JPS60119403A - ストリツプの形状検出器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はストリップの形状検出器に関するものである。

ストリップの形状は製品品質上非常に重要であり、製造
中特に冷間圧延中に形状を測定することは一般化されて
きた。

この形状検出器には、接触式と非接触式とがある。接触
式の主なものとしては中空多分割ロール式があり、非接
触式の主なものとしては透磁率式、流体噴出式１弾性振
動式、棒状光源式などがあるが、いずれも非常に高価で
ある。またステンレス鋼の圧延等に適用しようとすれば
、ステンレス鋼の導電率が小さいので接触式を使用する
のが通常である。ところが、接触式の中空多分割ロール
式を使用すると、スリップが発生しストリップ表面を疵
つけることさえある。

本発明は非常に安価で且つ形状測定の機能を充分に持つ
ストリップの形状検出器を提供しようとするものである
。

第１図乃至第３図に基づいてこの発明にかかるストリッ
プの形状検出器の一実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明に係る形状検出器を圧延ラインに組込ん
だ側面概略図である。

２ａはリワインダ、２ｂはワインダ、６ａ、６ｂはデフ
レフクロール、３ａ、３ｂは圧延機、１４はアキュムレ
ータである。１はストリップで、デフレフクロール５ａ
、５ｂ、圧延機３ａ、３ｂ、アキュムレータ１４を介し
てリワインダ２ａ。

ワインダ２ｂ間に渡されている。５はストリップ１の下
側に配置した形状検出器である。なお、必要に応じ該形
状検出器５の前後両側に当たるストリップ１の上側には
押さえロール４ａ、４ｂが配置されている。７は形状検
出器５を上下動させる昇降用シリンダ、８は押さえロー
ル４ａ、４ｂを上下動させる上下用シリンダである。

ストリップ１はリワインダ２ａより巻き戻され、圧延機
３ａ、３ｂにより所定の板圧迄圧延されワインダ２ｂに
巻取られる。ここで圧延中の形状を測定しながら、この
結果を計算機１２を介して圧延１１３ａ、３ｂにフィー
ドバックしていくことが一般的な形状制御である。

しかしながら前述した如く、走間にて形状を測定するた
めの形状検出器は非常に高価であり、また接触式の場合
はストリップ表面にスリップ疵を発生することがあり、
歩留ダウンへと繁がる。

本発明は形状検出器５の近傍のストリップ１を停止して
測定するので、接触式であってもストリップの発生は全
くない。また第１図に示す如く、ライン内にアキュムレ
ータ１４があるときには、ライン停止が不要となり、停
止によって発生ずるストップマーク疵も発生させずに測
定可能となる第２図は形状検出器の拡大図で、下行した
押さえロール４ａ、４．ｂにより昇降用シリンダ７にて
上昇した形状検出器５に巻付は角Ｃでストリップ１が接
触する。これらの昇降用シリンダ７、及び必要に応じ設
けた上下用シリンダ８ａ、８ｂは、該巻付は角が常にＣ
となるように構成されており、且つ形状検出器５と押さ
えロール４ａ、４ｂの間に位置するストリップ１が略直
線となるような張力が掛かるようになっている。前記張
力は一般的に、即ち形状検出精度が得られる張力は、ユ
ニット張力≧５　ｋｇ　／　＊：である。また昇降用シ
リンダ７や上下用シリンダ８は昇降した状態で機械的に
ロックすることが望ましい。また昇降装置としてはシリ
ンダ以外のものであっても差支えない。もし、巻付は角
Ｃを一定としない場合は、絶対値として形状を把握する
ことは出来ず、板幅方向の比、即ち傾向のみが得られる
。

第３図及び第４図はこの発明に係る形状検出器の一実施
例を示すもので、第３図は形状検出器の平面図、第４図
は第３図のＡ−Ａ断面図である。

板幅方向に複数個（板幅によって異なるが数が多い程幅
方向の精度は高い。）の接触子９と該接触子９の直下に
それぞれロードセル１０を設けたブロック１１があり、
接触子９を介してロードセル１０に伝達されるストリッ
プ張力による垂直荷重を測定し、その結果を計算機１２
に伝達する。これにより板幅方向の垂直荷重差、即ち張
力差を知ることが出来板幅方向の歪分布として形状測定
を行う。ここで接触子９はブロック１１との間で殆ど摩
擦力を生じることなくスライドするものである。また接
触子９のストリップ１との接触面は曲線の一部たとえば
円弧９楕円カーブ、サインカーブの一部であることが有
効であり、ストリップ１は張力を付与したままで測定す
るものである。

第５図及び第６図はこの発明に係る形状検出器の他の実
施例を示すもので、第５図は第４図相当図、第６図は第
５図の斜視図である。この実施例のものは接触子１３と
して上に凸の曲面板状のものを用いたものであり、この
場合もストリップ１との接触面は曲線の一部であること
が有効である以下に実験例を示ず。５ＵＳ３０４．、板
幅１０３３ｍｍ、板厚１．５１１Ａから０．５鶴迄の圧
延中、形状検出器部のストリップを停止してアキュムレ
ータ１４の減少を開始させる。次に形状検出器部５を上
昇、押えロール８ａ、８ｂを下降させストリップ１を形
状検出器部５の間に巻付は角Ｃを設ける。ストリップ１
に掛かるユニット張力は１０ｋｇ／ｍ７である。この時
のストリップ１の形状を板幅方向の歪差分布で表示する
と第７図のようになる。

歪差Ｏ側がストリップが延びていることを示し、逆に歪
差■側がストリップが延びていないことを示す。第７図
の場合はクォータ部（板幅の１／４の辺り）が延びてい
る。即ちクォータ・バックルとなっている。

以上のように本発明は、簡易的であり検出精度も非常に
良好で且つ、安価なストリップの形状検出器である。

また、本発明は、測定時に停止しておこなうがライン内
外に有効且つ適切なアキュームレータを設置（併用）す
れば実質的にライン停止せずとも測定可能となる形状検
出器である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のひとつで圧延器ラインに組込
んだものである。第２図は形状検出器部の拡大図、第３
図は形状検出器部の平面図、第４図は第３図のＡ−Ａ断
面図である。第５図は本発明の他の実施例、第６図はそ
の斜視図である。第７図は本実施例に基づいて測定した
ストリップの形状表示である。 １　ストリップ ２ａ　リワインダ ２ｂ　ワインダ ３ａ、３ｂ　圧延機 ４ａ、４ｂ　押さえロール ５　形状検出器 ６ａ、６ｂ　デフレフクロール ７　形状検出器昇降用シリンダ ８ａ、８ｂ　押さえロール上下用シリンダ９　接触子 １０　ロードセル １１　ブロック １２　計算機 １３　接触子 １４　アキュムレータ 特許出願人　日新製鋼株式会社 代　理　人　弁理士　古　１）　剛　啓Ｑ） 暖 響　臂

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ストリップ（１）の下側においてストリップ（１）
   の板幅方向に配置した上下位置調整可能なブロック（１
   １）の上面に板幅方向に沿って複数個のロードセル（１
   ０）を配置し、各ロードセル（１０）上にそれぞれ接触
   子（９，１３）を配置し、ブロック（１１）に対し各接
   触子（９，１３）が上下変位可能に構成したことを特徴
   とするストリップの形状検出器。 ２、ストリップ（１）の下側においてストリップ（１）
   の板幅方向に配置した上下位置調整可能なブロック（１
   １）の上面に板幅方向に沿って複数個のロードセル（１
   ０）を配置し、各ロードセル（ｌＯ）上にそれぞれ接触
   子（９，１３）を配置し、ブロック（１１）に対し各接
   触子（９，１３）は上下変位可能に構成し、且つブロッ
   ク（１■）の前後に押さえロール（４ａ、４　ｂ）を設
   けたことを特徴とするストリップの形状検出器。 ３、ストリップ（１）との接触面を円弧の一部とした接
   触子（９，１，３）であることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項または第２項記載のストリップの形状検出器
   。 ４、接触子（１３）が上に凸の曲面板状に形成されてい
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項
   記載のストリップの形状検出器。