイルの巻き方で電子のう
七ン運動の回転方向が一義的に決められ、したがっ【、
右回りが、左回りのいずれか一方の円偏光しか得られな
かった。
〔発明の目的〕
この発明は、上記の点忙かんがみなされたもので、電子
蓄積リングの高速電子ビームを利用し、右回りと左回り
の円偏光を交互に、周期的に得ることができ、極めて高
い周波数まで使用口1能な円偏光を発生させることがで
きる円偏光発生装置を提供することを目的とする。
〔発明の実施例〕
この発明は、上記目的を達成するため、電子蓄積リング
の周方向の直線部分に交互に極性の違う磁石および電磁
石を直交するように複数個設け、これに高速電子を打ち
込み電子をラセン運動させ円偏光を発生させるよ5にし
たものである。以下、この発明について説明する。
この発明の詳細な説明する前に、まず、電子蓄積リング
の基本動作を第1図について説明する。
第1図で、1は偏向電磁石、2は電子にエネルギーを与
える高周波加速空胴、3は高速電子の走るリング状の真
空路、4は外部からの電子入射のためのインフレクタ、
5はバーターベータで、これらで電子#積すングが構成
されている。
以下、動作の概略釦つぃて説明する。
上記構成の電子蓄積リングに、線形加速器等の入射器に
より電子ビームEbを打込み、長時間リング状の真空路
3の中を回転させることにより約10”−10++個の
電子を蓄積することができる。
この真空路3を走っている電子は各偏向電磁石10部分
での磁場により向きを変えるが、このとき制動放射によ
り光(シンクロトロン放射光)を放出する。この光の放
出によるエネルギー損失を高周波加速空胴2により電子
に補充する。これが電子蓄積リングのwt要である。
第2図はこの発明の一実施例を示−11成ブロック図で
あり、1〜5は第1図と同じものを示し、6は前記真空
Il′213の直線部、1は円偏光を発生させる円偏光
発生器で、磁場発生部8および交流電源9で構成されて
いる。なお、1oは左右円偏光取出し口である。以下、
磁場発生部8の構成の詳細ならびに動作について第3図
、第4図で説明する。
第3図は第2図の実施例における磁場発生部8の構成を
示す斜視図であり、上下一対の磁石A。
が一方向の磁場を作り、同様に上下一対の磁石A2が磁
石A、の磁場と逆向きの磁場を作る。磁石AI。
A、は常に同じ強さで一方向の磁場を保つ必要があるの
で永久磁石で作ってもよい。磁石A□とA。
I’F 連の磁石(A、 A、 A、 A、・・・・・・・・・
A、 A、と並んでいる)により、電子ビームEbの軸
に沿って、磁場の向きが周期的に反転する磁場分布を形
成する。
次にA、、A、の一連の磁石の組Aに直交させ、磁石A
IとAtの組と同じ磁場の効果をもつ電磁石の組81と
B!(シたがって電磁石B、とBtの磁場の向きは逆で
ある)を複数個、磁石Aの磁場周期のAI r A2 
+ Blr 82の各々の磁場の強さはすべて同じにす
る。また、A、r AHr J r Btの各々の個数
も同数にする。この数は多い方が放射光の強度、干渉性
の点で優れるが、使用条件によりこの数を決定する。
これらの磁石A(A1.A2よりなる磁石群)および@
磁石B(B、、日、よりなる電磁石群)により発生する
磁場方向の分布は、中心軸MK沿って第4図(a)、(
b)に示すように(矢印は中心軸M上での磁場の向きを
示す)回転している。第4図(a)の場合には右回りの
回転であり、このときの電磁石B1 + 8! K供給
している電流の流れを逆圧すると、tg磁石Bl+82
の磁場の向きは各々反対になり中心軸Mに沿っての磁場
の回転方向は第4図(b)に示す左回りの回転となる。
このよ5に、電磁石B1+81の供給電流の流れの向き
を変える場合、右回りのラセンを描きながら走り、第4
図(b)の場合には左回りのう七ン運動を行う。ラセ\
−曽 動を行う電子からは右回りの円偏光をそれぞれ放射する
(ここで、回転方向は放射光が進行する方向と逆方向か
ら観測して、放射光の電気ベクトルが右回りの円偏光を
右回りの円偏光と定義している)。電子の速度が光速に
近いと、相対論的効果により円偏光は強く前方方向に集
中する。さらに磁石A(電磁石Bも同様)の各磁場で放
射された光は互いに干渉し、上記第(1)式に示される
波長λ10(A)で強め合う。
λ1o=λo(z 十K” )/2γ2 ・・・・・・
・・・・・・(1まただし、K= 0.093 X13
oXλo1γ、、、E/Q、51 で与えられる(上記
参考文献■参照)。
ここで、λ0は第4図(a) K、示される磁場の1周
期長(cTn)、Boは磁場の強さくK Gauss 
L Eは電子のエネルギー(Men)をそれぞれ表わす
次に上記第(1)式に基づいて、BO= 2 <K G
auss )、。
λo=6 (btn)、 E=600=<MeV)とし
て波長λ1゜をめてみると、470Aとなる。この場合
、ラセン運動をする相対論的な電子の回転半径が約10
μm、ピンチ角(中心軸Mに対するラセン軌道のなす角
)が約1m radia口とそれぞれ判明した。一般に
磁石へと電46石Bの数が多い程、干渉性は向上し、放
射光の強度は増加する。また、上記第(1)式から明ら
かなように、電子のエネルギーBおよび磁場の強さB。
が変化すると干渉する波長λ、。は変化するので、電磁
石B、、8.の磁場方向を周期的に変え、かつ、電子蓄
積リング中を走っているrat子のエネルギーまたは磁
場の強さを連続的に変えることにより、波長λ、。なり
変とする右回り。
左回り円仙光が周期的に得られる。
なお、交流電源9から円偏光発生器7の磁場発生部8に
供給する電流の切替周期を交流電源9により可変にすれ
は、円偏光の右回りおよび左回りの繰返し周期は容易に
変更できることは言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、この発明は磁石と電磁石を
父互に配列し、電磁石の励磁により所定の円偏光を得る
ようにしたので、既存の電子蓄積リングを大幅に変更す
ることなく、電子蓄積リング中の電子にラセン運動を与
え、かつ、容易にその回転方向を周期的に変更できるた
め赤外線から軟X線におよぶ広い波長範囲にわたって物
質の円二色性測定および磁気円二色性測定が口J能とな
る応用範囲が広くて自由度の高い左右円偏光を発生でき
る。また、スピン偏極電子の生成にも寄与できる等の利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電子蓄積リングの椹成ブロック図、第2図はこ
の発明の一実施例を示す構成7172図、第3図はこの
発明の実施例に適用する磁場発生部の概略図、第4図(
a)、(b)は電子ビーム軌道を示す模式図である。 図中、1は偏頗電磁石、2は高周波加速空胴、3は真空
路、4はインフレクタ、5はパークーベ−ク、6は直線
部、7は円偏光発生器、8は磁場発生部、9は交流電源
、10は左右円偏光取り出し口、Ebは電子ビーム、A
 (A+ 、Ax 、・・・・・・pは磁石、s(s、
、st、・・・・・つは電磁石、Mは中心軸である。 第1図 第2図 第3図 M/ B・

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 高速電子を蓄積する電子蓄積リングにおいて、電子ビー
    ム進行方向に沿って、等間隔で交互に梧姓が反転する一
    定の強さの磁場を発生する多数の磁石を前記電子蓄積リ
    ングの周方向の直線部分に直線状に配列し、かつ、前記
    磁石の作る磁場と直交させ、前記磁石が生ずる磁場の向
    きに関する周期の1周期長の1 / 4ずらせ、前記磁
    場と同じ周期。 強さをもち、時間的に交互に異なる極性の磁場を発生す
    る電磁石を前記磁石と同数を前記磁石の配列と同じ中心
    軸に沿って並行配列するとともに、前記電磁石を励磁す
    る交流電源を設けたことを特徴とする円偏光発生装置。
JP23100783A 1983-12-07 1983-12-07 円偏光発生装置 Granted JPS60124400A (ja)

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JPS60124400A true JPS60124400A (ja) 1985-07-03
JPH047600B2 JPH047600B2 (ja) 1992-02-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1987001900A1 (en) * 1985-09-21 1987-03-26 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Method of introducing charged particles into magnetic resonance type accelerator and magnetic resonance type accelerator based on said method
JPS6327000U (ja) * 1986-08-05 1988-02-22
JPS63168600A (ja) * 1986-12-23 1988-07-12 シーメンス、アクチエンゲゼルシヤフト X線源
JPH05129100A (ja) * 1991-11-01 1993-05-25 Mitsubishi Electric Corp アンジユレータ装置

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