JPS6011939B2 - 加硫用薬剤 - Google Patents
加硫用薬剤Info
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- JPS6011939B2 JPS6011939B2 JP52053897A JP5389777A JPS6011939B2 JP S6011939 B2 JPS6011939 B2 JP S6011939B2 JP 52053897 A JP52053897 A JP 52053897A JP 5389777 A JP5389777 A JP 5389777A JP S6011939 B2 JPS6011939 B2 JP S6011939B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L71/00—Compositions of polyethers obtained by reactions forming an ether link in the main chain; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L71/02—Polyalkylene oxides
- C08L71/03—Polyepihalohydrins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/16—Nitrogen-containing compounds
- C08K5/29—Compounds containing one or more carbon-to-nitrogen double bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/37—Thiols
- C08K5/375—Thiols containing six-membered aromatic rings
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な加硫用薬剤に関する。
天然および合成ゴムの多くは通常加硫剤を用いて加硫さ
れ、それぞれの用途に供されていることは周知であり、
それぞれ目的に応じた加硫方法が公知であるが、必ずし
もこれら既知の加硫方法は完全に満足すべきものではな
い。たとえば代表的な塩素含有ェラストマーであるクロ
ロプレンゴムにおいては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム
及び2ーメルカプトィミダゾリンの混合物を用いるとい
う公知方法では、該加硫剤の通常量を使用する場合は、
緊密に加硫したクロロプレンゴムを得るためには150
00以上の比較的高温での加硫操作が不可欠であり、一
方、該加硫剤の使用量を増大すれば、該加硫剤を配合し
たクロロプレンゴムが極めてスコーチし易くなるなどの
欠点がある。本発明の加硫用薬剤は、ビスカテコールー
モノ−サルフアイド、ビスカテコールーポリーサルフア
イド、ビスハイドロキノンーモノーサルフアイド、ビス
ハイドロキノンーポリーサルフアイド、及び上記の各サ
ルフアィドの誘導体類からなる群から選ばれた1種又は
2種以上からなる化合物(aーと、一般式1 〔ここにR,〜R4はそれぞれアルキル基、アリール基
、‐アルアルキル基であり、xは1〜4の正の整数〕で
表わされる化合物{対とからなり、かつ化合物【a)1
重量部当り化合物tb}を0.5〜1の重量部であるこ
とを特徴とするものである。
れ、それぞれの用途に供されていることは周知であり、
それぞれ目的に応じた加硫方法が公知であるが、必ずし
もこれら既知の加硫方法は完全に満足すべきものではな
い。たとえば代表的な塩素含有ェラストマーであるクロ
ロプレンゴムにおいては、酸化亜鉛、酸化マグネシウム
及び2ーメルカプトィミダゾリンの混合物を用いるとい
う公知方法では、該加硫剤の通常量を使用する場合は、
緊密に加硫したクロロプレンゴムを得るためには150
00以上の比較的高温での加硫操作が不可欠であり、一
方、該加硫剤の使用量を増大すれば、該加硫剤を配合し
たクロロプレンゴムが極めてスコーチし易くなるなどの
欠点がある。本発明の加硫用薬剤は、ビスカテコールー
モノ−サルフアイド、ビスカテコールーポリーサルフア
イド、ビスハイドロキノンーモノーサルフアイド、ビス
ハイドロキノンーポリーサルフアイド、及び上記の各サ
ルフアィドの誘導体類からなる群から選ばれた1種又は
2種以上からなる化合物(aーと、一般式1 〔ここにR,〜R4はそれぞれアルキル基、アリール基
、‐アルアルキル基であり、xは1〜4の正の整数〕で
表わされる化合物{対とからなり、かつ化合物【a)1
重量部当り化合物tb}を0.5〜1の重量部であるこ
とを特徴とするものである。
本発明において用いる化合物ta雌、芳香族環上に互い
にオルソ位またはパラ位に位置する2個の水酸基を有す
る水酸基含有芳香族化合物(以下単に水酸基含有芳香族
化合物と云う)残基がモノサルフアィド(一S−)基あ
るいはポリサルフアィド基(一Sx−、ここでxは2〜
4)で互いに結合された構造のものであって、該芳香族
残基には水酸基以外の他の置換基、たとえばC,〜C8
のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、C6〜C
,4のアリール基、アリーレン基、カルボニル基、カー
ボアルコキシ基、およびアミ/基などが適宜置換されて
いてもよい。
にオルソ位またはパラ位に位置する2個の水酸基を有す
る水酸基含有芳香族化合物(以下単に水酸基含有芳香族
化合物と云う)残基がモノサルフアィド(一S−)基あ
るいはポリサルフアィド基(一Sx−、ここでxは2〜
4)で互いに結合された構造のものであって、該芳香族
残基には水酸基以外の他の置換基、たとえばC,〜C8
のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、C6〜C
,4のアリール基、アリーレン基、カルボニル基、カー
ボアルコキシ基、およびアミ/基などが適宜置換されて
いてもよい。
なお、芳香族環上に互にメタ位に位置する2個の水酸基
を有する化合物の残基を有するサルフアィドは、製造面
及び製品の取扱い面であまり好ましくない。
を有する化合物の残基を有するサルフアィドは、製造面
及び製品の取扱い面であまり好ましくない。
化合物‘a}は、上記水酸基含有芳香族化合物たとえば
カテコール、ハイドロキノン等のジヒドロキシベンゼン
類あるいはその譲導体類、1・2一位、1・4一位、2
・3−位、3・4一位等に水酸基を有する多ヒドロキシ
ナフタレン類あるいはその誘導体類、1・2−位、1・
4一位、2・3−位、3・4−位等に水酸基を有する多
ヒドロキシアンスラセン類あるいはその誘導体類の1種
以上と1塩化ィオウまたは2塩化ィオウとを反応せしめ
て得られる。
カテコール、ハイドロキノン等のジヒドロキシベンゼン
類あるいはその譲導体類、1・2一位、1・4一位、2
・3−位、3・4一位等に水酸基を有する多ヒドロキシ
ナフタレン類あるいはその誘導体類、1・2−位、1・
4一位、2・3−位、3・4−位等に水酸基を有する多
ヒドロキシアンスラセン類あるいはその誘導体類の1種
以上と1塩化ィオウまたは2塩化ィオウとを反応せしめ
て得られる。
特に好ましいものは、水酸基含有芳香族化合物が、カテ
コールおよび/またはハイドロキノンと1塩化イオウま
たは2塩化イオウとを反応させて得られるものであって
、カテコ−ル残基および/またはハイドロキノン残基が
モノサルフアイド(一S一)またはジサルフアイド(一
S−S−)で互に結合されたものである。上記本発明の
化合物{a’の製造方法は種々考えられるが本発明にお
ける加稀用薬剤としての化合物‘a}を得るには特に下
記の方法が推奨される。‘al2塩化イオウ1モルに対
し、1.8〜2.2モルの上記水酸基含有芳香族化合物
を有機溶媒中で反応させる方法、および‘b}1塩化ィ
オウ1モルに対し、1.8〜3モルの該水酸基含有芳香
族化合物を有機溶媒中で反応させる方法が例として挙げ
られる。なお、上記{a}および{bーの製造方法にお
ける有機溶媒中での反応は所定の温度で1〜1幼時間蝿
梓反応させるのみで完了する。反応終点は薄層クロマト
グラフィーによる分析などによって判定し得る。反応を
制御するために必要に応じて冷却し、又は反応を促進す
るために必要に応じて加熱し、有機溶媒の還流温度で行
ってもよい。冷却、もしくは加熱して反応させる場合の
反応終点も上記と同様に判定し得る。なお、本発明にお
いて用いる有機溶媒としては、アセトニトリル、ジオキ
サン、ジェチルェーテル、酢酸エチル、THF、メタノ
ール、エタノール、アセトン、プロ/ゞノール、四塩化
炭素、クロロホルム、メチルエチルケトン等の有機溶媒
が用いられる。該有機溶媒の使用量には特に制限はなく
、通常の溶媒反応で使用する量としてよい。
コールおよび/またはハイドロキノンと1塩化イオウま
たは2塩化イオウとを反応させて得られるものであって
、カテコ−ル残基および/またはハイドロキノン残基が
モノサルフアイド(一S一)またはジサルフアイド(一
S−S−)で互に結合されたものである。上記本発明の
化合物{a’の製造方法は種々考えられるが本発明にお
ける加稀用薬剤としての化合物‘a}を得るには特に下
記の方法が推奨される。‘al2塩化イオウ1モルに対
し、1.8〜2.2モルの上記水酸基含有芳香族化合物
を有機溶媒中で反応させる方法、および‘b}1塩化ィ
オウ1モルに対し、1.8〜3モルの該水酸基含有芳香
族化合物を有機溶媒中で反応させる方法が例として挙げ
られる。なお、上記{a}および{bーの製造方法にお
ける有機溶媒中での反応は所定の温度で1〜1幼時間蝿
梓反応させるのみで完了する。反応終点は薄層クロマト
グラフィーによる分析などによって判定し得る。反応を
制御するために必要に応じて冷却し、又は反応を促進す
るために必要に応じて加熱し、有機溶媒の還流温度で行
ってもよい。冷却、もしくは加熱して反応させる場合の
反応終点も上記と同様に判定し得る。なお、本発明にお
いて用いる有機溶媒としては、アセトニトリル、ジオキ
サン、ジェチルェーテル、酢酸エチル、THF、メタノ
ール、エタノール、アセトン、プロ/ゞノール、四塩化
炭素、クロロホルム、メチルエチルケトン等の有機溶媒
が用いられる。該有機溶媒の使用量には特に制限はなく
、通常の溶媒反応で使用する量としてよい。
たとえば塩化イオウ1モル当り100の【〜1000の
【である。上記反応の終了後、有機溶媒を蟹去したあと
残留する物質が本発明の化合物a}たる反応生成物とし
て用いうるものであるが、該反応生成物はさらに精製し
て用いてもよいし、これ以上精製することなくそのま)
化合物【a}として用いてもよい。上記の有機溶媒とし
て特に好ましいものとしてはメタ/ール、エタノール、
ジェチルェーテル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン等
を用い、反応温度として(ii〕においては−1ooo
〜常温、(ili)においては0℃〜80℃の範囲を選
んで得られた反応生成物が挙げられる。本発明において
用いる化合物{b)としては一般式0で示されるチウラ
ムサルフアィドと総称されるものが用いられ、中でも上
記一般式川こおいて、R,〜R4がそれぞれ炭素数5以
下のアルキル基、もしくはR,とR2およびR3とR4
がその末端において連鎖結合し、該置換基2個で1つの
炭素環を形成し、従って結果としてR,一N−R2が含
窒素炭素環を形成し、かつ該炭素環を構成する炭素数が
10以下であるもの、あるいは炭素数8以下のアルアル
キル基もしくはアリール基であって、xが1〜4のもの
が好ましく、テトラメチルチウラムジサルフアイド(T
MTD)、テトラエチルチウラムジサルフアイド(TE
TD)、テトラメチルチウラムモノサルフアイド(TM
TM)、テトラブチルチウラムジサルフアイド(TBT
D)、ジベンタメチレンチウラムテトラサルフアイド(
DPMTT)、ジメチルジフエニルチウラムジサルフア
イド(DMDPTD)、テトラブチルチウラムモノサル
フアイド(TBTM)、テトラブチルチウラムジサルフ
アイド(TBTD)からなる群より選ばれた1種または
2種以上が用いられる。
【である。上記反応の終了後、有機溶媒を蟹去したあと
残留する物質が本発明の化合物a}たる反応生成物とし
て用いうるものであるが、該反応生成物はさらに精製し
て用いてもよいし、これ以上精製することなくそのま)
化合物【a}として用いてもよい。上記の有機溶媒とし
て特に好ましいものとしてはメタ/ール、エタノール、
ジェチルェーテル、酢酸エチル、テトラヒドロフラン等
を用い、反応温度として(ii〕においては−1ooo
〜常温、(ili)においては0℃〜80℃の範囲を選
んで得られた反応生成物が挙げられる。本発明において
用いる化合物{b)としては一般式0で示されるチウラ
ムサルフアィドと総称されるものが用いられ、中でも上
記一般式川こおいて、R,〜R4がそれぞれ炭素数5以
下のアルキル基、もしくはR,とR2およびR3とR4
がその末端において連鎖結合し、該置換基2個で1つの
炭素環を形成し、従って結果としてR,一N−R2が含
窒素炭素環を形成し、かつ該炭素環を構成する炭素数が
10以下であるもの、あるいは炭素数8以下のアルアル
キル基もしくはアリール基であって、xが1〜4のもの
が好ましく、テトラメチルチウラムジサルフアイド(T
MTD)、テトラエチルチウラムジサルフアイド(TE
TD)、テトラメチルチウラムモノサルフアイド(TM
TM)、テトラブチルチウラムジサルフアイド(TBT
D)、ジベンタメチレンチウラムテトラサルフアイド(
DPMTT)、ジメチルジフエニルチウラムジサルフア
イド(DMDPTD)、テトラブチルチウラムモノサル
フアイド(TBTM)、テトラブチルチウラムジサルフ
アイド(TBTD)からなる群より選ばれた1種または
2種以上が用いられる。
而して本発明の加硫用薬剤は、上記化合物【a}と上記
化合物‘a}の1重量部当り0.5〜1の重量部、より
好ましくは1〜5重量部の化合物{bーとの混合物とし
て用いるところに特徴を有するが、かかる混合物を使用
するに当っては化合物{a}および化合物{b}の所用
量を別々に又は同時に加硫を必要とするゴム基材中へ通
常の手段、たとえばロールミル、バンバリーミキサ−な
どを用いて混入、添加せしめてもよいし、化合物蜘と化
合物【b’のそれぞれ所定量をゴム基材中へ添加する以
前にあらかじめ混合せしめておいてから添加してもよい
。
化合物‘a}の1重量部当り0.5〜1の重量部、より
好ましくは1〜5重量部の化合物{bーとの混合物とし
て用いるところに特徴を有するが、かかる混合物を使用
するに当っては化合物{a}および化合物{b}の所用
量を別々に又は同時に加硫を必要とするゴム基材中へ通
常の手段、たとえばロールミル、バンバリーミキサ−な
どを用いて混入、添加せしめてもよいし、化合物蜘と化
合物【b’のそれぞれ所定量をゴム基材中へ添加する以
前にあらかじめ混合せしめておいてから添加してもよい
。
かかる場合の混合方法には何ら制限はなく、乾時混合に
依っても、又は、両成分のいずれか一方もしくは両方を
適当な溶剤に溶解せしめ、溶液状としてから混合しての
ち乾燥して用いてもよい。さらに化合物‘a}として、
塩化ィオウ類と水酸基含有芳香族化合物との反応生成物
を用いる場合では特に化合物‘a}たる該反応生成物を
単離精製することなく、所定量の化合物【b)とを適当
な手段により混合したのち、通常の方法により然るべく
処理を施こしたのち得られた混合物を本発明の加硫用薬
剤として用いてもよい。かかる混合方法をとるに当って
は本発明の加硫用薬剤が、必ずしも純品でなく、比較的
少量の不純物を含んでいても、なお好適な性能を有し、
本発明の目的を達成するのに何ら支障がないという特徴
を有するため、たとえば以下に示す如き具体的混合方法
を採用しうる。‘11 塩化ィオゥ類と水酸基含有芳香
族化合物とを有機溶媒中反応せしめて得られた粗生成物
中に上記本発明の化合物‘b’の所定量を投入、よく混
合したうえ、常圧、又は減圧下にて、有機溶媒を溜出せ
しめる。
依っても、又は、両成分のいずれか一方もしくは両方を
適当な溶剤に溶解せしめ、溶液状としてから混合しての
ち乾燥して用いてもよい。さらに化合物‘a}として、
塩化ィオウ類と水酸基含有芳香族化合物との反応生成物
を用いる場合では特に化合物‘a}たる該反応生成物を
単離精製することなく、所定量の化合物【b)とを適当
な手段により混合したのち、通常の方法により然るべく
処理を施こしたのち得られた混合物を本発明の加硫用薬
剤として用いてもよい。かかる混合方法をとるに当って
は本発明の加硫用薬剤が、必ずしも純品でなく、比較的
少量の不純物を含んでいても、なお好適な性能を有し、
本発明の目的を達成するのに何ら支障がないという特徴
を有するため、たとえば以下に示す如き具体的混合方法
を採用しうる。‘11 塩化ィオゥ類と水酸基含有芳香
族化合物とを有機溶媒中反応せしめて得られた粗生成物
中に上記本発明の化合物‘b’の所定量を投入、よく混
合したうえ、常圧、又は減圧下にて、有機溶媒を溜出せ
しめる。
■【1}‘こおいて有機溶媒の溜去により得られた本発
明の加硫用薬剤をさらに水にて数回洗総し、炉遇しての
ち乾燥する。
明の加硫用薬剤をさらに水にて数回洗総し、炉遇しての
ち乾燥する。
‘3’【1において得られた粗生成物を一旦水中に注ぎ
、静層ののち上部上澄み水層を除去したのち本発明の化
合物他の所定量を投入、混合ののち常圧又は減圧下にて
乾燥せしめる。
、静層ののち上部上澄み水層を除去したのち本発明の化
合物他の所定量を投入、混合ののち常圧又は減圧下にて
乾燥せしめる。
‘4} 湖において上部上澄み水層を除去して得られた
粗生成物に必要とあれば再びメタ/ールを追加して溶液
状としたのち、本発明の化合物‘bーの所定量を投入、
混合したのち大量の水を加えることに依り沈降せしめた
本発明の加硫用薬剤を炉別、乾燥せしめる。
粗生成物に必要とあれば再びメタ/ールを追加して溶液
状としたのち、本発明の化合物‘bーの所定量を投入、
混合したのち大量の水を加えることに依り沈降せしめた
本発明の加硫用薬剤を炉別、乾燥せしめる。
前記‘1}〜【4}の混合方法を採用する場合の利点と
して、本発明の加硫用薬剤は如何なる使用状態において
も常に化合物(a}と化合物【b}がゴム基材中におい
て密接に結びついて作用しうるため、本来の相乗作用が
顕著に発揮されるうえ、ゴム基材中への混合時における
分散不良も大中に改善されると共に、化合物【a}と化
合物【b}の混合物が使用時において極めて扱かいやす
し、粉体状とせしめうろことなどの多くの特徴が挙げら
れる。
して、本発明の加硫用薬剤は如何なる使用状態において
も常に化合物(a}と化合物【b}がゴム基材中におい
て密接に結びついて作用しうるため、本来の相乗作用が
顕著に発揮されるうえ、ゴム基材中への混合時における
分散不良も大中に改善されると共に、化合物【a}と化
合物【b}の混合物が使用時において極めて扱かいやす
し、粉体状とせしめうろことなどの多くの特徴が挙げら
れる。
特に最終的に粉体状とするに好適な組合せは、カテコー
ルおよぴ/またはハイドロキノンと塩化イオウ類との反
応生成物とテトラメチルチゥラムモノ−およびジサルフ
アイドもしくはジベンタメチレンチウラムテトラサルフ
アィドとの混合物である。本発明における上記化合物(
a}および化合物{b}のそれぞれは、前記の混合割合
の混合物として用いる限り単一の成分からなっていても
よく、2種以上の併用系であってもよいが天然および合
成ゴム用の加硫用薬剤として用いる場合の使用量は前記
混合割合の化合物{a}と化合物‘b}の合計量がゴム
基材10礎部(重量部、以下同様)当り0.1部〜2礎
部、好ましくは0.5部〜10部である。
ルおよぴ/またはハイドロキノンと塩化イオウ類との反
応生成物とテトラメチルチゥラムモノ−およびジサルフ
アイドもしくはジベンタメチレンチウラムテトラサルフ
アィドとの混合物である。本発明における上記化合物(
a}および化合物{b}のそれぞれは、前記の混合割合
の混合物として用いる限り単一の成分からなっていても
よく、2種以上の併用系であってもよいが天然および合
成ゴム用の加硫用薬剤として用いる場合の使用量は前記
混合割合の化合物{a}と化合物‘b}の合計量がゴム
基材10礎部(重量部、以下同様)当り0.1部〜2礎
部、好ましくは0.5部〜10部である。
さらに、本発明の加硫用薬剤には必要に応じて老化防止
剤、カーボンブラック、鉱物質充填剤、プロセスオイル
、ワックス、滑剤その他ゴムにおいて通常用いられる添
加剤を併用しても差仕えないが、特に本発明の加硫用薬
剤を金属酸化物と共に用いるとぶこは塩素含有ェラスト
マーの加孫系として、極めて秀れた有用性を発揮するた
めに特に有用である。すなわちクロ。プレンゴムtクロ
ロスルホン化ポリエチレン塩素化ポリエチレン、エビク
ロルヒドリンゴムなどの塩素含有ェラストマ−100部
当り、2部乃至4碇部、好ましくは5部乃至25部の金
属酸化物と、上記使用量範囲の本発明の加稀用薬剤とを
組み合せて、塩素含有ェラストマーの加硫系として用い
る場合、スコーチの心配がなくかつ、加碗速度が適度に
早く緊密に加硫されバランスの良い秀れた諸機械特性を
示す該塩素含有ェラストマー加流物を得ることができる
。この場合に用いる金属酸化物の例としてはべり1′ゥ
ム、マグネシウム、亜鉛、カルシウムなどの第ロ族金属
元素、チタン、スズ、ジルコニウム、鉛などの第W族金
属元素、アンチモン、バナジウム、などの第V族金属元
素およびクロム、モリブテン、タングステンなどの第W
族金属元素、および鉄、ニッケル、コバルトなどの第血
族金属元素の酸化物が挙げられるが、中でも亜鉛、マグ
ネシウム、カルシウムチタン、アンチモン、鉛の各酸化
物が好ましく、これらの一種または二種以上の混合物が
好適に用いうる。而して本発明の加硫用薬剤と該金属酸
化物を用いて塩素含有ェラストマーを加流するには、こ
れらを別々に又は同時に、あるいはあらかじめそれぞれ
の所定量を混合したうえでロールミル、バンバリーミキ
サなどの通常の混合方法により塩素含有ポリマー中に均
一に混合し、10000以上の温度で5〜120分保持
すればよい。100qo以下の低温では加硫が充分に進
まず、一方、22000より高温では不均一加硫や塩素
含有ポリマーの脱塩酸反応等が起るおそれがあるので加
硫温度は100〜220℃とするのが好ましい。
剤、カーボンブラック、鉱物質充填剤、プロセスオイル
、ワックス、滑剤その他ゴムにおいて通常用いられる添
加剤を併用しても差仕えないが、特に本発明の加硫用薬
剤を金属酸化物と共に用いるとぶこは塩素含有ェラスト
マーの加孫系として、極めて秀れた有用性を発揮するた
めに特に有用である。すなわちクロ。プレンゴムtクロ
ロスルホン化ポリエチレン塩素化ポリエチレン、エビク
ロルヒドリンゴムなどの塩素含有ェラストマ−100部
当り、2部乃至4碇部、好ましくは5部乃至25部の金
属酸化物と、上記使用量範囲の本発明の加稀用薬剤とを
組み合せて、塩素含有ェラストマーの加硫系として用い
る場合、スコーチの心配がなくかつ、加碗速度が適度に
早く緊密に加硫されバランスの良い秀れた諸機械特性を
示す該塩素含有ェラストマー加流物を得ることができる
。この場合に用いる金属酸化物の例としてはべり1′ゥ
ム、マグネシウム、亜鉛、カルシウムなどの第ロ族金属
元素、チタン、スズ、ジルコニウム、鉛などの第W族金
属元素、アンチモン、バナジウム、などの第V族金属元
素およびクロム、モリブテン、タングステンなどの第W
族金属元素、および鉄、ニッケル、コバルトなどの第血
族金属元素の酸化物が挙げられるが、中でも亜鉛、マグ
ネシウム、カルシウムチタン、アンチモン、鉛の各酸化
物が好ましく、これらの一種または二種以上の混合物が
好適に用いうる。而して本発明の加硫用薬剤と該金属酸
化物を用いて塩素含有ェラストマーを加流するには、こ
れらを別々に又は同時に、あるいはあらかじめそれぞれ
の所定量を混合したうえでロールミル、バンバリーミキ
サなどの通常の混合方法により塩素含有ポリマー中に均
一に混合し、10000以上の温度で5〜120分保持
すればよい。100qo以下の低温では加硫が充分に進
まず、一方、22000より高温では不均一加硫や塩素
含有ポリマーの脱塩酸反応等が起るおそれがあるので加
硫温度は100〜220℃とするのが好ましい。
云うまでもなく、かかる場合の加熱方法、装置、熱媒体
には何らの制限もない。
には何らの制限もない。
また上記塩素含有ェラストマー以外のゴム基材を本発明
の加硫用薬剤を用いて加硫する場合も必要に応じて金属
酸化物等を併用して前記の混合、加熱方法に準じて行な
えば良いがかかる場合においても3〜150k9/均程
度の圧力下における加流では勿論のこと常圧下での加硫
によっても機械特性電気特性、耐候性の優れた加流物が
得られるので、本発明は各種加硫成形品や被覆電線の製
造等に応用してすこぶる有用である。以下、実験例、実
施例に依って本発明をさらにくわしく説明する。
の加硫用薬剤を用いて加硫する場合も必要に応じて金属
酸化物等を併用して前記の混合、加熱方法に準じて行な
えば良いがかかる場合においても3〜150k9/均程
度の圧力下における加流では勿論のこと常圧下での加硫
によっても機械特性電気特性、耐候性の優れた加流物が
得られるので、本発明は各種加硫成形品や被覆電線の製
造等に応用してすこぶる有用である。以下、実験例、実
施例に依って本発明をさらにくわしく説明する。
実験例 1
30夕のカテコール、および30夕のハイドロキノンの
全量を250の‘のジェチルェーテルに溶解せしめ、激
しく蝿梓。
全量を250の‘のジェチルェーテルに溶解せしめ、激
しく蝿梓。
食塩−氷格にて溶液を冷却00〜1℃とする。滴下炉斗
より281夕の2塩化イオウを30分で全量滴下できる
速度で添加する。反応の開始とともに顕著なHCIの発
生がみとめられる。発熱反応が起るが反応液は8℃以下
に留めるよう食塩−氷格の補給を行った。この時点で反
応混合物は淡黄色を呈する。滴下終了後地r損梓を続け
たのち室温にて一夜放置。エーテル溶液を水洗、Na2
CQ液で洗い、更に水洗3回。
より281夕の2塩化イオウを30分で全量滴下できる
速度で添加する。反応の開始とともに顕著なHCIの発
生がみとめられる。発熱反応が起るが反応液は8℃以下
に留めるよう食塩−氷格の補給を行った。この時点で反
応混合物は淡黄色を呈する。滴下終了後地r損梓を続け
たのち室温にて一夜放置。エーテル溶液を水洗、Na2
CQ液で洗い、更に水洗3回。
エーテル層をNa2S04で乾燥(紬r)、真空でエー
テルを蒸発除去し淡黄色のシロップ状物質を得る。
テルを蒸発除去し淡黄色のシロップ状物質を得る。
3収率 84%
赤外吸収:3280(Broad)、1880、159
0、1480、137u1335、127ふ12001
100、1050、1040、1010・950・90
0・80ふ 755弧‐10後記の実施例では、上記淡
黄色のシロップ状物4質を精製することなく、そのまま
で、本発明で云う化合物【a}として用いた。
赤外吸収:3280(Broad)、1880、159
0、1480、137u1335、127ふ12001
100、1050、1040、1010・950・90
0・80ふ 755弧‐10後記の実施例では、上記淡
黄色のシロップ状物4質を精製することなく、そのまま
で、本発明で云う化合物【a}として用いた。
実験例 2
ガラス棒燈梓器、温度計、還流冷却管、および滴下ロー
トを装備した四ッ口丸底フラスコ(500の【)に50
夕のカテコールの全量を100泌のメタノールに溶解せ
しめた溶液を注入(単独に仕込むも可)。
トを装備した四ッ口丸底フラスコ(500の【)に50
夕のカテコールの全量を100泌のメタノールに溶解せ
しめた溶液を注入(単独に仕込むも可)。
フラスコは適宜冷却できるように水浴の準備をしておく
、カテコールメタノール溶液を激しく損辞しつつ24.
5夕の1塩化イオウを添加する(滴下ロートよりの添加
割合1滴/1の趣)。適下の瞬間、液は暗褐色となるが
直ちに透明に戻る。1/乳量添加時には混合液は淡黄色
となり、混合物は発熱する。
、カテコールメタノール溶液を激しく損辞しつつ24.
5夕の1塩化イオウを添加する(滴下ロートよりの添加
割合1滴/1の趣)。適下の瞬間、液は暗褐色となるが
直ちに透明に戻る。1/乳量添加時には混合液は淡黄色
となり、混合物は発熱する。
反応全体を通じ温度は490以上に上昇せしめないよう
1塩化ィオウの添加速度を調整。必要に応じ外部冷却を
行なう。1塩化ィオウ全量添加時ではHCIの発生が認
められる。
1塩化ィオウの添加速度を調整。必要に応じ外部冷却を
行なう。1塩化ィオウ全量添加時ではHCIの発生が認
められる。
添加は30〜40分で終了。のち2〜4時間燈梓後、1
幼時間放置(このプロセスを怠たると収率は60%程度
に低下)。メタノールを常温に近い状態で減圧溜去、残
簿(シロップ状)を最少量の水(100の【)で洗い飽
和食塩水処理ののち、減圧にて乾燥。
幼時間放置(このプロセスを怠たると収率は60%程度
に低下)。メタノールを常温に近い状態で減圧溜去、残
簿(シロップ状)を最少量の水(100の【)で洗い飽
和食塩水処理ののち、減圧にて乾燥。
得られたカラメル状物質を紬粉化、パウダーを得る。
収率85.0%、収量49.1grmP 42〜5がO
赤外吸収:3400、1590、1485、1400、
1275、118ふ 860、695肌‐1。
1275、118ふ 860、695肌‐1。
実験例 3
50夕のカテコールに代って50夕のハイドロキノンを
用いた以外は実験例3と同様の方法および条件で反応を
行ない、収率81%で黄色粉状の反応生成物を得る。
用いた以外は実験例3と同様の方法および条件で反応を
行ない、収率81%で黄色粉状の反応生成物を得る。
実験例 4
50夕のカテコールに代って72夕の2・3・ジヒドロ
キシブフタレンを用いた以外は実験例3と同じ方法およ
び条件で反応を行ない、褐色シロップ状の反応生成物を
収率69%で得る。
キシブフタレンを用いた以外は実験例3と同じ方法およ
び条件で反応を行ない、褐色シロップ状の反応生成物を
収率69%で得る。
実験例 5
ガラス榛蝿梓器、温度計、還流冷却管、および滴下ロー
トを装着した4径丸底フラスコ(容量500凧【)に2
5夕のハイドロキノン全量(25群)を50の‘のメタ
ノールに溶解、激しく蝿幹器(フラスコは適時冷却可能
なように、冷却用水浴の準備)。
トを装着した4径丸底フラスコ(容量500凧【)に2
5夕のハイドロキノン全量(25群)を50の‘のメタ
ノールに溶解、激しく蝿幹器(フラスコは適時冷却可能
なように、冷却用水浴の準備)。
24.5夕の1塩化ィオウ1滴〜2瓶/secの割合で
滴下。
滴下。
滴下と同時に混合物は茶褐色になり、暫時滴下中止で清
澄な淡黄色に腿色する。1塩化ィオゥを12.2タ滴下
しおわった時点で25夕のカテコールを50仇とのメタ
ノールにとかした溶液の滴下も開始。
澄な淡黄色に腿色する。1塩化ィオゥを12.2タ滴下
しおわった時点で25夕のカテコールを50仇とのメタ
ノールにとかした溶液の滴下も開始。
1塩化ィオウ残余12.39の滴下とカテコールのメタ
ノール溶液の両者が同時に滴下終了となるよう調整しつ
つ両者の同時添加を続ける。
ノール溶液の両者が同時に滴下終了となるよう調整しつ
つ両者の同時添加を続ける。
1塩化ィオウの滴下開始後、終了まで約40〜45分、
反応混合物の温度は反応全体を通じ400〜450以上
にはならないよう注意し、30〜35qoに大むね調整
。
反応混合物の温度は反応全体を通じ400〜450以上
にはならないよう注意し、30〜35qoに大むね調整
。
反応混合物は1塩化ィオウ滴下終了時茶褐色、その後室
温で2〜3時間縄梓を続行中(約1時間以内)に淡黄色
になる。こののち、更に蝿拝のみ中止し、一昼夜室温に
て放置。・メタノールを減圧蒸留蟹去、水洗、乾燥後淡
黄色微粉末状生成物を得る。
温で2〜3時間縄梓を続行中(約1時間以内)に淡黄色
になる。こののち、更に蝿拝のみ中止し、一昼夜室温に
て放置。・メタノールを減圧蒸留蟹去、水洗、乾燥後淡
黄色微粉末状生成物を得る。
収量 47.1夕
赤外吸収:3200、1680、1580、1560、
1390、1260、11701110 嬰0、85u
800、770狐‐1。
1390、1260、11701110 嬰0、85u
800、770狐‐1。
実施例 1実験例2に於いて、得られた反応生成物の3
0夕をさらに300の【のメタノールに一旦溶解、溶液
とせしめたのち168夕のテトラメテルチウラムジサル
フアィドを添加、激しく擬伴したのち得られたスラリー
状混合物を減圧下メタノール溜去して乾燥、定量的に本
発明の加稀用薬剤である淡黄白色粉体を得た。
0夕をさらに300の【のメタノールに一旦溶解、溶液
とせしめたのち168夕のテトラメテルチウラムジサル
フアィドを添加、激しく擬伴したのち得られたスラリー
状混合物を減圧下メタノール溜去して乾燥、定量的に本
発明の加稀用薬剤である淡黄白色粉体を得た。
実施例 2
実施例1において得られたスラリー状混合物に2その水
を添加、沈降した淡黄白色粉体を炉別後風乾してほぼ定
量的に加硫用薬剤を得た。
を添加、沈降した淡黄白色粉体を炉別後風乾してほぼ定
量的に加硫用薬剤を得た。
実施例 3
実験例2に於いて反応終了後1被時間静遣して得られた
黄色反応生成物メタノール溶液に、160夕のジベンタ
メチレンチウラムテトラサルフアイドを添加、激しく蝿
拝ののち2その水中に注ぎ、沈降した淡黄色粉体を炉別
し、乾燥して加硫用薬剤を得た。
黄色反応生成物メタノール溶液に、160夕のジベンタ
メチレンチウラムテトラサルフアイドを添加、激しく蝿
拝ののち2その水中に注ぎ、沈降した淡黄色粉体を炉別
し、乾燥して加硫用薬剤を得た。
実施例 4
168夕のテトラメチルチウラムジサルフアイドの代り
に30夕のテトラメチルチウラムモノサルフアィドを用
いたほかは実施例1と全く同様の方法で、黄色粉体の加
硫用薬剤をほぼ定量的に得た。
に30夕のテトラメチルチウラムモノサルフアィドを用
いたほかは実施例1と全く同様の方法で、黄色粉体の加
硫用薬剤をほぼ定量的に得た。
実施例 5実験例3において得られた反応生成物に代っ
て実験例3において得られた反応生成物30夕を用いた
以外は、実施例1と全く同じ方法に依って、黄白色粉体
の加硫用薬剤を定量的収率で得た。
て実験例3において得られた反応生成物30夕を用いた
以外は、実施例1と全く同じ方法に依って、黄白色粉体
の加硫用薬剤を定量的収率で得た。
実施例 6実験例5において得られたメタノール溜去を
しない状態の反応生成物(乾燥重量47夕)に263夕
のテトラメチルチウラムジサルフアィドを加え激しく蝿
拝、得られたスラリー状物質を減圧下メタノール溜去に
依り乾燥して、淡黄色の加硫用薬剤を定量的に得た。
しない状態の反応生成物(乾燥重量47夕)に263夕
のテトラメチルチウラムジサルフアィドを加え激しく蝿
拝、得られたスラリー状物質を減圧下メタノール溜去に
依り乾燥して、淡黄色の加硫用薬剤を定量的に得た。
実施例 7
263夕のテトラメチルチウラムジサルフアイドの代り
に1562のテトラエチルチウラムジサルフアィドを用
いたほかは実施例6と全く同じ方法に依って、黄白色粉
状の加硫用薬剤を定量的収率で得た。
に1562のテトラエチルチウラムジサルフアィドを用
いたほかは実施例6と全く同じ方法に依って、黄白色粉
状の加硫用薬剤を定量的収率で得た。
実施例 8
実験例5に依って得られた反応生成物の乾燥品30夕を
200の‘のメタノールに一旦溶解せしめたのち、90
夕のジメチルジフエニルチウラムジサルフアィドを加え
激しく灘拝したのち、2その水を注ぎ、沈降した黄白色
粉体を炉別、乾燥して定量的に黄白色粉体の加稀用薬剤
を得た。
200の‘のメタノールに一旦溶解せしめたのち、90
夕のジメチルジフエニルチウラムジサルフアィドを加え
激しく灘拝したのち、2その水を注ぎ、沈降した黄白色
粉体を炉別、乾燥して定量的に黄白色粉体の加稀用薬剤
を得た。
実施例 9
90夕のジメチルジフエニルチウラムジサルフアィ日こ
代って90夕のテトラメチルチウラムジサルフアィドを
用いた以外は実施例8と全く同様にして、黄白色粉状の
加硫用薬剤を定量的収率で得た。
代って90夕のテトラメチルチウラムジサルフアィドを
用いた以外は実施例8と全く同様にして、黄白色粉状の
加硫用薬剤を定量的収率で得た。
実施例10〜20比較例1〜5
樹脂基材としてクロロプレンゴムを用いて、次の如き基
本配合において第1表に示す化合物{aー、化合物‘b
}および金属酸化物を配合した。
本配合において第1表に示す化合物{aー、化合物‘b
}および金属酸化物を配合した。
ネオプレンW IO碇部ステ
アリン酸 1部充填剤(クレー)
6の都HAFカーボン
25部プロセスオイル R−100
0 1碇部フェニル−8ーナフチルアミン
3部第1表に示す各配合剤は、クロロプレンゴ
ム10碇都当りの部数で示す。
アリン酸 1部充填剤(クレー)
6の都HAFカーボン
25部プロセスオイル R−100
0 1碇部フェニル−8ーナフチルアミン
3部第1表に示す各配合剤は、クロロプレンゴ
ム10碇都当りの部数で示す。
これら配合物をロールにより漉練し、ついで各組成物の
架橋特性を評価するため、125q0にてムーニ−・ビ
スコメーターを用いてムーニー粘度の最低値およびその
粘度の上昇特性を測定し、ついで15び0にてオツシレ
ーテイングデイスクレオメーターを用いてそのトルク(
k9−伽)を測定した。一方、各組成物を150℃、4
粉ご間100k9/地にてプレス加硫して得られた試料
シート(2肋厚)をJIS3号ダンベルによって打ちぬ
き、その初期機械特性(抗張力、伸び、200%モジュ
ラスおよび硬度)ならびにギャオ−ブン中、120℃、
4錨寿間熱老化後の機械特性を測定した。得られた結果
を第2表に示す。なお、実施例10〜16において用い
た各化合物‘刈ま、各実験例で得た反応生成物を精製す
ることなく使用した。笛 1 表 第 2 表 第2表から明らかな通り、本発明の加硫用薬剤はクロロ
プレンゴムに対して用いる場合、スコーチ安全性に秀れ
、かつ非常に早く、かつ緊密な加硫を行ない得、すこぶ
る有用である。
架橋特性を評価するため、125q0にてムーニ−・ビ
スコメーターを用いてムーニー粘度の最低値およびその
粘度の上昇特性を測定し、ついで15び0にてオツシレ
ーテイングデイスクレオメーターを用いてそのトルク(
k9−伽)を測定した。一方、各組成物を150℃、4
粉ご間100k9/地にてプレス加硫して得られた試料
シート(2肋厚)をJIS3号ダンベルによって打ちぬ
き、その初期機械特性(抗張力、伸び、200%モジュ
ラスおよび硬度)ならびにギャオ−ブン中、120℃、
4錨寿間熱老化後の機械特性を測定した。得られた結果
を第2表に示す。なお、実施例10〜16において用い
た各化合物‘刈ま、各実験例で得た反応生成物を精製す
ることなく使用した。笛 1 表 第 2 表 第2表から明らかな通り、本発明の加硫用薬剤はクロロ
プレンゴムに対して用いる場合、スコーチ安全性に秀れ
、かつ非常に早く、かつ緊密な加硫を行ない得、すこぶ
る有用である。
たとえば比較例4において示されたごと〈2,Z,4,
4′−テトラヒドロキシジフ工二ルサルフアイNま単独
ではスコーチ安全性に秀れるものの加硫特性は”劣り”
緊密な加硫を行なうために増量して用いるとスコーチ時
間が端的に短か〈なるという欠点が表われるが、この欠
点は実施例10および11において完全に克服される。
さらに比較例6と実施例18および比較例7と実施例2
5のそれぞれの比較からも明らかなように、化合物(a
)と化合物(b)を併用する本発明の加硫用薬剤を用い
る場合においてのみスコーチ安全性に秀れ、かつ加疏特
性も秀れた特性が実現される。実施例31〜35、比較
例8〜9 樹脂基材として、塩素化ポリエチレンを用いて次の如き
基本配合において第3表に示す化合物‘a’、化合物‘
bーおよび金属酸化物を A ‐第3表に示す各配合剤
は塩素化ポリエチレンゴム10$部当りの部数で示す。
4′−テトラヒドロキシジフ工二ルサルフアイNま単独
ではスコーチ安全性に秀れるものの加硫特性は”劣り”
緊密な加硫を行なうために増量して用いるとスコーチ時
間が端的に短か〈なるという欠点が表われるが、この欠
点は実施例10および11において完全に克服される。
さらに比較例6と実施例18および比較例7と実施例2
5のそれぞれの比較からも明らかなように、化合物(a
)と化合物(b)を併用する本発明の加硫用薬剤を用い
る場合においてのみスコーチ安全性に秀れ、かつ加疏特
性も秀れた特性が実現される。実施例31〜35、比較
例8〜9 樹脂基材として、塩素化ポリエチレンを用いて次の如き
基本配合において第3表に示す化合物‘a’、化合物‘
bーおよび金属酸化物を A ‐第3表に示す各配合剤
は塩素化ポリエチレンゴム10$部当りの部数で示す。
これら配合物をロールにより90℃にて濠練し、ついで
各組成物の架橋特性を評価するために150℃にてオッ
シレーテイングデイスクレオメータ−を用いてそのトル
ク(Z9一肌)を測定した。得られた結果を第4表に示
す。第 3 表 第4表
各組成物の架橋特性を評価するために150℃にてオッ
シレーテイングデイスクレオメータ−を用いてそのトル
ク(Z9一肌)を測定した。得られた結果を第4表に示
す。第 3 表 第4表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ビスカテコール−モノ−サルフアイド、ビスカテコ
ール−ポリ−サルフアイド、ビスハイドロキノン−モノ
−サルフアイド、ビスハイドロキノン−ポリ−サルフア
イド、及び上記の各サルフアィドの誘導体類からなる群
から選ばれた1種又は2種以上からなる化合物(a)と
一般式I▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1〜R_4はそれぞれ炭素数5以下のアル
キル基、あるいは炭素数8以下のアルアルキル基、もし
くはアリール基のまたはR_1〜R_2およびR_3〜
R_4がそれぞれ炭素数5以下の脂環基でありxは1〜
4の正の整数である〕で表わされる化合物(b)とから
なり、かつ化合物(a)1重量部あたり化合物(b)は
0.5〜10重量部であることを特徴とする加硫用薬剤
。 2 化合物(b)としてR_1〜R_4がそれぞれフエ
ニル基あるいは炭素数5以下のアルキル基であり、xが
1〜4であるものを用いる特許請求の範囲第1項の加硫
用薬剤。 3 化合物(b)として、テトラメチルチウラムジサル
フアイド、テトラエチルチウラムジサルフアイド、テト
ラメチルチウラムモノサルフアイド、テトラブチルチウ
ラムジサルフアイド、ジペンタメチレンチウラムテトラ
サルフアイド、ジメチルジフエニルチウラムジサルフア
イド、テトラブチルチウラムモノサルフアイド、テトラ
ブチルチウラムモノサルフアイドからなる群から選ばれ
た1種又は2種以上を用いる特許請求の範囲第1項の加
硫用薬剤。 4 1塩化イオウ1モルと、芳香族環上に互にオルソ位
またはパラ位に位置する2個の水酸基を有する水酸基含
有芳香族化合物1.8〜3モルとを有機溶媒中で反応さ
せ、反応により生じた反応生成物と該反応生成物1重量
部当り0.5〜10重量部の 一般式I▲数式、化学式
、表等があります▼ 〔式中、R_1〜R_4はそれぞれ炭素数5以下のアル
キル基、あるいは炭素数8以下のアルアルキル基、もし
くはアリール基のまたはR_1〜R_2およびR_3〜
R_4がそれぞれ炭素数5以下の脂環基でありxは1〜
4の正の整数である〕で表わされる化合物(b)とを混
合することを特徴とする加硫用薬剤の製造方法。 5 2塩化イオウ1モルと、芳香族環上に互にオルソ位
またはパラ位に位置する2個の水酸基を有する水酸基含
有芳香族化合物1.8〜2.2モルとを有機溶媒中で反
応させ、反応に依り生じた反応生成物と該反応生成物1
重量部当り、0.5〜10重量部の、一般式I▲数式、
化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1〜R_4はそれぞれ炭素数5以下のアル
キル基、あるいは炭素数8以下のアルアルキル基、もし
くはアリール基のまたはR_1〜R_2およびR_3〜
R_4がそれぞれ炭素数5以下の脂環基でありxは1〜
4の正の整数である〕で表わされる化合物(b)とを混
合することを特徴とする加硫用薬剤の製造方法。 6 1塩化イオウ又は2塩化イオウと水酸基含有芳香族
化合物との反応により生じた反応生成物を単離する前に
該反応生成物に化合物(b)を加えることを特徴とする
特許請求の範囲第4項又は第5項の製造方法。 7 水酸基含有芳香族化合物がカテコール、ハイドロキ
ノン、及びそれらの誘導体からなる群から選ばれた1種
又は2種以上である特許請求の範囲第4項又は第5項の
製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52053897A JPS6011939B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 加硫用薬剤 |
GB17773/78A GB1599540A (en) | 1977-05-10 | 1978-05-04 | Curable chlorinated elastomer composition |
FR7813927A FR2390466B1 (fr) | 1977-05-10 | 1978-05-10 | Composition vulcanisable a base d'elastomere chlore |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52053897A JPS6011939B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 加硫用薬剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53138447A JPS53138447A (en) | 1978-12-02 |
JPS6011939B2 true JPS6011939B2 (ja) | 1985-03-29 |
Family
ID=12955503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52053897A Expired JPS6011939B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 加硫用薬剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011939B2 (ja) |
FR (1) | FR2390466B1 (ja) |
GB (1) | GB1599540A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6362532U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-04-25 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100501729B1 (ko) * | 2002-05-28 | 2005-07-18 | 주식회사 엠엔비그린어스 | 방향족황화합물을 함유하는 고무가황제 및 그 제조방법 |
JP5064295B2 (ja) * | 2008-05-15 | 2012-10-31 | 電気化学工業株式会社 | 硫黄変性クロロプレン重合体の製造方法 |
BR112017023873B1 (pt) | 2015-05-05 | 2021-12-07 | 3M Innovative Properties Company | Composição curável, filme, filme forrado, composição curada, filme de barreira acústica e método para fabricação do filme de barreira acústica |
BR112017023677A2 (pt) | 2015-05-05 | 2018-07-17 | 3M Innovative Properties Company | cobertor de isolamento térmico e acústico |
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