JPS60121488A - 点灯標識装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、点灯標識装置に係り、とくに夜間に必要とす
る道路標識等に好適な点灯標識装置に関する。

従来より、高速道路その他に用いられている道路標識に
は種々のものがあり、又夜間標識用として装備される点
灯方式のものも、すでに各所にて装備され実用に供せら
れている。

一方、従来より多用されている点灯方式利用の交通標識
の場合、従来技術では夜間の間は連続点灯となっている
ことから、エネルギ損失が多いという不都合があり、同
時に標識の位置が必ずしも適所にあるとは限らないこと
から運転手にとって見落とし易いという状況があった。

本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、とく
に運転手の注意を引き易く且つ長時間にわたって効率よ
く点灯せしめることを可能とした省エネルギ化された点
灯標識装置を提供することを、その目的とする。

そこで、本発明では、透明もしくは半透明部材からなり
且つ断面が円形状をなす適当な大きさの複数のレンズ部
材を設け、これら各レンズ部材の相互間に当該レンズ部
材と同一材質からなる一定厚さの連結部材を配設すると
ともに全体を一体的に形成して所定の標識用レンズ板体
とし、このレンズ板体の一方の面の全面に、内面側から
の光を反射する内面光反射部材を装着し、前記レンズ板
体の一端部に光源を配設するとともに、これに対向する
他端郡全体には当該光源に対向して光反射部材を固着装
備し、前記レンズ部材の内の一部に光電素子を設け、こ
の光電素子の出力レベルの大小によって前記光源を点灯
もしくは消煙せしめる点灯制御回路を設けるという構成
を採り、これによって前記目的を達成しようとするもの
である。

以下、本発明の実施例を、図面に従って説明する。

まず、本実施例の主要部をなすレンズ板体２について説
明する。このレンズ板体２は、球状に形成された複数の
レンズ部材１．１−と、この各レンズ部材１を連結した
状態の連結部材としての板状連結部３とにより形成され
ている。これを更に詳述すると、このレンズ板体２は、
透明もしくは半透明な材質たとえばガラス又はポリスチ
ロールなどの合成樹脂等で略均−に成形されたものであ
り、各レンズ部材１は、相互に同一材質からなる板状の
連結部３を介して一体に成形されている。

このレンズ板体２の一端部に光源４が装備され、前記板
状連結部３を介して球状レンズ部１全体に所定の光を伝
達するようになっている。前記レンズ板体２の一面（第
２図の下面）の全域と、他面（第２図の上面）の板状連
結部３上と、前記光源４側を除く端部とに、光反射板５
，６．７が装着されている。この光反射板５，６．７は
、光反射効果のあるもの例えば金属板もしくは金属蒸着
等により形成されている。図中二点鎖線は光の伝播経路
を示す。

ここで前記レンズ部材１のレンズ効果について説明する
。

光の到来方向に沿って断面が略円形状に形成されたレン
ズ部材１は、その構成素材を屈折率ｎ＝１．９前後の一
定値で均一に形成するとその焦点の一方は円形状断面の
輪郭上もしくはその近傍に有し他方は無限遠点に有する
。第１０図はその説明図で、ｎ＝１．８７（誘電率ε−
３，５）の場合、一方の焦点は無限遠に他方の焦点は円
周上のＰ。にあるモノスタチックレンズとなる。また１
、８７＜　ｒｔ≦２．５の場合、焦点（Ｐ２）が円周上
に存在し、さらにｎ＜１．８７で例えばｎ＝１．３ない
し１．７位の場合、焦点（ｐ＋）が円周外に存在する所
謂パイスタチックレンズとなる。これらのいずれの場合
であっても入射波は前記レンズ部材１内を直進する特質
を有している。

このように機能するレンズ部材１の複数個を上述した如
く配置し光反射板５．　６．　７および光源４を装備す
ると（第１図ないし第２図参照）、光源４から出た光Ｂ
は第３図に示す如く板状連結部３内を直進しレンズ部材
１内へ進入する。ここで散乱された光は前記反射板５で
反射され外部へ放散される。一方、残った光はレンズ部
材１のレンズ効果により集束され次のレンズ部材１へ送
られる。このようにして、光源４からの光は複数のレン
ズ部材１へ順次伝播してゆき、各レンズ部材１５− 内で反射して外部へ放散されるので、該レンズ部材１が
複数個の電球の如く作用する。他の反射板６．７は前記
レンズ部材１以外から光が漏れるのを防止している。一
方、外部から入射する光Ａたとえば太陽光もしくは自動
車のライト等に対してはその到来方向が変化しても何ら
回動機構を有することなくこれに追従し、光の到来側Ａ
にそのまま反射するという平面反射板にない利点を有し
ている。さらに前記レンズ部材１内に蛍光材等の発光材
粉末を包含せしめると光の反射には好適である。また、
板状連結部３の上面に反射板７を装着しであるので、こ
の部分は通常の平面反射板として作用する。このレンズ
板体２は上述のような特質を有しているので、道路標識
、広告宣伝用標識、船舶の船名および針路表示器、航空
機滑走路用等の反射器としても好適なものである。

なお、上記第３図は、特にモノスタチックレンズについ
て例示したが、パイスタチックレンズについては、入射
光Ａに対する反射光が一定の広がりをもって入射光Ａ側
に放散される（第１２図、６− 第１３図）ほかは上記第３図の場合と同一である。

前記レンズ部材１は第４図ないし第５図に示すように円
柱状としても又第６図ないし第７図に示すように平面環
状（ドーナツ状）としてもよい。

また、複数の円柱状レンズ部材１を有するレンズ板体２
を光反射装置に使用する場合は、第４図に示すように前
記円柱状レンズ部材１の円形端面に反射板８を固着する
と、この部分から不必要な方向へ光が放散されるのを防
止することができる。

更に、複数のドーナツ状のレンズ部材１を有するレンズ
板体２を光反射装置に使用する場合は、前記ドーナツ状
のレンズ部材１を同心円状に配置し、その中心部に光漏
れ防止用のキャップ１０を被嵌した光源４を装備する（
第６図参照）。そして最外周のレンズ部材１の外周端に
反射板９を固着する。このようにすると、光はレンズ板
体２の一面方向のみに略均−に放射される利点がある。

外部からの入射波Ａに対しては、円形断面に平行な入射
波成分に対し前述した第３図の場合と同一に作用する。

次に第８図ないし第９図に基づいて点灯制御回路との関
連を説明する。

この第８図ないし第９図のものは第１図ないし第２図の
実施例において、少なくとも一つの球状のレンズ部材１
の焦点近傍に光電素子１１を装着し、この光電素子１１
の出力を光源４用として設けた点灯制御回路１２に送る
ようになっている。

前記光電素子１１は硫化力ドミューム、ホオトトランジ
スタ、又は太陽電池等からなる。前記光源４用の点灯制
御回路１２には他に照度制御回路１３が接続されている
。この照度制御回路１３は周囲が継続して一定照度以下
になった場合（例えば夜になった場合）に点灯制御回路
１２を稼動状態に設定する機能を有している。前記点灯
制御回路１２は光電素子１１の出力が一定値以上となっ
た場合に電源（図示せず）を電球もしくは蛍光燈などの
光源４に接続する機能を有している。

このように構成すると、前述した第１図ないし第２図の
実施例の場合と同様の機能を有するほか、レンズ部材１
の配列を文字、図形、記号等に形どっておくか又は全体
的に適当なマスクを付すことにより、例えば夜間にヘッ
ドライトを点灯した自動車が接近してくると自動的に光
源４が点灯し「スピード落とせ」　「ライトを下げろ」
など所定の注意事項を運転手に明確に示すことができる
利点がある。

前記光源４は点滅式のものでもフラッシュ式のものでも
よい。

第１４は本発明を船名表示器として実施した場合の例示
である。ここで光源４は二箇所設けられう、船名を形ど
った部分の面取外の全面に光遮蔽用のマスキング１４が
装着されている。このマスキングにより、船名又は文字
あるいは所定のキャラクタ−等を、昼夜を問わず鮮明に
浮き表わすことが可能となっている。

以上のように、本発明によると、透明もしくは半透明部
材からなり且つ断面が円形状をなす適当な大きさの複数
のレンズ部材を設け、これら各レンズ部材の相互間に当
該レンズ部材と同一材質からなる一定厚さの連結部材を
配設して全体を一体９− 的に形成して所定の標識用レンズ板体とし、このレンズ
板体の一方の面の全面に、内面側からの光を反射する内
面光反射部材を装着し、前記レンズ板体の一端部に光源
を配設するとともに、これに対向する他端部全体には当
該光源に対向して光反射部材を固着装備し、前記レンズ
部材の内の一部に光電素子を設け、この光電素子の出力
レベルの大小によって前記光源を点灯もしくは消煙せし
める点灯制御回路を設けるという構成を採用したので、
レンズ板体および内面光反射部材の作用により到来先側
に鮮明に光を反射することができ、従って当該標識の点
灯前に運転手は標識の存在を遠方から認識することがで
き、自動車が近づいてヘッドライトの照度がある一定レ
ベルに達すると標識が点灯するように構成することがで
き、従って標識の点灯が必要な場合のみに限定されるこ
とから大幅な省エネルギ化を図り得るという従来にない
優れた点灯標識装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る点灯標識装置のレンズ板１０− 体を示す一部切り欠いた平面図、第２図は第１図のｎ−
ｎ線に沿った断面図、第３図は第２図のレンズ部材の拡
大断面図およびその機能説明図、第４図はレンズ部材の
他の例を示す平面図、第５図は第４図のＶ−Ｖ線に沿っ
た断面図、第６図はレンズ部材の他の例を示す平面図、
第７図は第６図の■−■線に沿った断面図、第８図は本
実施例の一部を示す概略平面図、第９図は第８図のレン
ズ部材の拡大断面図、第１０図はレンズ部材の光集束状
況を示す説明図、第１１図ないし第１３図は各々光反射
装置の光反射状況を示す説明図、第１４図は同使用状態
の一例を示す一部切り欠いた平面図である。 １−−−−−−−レンズ部材、２−ｍ−−−・・レンズ
板体、４−−−−−−光源、５，６．７−−−−−−−
光反射部材、１１−−−−一光電素子、１２−−−−−
一点灯制御装置。 １１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、透明もしくは半透明部材からなり且つ断面が円
   形状をなす適当な大きさの複数のレンズ部材を設け、こ
   れら各レンズ部材の相互間に当該レンズ部材と同一材質
   からなる一定厚さの連結部材を配設するとともに全体を
   一体的に形成して所定の標識用レンズ板体とし、このレ
   ンズ板体の一方の面の全面に、内面側からの光を反射す
   る内面光反射部材を装着し、 前記レンズ板体の一端部に光源を配設するとともに、こ
   れに対向する他端郡全体には当該光源に対向して光反射
   部材を固着装備し、 前記レンズ部材の内の一部に光電素子を設け、この光電
   素子の出力レベルの大小によって前記光源を点灯もしく
   は清澄せしめる点灯制御回路を設けたことを特徴とする
   点灯標識装置。