JPS601191Y2 - スライド扉の開扉装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、スライド扉、とくに冷蔵庫、冷凍庫等の断
熱庫における気密保持に優れた大型スライド扉の開扉装
置に関する。

従来、冷蔵庫、冷凍庫等の断熱庫におｌす４失型スライ
ド扉は、そのガｉｆレニル：が傾斜状または段付状とな
ってい呂こ□ど□、扉の讃着度が良いとと、ならびに扉
め重量力伏基い二となどの理由により、扉を開くざい１
′−非常に犬きな力を必要とした。

そこで、こめ力を少しでも小さくするために、ガイドレ
ールを水平にしたり、パツキンをひれ状にしたり、扉を
注入発泡により形成してその重量を小さくすることが行
なわれている。

ところが、それでもなお扉を開けるさいには相当大きな
力を必要とした。

この考案は上記実情に鑑みてなされたものてあって、容
易に扉を開くことのできる開扉装置を提供することを目
的とする。

この明細書において、前とは扉が開口を閉じるように移
動する方向すなわち第１図の左方をいい、後とはこれと
反対側をいうものとする。

また、内とは冷蔵庫の内側をいい、外とは冷蔵庫の外側
をいうものとする。

以下、この考案を、図面に示ず実施例に基づいて説明す
る。

この考案に係る大型スライド扉の開扉装置が適用される
スライド扉１は金属製内外両板間に発泡ウレタンが充顛
せられたものであづて、冷蔵庫２の正面壁３にあけられ
た開口４を開閉するためのものであり、冷蔵庫２の正面
壁３の上端において、正面壁３との間に所定間隔をおい
て水平に配置されたガイドレール５に、前後方向に移動
自在に取付けられ才いる。

スライド扉１の内面前縁にはミ内方に空出したひれ状の
コ云製パツキン６が取付けられ、その内縁が開口３の周
りの扉受は部７に接触している。

一方、扉受は部７には外方に突出したひれ状のゴム製パ
ツキン８が取付けられ、その外縁が扉１の内面に接触し
ている。

このようなスライド扉１の前縁部に金属製開扉用ハンド
ル９が枢着され、冷蔵庫２の正面壁３の開口４近傍に金
属製ハンドル受は部材１０が取付けられている。

ハンドル９は略く字形で、垂直部９ａと、垂直部９ａの
上端に連なりかつ上方に向って前方に傾斜した傾斜部９
ｂとからなり、垂直部９ａと傾斜部９ｂとが連る部分に
おいて、軸１１により扉１に枢着されている。

傾斜部９ｂの上端部はスライド扉１の前縁よりも前方に
突出しており、その突出端部に内方に突出した軸１２が
取付けら、れ、この軸１２の内端にローラ１３が回転自
在に取付けられている。

軸１２の内端は、スライド扉１の内面とほぼ同一面上ま
で至っている。

ハンドル受は部材１０は上方から見てＬ字状で取付部１
０ａとハンドル受は部１０ｂとからなり、正面壁３の外
面にそわされた取付部１０ａに、正面壁３の内側から挿
通せられたポルト１４と外側からねじはめられたナツト
１５により、ハンドル９の上端部とほぼ同一高さ位置に
固定されている。

ホルト１４の頭部には断熱用合成樹脂製キャップ１６が
被せられている。

ハンドル受は部１０ｂは取付部１０ａの後縁に連なって
外方に突出し、スライド扉１の前側面と対向している。

また、スライド扉１の前縁には、ハンドル９の反時計方
向（第２図に矢印Ｂで示す方向）、 （７）回転を規制
するためのストッパ１７が取付け９れている。

スライド扉１を開く場合番、こは、ハンドル９の垂直部
９ａを持ってハンドル９を反時計方向（第２図に矢印Ｂ
て示す方向）に囮す。

すると、ます傾斜部９ｂ上端の内方突出軸１２に取付け
られたローラ１３が、ハンドル受は部材１０のハンドル
受は部１０ｂに当接する（第２図に鎖線で示す）。

さらにハンドル９を回すと、てこの原理により、ローラ
１３が回転しながらハンドル受は部１０ｂを前方向へ犬
きな力で押し１．スライド扉１はハンドル受は部１０ｂ
に加わる力の反作用により後方に押される。

すると、パツキン６の扉受は部７への接触およびパツキ
ン８の扉１への傍鱈が解除されて扉１が開々）れる。

そして、傾斜部ｐｂがストッパ１７に当坦してハンドル
９．の回転が止められ、さらに垂直部９ａに後方向への
力を加えることによりスライド扉１は後方に叩かれや。

このとき、ハンドル９がハンドル受は部材１．０を押す
力で得られる扉１の初期速度によりスムーズに開扉を行
いうる。

スライド扉１を閉めるさいには、ハンドル９の垂直部９
ａを持って前方への力を加えると、ハンドル９が時計方
向に回転しローラ１３が扉１の前側面に当接してその位
置に固定される。

さらにハンドル９に前方向への力を加えると、スライド
扉１に前方向への力が加わって閉めることがてきる。

上記実施例では、ハンドル９は垂直部９ａと傾斜部９ｂ
とからなるが、これに限るものではない。

また上記実施例では、スライド扉１の前縁にストッパ１
７が取付けられ９、ハンドル９の反時計方向への回転が
規制されるようになされ、スライド扉１を後方に移動さ
せるさいにも、ハンドル９を持って行いうるようにされ
ているが、ストッパ１７は必ずしも必要としない。

さらに、上記実施例ではハンドル９の傾斜部９ｂの上端
に内方に突出した軸１２が取付けられ、この軸１２に回
転自在に取付けられたローラ１３が回転しながらハンド
ル受は部材１０を押すので、開扉操作を不ムーズに行い
うるが、ローラ１３は必ずしも必要としない。

上述のように、この考案のスライド扉の開扉装置によれ
ば、スライド扉１の前縁部に枢着されたハンドル９を回
すことにより、ハンドル９の一部で、スライド扉１が配
置される壁３に取付けられたハンドル受は部材１０を、
てこの原理を利用して大きな力て押すことができるので
、この力の反作用によりスライド扉１自身も大、きな力
を受け、簡単に開くことができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案の実施例を示し、第１図は冷蔵庫の正面
図、第２図は第１図のＡｆｆｌ拡犬図、第３図は第、１
図のＩ−Ｉ線にそう拡大断面図である。 １・・・・・・スライド扉、３・・・・・・正面壁、４
・・・・・・開口、９・・・・・・ハンドル、１０・・
・・・・ハンドル受４部材、１３・・・・・田−ラ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. スライド扉１の前縁部に枢着されたハンドル９と、スラ
   イド扉１の配置される壁３の開口４近傍でかつハンドル
   ９と対応する位置に取付けられたハンドル受は部材１０
   とからなり、ハンドル９を回し□たときにハンドル９あ
   一部が扉１の前方に突出し、その先端部がハンドル受は
   部材１０に当接してこの受は部材１０を前方に押すよう
   になされた、スライド扉の１開扉装鎧。