JPS60120928A - あわびの養殖装置 - Google Patents

あわびの養殖装置

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JPS60120928A
JPS60120928A JP59225627A JP22562784A JPS60120928A JP S60120928 A JPS60120928 A JP S60120928A JP 59225627 A JP59225627 A JP 59225627A JP 22562784 A JP22562784 A JP 22562784A JP S60120928 A JPS60120928 A JP S60120928A
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K61/00Culture of aquatic animals
    • A01K61/50Culture of aquatic animals of shellfish
    • A01K61/54Culture of aquatic animals of shellfish of bivalves, e.g. oysters or mussels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Animal Husbandry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、あわび[軟体動物門、l(足類綱、ハリオチ
ド科(1−jaliotidae ) ]と、貝[腹足
類綱、ストロンブス属(S trombus ) 、 
< ローd−りV) m、カロニア属(Charoni
a ) 、そのfu! ]及び新熱帯地区チリ亜区(C
1+1lean) EローE (1−Oeo > 1[
コンコレパス類(Concholepas) 、 =+
ン−ルパス(Concholepas) ]を非限定的
に含むその他の軟体動物門腹足類綱と、うに[軸支動物
門、うに綱、シダロー1’デア目(C1daroide
a ) ]と、経済上及び科学上重要なその他の海中及
び水中運動型成牛動物の養殖に関わるものである。
発明の背明 −1−記の海生動物の中でもあわびが商業上屋も重要な
ものであるから、本発明は、これに限定するものではな
いが、特にあわびの養殖に関して記載することにした。
各種のあわび及びその他の食用具は、自然のままでは、
食肉動物に食べられたり、海水汚染によって汚染された
り、あるいは商業的またはスポーツ的目的で採取されて
急速に枯渇しつつあり、世界の需要を満たすのに十分な
貝類の供給源とはもはやなり得ない所まで来ている。食
用あわびの肉は、この10年間で7倍にも値上りしてい
る。
あわびの生活環は、普通、雌による海水中への排卵及び
これに続<〃[精子による受精を含む産卵過程から始ま
る。養殖業での産卵を商業的に成功させだのは、日本と
米国である。
あわびの受精卵の直径は約150ミクロンであるが、こ
の受精卵は始めの24乃至36時間で数段階に亘る発育
を遂げた後、畔化して自由に泳ぎ回る幼生となる。これ
らの幼生には釘止時には保護殻はないが、約6時間以内
に最初の殻が発生する。幼生の遊泳能力は内盤によって
与えられる。なお、この内盤には多数の毛状繊毛が含ま
れていて、これを素早く打ちつけて海中を進む。この幼
生段階中、主要栄養源は当該幼生の胴体内にまだ含まれ
たままの卵黄から与えられるものと考えられる。
制御状態で約4日間に亘り、場合によってはそれ以上の
期間で、幼生は、大抵、足の成長を含めて生理的にも形
態的にも発育し、その後定住と変態に適した表面を探し
始める。この足によって硬い表面上を這うことができる
ようになり、適当な表面を見つりると、その表面に付着
し1面盤を喪失し、その後幼生から初期成体へと変態し
始める。
この変態過程には多数の複雑な生理的並びに形態的変化
が含まれ、これに数日を要する。幼生は、釘止時の最大
寸法が約150ミクロンであるが、自由に泳ぎ回れる4
日間を過ぎると約250ミクロンにまで成長する。
遊泳中の幼生は、−F記のように約4日間で発生づる定
住に先立つ発育段階に達すると、定住に適した基体を探
し始める。適当な表面を感知すると、幼生はそこに定住
して、遊泳動物から表面を這う動物に変態し、その後多
数の変態を行って初期成体機構を形成し且つ積極的な食
行為を開始する。
本願の目的とする所は、あわび幼生の定住及び変態の最
適化法並びに若い定住動物の胸中養殖環境にお(Jる生
存及び急成長の最適化法を提供することである。
実際、幼生は、変態能力を備えた場合、一時的に遊泳機
構の作動を停止して定住に適した表面を選択し、これに
J:って重力で自らの身体を海底に静かに横たえること
ができる。海底の平面に定住した場合、幼生は発育した
ばかりの足を伸ばして着地した固体基体に自らを付着さ
せようとする。
万一この表面が生物学的に、化学的に、あるいは物理的
に不適当なものであることが判ると、その幼生は再び遊
泳機構を働かせて上方に泳ぎ、水柱に入って上記過程を
繰返す。適切な特性を有する表面を発見すると、幼生は
そこに定住し、その内盤を破棄して匍匍動物となる。養
殖好適条1′1下の基体を探す過程は、普通、鼾化後4
日目に始まる。
しかし、適当な基体条件が得られない場合には、この探
索過程は30日間に及ぶこともある。
定住の直後から始まる60日間という期間は、あわびの
唐傘にとって重大な期間である。定住並びに遊泳動物か
ら這い回る蛇状腹足類に変態するや否や、幼生は、積極
的に、その定住表面上を動き回り月つ食物を摂取し始め
る。始めの3日乃至7日間は、この若い幼生後の動物は
バクテリア、酵母、菌、原生動物類、及び、必要に応じ
て、概ねサイズが5ミクロン以下のその他の微生物を摂
取する。この段階では、あわびの口は小さく、而も大き
い粒子を摂取することができない不確定形状の開口部で
ある。
始めの5日乃至10日間の成長期中、この動物の「1は
急速に大ぎくなり、定住表面を這い回ってそこに生育し
ている粒状食物を削り取る際摂取される5乃至10ミク
ロンの大きさの植物プランクトンを処理できる程のサイ
ズになる。次の60日間もこの若いあわびは急成長し続
けるが、口も構造上成長を遂げ、この期間の終了時には
200ミクロンまたはそれ以上のサイズの粒子を摂取で
きるようになる。
大抵の幼生あわびは、海水環境下では自然養殖であれ人
工養殖であれ、始めの60日を生延びることができない
。これに対し、本発明の養殖装置では、殆んどの幼生あ
わびが死滅すると考えられる上記の重大な60日間の自
然残存率より大幅に残存率を向上させることができるの
みならず、その伯のあわび人工養殖法に比べて幾つかの
改良が加えられている。この種の従来の方法は下記の文
献に記載されている。
1、パあわびの和学と日本に於けるその繁殖″、タカシ
 イノ(日本語の原題は、″あわびとその増殖″である
)。これは、日本水産資源保護協会から、1966年に
発行された「海産物増殖シリーズ」の第2巻に記載され
ている。
2、″あわび″、マサアキ イノウニ著。これは、水産
出版(マリーン プリンティング)から、1976年に
発行された[海産物養殖データブック」の第1巻に収め
られている。
3、′あわび、バリオチイス ンレンセニ(Halio
tis 3orenseni)の早期成長と、幼生あわ
びの成長及び定住結果に対する温度の影響とに関する実
験観察゛′、これは、デイライト エル・ライドン(1
)avid l−、Leighton )が、「フイツ
シャリイ プレティン(水産公報)」の1972年第2
号第70巻に発表したものである。
発明の要約 本発明は、あわび養殖において、重大な定住・変態過程
の全期間及び初期成体あわびの初期成長期間中養殖構内
で養殖するようにした養殖装置を提供することを目的と
するものである。本発明の装置には、養殖槽内にあわび
が定住できる表面を配設することと、幼生あわびの定住
・変態を誘導し目つその結果生れる匍伺動物に食物を提
供できるよう表面を事前に調整することと、まだ遊泳段
階にある幼生あわびを事前調整表面を備えた槽の中に案
内することと、廃棄物を除去できるよう構内に海水を制
御式に循環させることと、所要食物を供給し且つ槽内の
有害成分の増加及びその条件を制御できるよう槽内の生
物学的バランスを制御することが含まれる。
もう少し具体的な意味では、本発明は下記の重要な工程
または条件から成るものであると要約することができる
。即ち、 1、あわびの定住・養殖に使用される構内に入念に調整
した適当な定住表面を完全潜水状態で配設する工程。
2、あわびの定住・養殖に使用される槽内を好ましい生
態学的環境に整備する工程。
3、幼生あわびを養殖槽に時間・空間的にプログラム化
した状態で案内する工程。
4、排泄物やその他の懸濁状及び溶解状廃棄物、死骸、
及び当該養殖槽から出るその他の好ましくない破片を除
去する工程。
5、水質の入念な制御。
6、初期成体あわび用の汚染されていない適当な食物を
養殖槽内に種々な時期に供給する工程。
7、光合成を利用して良質の水の生成並びに食物の成長
を実施する工程。
あわびの変態・養殖過程に関するこれらの各面について
は添付図面を参照して以下に説明する。
3、発明の詳細な説明 本発明の海水養殖装置は比較的純粋な海水を収容した密
閉体の中で実施されるものであり、ここでは本発明の説
明の都合上、図面に図示した具体的な養殖槽について説
明することにする。この具体的養殖槽に関しては、本発
明の発明者が1978年8月23日付で出願した同時係
属出願箱935.872Qにおいてより詳細に記載並び
に請求しである。
図示の装置は1つの槽10から成り、これには、側壁1
1.12と、端壁13,14と、下方頂点17まで傾斜
してV字形槽底部を形成している底部部材15及び16
とが具備されている。槽内には垂直方向に平行に離間し
た状態で複数の格子薄板18を吊設しであるが、これは
、水面19の下方数インチの地点から底部部材15及び
16の上方約手インチ(1,27cm )の地点まで伸
長している。この格子部材は平滑プラスチック、例えば
、ポリエチレン、ポリスチレン、AF3S及びポリ塩化
ビニルなどから作るのが好ましく、また、第3図に最も
明瞭に示しであるように、その中を水が自由に流過てき
るように両側が開いている複数の区画室20を備えてい
ると共に、大表面積と多数の隅部を有するものにしであ
る。これらの潜水区画室を設(プたことにより、槽内で
は、前述の幼生あわびのための概ね水平且つ滑らかな広
い定住、養殖表面と、幼生あわびが自、ら身を置く複数
の隅部と、植物を付着並びにその上で生長さu′にれを
食用植物としたり光合成を行えるようにするのに十分な
表面積とが得られるようになった。これらの区画室及び
表面は水面より下方に潜水させであるから、他のあわび
養殖装置で深刻な問題となっている幼生あわびの槽外へ
の這い出しを防ぐのに適している。
本発明の装置の後述の説明から明らかなJ:うに、槽内
で水を活発に循環させることは下記の目的を達成する上
で重要である。即ち、(1〉、耕泄物や死骸の蓄積、並
びに食物及びその他の破片の蓄積を最小限に抑えること
と、(2〉、溶解状及び懸濁状廃棄物をあわびから除去
することと、(3)、植物栄養分を光合成用植物プラン
クトンに供給することど、(4)、あわびに食物を供給
すること、である。このため、槽底部の頂部17に沿っ
て曲線状樋21を配設すると共に、一連の気泡管22,
23,24.25及び26で、槽内の水体に空気を送入
して泡立たμる気泡賛同を形成し、その結果水を移動で
きるようにしである。これらの気泡管の1本だけまたは
複数本を組み合せて利用し、空気をこの中に周期的に給
入及び噴出させると、水は槽内を活発に循環する。また
、水は、それぞれ給水口36及び排水口37からポンプ
装置(図示せず)で給排水されて槽内を流れるようにな
っている。
格子構造を第3図に拡大斜面図の形で示しであるが、こ
れを用いると、上記水撹拌運動期間中、水をあわびが、
定住・匍匍徘徊する格子薄板の区画室表面両端間に亘っ
て容易に流すことができる。
従って、アンモニアや二酸化炭素などの溶解廃棄物、固
形排泄物、及び死骸を各幼生舎わびの現場環境から直接
取り除くことができると共に、植物に新鮮な養分を供給
することができる。その上、浮汲食物粒子を槽内各所に
移動させて幼生あわびが直接摂取できるようにすること
もできる。
槽内の水循環を更に改良するには、■字形のそらせ板2
7を両端板12と14の間の検線方向中心線上に設け、
且つこれを、気泡によって生じた水の流れを偏向できる
よう水・空気界面を貫通した構成にするとよい。また、
そらせ板27内にタイ・ロッド28を収納して両端板1
3.14間に連結構造を形成するとよい。
多数の照明器具30を槽の垂直平面上に即ち水面下に配
設し、その各々に、槽頂部から底部まで縦方向に伸長し
旧つ平行に離隔された複数の螢光燈を具備しであるが、
これは後述の目的を達成するIこめである。図中には照
明器具をほんの数個しか示していないが、実際には、′
これらの器具°は上記方法で槽全体に亘り装備されるも
のであることは容易に理解できる所である。照明器具の
1例を第4図に斜面図の形で示しである。この照明器具
には、螢光ff132の他に、相カ連結式の上方及び下
り管形支持部材40及び42と、所要のワイヤ48を収
納する管部材41と、可撓連結ケーブル49ど、適当な
回路(図示せず)に接続するための連結器50が具備さ
れている。
養殖槽の設計並びにその詳細な機能は、既出の同時係属
出願第935,872号に詳述しである。
本発明の第1工程は、図示の養殖槽では格子薄板18で
構成されている定住表面を配設することである。あわび
の自然の生息環境の研究によれば、定住段階では幼生あ
わびは住む環境の選択に関し非常にうるさいことが明ら
かである。定住の際あわびが選ぶ海底表面の性質を調査
した所、自生バクテリア、酵母、菌、小珪藻植物、アメ
ーバ状で繊毛のあるコアノフラゲレート(CI+oan
oNage−11ates) 、及びその他の有柄原生
動物類のうらの1種または2種以上の微生物群接体があ
ることが判明した。また、多分、杖イズが1乃至5ミク
ロンの範囲内であるその他の微生物は、細胞が約10乃
至50ミクロンの範囲で離間された状態で平滑な水平面
一1.に散在された場合、定住と変態を誘発すると其に
、細部動物としての始めの10〜20日間、幼生あわび
の食物となる。海中養殖環境下においで定住表面上のこ
れらの微生物群棲密度を大幅に高くすると、定住誘発効
果はあるが、幼生あわびの死亡率が高くなる。反対に、
微生物群棲密度を大幅【こ低くすると、定住と変態は達
成されるが、餓死を生じることにもなる。定住を誘導し
且つ定(t I、ようとする動物に適した食物にするに
は、微生物のサイズは約5ミクロンより大きくないもの
でなければならず、望ましくは、約2乃至3ミクロンで
あるのがよい。
定住過程と変態にとってもう1つ重要なことが判明して
いるが、それは、萌に定住したあわびの潜水表面上の跡
を利用すると、定住と変態が誘発され、而も生存率が高
いという事実である。定住幼生あわびがあわび先住痕跡
を好む理由としては種々考えられる。この先住痕跡には
、蛋白質とムコ多糖類の一群か、フェロモン特性、並び
に定住、変態、その後の生命を誘導または助長する生物
活動のその伯の選択要因を備えたその他の化合物のいず
れか一方または双方が含まれていると考えられる。その
上、あわびが表面を通過した後には、上記の新たに定住
する幼生あわびの需要を満たずことのできる適正密度の
所要微生物の残留物が残されている。
このようなわ【プで、養殖槽内の定住表面は、ろ過海水
を暗視状態または緩和照明状態下で約10日間槽内に流
し込むことによって幼生あわびの導入に先立って調整す
るようにしである。海水は海面またはその近傍から汲み
出づことができ、首通、20乃至40フイート(50,
8乃至101.6cm)の深さの所から汲み出す。虫や
その他の食肉動物、バクテリア、植物プランクトン、そ
の他の生物の卵や幼生及び破片などを含む異質生物の侵
入を出来るだけ抑えるため、始めに、水を砂ろ過器でろ
過し、次に珪藻土またはその他のタイプの精細ろ過器で
ろ過して、約30ミクロン望ましくは10ミクロン珍1
のサイズの粒子を総て除去する。同時に、約5ミクロン
またはそれ以下のサイズの生物を排除しないようにする
ことが大切である。なぜなら、このサイズ範囲に属する
原生動物類やバクテリアは槽内で生物群接体に不可欠な
るものであるからである。次に、この水を高エネルギー
紫外線殺菌装置Q内に流してバクテリア数を100セル
/ mQまたはそれ以下まで減少させる。なお、この数
字は海♀線の近くの海水で検出される数字より1桁また
、ま2桁小さいものと考えられる。槽に給水され且つこ
の中を循環する水の調整期間中の温度は、赤あわび、即
ちバリオチイス ルーフエセント(l−lalioti
s rufescens )に対しては約16℃乃至1
8°Cの範囲に維持し、その他の種類に対しては種々に
変えることができる。約10日間経過後は、定11表面
は、定住性幼生あわびが好反応を示して遊泳幼生から匍
伺動物に変態するのに適した密集度の微生物を有Jるこ
とになる。
我々の実験によれば、バクテリア、酵母、原生動物、及
びその他の微生物を個別に18養し、これらを、幼生あ
わびを入れる前にろ過・殺菌済みの水を容れた沈澱槽に
加えてやると、適正調整表面を得ることが可能であるこ
とが判明したが、この方法より前述の方法が望ましい。
定住用表面を形成する第3の方法では、マリーン ブロ
ス2216(Marine Broth 2216) 
[ミシガン州、デトロイトのディフロ ラボラトリーズ
(Difco Laboratories )の製品]
を尚水1リッ1〜ルに対し0.04乃至0.4グラムの
11;(水媒質として海水槽に添加づるJ:うにづる。
この場合、槽内で水を循環させる必要はないが、既j本
の攪拌は行う必要がある。また、その他の有機媒質を使
用してもよい。約3日経過するど、水は次の2日間槽内
を循環し、表面は定イ1に適した状態となる。
しかし、定住表面を調整する方法としては既述の第1の
方法を用いるのが望ましい。へ 幼生あわび給入の約24時間前に、1種類または2種灯
以上の植物プランクトン、例えば小さい(5乃至10ミ
クロンの長さの)底生珪藻植物やナビキコラ綱などを槽
に添加する。この添加の時期は本方法にとって余り重要
なものではなく、当該工程中であれば、5日早くしても
5日遅くしてもよいしのである。この種の珪藻植物は自
然界ではあわびの生息する場所に広く生存しており、通
常の植物プランクトン培養法を用いて隔離・培養するこ
とができる。珪藻植物添加後約8時間水流・気泡装置の
作動を停止して、これらの珪藻植物が海水槽から出てそ
れらの付着場所である格子小室表面に定イ1できるよう
にする。この段階で添加される珪藻植物は無バクテリア
乃至概ね無バクテリア条件下で培養するか、あるいは槽
内導入に先立って適当な処理を施して、バクテリア数を
低くすると共にバクテリアの種類数を最小限に抑えたも
のにすることが肝要である。それは、この段階では発病
性バクテリアまたは有毒菌を入れないように注意しな(
プればならないからである。また、この第1珪藻植物添
加用に選ばれる珪藻植物は幼生あわびが摂取Jるのに」
−分生さい(約10ミクロンまたはそれ以下)ものを選
ぶことも重要である。
光エネルギーと養分を与えて珪藻植物を最適生長並びに
再生させる。これらの条件によって極めて重要な光合成
作用が支持並びに助長されることになるが、これについ
ては後で詳述する。
上記のように、選択秤類の培養珪藻柄物をあわび定住の
直前または直後に調整式に添加するようにしたため、野
性の珪藻植物を一組にして幼生あわび導入に先立って定
住表面上で成長させるようにした養殖法に比べて、幼生
あわびの初期生残率を高ダ)る上で大きな利点が1qら
れるようになった。
第1の利点は、使南可能な食物しか供給しないから、表
面面積及び植物養分を、すぐに消費される筈のない食物
を生長させるのに浪費しなくて済むことである。第2は
、非調整状態で即ち自然状態下では、未摂取の大きい珪
藻植物種の中には好ましい珪藻植物を排除してしばしば
稠密マツ1〜を形成する傾向を有するものがあり、この
マツ1〜は幼生あわびの移動能力を抑止するという悪影
響を与えるのみらず、虫及びイの仙の幼生あわびを食べ
る動物の繁殖を促進する絶好の基体どなるものである。
つまり、本方法にはこのような欠点を解消することがで
きるという利点がある。
幼生あわびは、その匍伺生活の最初の60日間中、ぞの
他の種々な理由で死亡する確率が高い。この甲期高死亡
率の原因としては、遺伝、バクテリア、定住表面の質、
該表面上の生物群接体の性質、水質、並びに食物の聞及
び質の総てを挙げることができる。本発明の装置は、こ
れら総ての原因の最適制御を達成できるように開発され
たものである。
この高死亡率の低下を助けるために我々は幾つかの方法
を発見したが、そのうちの1つでは、一群の幼生あわび
を養TJ′Ii槽に約1週間間隔で順序よく連続的に供
給するようにしている。出来れば、幼生あわびの連続付
加は1力月またはそれ以上の期間に亘って行うのが理想
的であるが、現実的な意味で、我々は週単位でのあわび
の導入を選択している。上記の理由により、海水媒質に
最初に導入される幼生あわびの定住・生存率は、後で加
えられる幼生あわびの生存率より低くなるのが普通であ
る。第1導入幼生あわびのうちの一部は、定住し、生き
残り、そして定住表面上のバクテリア、原生動物類、植
物ブランク1〜ン、及びその他の微生物を摂取し始め、
而もこのような行動を行う際その痕跡を残して行く。既
述のように、これらの痕跡はその後で補給される幼生あ
わびの好ましい定住表面を形成するものであり、且つ第
2回目以降に補給される幼生あわびの生存率が第1回目
より高くなる理由の1つでもある。
また、他の槽内で増殖さぜたあゎびを第1幼生あわび群
の供給より数日前に定住槽に導入することも可能である
。殻の長さが50mの動物を使用して定住表面を予調整
できること、並びに導入あわびの痕跡が優れた定住表面
になることが既に判明している。あわび多重導入手順が
より好ましいbのであるか、場合によっては、約2乃至
10mmのりイズ範囲のあわびを使用して定イ1表面上
の食物摂取並びに該表面の調整を行わゼたこともある。
第1回目に檜に加えたあわび群の大部分はすぐ死に、そ
の死骸は海生バクテリア汚染の基体と(2る。なお、汚
染バクテリアの一部は、それ自体、既に供給されている
幼生あわびのみならず2回目以降に補給される幼生あわ
びにとっても致命的なものである。我々の観察した所で
は、時々、第1あわび導入の後にバクテリアが爆発的に
繁殖することがある。このような場合、この第1導入あ
わびの死骸から発生したバクテリアは残存あわびを感染
させて、大部分とは言わないまでも、その多くを殺して
しまうことがある。しかし、繊毛虫や原生動物類などの
ようなバクテリアを食べる微生物が存在する場合は、該
微生物はバクテリアの爆発的繁殖に伴って数を増して別
種の食バクテリア環堤を形成するから、結果として、バ
クテリア数を低レベルに維持する適正生物学的緩衝装置
が形成されることになる。従って、この生態学的に平衡
な即ち緩衝された装置では、結果として生じるバクテリ
ア数レベルを許容限度範囲内に制御することににって、
幼生あわびの別集団の導入及びその後の幼生あわびの死
骸の処理を行うことができる。幼生あわびの早期生存に
とって異種数のバクテリア制御用微生物の存在が重要な
要因であることが判明した。原生動物類などのようなこ
の種の生物は、通常の方法を用いて個別に隔離・培養J
−ることのできるものであり、且つこれは幼生あわびと
同時かまたはその直前に給入するか、あるいは槽内で自
刃で成長するようにすればよい。水を既述のようにろ過
した場合は、十分な川の食バクテリア微生物が存在して
バクテリア数を適正なレベルに維持することができる。
幼生あわび導入毎に、本装置が平衡状態即ち生物学的緩
衝状態を達成するため生存率は向−1して行き、また槽
内の幼生あわびの数は増加し、この増加は、実際の槽容
積、潜水表面面積、及び利用可能な光エネルギーに関し
最大容量点に達するまで続く。この容量は食物取得可能
性及び水質によって限定される。この多重定住法を用い
ると、幼生あわびの全部を一度に導入したと仮定した場
合に比べてはるかに高い生存率と繁殖密度が得られるの
みならず、各槽内に定住する数秒類の異なる卵から釘止
する動物(あわび)もあるためあわびの繁殖をより安定
したものにすることができる。
これは、卵が違えば、成長率、健康状態、及び遺伝学的
性質が異なることから考えて重要なことであり、従って
、このようにして多数の海中養殖槽におけるあわびの数
をより確実に均一化することができる。
本発明の実施に際しては、卵の1化及び幼生あわびの養
殖は、定住用に使用するのと同じ槽及び海水槽内ではな
くて、既出の同時係属出願に記載されているように、個
別の槽及び海水槽内で行うのが望ましい。但し、変態並
びに成体あわびの初期養殖用に使用される本明細書に記
載の槽及び海水槽内で卵の順化並びに幼生あわびの養殖
を行うことも可能である。更に、幼生あわびは本明細書
中に記載の養殖段階よりも早い段階で養殖過程に案内す
ることも可能であり、この場合、該幼生は、遊泳動物か
ら匍伺動物に変態する準備が整うまで養殖槽内で自由に
泳ぎ回り続けることになる。しかし、町化作業と幼生養
殖作業は、定住と、変態と、成体初期養殖とを含むこの
過程とは別個に実施するのが望ましい。
定住、変態、幼生あわび養殖過程の重要な特徴の1つは
水質である。既述のように、海水の処理は養殖槽への案
内に先立って行う。槽内に入れた海水は、少なくとも定
住期間中及び望ましくはあわび生命の最初の数週間に亘
って概ね同じ方法で処理する。しかし、あわびが定着、
即ち2乃至3週間経ったら、比較的粗いろ過を打つで、
50ミクロン以上のサイズの粒子及び生物を除去りるこ
とができる。但し、本発明で想定した養殖期間全体を通
して、水温を相対的に一定に維持することが重要である
ことに変りはなく、例えば、カリフォルニア赤あわびの
場合は、温度は約16℃乃〒18℃の範囲であるのが望
ましく、数時間以上に頁って20℃を越えることは絶対
にあってはならない。
槽目体内で発生する幾つかの生物学的過程を制御するた
めの処置を取ることもまた重要である。
定住過程で生ぎ残った幼生あわびは急成長し、始めて1
0日間で生物量が8倍に増大することもある。
この期間中、摂取された蛋白質食物の大部分が消化され
てアンモニアや排泄物の形で排出される。
fj1?l!!物内の蛋白質は、大部分、バクテリアに
よって付加アンモニアに急転換される。また、食物及び
排泄物内の炭水化物は新陳代謝によって二酸化炭素に変
り、−死んで行く幼生あわびの組織はバクテリアによっ
てアンモニアと二酸化炭素に変る。
アンモニア、二酸化炭素、及びその他の代謝物質の生成
量は定住直後非常に高くなる。
アンモニアと二酸化炭素は共にあわびにとって有毒であ
る。例えば、我々の観察によれば、アンモニアハ、50
乃至100ppb (Parts per billi
on)の低い濃度範囲であっても、幼生あわびにとって
有害である。その結果、この汚染あわびの11U織は有
害なバクテリアの侵入に対する抵抗力が弱くなり、成長
度も遅くなる。従って、有毒代謝物質の濃度を注意深く
制御することが非常に重要である。
アンモニアに関しては、濃度を50ppb以下に維持す
るのが望ましい。二酸化炭素の濃度は11Hを制御する
ことにより許容可能レベルに制御することかできるが、
このpH値はこのための光合成を行って約7.8以上に
維持するのがよい。更に、他の有毒なあわび代謝物質が
発生することもあるが、それもまた上記光合成によって
制御するどよい。
アンモニア及び二酸化炭素の生成は、少なくともその一
部分が、排泄物、あわびの死骸、及び死んだ植物の組織
のバクテリア分解の結果生じるものであるから、養殖環
境の清潔度を高レベルに維持することが重要である。そ
の上、死亡組織及び排泄物内では発病性バクテリアは急
速に繁殖する。
高い清潔度を維持するため、養殖槽を空気管22゜23
.24.25及び26の1本または2本以上を利用して
給送する空気で周期的且つ正確に攪拌して、固体沈澱廃
棄物を浮湯並びに再浮壽させ、その結果これらを槽内を
流れる水で除去できるようにした。
普通、空気は、管221本の場合は、16分毎に2分間
給入し、管22,23,24.25及び26を個別に使
用する場合はより短い間隔で給入し、これらを組み合せ
て使用する場合は1時間置きに2分間給入する。
このように空気を周期的に分散給入するようにしたこと
により、破片がポケット内に堆積しないようになった。
この破片ポケットは、発病性のバクテリア及び菌を増殖
させる基体、虫及びその他の食肉動物を繁殖させる環境
、有毒代謝物質を生成させる嫌気条件発生環境、及び窒
息の原因となる低M索レベル環境を形成するものである
。少なくとも8時間置ぎに水槽内に水を流して水量を変
えることが望ましい。槽内の水を周期的に交換すること
は重要であるが、連続的に行う必要はなく、我々の案出
した巽柿生物学的環境下では、あわびは長期間に亘って
水交換なしでも生存することができる。
上記の空気攪拌はその伯の目的にも使用できる。
例えば、溶解状及び懸濁状廃棄物を除去したり、酸素の
豊富な水を幼生あわびに供給するのにも使用できる。ま
た食物を槽内に分散させるのにも適しており、光合成に
必要な植物養分を植物の生えている養殖表面に運んだり
、あわびの急速新陳式−(期間中は酸素補給をし、植物
プランクトンの光合成による酸素の過剰生成期間中は酸
素を取除くことによって、酸素の適正レベルを維持する
のにも使用することができる。溶存酸素の濃度は75%
乃至100%の飽和状態であるのがよいことが判明して
いる。
本発明の重要な特徴の1つは、潜水式の養殖表面を使用
したことで、これにより、単位水量当たりの表面面積を
大きくし、(幼生あわびが本能的の保護をめるような)
多数の隅部を形成し、且つ幼生あわびが当該潜水表面上
に定住及び這い回る際その周囲に定常且つ完全な水流を
形成づることができる。これに対して、各種の裂は目を
設(Jた表面を使用した場合には、死亡物質を回収した
り、幼生あわびの這い込みを行わせることはできるが、
十分な量の水を流し込むことができないがら、結果とし
て、この表面は、発病性バクテリア、菌、虫、及びその
伯の食肉動物の繁殖環境を形成することになり、従って
酸素欠乏を生じたり、アンモニア、二酸化炭素、硫化水
素などのような有毒化合物の濃度を高めることになる。
アンモニアや、二酸化炭素(及び、場合によっては、そ
の他の化合物や元素)などのJ:うな有毒代1(物質、
並びに、後述のようなその他の有益物質をより適切に制
御するには、ここで述べる光合成を利用する。光エネル
ギー母が十分に存在すると、底生珪藻植物などの藻類植
物は、アンモニア、二酸化炭素、及び、場合に応じて生
じるその地の化合物や重金属を植物組織に変換させるか
ら、これらを新陳代謝によって食物に変えることにより
これらに潜在する有毒条件を取除いてしまう働きをする
。光エネルギー、植物、及び植物養分が十分得られれば
、アンモニアは50ppb以下に維持でき、海水のII
Hは約7.8以上に保持することができる。
光合成作用はまた、海水をあわび槽に入れる前または入
れた直後に該海水から有毒化学物質を除去する上でも有
用なものである。例えば、海から本あわび養殖槽に吸入
した海水にはアンモニアや二酸化炭素が必要以上に含ま
れていることがあり、その上、重金属、殺虫剤、ポリ塩
化ビフェノール及びその他のハロゲン化化合物、軽脂肪
族及び芳香族炭化水素、及び広範に亘る種々なその伯の
既知及び未知の汚染物質などのj、うなその他の有用化
合物もまた多量に含まれていることがある。この種の有
毒汚染物質は、下水排水I]、1lrlびに、都市廃棄
物、産業廃棄物、及赫農業廃棄物を含むノリ1出流の近
くの海水中で検出されることが多い。光合成中は、この
種の化学物質はアンモニアや二酸化炭素と共に生長中の
植物に吸収さけることしできるし、あるいは別の方法で
除去したりまたは成分を変えてその有毒性を除くが減少
させるようにすることもできる。例えば、ある種の顕微
鏡的植物プランクトンの光合成で代謝物質を生成し、こ
れをキレート化合物どして作用させると共に銅イオンや
その他の金属イオンを遊離してより複穎な構造を生成す
ると、重金属の有毒作用を低減4ることができる。
光合成のもう1つの利点は、植物ブランクi〜ンの化合
物を生成し、これでバクテリア及びその他の有害微生物
の繁殖を制御できることである。藻類植物の光合成で生
成されるこの秤の抗生があり且つ生物学的に活発な代謝
物質は、あわびの生存及び生長を助長するのに適した健
全な環境を形成するのに役立つものと考えられる。
光エネルギーが必要であるのはもちろん、光合成植物に
は」−分な栄養、例えば硝酸塩、燐酸塩、ビタミン、及
び当該光合成植物が使用できる分子状の微量金属が必要
である。特に重要な微量金属はボウ索、コバルト、鉄、
マンガン、及び亜鉛であり、また重要度の高いビタミン
はB12、チアミン、及びビオチンである。特に、ナビ
キュラ(N avicula )のような底生珪藻植物
を使用する場合は、溶解珪素が十分な濃度で存在してい
ないと優れた光合成が発生しない。天然の海水中にはこ
れらの所要植物養分が十分に含まれていることもあるが
、殆んどの場合、海水に植物養分を補給してやらないど
各イオン濃度を所定のレベル、具体的には、槽内の窒素
(硝酸塩の形で存在するのが望ましい)の濃度レベルを
海水1リツトルに付き約5マイクログラム窒素原子以上
のレベルに、燐(望ましくはvAWii >を海水1リ
ツトルに付き約1マイクログラム燐原子以上のレベルに
、そして珪素(望ましくは硅酸)を海水1リツ1〜ルに
付き約5マイクログラム珪素原子以上のレベルに維持で
きないことが判明した。場合によっては、EDTA(分
子濃度10−’)などのキレ−1〜化剤を添加して、植
物プランクトンの成長を効果的に刺激し且つ光合成を促
進するようにするのがよいこともある。これらの養分を
このようす濃度に輔持すると、結果として良質の食物を
生成できることが判明した。植物ブランク1〜ンをこの
ようh条イ′1下で養殖させると、この植物プランクト
ンは高い蛋白質対炭素比を有することになる。
本幼生あわび養殖装置の重要な特徴の1つは、所要の聞
及び種類の良質食物を供給するJ、うにしたことである
。他のあわび養殖法の主な問題点は、食物取(q可能性
が不十分で且つ食物の質が悪く、その結果成長が緩慢で
、あわびの健康状態が悪く、餓死を招くことになるとい
うことである。これに対し、本発明の装置では、適正種
類の食物を外部供給源から数回の付加によって供給する
と共に、光エネルギー、植物養分、及び表面面積のFi
lを最適レベルに維持することによって槽内での自発的
成長か達成されるにうにしである。
既述のように、幼生あわびの初期食物はバクテリア、酵
母、コアノフラゲレートやその他の原生動物類、並びに
始め海水から発生し次に定住表面上で繁殖するタイプの
その他の顕微鏡的植物及び有1幾体のうちの1種類また
は2種類以上のものである。これらの食物の過剰成長が
生じないよう入念4T注意が必要である。しかし、変態
後数日であわびはその容量が大きくなるから、既述のナ
ビキコラ(長さは5乃至10ミクロン)の小型種のよう
なより大きい粒状食物を摂取しな(プればならなくなる
。なお、この種の食物は個別に培養して少なくとも週1
回、時にはより頻繁に補給する。第1幼生あわびの導入
後約10日日からは、より大型のナビキュラ、シリンド
ロチ力(Cyl 1ndrotheca)、フイータク
ヂルム(p 11aedactylum ) 、メロシ
ラ(Mclosira ) 、スケルトネV (S h
e+etonema)、及びグラフ1ヘフエラ(G r
smmatophera )などのようなその他の微小
藻類植物を補給する。この種の珪藻植物及び藻類植物は
、普通、あわびが繁殖する海洋に見られるものであって
、これを通常の方法を用いて隔頗並びに培養する。幼生
あわびはこの種の植物プランクトンを食べる場合は成長
が著しく、またその他の種類の植物プランクトンであっ
ても、その成長段檜で食べるには大きずぎる4Jイズで
ない限り、著しく成長づるということが判った。定住後
の最初の数日が経過したら、即ら5乃至10ミクロンの
粒状食物を供給する期間中は、粒子サイズを徐々に大き
くして行くのがよい。しかし、最初の数週間に亘る成長
期間中は、最適粒子サイズは約30ミクロン以下の範囲
内であることが判明した。幼生あわびの特定の成長段階
で摂取するには大き過ぎる種類の食物は、槽内に存在さ
せてはならない。このようにして補給される上記植物プ
ランクトンは、バクテリアのいない状態か、あるいはバ
クテリアの種類、数及び濃度をできるだけ抑えられるよ
う適当な方法で処理して培養することが重要である。望
ましくは、主として1種または2種以上のナビキコラで
構成し且つその他の種類の珪藻植物や藻類植物を殆んど
含まない現定食のある環境下に幼生あわびを置いてやる
のがよい。
現定食を雇持する方法もまた、本発明の重要な特徴の1
つである。摂取可能で且つあわびの成長に有効な種類の
珪藻植物だけを補給することによって、貴重な養殖用表
面面積、芦殖養分、及び光を価値の低い種類のものに浪
費しないようにした。
更に、望ましくない藻類植物の濃いマットが形成されな
いようにした。それは、この濃いマットが形成されると
、虫その弛の食肉動物の繁殖に好都合で旧つ腐食する破
片の蓄積体と成って効果的透光を陳1トする環境が形成
されるからである。
既述のように、光合成は、海水養殖環境に十分な量の高
品質食物を供給する点のみならず、アンモニア、二酸化
炭素、及びその他の有害化学物質の制御並びに既述の有
益化学物質の生成の点で重要な役割を果づ−0あわびの
食物として使用される各種の植物プランクトンは、その
他の所要養分及び光エネルギーが得られる場合は、アン
モニアを窒素養分として吸収すると共に、二酸化炭素を
炭素養分として吸収する。アンモニア及び二酸化炭素を
素早く吸収してこれらの有害化学物質をE′[容可能な
低レベルに維持するのに加えて、光合成作用によって、
光エネルギーと養分が十分な毎存在する場合は、当該種
類の食物を繁殖させて養殖あわび用に自然発生的に食物
蛋白質、炭水化物、及びビタミンを生成させることがで
きる。
これらの目的の達成に必要な光合成を十分に発生させる
には、養殖槽の外部から養殖環境内に周囲光あるいは超
周囲光を投光した場合でさえ十分どは言えないことが判
明した。海水養殖環境内に高レベルの光を供給すること
は必須のことであり、これは、槽10内に潜水式光源3
0を配設することによって達成する。光源を潜水式にす
ると、照明効率が向上する。なぜなら、1つには水・空
気表面からの反射が無くなるからであり、また1つには
該光源を養殖用植物の近傍に配設して海水による光の吸
収を最小限に抑えることができるからであ。
る。光源を格子薄板に平行な垂直面上に潜水配置すると
、光エネルギーを槽内により均等に分配することができ
る。なぜなら、大部分の光が隣接格子薄板を通って光源
からより遠い位置にあるその他の格子薄板に到達できる
からである。
更に、木′4A首において重要な役割を果す各種の珪藻
植物及び藻類植物は、約430乃至490ナノメートル
の青範囲を少なくとも約15%含む混合スペーク1ヘル
光線を与えた場合繁殖することも判明した。米国の製造
業者により[ディライト(Day−ligl+t ) 
Jの名で販売されている螢光燈が、市販の電炉では最も
効果的である。我々の実験によれば、この「ディライ1
〜」燈は、一定の電気エネルギー人力に対して、市販さ
れている伯のどの螢光燈よりも植物プランクトン細胞の
分解能力が大きく、而も、この秤の螢光燈のうちで、ア
ンモニア及び二酸化炭素の吸収が最も早(且つ単位時間
当たりの蛋白質の生成量が最も大きいこと判明した。
これは、電気エネルギー人力の1ワツト当たりの肯スペ
クトルで発生される光エネルギー量が大きいためである
と考えられる。
[クール ホワイト(Cool White) Jの名
で販売されているようなその他の市販螢光燈もまた効果
的であるが、上記のものほどではない。
槽全体に亘り出来るだけ光度を均一にするには、光エネ
ルギーを複数の光源から発生さぼるようにするのが最良
である。我々の実験では、槽仝休を通じて10乃至20
0フイート(25,4乃至508cm )燭の範囲の光
度を達成しようとした。もっとも、槽内位置によっては
多少の高低があった。例えば、2000リツトルの槽内
に64個の螢光燈を使用して、植物プランクトンの培養
に使用される約1.6X10” Cm2の表面面積に対
し約1500ワツトの電気エネルギー(後に光エネルギ
ーに変換される)を発生した。これは、1000cm2
の表面面積毎に約1ワツトの電気エネルギーが入力され
ることを意味する。この螢光燈を養殖表面の極く近傍に
位置するように潜水配設すると、該力水槽内での光の吸
収を最小限に抑えることができる。
螢光燈をあわびM殖槽内に直接配設りる方法がより好都
合で且つより効率的であることが判明したが、仙の方法
でも同じ光合成効果を達成することができる。例えば、
幼生あわびを一方の槽に入れ、もう1つの別個の槽には
植物プランクトンまl、二は藻類植物のみを入れて光合
成洗浄器として維持するようにすることも可能である。
この場合、水は、始めあわび養殖槽から光合成槽に給送
し、次に再びあわび養殖槽に還流させることになる。
その上、個別光合成槽はあわび養殖槽の上流にあるJ:
うに維持し、該養殖槽は、流入水の有毒化合物を浄化す
ると共に該流入水のその他の条件を調整した後でこれを
養殖槽に給水する初期砂、珪藻土ろ過器の後方に配置す
るのがよい。
この種の外部光合成槽は、あわび養殖用としてここに記
載の潜水式螢光燈(−1き槽と同様に構成することもで
きるし、また光合成用の大小様々の藻類植物及び柄物プ
ランクトンは岩、砂、プラスチック板、プラスチック格
子、またはその他の適当な基体上で生しさせることも可
能である。螢光燈(ま前記あわび養殖槽の場合と同様潜
水式として高効率を達成するようにすることもできるし
、あるいは高架式その伯の方式で取イ」けることもでき
る。
しかし、我々の実験では、光源を直接あわび養殖槽内に
潜水配設する方法が他の方法J、り好伸[]っ効率的で
あると判明したので、これを望ましい方法であると主張
する所以である。但し、これに限定するものではない。
また、カリフォルニア ケルプ(マクロシステス ビフ
Jリア(M acrocys−Ns pyferia 
) 、またはエグレギア(E (Ire(Jia)の数
種)などのマクロ藻類植物を信用しC光合成を行わせる
ことができる。但し、この種の大型クルプは、あわび養
殖槽内では初期60日間は食物どしては望ましいもので
はない。
本発明の装置の性質から言って、養殖槽内では、排泄物
、死亡動物、及び植物組織がバクテリアによって分解さ
れて二酸化炭素及びアンモニアを生成する作用と、これ
らの廃棄物が幼生あわびの新陳代謝によって付加される
作用と、アンモニア、二酸化炭素、及びその仙の有毒化
合物の11!瓜に対して光合成によって相殺効果か生じ
ることと、光合成によって食物及び有益な化合物が生成
されることが連続的に発生するから、水の循環及び衛生
管理を入念に制御する必要がある。既述のように、槽内
の水を16分毎に2分間空気で攪拌して交番式循環パタ
ーンを生じさせ、これで固体廃棄物を浮瀝及び再浮瀞さ
せると、槽内を流過する水によってこれらの廃棄物を除
去することができる。更に、破片ポケットが生じた場合
は、手操作による洗浄を周期的に実施しなければならな
い。槽構造並びに水循環パターンは破片ポケットの蓄積
を防止できるようなものでなければならない。なぜなら
、破片ボケツ1〜の蓄積は、結果として多数の有害バク
テリア及びバクテリア作用で生じる有毒代謝物質の発生
源となったり、虫その他の食肉動物を保護したり、酸素
欠乏を促進したり、その他の方法(・健全な環境を損う
可能性があるからである。この攪拌は毎日24時間ベー
スで実施する。
本発明の具体的実施例 本願に記載の装置は、その適用性が図示の形状を有する
特定の養殖槽及び定住表面に限定されるーしのではない
が、ここでは、本発明の具体的実施例を図示の槽及びそ
の補助装置に関して十分に説明することに覆る。本装置
の説明はまたあわびに限定されるものでない。なぜなら
、その他の運動型底生動物もまたこの装置を用いて養殖
することができるからである。水平表面面積が約400
,0000m3の2 、000リツトル(l槽、即ち、
長さ約240cm 、幅118CIIlで、中央頂点部
の深さが100cmの傾斜状底部を有する長方形槽を使
用する場合には、この槽には、第3図に参照番号18で
弘しであるタイプの、横方向に離間され且つ縦方向に伸
長している約60の格子構造を具備するのがよい。この
場合、各格子小室のサイズは約1.25cmになる。
これらの格子板は槽内に完全潜水式に配設する。
この形状の槽を使用すると、本発明の望ましい実施例は
次のようなものになる。
1、海水を砂ろ過器及び珪藻土ろ過器内を流過させて、
該海水から10ミク[1ンまたはそれ以−にのサイズの
粒状物を大部分除去する。次に、この水を高エネルギー
紫外線殺菌装置を通過さIて、バクテリア数を海洋で時
々検出されるレベルの約2桁分減少さける。許容可能な
バクテリア数は、約10OL’ル/m9.である。この
ような性質の水を約16°O乃至18℃の範囲の温度に
制御した上で、毎分4Qの割合で約10日間連続的に構
内に流して、表面上に、特に格子小苗の水平面上に、海
生バクテリア、酵C]、コアノフラゲレート、原生動物
類、及び小珪藻植物から成る、平均細胞間隔が10乃至
50ミクロンの微生物群接体を形成させる。
2、幼生あわび導入の前日に、各種のナビキュラのよう
な1種または2種以上の小珪藻植物を槽内に付加して格
子薄板水平面上に定住させる。この時の珪藻植物の付加
細胞数は2x10nである。
珪藻植物の数をこの数にした場合、細胞間間隔は平均約
50ミクロンになる。これらの珪藻植物は事前に無バク
テリア条件下で増殖させるか、あるいはバクテリア数を
低減させるような処理を施した後で、定イ4槽に付加す
ることが重要である。
3、珪藻植物及びその他の食物の付加中及び何カ10麦
、nつ定住以前及び定住以後、7前記各種養分を充分な
損、即ち光合成を確実に達成し、多量の高品質食物の生
長を促進し、且つ水質を確実に適正化するのに充分な量
槽内に付加する。
4.10日間に亘る制御期間後、幼生あわびを、各々が
約100,000個から成る群を4群または5群以上、
週間隔で槽内に導入する。
5、所要の光合成を維持して、二酸化炭素及びアンモニ
アを本願に記載のレベル以下に制御し、その他の発生可
能な毒物の濃度を制御し、抗生化合物及びその他の有益
な化合物を生成させ、dつ定住動物用食物を培養できる
よう、螢光燈によって光に変換される約1,500ワツ
トの入力電気エネルギーを光源30を用いて供給する。
潜水式光源は1日約18時間付勢し、1日6旧間を消勢
時間どり−ると、植物が順調に生長する。
6、光合成に加えて良好な衛生状態を1[持するように
したが、これは空気を槽内に1日中周期的に循環さゼて
達成する、つまりI El中間欠空気流を槽内の交互位
置に形成して達成する。この空気流はまた酸素レベルを
飽和状態にまたはそのずぐ下のレベルに制御する働きも
づる。水は8時間首きに約1回入れ替える割合で槽内に
連続的に給入する、つまり上記サイズの槽では毎分的4
Qの割合で給水する。幼生あわび定住後に槽内に給入す
る水はろ過を施して少なくとも50ミクロン以上の粒状
物及び有機体を除去する。槽内の水温は比較的一定の温
度、望ましくは約16°C乃至18℃の範囲に維持づ−
る。
7、小ナビキコラ珪藻植物の初期給入時から約10日紅
過後、その他の珪藻植物を′152乃至3回給入する。
これらの珪藻植物もまたバクテリア制御条件下で培養す
る必要がある。
このような条件下で、各々がioo、oooの幼生あわ
びから成る群を5群週単位間隔で導入づると、最終導入
から60日後には槽当たりso、ooo乃至200゜0
00の健康な初期成体あわびの誕生を期待できる。
幼生あわびの導入数は500,00.0 (各群がio
o、o’o。
で合it 5群導入)であるから、これは10乃至40
%の生存率を意味する。なお、この生存率は、自然環境
で育つ場合に比べて、多分、何桁も優れたものであるど
完えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は養殖槽の斜面図であって、図示の都合上、手前
の端部の一部を取り除い−(ある。 第2図は第1図の槽の端面図であっC1手前の端板の第
1図と同じ部分を取り除い−(ある。 第3図は第1図の槽内に懸架される格子構造の一部の拡
大斜面図である。 第4図は潜水可能な照明装嵌の斜面図である。 10・・・水槽 18・・・格子lli造体 20・・
・区画室 21・・・樋 22.23.24.25.2
6・・・気泡管 3o・・・照明器具32・・・蛍光燈
36・・・給水口 37・・・排水[−1特許出願人 モンテリー アバロン ファームズ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自発運動性の海水及び水性深海生物を゛養殖する
    装置であって、 (a)水を保持する水槽とく (b)水槽内で水を循環させる部材と、(C)水槽内に
    取り外し自在に取付けられる少なくとも1つの格子構造
    体であって、開放側部のある複数の小室を形成しその表
    面に動物が定住し、変態し且つ食料を食べることができ
    る格子構造体と、 (d ’)水が前記小室を通じて流れるように水槽内で
    水を循環させる部材と、 (0)前記格子構造体に隣接して前記水槽内に水没し、
    前記小室の開放側部を通じ且つそれらの表面上に超周囲
    光を投射して光合成及び前記表面、Eの微生物群接体の
    形成を促進する少なくとも1つの光源と、 を含む自発運動性の海水及び水性深海生物を養殖する装
    置。
  2. (2) 前記水槽内の体を循環させる部材が外部の源か
    ら水を受ける給水口と、排水口と、幼生の損失を防ぐた
    めに 100ミクロンのメツシュのスクリーンからなる
    、前記排水口に設けたフィルターと、を含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第(1)項に記載の装置。
  3. (3) 前記水槽が側壁及び端壁並びに水槽の側壁から
    下方へ傾斜して水槽の端部から端部への長手方向の線で
    一緒になる底部で形成されたV字型底部を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の装置。
  4. (4)前記水槽内の水を循環させる前記後者の部材が、
    前記V字型の水槽底部の頂点に沿って延びる空気注入部
    材と、該空気注入部材に空気を導入する部材とを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(3)項に記載のfi
    @。
  5. (5) 前記水槽内の水を循環させる前記後者の部材が
    、前記V字型底部の下部先端に隣接して水槽の縦方向に
    沿って延びる第1の空気注入部材と、水槽の下方頂点と
    側部部材との間で水槽の底部に沿って延びる追加の空気
    注入部材と、前記第1空気注入部材及び前記追加の空気
    注入部材へ選択自Vに月つ制御自在に空気を導入する部
    材とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第(3)項
    に記載の装置。
  6. (6) 自発運動性の海水及び水性深海生物を養殖する
    装置であって、 (a)水を保持する水槽と、 (b)水槽内で水を循環させる部材と、(C)相互に離
    間した関係で月つ完全に水没して水槽内に取り外し自在
    に取付けられる複数の格子構造体であって、各格子構造
    体は、各々が対向側で開放している矩形の小室を形成す
    る4つの偏平面で限定されている複数の小室を形成する
    格子構造体と、 (d)水が前記小室を通じて流れるように水槽内で水を
    循環させる部材と、 (e)前記格子構造体間に取り外し自在に潜水され、前
    記小室の開放側部を通じ且つそれらの表面上に超周囲光
    を投射して光合成及び前記表面上の微生物群接体の形成
    を促進する複数の光源と、 を含む自発運動性の海水及び水性深海生物を養殖する装
    置。
  7. (7) 前記格子構造体が垂直から30°以下の傾斜で
    相互に平行に離間する関係で水槽内に取(jl(Jられ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(6)項に記載の
    装置。
  8. (8) 前記格子構造体が垂直から約5°の傾斜で相互
    に平行に!Ill関する関係で水槽内に取(=J−IT
    Jられることを特徴とする特許請求の範囲第(6)項に
    記載の装置。
  9. (9) 前記格子構造体が水槽の底部の近(から上方へ
    向い、但し水面と直交しないで延びていることを特徴と
    する特許請求の範囲第(0項に記載の装置。
  10. (10) 前記各格子構造体が、底部、側壁、頂壁及び
    構造体を通じて開放している複数の連続矩形小室を形成
    する交差プラスチック板からなることを特徴とする特許
    請求の範囲第0項に記載の装置。
  11. (11) 前記複数の光源の各々が、外周内で複数の螢
    光燈管を支持し且つ電力供給回路に接続するために前記
    複数の螢光燈管から水槽の外部への電気伝導体を担持す
    る水密導管部材を形成する枠を含むことを特徴とする特
    許請求の範囲第(6)項に記載の装置。
  12. (12) 前記潜水された光源への電力がアースなしの
    電源から供給させ、それによって水槽内の海水と照明回
    路の電気伝導との間に危険な電位が存在しないことを特
    徴とする特許請求の範囲第(11)項に記載の装置。
  13. (13) 前記光源から発する光エネルギーの少なくと
    も15%が430乃至490ナノメータの範囲の波長で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第(11)項に記
    載の装置。 倍) 前記照明回路の給電された部分が水槽の水と電気
    接触する場合、前記照明回路を電源から遮断する部材を
    前記照明回路内に含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第(11)項に記載の装置。 (1の 前記回路の給電された部分か水槽の水ど7目気
    接触する場合、警報信号を発する部材を前記照明回路に
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第(11)項に記
    載の装置。 θ■ 前記光源が、約10乃至約500−ノー1〜用の
    範囲の平均照明を前記格子構造イホの表面に9:じるべ
    く寸法され且つ水槽内に取付()られることを特徴とす
    る特R′[請求の範囲第(11)項に記載の装置9゜(
    17) 前記光源が、少なくとも約2007−1〜燭の
    平均照明を前記゛格子構造体の表面に生じるべく寸法さ
    れ且つ水槽内に取付けられることを特徴とする特許請求
    の範囲第(16)項に記載の装置。
JP59225627A 1978-10-30 1984-10-26 あわびの養殖装置 Granted JPS60120928A (ja)

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