JPS601221B2 - 接着剤等用カ−トリッジ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は接着剤、塗剤、各種液剤、ゼリー状避妊薬等固
体でない液体、流動体、半流動体等の物質を充填し、押
出具に装填して押出し使用するカートリッジに関するも
のである。

〔従来の技術〕

接着剤等はチューブに充填されているものが多く、使用
に際してはそれを指で絞り出す。

このチューブによった場合、充填物を全部出し切ること
は難しく、また使用後キャップをしないでおくと、内圧
、温度変化などによって溢れ出て出口付近に付着して固
まってしまい、次回使用の際キャップがなかなか取れな
かったり、充填物を押出すのに苦労したりする。また、
経済的理由等のためにチューブ内にはある程度多めの量
が充填されるので、一回で使用し切るということはなく
、定量ずっ押出すということもできない等数多くの欠点
がある。〔発明の目的〕 そこで本発明者は、接着剤等をカートリッジに充填し「
これを押圧具に装填して押出し使用する方法を開発す
るに至ったのであり「本発明は「確実に余すところなく
充填物を押出すことができ「使用途中放置しておいても
充填物が溢れ出ることがなく、定量押出しが可能で「狭
隣な場所等にも注入出来、最も単純な充填方法のために
ローコスト化が実現でき、更に、二剤の混合使用も可能
な接着剤等用カートリッジを提供することを目的とする
ものである。

本発明の第一はｔ欧質プラスチック製の容体の底面に「
押圧具のピストン前端面の縦溝に引掛る突起を設け、ま
た、その頭面に細目の注出管を延ばしてその根元付近に
膨隆部を形成した接着剤等用カートリッジであり「その
第二は「欧質プラスチック製の容体の底面に、押圧具の
ピストン前端面の縦溝に引掛る突起を設け、また、その
頭面に細めの注出管を延ばしたカートリッジを並置結合
した接着剤等用カートリッジであり、図面はそれらの実
施例を示すものである。

先ず第１図乃至第５図に示す第一の発明について説明す
るに、図中１は欧質プラスチック製の容体で、薮着剤「
塗剤、各種薬液、ゼリー状避妊薬等を常法により充填封
入する。容体１の底面には、押圧具のピストンとの係着
手段を設けるが「図示した実施例においてはそこに根元
を細くした突起２を設けてある。この突起２が、後述の
ようにピストンの前端面において係止される。突起２の
形状は特に問わず、ピストンの前端面の縦溝に引掛りさ
えすればよく、図示したような球状としたり、円板状と
したりする。３は容体１の頭面から延びた注出管で、そ
の根元付近に押圧具に対する係止手段としてのを膨隆部
４を形成する。

この膨隆部４が、後述するように押出具内の凹部に鉄合
することにより、カートリッジが押出具内に固定される
。５はキャップであり、キャップ５は注出管３から延ば
した連結部材（図示していない）に固定することにより
、逸失を防ぐようにするとよい。

注出管３には種々のバリエーションが考えられる。例え
ば、広く塗布するような場合のために先端をへラ状にし
たり（第２図）、ゼリー状避妊薬注入用として先端を球
状にしたりく第４図）、麓霧可能にしたり〜 また「注
出管３の先端部を折曲する（第３図）が如きである。更
に「狭隣で曲がりくねった場所に差込むような場合等の
ためには、洋出管３を長めに成型するとともに十分な可
犠牲を持たせる。また逆に〜注出管３が曲がらないよう
に注出管３を硬質プラスチックで成型することも考えら
れる。注出管３は中途から交換可能にすることもできる
（第４図）。この場合は交換用の各種ァタッチメント３
ａを用意し、使用場所〜用途に合わせて適宜付け換える
。アタッチメントの脱看は接合方式、虫累じ込み方式等
により行なう。また「洋出管３を中途から交換するので
はなく、先端部のみのアタッチメント３ｂを用意し〜必
要に応じて注出費８の先端に取り付けることとしてもよ
い（第６図）。なお「容体軍は蛇腹状であってもよい。
第６図は本発明に係るカートリッジの押出具６への装填
状態を示すもので「押出具６は二分して開披するカート
リッジ収納部７と、これと連続する小径のピストン挿入
部８とピストン９とからなり、カートリッジ収納部孔こ
は指鶏亀Ｑを形成するとともに突出部蔓１を設けてある
。そして〜突出部１１には、上述した注出管３の膨隊部
４が鉄合する凹部亀２を形成してある。膨隆部４と凹部
１２の凹凸関係は逆にしてもよい。また「カートリッジ
を後部から挿入する方式の押出具を用いてもよく、この
場合は例えば、カートリッジを挿入後半回転させること
によりカートリッジを押出具内に固定する方式を探る。
ピストン９の前端面において容体亀の突起２を係止する
には、例えばピストン９前端面に突起２が鉄合する縦溝
１３を設け、上方から鉄め入れてその緑１３ａに突起２
を引掛けるようにする（第７図及び第８図）。容体１の
底面とピストン９前端面の係着手段はこれに限らず、種
々の方法が考えられる。第８図はカートリッジの押圧状
況を示すものである。次いで第９図及び第１０図に示す
第二の発明について説明するに、この発明は第一の発明
に準じて構成したカートリッジを複数（図示したものは
２個）蓮設したもので、通例、容体１の部分を結合する
。

これは二剤混合性液剤等用であり、第１０図にはこのマ
ルチカートリッジの押出具１３への装填状態が示されて
いる。この場合はピストン９を連結してあるが、各カー
トリッジを別々に押出す場合にはピストン９を連結して
ないものを用いる。そしてその場合は、連結してない普
通のカートリッジを用いてもよい。注出前に混合するこ
とが好ましい場合には、結合アタッチメントｉ４を介し
て行なってもよい。なお、カートリッジの押出具内への
係止手段として膨隆部の代わりもこ容体１才目互の連結
部ｌａを利用することもできる（第９図参照）。その場
合は、押出具１３に連結部ｉａを係止するための突起を
設ける。〔発明の作用〕
Ｚ本発明の作用を図示した実施例について説明するに
、第一の発明においては使用に際し、押地具６のカート
リッジ収納部７を開披してカートリッジを鞍め込み、膨
隆部４を凹部１２に欧合させるとともに、突起２をピス
トン９前端面の縦溝１３ Ｚに係着させる。

そして「 カートリッジ収納部７を閉じ、指掛１０もこ
通例人差し指と中指とを掛けて持し、雑出管３の先端を
注出すべき部位に当てがつて、親指でピストン９を押圧
する。するとカートリッジはそ底面から押圧され、第８
図に示すように二重膜状になりつつ陥没していさ（容体
１を蛇腹状としたときは折畳まって縮んでいく。）それ
に伴って充填物が徐々に押出される。注出管３は用途、
使用場所等に合わせて所望形状のものを選定する。使用
後はピストン９を若干引き戻せば、ピストン９に係着し
ているカートリッジ底面も引き戻され、カートリッジ内
の負圧によって注出管３内にある充填物が逆流する。そ
の結果、充填物が注出管３内に留まり、固まって詰まっ
てしまったり、内圧、温度変化等によって溢れ出てしま
うことはない。このピストン９引戻しの際、膨隆部４が
凹部１２に鉄合しているので、カートリッジ全体が引張
られて移動することはなく、その底面のみが確実に引き
戻される。第９図及び第１０図に示す第二の発明の場合
は、連結したピストン９を押すことにより二剤が同時に
押出される。注出管３の先端がつながっているときは、
混合された後洋出される。その他の作用は第一の発明に
準ずる。〔発明の効果〕 本発明は上述した通りであるから、確実に充填物を押出
すことができ、使用後保存中に充填物が注出管内に詰ま
ったり、内圧、温度変化等によって溢れ出たりすること
がないだけでなく、狭隣な場所に差込注入する等種々の
場所、用途に応じて使い分けることができる。

また従来一本のチューブに充填されていた分量を教本の
カートリッジに分けて充填することになるので、カート
リッジ一本を短時間のうちに使い切ることができし開封
後の充填物の経時的変化を心配する必要かない。それと
ともに、カートリッジへの充填量が決まっているので定
量注出が可能となる。しかも充填方法としては単純で、
カートリッジ自体の製作費は極めて廉価であるので「全
体的にローコスト化を図れる。更に二種混合剤用にも利
用できる極めて有用なものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明のそれぞれ異なった実施例を
示す図、第６図は押出具への装填状態を示す図、第７図
は手甲出具のピストン前端面の係止部を示す図、第８図
はカートＩＪッジ底面の陥没状況を示す図、第９図は第
二の発明の実施例を示す図、第１０図はそれの押出具へ
の装填状態を示す図である。 符号の説明、１・・・容体、２・・・突起、３・・・注
出管、４・・・膨隆部。 オー図 才２灘 才３図 オ４鰯 オ５図 次６函 オァ漁 才８遡 才９図 オ，０図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 軟質プラスチツク製の容体の底面に、押圧具のピス
   トン前端面の縦溝に引掛ける突起を設け、また、その頭
   面に細めの注出管を延ばしてその根元付近に膨隆部を形
   成した接着剤等用カートリツジ。 ２ 突起が球状である特許請求の範囲第１項記載の接着
   剤等用カートリツジ。 ３ 突起が円板状である特許請求の範囲第１項記載の接
   着剤等用カートリツジ。 ４ 注出管先端の注出口をヘラ状とした特許請求の範囲
   第１項記載の接着剤等用カートリツジ。 ５ 注出管先端の注出口を球状とした特許請求の範囲第
   １項記載の接着剤等用カートリツジ。 ６ 注出管の先端部を折曲した特許請求の範囲第１項記
   載の接着剤等用カートリツジ。 ７ 注出管を長めに成形するとともに十分な可撓性を持
   たせた特許請求の範囲第１項記載の接着剤等用カートリ
   ツジ。 ８ 注出管を硬質プラスチツクで成型した特許請求の範
   囲第１項記載の接着剤等用カートリツジ。 ９ 注出管を中途から交換可能にした特許請求の範囲第
   １項記載の接着剤等用カートリツジ。 １０ 注出管の先端に種々の形状のアタツチメントを取
   付可能にした特許請求の範囲第１項記載の接着剤等用カ
   ートリツジ。 １１ 容体を蛇腹状とした特許請求の範囲第１項、第２
   項、第３項、第４項、第５項、第６項、第７項、第８項
   、第９項又は第１０項記載の接着剤等用カートリツジ。 １２ 軟質プラスチツク製の容体の底面に、押圧具のピ
   ストン前端面の縦溝に引掛る突起を設け、また、その頭
   面に細めの注出管を延ばしたカートリツジを並置結合し
   た接着剤等用カートリツジ。１３ 注出管の根元付近に
   膨隆部を形成した特許請求の範囲第１２項記載の接着剤
   等用カートリツジ。 １４ 注出管の注出口を連結した特許請求の範囲第１２
   項記載の接着剤等用カートリツジ。